小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

何年かぶりに結実した緋玉マユミ

2017-09-26 | 植物
どうしたんだろう、今年……。


この愛らしい実に惹かれて買った緋玉マユミの苗木は、
少しずつ大きくなったものの、待てど暮らせど
いっこうに可愛い実をつけてくれなかった。

鉢植えは3年に1回くらい植え替えた方がいいと
説明書きにあったけれど、していなかったし、
「雄木があると非常によく結実します」と書いてあるけど、
そんなボーイフレンドも探してあげていなかった。

去年、植木鉢の場所は移動したからかな。
いずれにしても……、
淡い小さな花を咲かせ、実をつけてくれて、ありがとう!!!

今年はシロバナハギも大きく育ち、満開だー。
万葉集にもっともたくさん詠まれている植物です。


これは一昨年、妹が房総からのお土産に買ってきてくれた、
3号ポット苗が成長し、いまでは1メートルを超えるまでに……。

赤いミヤギノハギも一緒にくれたので、植えつけたのだけど、
ミヤギノハギのほうは残念ながら、もたなかった。
今シーズンは落葉後に、きちんと剪定しますからね。
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さようなら原発さようなら戦争全国集会

2017-09-19 | つぶやき
「さようなら原発 さようなら戦争」全国集会が18日、代々木公園B地区で開催された。


原発ライブや鎌田慧さん、落合恵子さんなど主催者の方たちの語りかけのあとは、
二手に分かれてのデモ行進。

晴天に恵まれ、というより、いささか暑過ぎたけれど、
まあ、前日のような風雨&冷温よりは集会日和だったかな。

原宿駅前にいた若者たちはやはり原宿の街に吸い込まれていき、
見回せば、圧倒的に年配者が多い。

そんななか高校生たちが元気に、核兵器の廃絶を求める
「1万人署名」活動をしていたので、思わず署名しカンパに協力。
ちょうどそこで、久しぶりにカメラマンのカサハラさんに会った。


以前、カサハラさんが矢部宏治さんの著書
『なぜ「基地」と「原発」はやめられないのか』を勧めてくれたのだけど、
途中で息切れしたり、内容についていくのにクラクラすることがあったのネ。

そんな私の落ちこぼれぶりを知ってか、今度は同著者の最新刊
『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(講談社現代新書)を勧めてくれた。
こちらは4コマ漫画での説明もあり、誰にでもわかりやすいらしい。

そういえば、この本は先日の「あさか憲法カフェ」でも
オススメ本として白板に書かれていたものでした。
では、手に入れてみましょう。

集会後のデモは、主に一般の人、市民グループで構成する渋谷コースと
主に組合関係者がまとまる原宿コースに分かれて行われた。
どちらに参加してもいいのだけど、デモ行進後、実家に立ち寄ることになっていた私は、
カサハラさん達と別れて、ルートが実家に近いほうの原宿コースに参加した。

労組ののぼりがたなびく集団に紛れて、原宿から表参道へ。
こちらの集団、シュプレヒコールにしても、どうもノリがいまいちです。
つまらなそうだし、硬~い感じ。
もっと明るく、強く、ほがらかに発信できるといいのにな、と思いながら歩いた。

下のチラシでいえば、左側が組合系、右側が一般市民グループという感じかな。
デモの時の雰囲気も、分かるような気がするでしょ?

  
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子どもたちに配られた戦争放棄のお話

2017-09-16 | つぶやき
16日の「あさか憲法カフェ」では、かねがね見てみたいと思ってた「憲法キルト」を
見ることができた。これは、朝霞在住の元・人形作家、園サトルさんが、
憲法の前文や条文を色とりどりの刺繍などで表現した傑作だ。




そして、日本国憲法公布後に、文部省(現・文部科学省)が配ったという
「あたらしい憲法のはなし」のうち
「戦争放棄とは」という文章の内容も知ることができた。

このようなものが配られたことも知らなかった。
今ではとても考えられない、なんと人間的な血の通った内容でしょうか。
ここに、全文を(旧字体は新字体にして)書き写しておくことにします。

6 戦争放棄とは

 みなさんの中には、こんどの戦争に、おとうさんやにいさんを
送りだされた人も多いでしょう。こぶじにおかえりになったでしょうか。
それともとうとうおかえりにならなかったでしょうか。
また、くうしゅうで、家やうちの人を、なくされた人も多いでしょう。
いまやっと戦争はおわりました。
二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないと思いませんか。
こんな戦争をして、日本の国はどんな利益があったでしょうか。何もありません。
ただ、おそろしい、かなしいことが、たくさんおこっただけではありませんか。
戦争は人間をほろぼすことです。
世の中のよいものをこわすことです。
だから、こんどの戦争をしかけた国には、大きな責任があるといわなければなりません。
このまえの世界戦争のあとでも、もう戦争は二度とやるまいと、
多くの国々ではいろいろ考えましたが、
またこんな大戦争をおこしてしまったのは、まことに残念なことではありませんか。

 そこでこんどの憲法では、
日本の国が、けっして二度と戦争をしないように、二つのことをきめました。

 その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、
いっさいもたないということです。
これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。
これを戦力の放棄といいます。「放棄」とは「すててしまう」ということです。
しかしみなさん、けっして心ぼそく思うことはありません。
日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。
世の中に、正しいことぐらい強いものはありまん。

