小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

預かりのワンコがやってきた

2021-01-10 | 犬&猫との暮らし
1月5日、保護活動をしているKさんに連れられて、
捨てられていたミニチュア・ダックスがやってきた。



名前は「風太」君。3.7キロの痩せっぽち。
口の状態はかなりひどい。
犬歯は曲がっているし、歯石も鍾乳石のようだ。

お尻周りを見れば、知っている人なら
会陰ヘルニアであることは、すぐ分かるかもしれない。

ブリーダーが遺棄したのではないかと聞いていたけれど、
人懐っこいし、パピーミルにいたようには見えない。

不適正飼育だったことは明らかなのだけど、
リードをつけての散歩もできるし、
私が食事をしていると、欲しがるそぶりを見せる。
きちんと飼えない家の家庭犬だったのかなあ。



オシッコはそこら中にしてしまうので、マナーベルトを勧められた。
でも、それではトイレを覚えられないのではないかなあ。

初日と2日目は敷物にもしてしまい、洗濯物を増やしてくれたが、
ここ2日くらいは10回に1回程度、ペットシーツにかけたりしている。
気長に付き合っていけば、そのうちトイレの場所も覚えてくれるでしょう。

排便は自力で出さない場合は、ヘルニア部分に溜まった便を
うまく押し出す「摘便」をしてやらなくてはならない。
まったくやり方が分からなかったので、
うちに来た翌日、久しぶりにさかい動物病院に行き、
摘便のやり方を習ってきた。

カヤが低アルブミン血症で闘病中、
記録として、よくウンチ君の写真を撮ったものだが、
またワンのウンチ君を撮影することになろうとは……。
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年の瀬に捨て犬

2021-01-03 | 犬&猫との暮らし
暮れも押し迫った30日の早朝、友人のはるこさんから電話があった。
明るい声じゃなかったので、
「どうしたの? こんな朝から」と私。

その言葉への返事が、あるお願いだった。それが、
「捨て犬を保護したKさんが、その子の里親さんが決まるまで
預かってくれる人を探しているのだけど、だめかなあ」というもの。

Kさんはかつて、はるこさんと同じ保護シェルターで活動し、
今は介護の仕事に従事しながら、個人でTNRや保護活動をやっている。
その行動の積極的なことったら、本当に頭が下がる。

Kさんが見つけたのはミニチュア・ダックスで、
その子の状態から、どうやらブリーダーからの遺棄らしい。

師走の晦日だということ、また急であることなども含め、
はるこさんがいつも預かりをお願する人への配慮があって、
今回は私に声がかかったのだけど、
「里親さんが決まるまで」がどれだけ先かも考えず、
なぜか私は、つい「いいよ」と言ってしまった。

よく考えると、こんな年の瀬の遺棄なんて、
ろくなことじゃないんだよね。

病気がある子かもしれないし、
と思ったら、案の定、会陰ヘルニア持ちだという。
未去勢というから、繁殖犬だったんだね。

会陰ヘルニアは未去勢のオスがなりやすい疾病だ
ということも初めて知った。
犬の病気を予防する意味でも、
去勢や避妊は大切なことなんだと改めて思った。

生ませる道具に使うだけ使って、
もう生産性がなく、金儲けができないとわかったら捨てるって、
一体どんな神経をしているのかねえ。

爪は伸びっぱなしで、被毛は糞尿まみれだったという。
散歩もさせてもらえないから、肉球はふにゃふにゃ。
歯はボロボロで、アゴも少し溶けて曲がっているらしい。
見立てでは7、8歳とのこと。

カヤと一緒じゃない。

ペットショップでの生体販売がなくならない以上、
パピーミルはなくならないな。

一応「落とし物」扱いなので、警察への届けが必要で、
さらに血液検査などで、状態を詳しく調べておきたいということで、
その子がうちに来るのは5日の夜ということになった。

医療費はKさん持ちらしいのだけど、
当面、会陰ヘルニアの経過観察をし、手術が必要な場合に備えて、
体力をつけておいてあげてほしいとのこと。

動画を見る限り、陽気な感じの子だったけれど、
「どうなることやら」の1年の始まり。
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