小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

トチの検査結果

2009-07-30 | 犬&猫との暮らし
 今日午前中、トチが副腎皮質機能亢進症か否かの検査結果を聞きに行きました。

 結論からいうと、副腎皮質ホルモンも甲状腺ホルモンも正常に分泌されており、何の問題もありませんでした。つまり、副腎皮質機能亢進症の疑いは晴れたわけです。

 だとしたら、なぜALPの値が桁違いに高いのか。ほかに疑われるとしたら、肝疾患、胆道系疾患、骨疾患、悪性腫瘍…。ううん、どれひとつ取っても、楽観視できないものばかり。肝臓や骨にガンがある場合も非常に高い値になるというので、やはりCTの検査が必要です。

 CTを撮るには、全身麻酔が必要で、CTを撮ったからといって100%解明できるわけじゃない。もしCTを撮るなら、全身麻酔をするのだから、ついでに耳の付け根の腫瘍を摘出するというのが先生の提案。

 CTを撮るには5~8万円くらいかかるでしょう。切除手術でプラス4~5万円かなあ。かなりの出費だけれど、それで何かが分かり、耳の付け根の出来物が取り去られるなら、それはそれでいいのだけど、CTの結果「もし悪性腫瘍です」なんてことになったら、どうしよう…。

 いや、今から「どうしよう」なんて弱気になっていてもしょうがない。悪い結果が出ないかもしれないし、仮にそうでも何か手立てがあるかもしれない。

 やはりCTを受けさせようか…。迷うなあ。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自由に遊びなさい!

2009-07-26 | 犬&猫との暮らし
     グランドには人っ子一人いませんでした。まさに独占状態  

 昨日一日検査入院をしていたトチが、ケージ内で吠えていたことにショックを受けたものの、「人間だって年を重ねれば、若い時は耐えられたことが耐えられなくなることもあるわけだし、不安にかられて今までにない行動を取ることもあろうよ」と思いなおし、今後は老いていく3頭の犬たちと真摯に向き合って生きていかなくてはいけないのだから、「小さなことであたふたしないことだ」と腹に決め、今朝は早起きして、河川敷のグランドに向かいました。

 「みんな、好きにしなさい! 自由にあそびなさーい!」と声をかけ、だれもいないグランドを縦横無尽に走らせ、と言いたいところですが、シニア犬3頭は私のあとをトボトボついてくるか、少し離れても私のほうを確認しつつうろうろするばかりで、遠くに離れて行くことはありませんでした。

     

 久々に順番にボールの持来をしたり、ビスケットを投げてやって走らせたり、気ままなお散歩タイムを楽しみました。

     
     クリはまだボールの持来遊びをしてくれます 

     
     ゴロゴロして甘えるブナ。いい歳をして… 

     
     ビスケットを投げると急に現役に戻るトチ

 帰宅後のんびりしていると、20数年来の犬友達の浦山さんがブログを見てトチを心配し、電話をかけてきてくれました。普段は会えない人たちがトチを心配してくれているかと思うと、それだけで本当に励まされ、頑張ろうという思いを強くします。
 浦山家のブリタニースパニエルのマーレーは2歳を過ぎて、だいぶ大人しくなったとのこと。犬話は尽きません。

 副腎皮質機能亢進症か否かの検査結果は、木曜日あたりじゃないと分からないけれど、とにかく、そのときそのときにできることをやっていくしかありません。

 2万円くらいと言われていた検査費用は2万5000円近くの請求で、ほんの数百円足りなかったために「ちょっと待ってください! すぐに下ろしてきますから」となりふりかまわず、近くのコンビニに走ったこともご愛敬です。
 「福澤さん」は実にあっけなく財布から去っていきます。いくら「ちょっと待ってください!」と叫んでも、こちらはまったく待ってくれません。

 あ~ぁ、宝くじ、当たらないかなぁ~。って、買わなきゃ当たらないよねー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吠えていたトチ