 もう一つは、よその国と争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、
相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。
おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。
なぜならば、いくさをしかけることは、
けっきょく、じぶんの国をほろぼすようなはめになるからです。 
また戦争とまでゆかずとも、国の力で、相手をおどすようなことは、
いっさいしないことにきめたのです。
これを戦争の放棄というのです。
そうしてよその国となかよくして、世界中の国がよい友だちになってくれるようにすれば、
日本の国は、さかえてゆけるのです。

 みなさん、あのおそろしい戦争が、二度とおこらないように、
また戦争を二度とおこさないようにいたしましょう。



「戦争の放棄」という正しいことを、ほかの国より先に行ったのにネ、
日本はどこに向かっていくのでしょう。
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あさか憲法カフェ

2017-09-16 | つぶやき

「あさか憲法カフェ」は昨年10月にスタートし、毎月開催されてきたそうだ。
その存在を知ったのは4月だったか。
たいてい火曜日の午前中開催で、なかなか出席できずにいたのだけれど、
9月は本日16日(土)の開催だったので、参加してきた。

今回は創設1周年を記念して、県内各地で同様の憲法カフェを開いている
弁護士の竪十萌子(たて・ともこ)さんを講師に招いての開催。

大日本帝国憲法と日本国憲法を比較し、現憲法の条文を読みながら、
主権、軍隊、人権、国会などについて、非常に分かりやすく解説してくれた。

現政権が成立させてきた特定秘密保護法、安保法制、共謀罪法や、
また、やろうとしている改正のポイントが説明されると、
会場のあちこちから、ため息やら失意の声が聞こえてきた。

すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を
営む権利を有しているにもかかわらず、その平等な権利が
単なる感情論で簡単に踏みにじられていく怖さ、
大学生の約半数が、生涯「奨学金」という借金を背負わされ、
破産に追い込まれる家族まで出る理不尽さ、
武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、
永久に放棄さえているのに、憲法で謳われている内容と
現状とのギャップが大きすぎて、哀しくなってしまった。

でも、改めてきちんと読んだ日本国憲法は、やはり誇るべきものでした。


日本国憲法全文が印刷されたクリアファイルをいただいた。
日弁連で、1枚30円で販売しているそうだ。これはステキ。
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カヤの姉妹犬の消息

2017-09-01 | 犬&猫との暮らし
カヤはもう1匹のコッカーと一緒にシェルターに保護されてきた。
一緒に来た子「マリンちゃん」は、おそらく姉妹犬だろうということだった。

被毛はダークレッドブラウンで、なんだかいつもご陽気な感じで、
虐げられた生活を送っていたことなど感じさせない、
とても人懐っこいコッカーだった。

一緒に連れて来られたからか、大きめのケージだと、
カヤはいつもマリンちゃんと2頭で収容されており、
運動をさせる時も一緒にケージから出していた。

すでに目が見えなかったカヤは、
マリンちゃんにくっついてケージから出されるのだけど、
マリンちゃんがほかの犬と遊びはじめてはぐれてしまうと、
つながれて吠え猛る新参者の中型犬のほうを向いて、
1頭でポツンと座っていたりした。

前にも書き残していたかもしれないけれど、
カヤを引き取る時、マリンちゃんも一緒に引き取ろうかと、
正直、かなり迷った時期もあった。

けれど、1歳も違わなかったブナとクリが
相次いで逝ってしまったことを思って、
同胞の犬たちを引き取ることに怖気づいたのだ。

引き取るのは、もう若くない犬たちだし、
その子たちが相次いで闘病したり、続けて逝かれたりしたら、
耐えられないと思った。そう思って、
結局、状態の悪いカヤだけを引き取ったのだった。

そしてマリンちゃんは、カヤより1年以上、後になったけれど、
アメリカン・コッカーの飼養経験のある、優しい飼い主さんに
引き取られたと聞かされた。

せっかく新しい家族に迎えられたのに、マリンちゃんはすぐに
悪性リンパ腫と診断され、余命1年の宣告とともに乳腺癌を16個も摘出。
カヤの体もボロボロだったけれど、
陽気で健やかそうに見えたマリンちゃんの体もボロボロだったのだ。

それが、繁殖犬の実態です。

マリンちゃんが抗がん剤治療を続けていることは分かったのだけれど、
その後の消息を知る手だてもなかったし、余命宣告を受けていただけに、
どうしているか、積極的に知るのも怖かった。

ところが、今日、そんな余命宣告をよそに
マリンちゃんが頑張っていることが分かり、ものすごく嬉しかった。
本当に、本当に、励まされる出来事だった。

外耳炎や下痢など、カヤと同様の症状に悩まされているみたいだけれど、
がんを乗り越え、引き取られた頃と変わらずに、可愛がってもらっていた。
持病はあってもマリンちゃんが健やかに暮らしていられるのは、
ひとえに飼い主さんの深い愛情のおかげだと思う。

抗がん剤治療の通院だって、週1回遠方まで出かけ、
大変だったに違いないし、私などよりはるかに
細やかな食事療法を続けていたのだから、頭が下がります。

シェルターで機嫌よさげにくっついて来たマリンちゃんを思い出す。
「よかったね、カヤ。マリンちゃん、頑張っているって」
そう言ってカヤを撫で回したら、聞こえはしなくても、
私の親指ほどの短いしっぽをプルプル、プルプル振っていた。
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