2009-07-26 | 犬&猫との暮らし
 昨日、トチの検査入院のお迎え時間まで、イエローのラブ・ハンナの家で久し振りの楽しいおしゃべりタイム。素晴らしいログハウスに犬と一緒に泊まれる施設を教えてもらったり、本当に息抜きになるステキな数時間を過ごして、トチのお迎えに行きました。

 病院に入ると、「フォン、ヒイ~、フォン、ヒイ~」とかすれた声で犬が絞り出すように鳴いている声が聞こえました。患者(患犬)が数匹待つ中、なんかイヤな予感…。受付にいる看護士さんに「あれ、トチじゃないですよね」と尋ねると、いつも冷静で顔色ひとつ変えないその看護士さんが「トチです」、とこともなげに言うのです。

 ああー、トチ…。老いて我慢もできなくかったか…。「ずっと鳴いてましたか」と尋ねると、ほかの看護士さんが「いいえ、そうじゃないんですよ。隣のケージに入っていた犬がずっと吠えていたのですが、その犬がケージから出てから、今度はトチがああして吠え始めて…」と言う。

 たぶん、トチは吠えれば出してもらえると思ったのかもしれませんが、今まで14年間、さまざまな原因で入院もし、長くて数泊の入院もあり、そのつど吠えて困らなかったか聞くたびに「全然吠えることはありませんでした」と言われてきたので、「トチなら大丈夫」と安心していたのに、ここへきて、あんな要求吠えをするとは…。

 ショックではありましたが、年を取り、耳の聞こえなくなった今、急に預けられて不安にもあったのだろうと思うと、なんだかトチが可哀そうになり、とても切なかった。

 検査を終えて診察室から連れ出され、私と会ったときの喜びよう、はしゃぎようが、冷静で淡泊なトチらしからぬ様子で、なおのこと切なくなりました。

 こんなことなら、1日に何度往復してもよかったのだから、連れて帰ってあげればよかったと後悔したのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トチ、副腎皮質機能亢進症の検査に

2009-07-25 | 犬&猫との暮らし

 トチの耳の付け根にできた腫瘍の切除手術を決心し、そのための血液検査の結果を聞きに行ったのですが、診察室に私を招き入れた先生が、結果が記入されている用紙を見ながら「ううん」とか言ってる。「ううん」って、何なの?

 手術ができない値ではないのですが、赤血球の値が5月の検査時より低い。つまりちょっと貧血気味だという。で、問題のALP、総胆汁酸値は相変わらずケタ違いに高い。

 耳の付け根の腫瘍を切除するより先に、まず副腎皮質亢進症か否かの検査をしたほうがよいのではないか、という提案がありました。私は、もしそうだと分かっても、余命を縮めるほど副作用が激しい抗がん剤投与はしたくないし、かといって、副作用のない薬は月10万円以上かかるから出せないので、検査をしても仕方ないのではないか、と思っていたのですが、そんな簡単なことではなかった。

 もし副腎皮質亢進症じゃないのに、ALP値が異常に高いのであれば(実際高いわけだから)、ほかの病気が疑われるわけですね。ほかの病気の主なもの、貧血も起こさせるほかの病気…、そうなのです、ガンの疑いが高いということになるのだそうですよ。

 あっちゃー、そうでした。副腎皮質亢進症だと半ば決めてかかっていて、「そうじゃない場合」ということを考えていなかった私がバカでした。

 トチは05年に乳腺ガンの手術をして、一応転移もなく、取り切れたということで過ごしてきたけれど、触れられない部位に再発していないとも限らない。どこぞにガンがあると分かったからといって、もう治療はできない状態かもしれないけれど、それでも、副腎皮質機能亢進症か、そうでないのか、ガンが疑われるのか、そうでないのかは、知っておいたほうがいい。

 ということで、今日、副腎皮質機能亢進症かどうかの検査のため、トチは一日検査入院。朝9時過ぎに連れて行き、夕方5時半過ぎにお迎えにいきます。

 午後は、先日病院で再会したイエローのラブのハンナの家で、お茶しながらお迎えの時間を待つことにしました。

 先生に「まず副腎皮質機能亢進症の検査を」と促され、耳の腫瘍の手術はすぐにしないことが決まったとき(完全にしないわけじゃなく、先延ばしになっただけだけど)、正直少しホッとした自分がいました。2割はまだ迷っていたのだと思う。
 もし手術したことでトチの寿命が短くなったら取り返しがつかないという思いが、まだどこかにあって「切除したらさっぱりするよ」って言いきれない自分がいるんですね。悪性腫瘍だったら、早く切除したほうがいいことは分かっているのだけど。

 あ~ぁ、まだまだ振り子のような日々が続くのであります。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロイヤルカナンのドッグフード

2009-07-20 | 犬&猫との暮らし

 多種多様な食事療法食をつくっているフランスのメーカーロイヤルカナンから、ラブラドールレトリバー専用のフードが出ていることを知りました。ロイヤルカナンの犬種専用フードは11犬種に及び、しかも子犬用と成犬・高齢犬用がラインナップされています。

 で、以前ずっと利用していた「トムキャット」という、犬猫のフード&グッズショップから取り寄せてみました。いろいろ比較したら、一番安いみたい(12kgで7560円。送料別)。

 さっそく開けてみましたが、粒の大きさにいささか驚いてしまいました。

    


 左がロイヤルカナン、右がアイムスですが、ロイヤルカナンは直径1.7cm、長さも1.7cmほどの大きな粒。丸飲みしているとしか思えない「秒食」のブナでさえ、丸飲みはできず噛み砕いているため、食事時間が長くなりました。

 食べさせ始めたばかりなので、ウンチの状態(量や色)は比較して「こうだ」といえるほど、安定していないので、それはいずれ。

 フードとともに以前にはなかった冊子になったカタログも同封されてきて、それを見て改めてびっくり。比較検討するのが大変なほど、フードの種類が増えていて「どうすりゃいいのよ」って感じ。ほかのメーカーからも犬種別のフードが出ていました。

 これから折を見て、フードを比較するための成分表を作成してみようと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤く腫れてしまいました

2009-07-19 | 犬&猫との暮らし
 注射器で中の液を抜いたせいか、赤く腫れてしまったトチの耳の付け根の腫瘍。いよいよ摘出を決意しました。あとは、あとはトチの生命力を信じるしかありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浮き輪型エリザベスカラー

2009-07-19 | 犬&猫との暮らし

 トチが耳の腫瘍の切除手術をすれば、おそらくまたエリザベスカラーを付けられて、帰宅することになるでしょう。トチは瞼にできたマイボーム腺腫の切除後、13歳になって初めてエリザベスカラーをつけたのですが、まあ、ストレスが溜まること! トチもでしょうが、見ている私も…。ズリズリ、バリバリっとあちこちに擦りつけることになるし、擦れる音もするし(トチは聞こえないかもしれないけど)、何をするにも邪魔だし。

      
      病院で借りたエリザベスカラー

 で、今回もおそらくあの直径が大きなヤツを付けるのかと思うと、それだけで憂鬱。という話を、ほたるの飼い主の清美さんにしたところ、「エリザベスカラーにはズリズリすらないで済む浮き輪タイプのものもあるわよ」という話。

 調べたところ、ありました、ありました。浮き輪タイプもあれば、ソフトビニールのものやら、布製のものやら。いつも病院でお借りするタイプのもの以外にもいろいろと。
 で、清美さんが犬仲間から借りて、早速、浮き輪タイプのエリザベスカラーを送ってくれました。

 箱から取り出したときにまず感じたのが、少し重いんじゃないかということ。それでもとりあえず装着状況を見てみなくてはと、散歩時にグランドで試してみました。

       
     中のエアチューブを膨らませていない状態

       
     膨らませた状態

       
     マジックテープ付きのベルトで止めた状態

 
逆流防止弁付きのエア注入口    中のエアチューブ脱着用ジッパー

 
トチに装着            でも首回りにかなりの隙間が…

 これなら耳を足で掻くことはできないと思いました。寝るときに邪魔かしら。それとも枕のようでいいのかしら。一度、使わせてみたいと思いました。
 が、しかし、このサイズだとトチでも頭からすっぽり脱げてしまう。これではおそらく見ていないときに外してしまうでしょう。

 ということで、一回り小さなサイズを買ってみることにしました。

 調べたところ、一回り小さなサイズは首回りが43~60cmで、1万479円(税込)。決して安くないのだけど、あの周囲も見えず、いろいろなところにぶつかる大きなカラーに比べたら、少しでも快適かと思い、そのストレス軽減代とでもいいましょうか。購入したものはイエローじゃなくて濃いブルーでした。

 病院で貸してもらうものと同じような形状で、透明で周囲が見えるクリアタイプも注文してしまった。こっちのほうが確実に軽量。首への負担は少ないでしょう。こちらは首回り44~57cmのXLサイズで、送料込みで3360円。だいぶ値段が違う。

 トチがまだ若い犬なら、こんなに気は使わないだろうと思う。14歳半というのは大型犬ではかなり高齢だし、人間の歳に換算することはあまり意味があるとは思えないのだけど、病院でもらった保険会社の表に大型犬の12歳で人間なら89歳と書いてあった。

 なら、14歳のトチは90歳を超えていることになっちゃうじゃん。90歳を超えたおばあちゃんが全身麻酔で手術するのだから、やはり心配だし、少しでも快適な術後を送ってほしい、避けられることは避けさせてあげたい、と思う。

 浮き輪型の使用感が芳しくないようなら、こちらのクリアタイプを使ってあげようと思います。浮き輪型は、万が一寝たきりになったら、床ずれ防止のエアマットとして使えそうだし、布カバーをつければ枕にもあるでしょう。ほかの使い方を考えればいいやね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何年ぶりかの再会

2009-07-18 | 犬&猫との暮らし

 このクソ暑いのに、どてらを着ている写真はないだろうと思うのですが、いい写真がすぐに見当たらなかったので…、ハンナ、ごめんなさい。

 以前、私が住んでいた家の近所に、今も暮らしているイエローラブのハンナ。今朝、トチの採血に行った際、何年かぶりに獣医さんで再会しました。ハンナの飼い主のご夫婦とは仲良くしてもらっていて、ハンナの家にもトチやクリを連れて寄せていただきました。

 ハンナのお父さんはカメラマンで、お母さんは大手旅行代理店勤務。「イケメン・べっぴん」カップルなのだけど、気取ったところのない、実に気さくでいい人たちなのでした。

 いつかハンナをうちで預かってあげたときのこと。
 あんなに食い意地のないラブは初めてで、病気なのかとさえ思いましたよ。うちの犬が、秒殺ならぬ「秒食」なのに対して、ハンナはなだめすかしたり、お願いしたりしないと、なかなか食べてくれなかった。家でも食が細いと言っていたので、うちに預かられるのがイヤで、ハンストしていたわけでもない様子。

 「ビスケットは太るから」とかいいながら、お母さんの久美子さんが、ハンナに竹輪をおやつにあげていたのには笑いました。
 ハンナにどてらを着せて、床に転がしたのは久美子さんです。そして、ハンナのシーズン中のパンツに、豹柄だか虎柄だかをチョイスしたのも、多分、久美子さんでしょう。
 
 そんなハンナももう12歳だそうで、やはり腎機能低下のせいで、一時期多飲多尿になったとか。今は薬によって、そうした症状は治まっているというので、ひと安心。

 「トチはもう14歳半になったよ」というと、お父さんの達也さんは「ハンナももう12歳だけど、トチがまだ元気なら、なんか希望がもてる」と言っていました。そうそう、ハンナはまだ若々しいもの。耳も聞こえているというし、大丈夫!

 16~17歳まで生きてほしいとも言ってた。そうだね。自力で歩けなくなっても、「痛い、苦しい」がなくて平安なら、そうであってほしいね。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ついてないのか、ついてるのか。その2

2009-07-17 | 犬&猫との暮らし

 車の計器パネルに点灯していたのは、ヒートランプとバッテリーチャージランプ。なんかイヤな予感。3頭を乗せたまま遠出し、出先で車が止まってしまった日にゃ、目も当てられない。私は3頭を乗せたまま行き先を変更し、とりあえずいつも車検に出している車屋さんに横付けしました。

 「こりゃダイナモかな。新品だと6万円ぐらいするんだよね。修理しても4~5万。中古を探したほうが安くあがるよ」と車屋のおやじさん。
 ええーっ! 6万は痛い! トチの手術をしたら、血液検査や病理検査もあるから、やはり6~7万は必要になると思う。そのうえ車の修理代に6万を超える金額は痛い! ホントに痛い! トホホ、ついてないなあ。

 歯の治療代もかかるのに、これじゃあ、また借金大王になっちゃうよ~。

 このままバッテリーが上がったら、車は動かなくなってしまうので、とりあえず車を預けて、午後もっとも気温が上がっている時間帯に、真っ黒い3頭を引きつれて、トボトボ自宅へと戻ったのでした。

 ものすごい勢いでパンチングしている3頭を涼しい部屋に入れ、またしてもアスファルトの照り返しを受けながら車屋へ。こっちも「ハアハア」であった。
 すると、おやじさん、
「ダイナモじゃなくて、ベルトが切れてただけだった」って。
「ファンベルトですか?」
「そう」
「そういえば、さっき動き始めたとき、カラカラって変な音がしました」
「あっ、それ、ファンベルトが切れた音だよ」

 そっか。じゃあ6万以上の出費はしなくていいんだ。ファンベルトの交換だけなら、1万ちょっとかな。おやじさんがいうに「こないだ、ぶつけられたときの保険で、少し戻りがあるから、それでできるかも」。
 ぶつけられた後の処理は先方の保険屋さんと車屋のおやじさんにすべて任せてあったので、詳細はあまり把握していないのだけど(というか「よしなにお取り計らいくだせえ」と言ってお任せしたきり、「こうするつもり」というおやじさんの説明もいい加減に聞いていたのでした)、とにかく私の懐からそれほど出費しなくていいみたい。

 ついてないのか、ついてるのか、よく分からん。ううん、ついているんだよ、きっと。結果オーライだもの。

 おやじさんは「車がないと犬たちの散歩が困る」という私に、車内が汚れても気にしないで済む軽自動車を貸してあげると言ったのだけど、「エアコンなしの」と言ったので、ぎょっとしました。
 待っていたら、結局また彩光度抜群ではあるけれど、エアコン付きで後部座席がフラットになる4ナンバーのバンを出してきてくれました。よかった~。

 明朝、夜明けとともに散歩に行けば、犬たちも暑い思いをしないで済みそうだし、散歩から帰ったとき、先にブナ&クリを部屋の戻してエサを食べさせてしまえば、我慢強いトチはブナみたいに「ご飯くれろ」としつこくせがまないから、獣医さんが開く時間まで、なんとかなるかも。やれやれ。

 明日はトチを血液検査に連れて行こう。「結局ついていたのだから大丈夫」と自分を励ましています。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ついてないのか、ついてるのか。その1

2009-07-17 | 犬&猫との暮らし

 トチの耳の付け根にできた腫瘍を切除するかどうか、まだ決めかねてはいたけれど、血液検査だけは済ませておこうと思い、今日朝一番で獣医さんに行くつもりでした。仕事が立て込んだので、朝暗いうちから起きてパソコンに向かっていたら、雨の音…。けっこう激しく降ってきた。

 空が明るくなると、ブナとクリが「おなかがすいた」「ご飯をくれろ」とまとわりつく。トチに検査を受けさせるなら、ご飯は抜かなくちゃいけない。ほかの2頭にあげて、トチだけに食べさせないのは可哀想なので、我慢させる時はみんな一緒に我慢させています。

 けれど、外はけっこうな雨。散歩も見合わせ、検査も見合わせ、結局「飯くれろ」コールに応えて、3頭にエサをやりました。

 トチの手術の件で、ほたるとノエルの飼い主の清美さんに電話。ほたるは先日、腹部にできていた、ブナと同じようなピロロローンとした何かを切除する手術をしたばかり。
 ほたるのそれが親指大に大きくなり、おまけに口で舐められるようになってしまったとか。伏せをすれば擦れるし、ほたるが不快そうなので、切除することに決めたそうな。

 ほたるだって、もう11歳。清美さんはやはり「麻酔から覚めなかったらどうしよう」ってなことを考えたそうです。手術は無事に終わったのだけどね。

 私の中では、「僕ならすぐ手術するでしょう」という力強い言葉を聞いて、8割方、トチの手術を決行する気持ちになっていました。先生はトチの体をよく看ており、そのうえで「トチならまだ手術に耐えられるのではないか」と判断してくれているのだ思うから。

 午後になって雨がやみ、「散歩は~?お母さーん、散歩ー!」とブナがブウブウ言っていたので、うーん、カンカン照りじゃないから、木立が多い樹林公園にでも連れて行ってやるかと、重い腰をあげました。

 熱気のこもった車内を冷やし、3頭を乗せて出発すると、計器パネルにいつも付かないランプが…。ヒートランプとチャージランプが点灯していたのでした。なんじゃ、こりゃ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トチの耳の腫瘍

2009-07-16 | 犬&猫との暮らし

 本はほとんどamazonで注文してしまうので、滅多に書店に行くことはありません。書店に行けば、あれこれ目につき、あれもこれも欲しくなり、結局何冊も買い込むことになってしまうので、自ら予防線を張っているのです。

 が、先日、内容を確認したい雑誌があって書店に行ったところ、初めて目にする犬の雑誌を見つけ、思わず買ってしまいました。レトリバー専門誌は出版から出ている『レトリーバー』だけだと思っていたら、なんと誠文堂新光社のムックで、『レトリーバー*ファン』なる雑誌も出ておりました。

 なぜそれを買ったかというと、「レトリーバーの毛色を決める遺伝子のお話」と「レトリーバーにみるガンの発生について」という記事、レトリバー長寿犬の記事に惹かれたから。レトリバーは腫瘍好発犬種と言われているし、トチはもう長寿犬の仲間に入るからね。

 ガンの記事はまだじっくり読んでいないのに、トチの耳の付け根にできている腫瘍のことで、急きょ獣医さんに行くことになってしまった。
 お昼過ぎ、トチの耳の付け根にある瘤のようなヤツが、7月5日に撮影したときより、やや大きくなっており、おまけにぷよぷよした触感になっていることに気が付いたのです。

 明らかに腫れて大きくなっている。「大変!急激に大きくなるなんて、よくないぞ」と思い、夕方の診察時間を待って、トチを連れて行きました。

 先生の触診でも硬い部分と柔らかい部分があるという。注射器で中の体液を抜いてみましたが、こうして液を抜いても、おそらくまた溜まるでしょう。このままだと、その繰り返しになってしまう。

 またしても、手術して切除するかは「飼い主さんの考え方次第」というわけです。ほぼ1年前にはこりっとしたパチンコ玉くらいの大きさだったので、「様子を見ましょう」で過ごしてきたのだけど。
 このまま天国にまで持って行けたらいいのに、と思っていたけれど、そうもいかなくなってしまいました。

 腫瘍の肥大は、疑われている副腎皮質機能亢進症との関連性はない様子。だが、しかし、このまま大きくならないとも限らないし…。悩むなあ。

 14歳を過ぎた高齢犬だから、麻酔の負担を考えるとやっぱり悩むけれど、若くても麻酔に不適合の子だっているだろうし、今のところ14歳半とは思えない健やかさでいてくれているから、手術に賭けてみようか。

 いや、健やかとはいっても高齢だから、術後、急激に衰弱してしまわないとも限らない。

 先生は「僕の犬であれば、すぐに切除するだろう」という。今のトチの状態なら「大丈夫と思うから」と。「ただ、僕は自分の犬に自分で執刀するわけだから、何があっても僕の責任だで済むけれど、トチは僕の犬ではないし、オオタケさんの場合は僕に託すわけだから立場が違う。だから、悩むのも分かる」とおっしゃる。

 私は私が信頼してお願いした以上、おそらく最悪の結果になっても、先生を恨むことはしない。決断した自分への後悔はあっても、選んだのは自分だから。
 ただ、何もしなければ、もっと長く生きれたかもしれないと思うと、トチへの申し訳なさでいっぱいになってしまうだろう。

 良性か悪性か分からないのが困るなあ。万が一悪性であれば、早く切除するに越したことはないよね~。とりあえず、明日にでも手術が可能かどうか、血液検査だけはさせようかなぁ。

 トチに「トチはいろいろなるねぇ」と話しかけたら、先生に「ここまで長く生きてくれただけでも大したものなのだから、いろいろなっても仕様がないですよ」といわれました。

    
    お散歩のときもみんなと一緒に一生懸命歩くトチ

 そうだね、トチ。だけどブナやクリに比べても、切ったり貼ったりが多くて、一人で(1頭で)そういうことを背負っている気がして、お母さんは切ないよ。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

源平かずらが咲きました

2009-07-16 | 植物

 一昨年、源平かずらの冬越しに失敗し、ダメにしてしまったので、昨年は秋から室内で冬越しさせていました。暖かくなって庭に出し、陽に当ててあげていたら元気を取り戻し、ここ数日で花をつけました。

 源平かずらは常緑つる性低木で熱帯アフリカが原産。だから低温に弱いのです。「源平」の名は、白いがくと赤い花冠を「源氏」と「平氏」になぞらえて付けられたらしい。

 一昨年、初めて園芸店で目にしたとき、こんもり咲いた紅白の色どりの可憐さに惹かれ、思わず苗木を買ったのでした。

 咲き始めたばかりの可愛らしい花を撮影しておこうと庭に出たら、ブナ、クリも付いて来た。ブナが源平かずらに鼻を押しつけて、クンクン。

        

 そして、なぜか舌をペロリ。

        

 なんなの?ブナ。2頭はしばらく物思いにふけったりして…、クリなんて今にも眠てしまいそう。「暑いから、中に入るよ~」という私の声に、我に返ったようにはっとして、とことこと室内に戻ってきたのでした。

          

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一花一葉のあしらい

2009-07-15 | 植物

                 ジャムの空き瓶に活けてみました

 取材で花道家の大久保有加さんにお会いしました。「華道家」じゃなくて、「花道家」なのだそうです。
 手軽にできる、洗練された花のアレンジで定評があるということで、バラの育種家である國枝啓司さん、健一さん親子に紹介してもらったのですが、グランドプリンスホテル新高輪1階に「IKEBANA ATRIUM(イケバナアトリウム)」という花屋さんをやっていて、公式サイトを見る限り、とても敷居が高そうな感じ。

         

         有加さん(撮影:粂川真木彦さん) 

 草月流を家業とする家に生れ育ち、幼い頃から花に囲まれて過ごしていたらしい。気軽に取材させてもらえるだろうか、と心配だったけれど、杞憂でした。

 気さくでいて、芯のしっかりしたステキな女性でした。彼女は店内のスペースを利用して生け花教室も開講しているほか、雑誌、イベントのフラワーディレクションなど、幅広く活躍しています。

 で、彼女がちょっとしたアレンジの仕方を教えてくれたのですが、それが「一花一葉」のあしらい方でした。たくさんの花を立派な花瓶に活ける必要はなく、スーパーで売っているような300円程度のミックスフラワーでも、ちょっと工夫すればセンスよく活けられることを知りました。

 花瓶がなかったら、ジャムの空き瓶やグラス、百均で買った籠などを利用すればいいし、たった1輪にグリーン1本で、置いた場所がふわっと和むような活け方ができるんですね。

           

           国枝さん作出の和バラ「友禅」

 花を日もちさせるコツを教えてもらいました。

・花瓶やグラスに活け変えるときには、水につかる部分の葉は、花ハサミで丁寧に切り取る。葉が残り、水につかったままだと、雑菌が繁殖して水が汚れ、吸水力が低下します。

・次に、必ず水切りをしましょう。ボールや容器に水を張り、水の中で2~3回、5mmくらいずつ茎を切る。2~3回がポイント。1回で終えるより、花首まで水が上がりやすくなり、花が長もちします。

・それから、花の栄養分である糖分などが入った「延命剤」、別名「フラワーフード」を、活ける水に溶かしておくと、花を美しく保つことができるし、つぼみがあれば大きな花を咲かせてくれるそうです。

          

          ORANGE PAGE MOOK 780円

 彼女がアレンジとスタイリングを担当した本『1本からできる花のあしらい帖』には、そんな工夫が満載。1カ月に300円か400円で、気持ちがほのぼのするなら、安いものだなあと思いましたね。おっと、自分の庭の花なら「ただ」だ!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひんやりパッドを被るボッチ

2009-07-15 | 犬&猫との暮らし
 関西方面より早く、関東・甲信越で梅雨が明けました。今日もアヂ~。

 「オリンピック」という名前のスーパーに買い物に行ったら、ペット用品売り場に「ひんやりパッド」なるものが売っていました。犬たちが敷けるようなサイズがなかったので、「せめてボッチに」と思って、1枚買ってみました。メッシュになっていて、清涼感があるらしい。

 ボッチのお気に入りの場所に敷いてあげたのに…。なぜ、なぜ、この暑いのに、わざわざ「ひんやりパッド」を被って寝てるのか…。被ったほうが「ひんやり」なのか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大田市場花卉部を見学

2009-07-14 | 旅先でのお話

            (撮影:中島有里子さん)

 広報誌8月号の特集テーマが「花」なので、ずっとそちら方面の取材が立て込んでおりました。連日、しかも午前、午後が違う内容、違う相手ということもあり、ちょっとくたびれた。

 で、先日、日本の花卉流通を支えている中央卸売市場、大田市場花卉部の競りを取材しに行ってきました。
 全国各地から多種多様な花きが集まる大田市場は、オランダのアルスメール・ホーランド市場に次いで、世界第2位の規模。大田市場花卉部の競りは月・水・金が切り花、火・木・土が鉢物。切り花の日、早朝7時半から競りが始まるというので、犬たちの散歩も朝4時台出かけ、慌ただしく家を出たのであります。
 
 品川からバスに乗ったら、大田市場は大田市場でも、えらく離れた農産部・水産部の北門に降ろされ、方向も分からずオロオロ。その日、農産物と水産物の競りはお休みで、遠く離れた花卉部目指して、だあれもいない場内を一人走りに走り、大汗かいて、なんとか競りに間に合ったのでした。

 すでに全国の産地から続々と花が運び込まれていました。輸入された花もここに集められ、国産の花と同じように競りにかけられるんだって。到着した品物は卸売業者が受け取り、一定の温度が必要な花は定温倉庫で競りが始まるまで保管されます。

 花の取引では「競り」をオークションと呼ぶらしい。あらかじめオークションへの参加登録を済ませた買参人(買い手)は、花の情報が表示された「競り時計」と呼ばれる電光掲示板と、競り人が掲げる商品見本を見ながら競り落としていくのですが、声を上げているのは市場の競り人だけ。買参人は座席テーブルに設置されているボタンで値段を決め、あっという間に競り落とします。

    
    オークション会場(撮影:中島有里子さん)

 大田市場の花きオークションの特徴は「下げ競り」であること。初めに決められた値段より一瞬でも早く低い値を付けた買参人の手に商品が渡るシステム。値段をつり上げていく「上げ競り」の方法より、一瞬で値段が決まる「下げ競り」は大量の花きをさばくには効率がいいのだそうです。

 競り上がった商品の移送はベルトコンベアによって行われ、各小売店への仕分けはコンピュータ制御。場内はオートメーション化された広大な工場のよう。こうして1時間に3000ケースもの切り花が処理されていくのでした。

 一般見学者が入れない場所にまで潜入できて、かなり面白かったです。ホホホ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする