小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

カヤ、体重増加!

2015-03-24 | 犬&猫との暮らし
今日のカヤの血液検査の結果は、
ALB値2.0g/dlと先週より0.1g/dl低下。
でも検査器の不具合があって、一度リセットしてから
測定していたので、誤差も考慮し、
「先週と変わらず」くらいに思っている。

それより先週8.2kgだった体重が、
今朝は8.6kgになっていたので、先生がとても驚いていた。
「体重が増えたことはいい傾向です」って。
そうですよね、いい傾向ですよ。
そのために増やす努力をしたのだもの。

ほんの少しだけ、中鎖脂肪酸のココナッルオイルや
オリーブオイルをフードに混ぜるようになった。
それでも下痢にならなかったので、
これからも様子を見ながら調整していく。


おやつも新奇蛋白のおやつを選んで与えている。
フードはもう少し低価格で良質なものに変えたいので、
少しずつあれこれ試していくつもり。


ALB値はぐんと上がらなかったけれど、
ステロイド薬は1日置きから3日に1度(1錠)にしてもらった。

「ALB値がガクンと落ちたら、元に戻すのが大変です」
「一気に悪化して危険な状態になることもあります」
と先生は言い、それを聞くたびに私はビクビクするけれど、
カヤの急性期の治療は一応山を越し、
これからは解毒と再生の時期ということに決めたの。

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鎌仲ひとみ監督最新作のお話

2015-03-22 | つぶやき
3月21日、鎌仲ひとみ監督を講師に招いた
クレヨンハウス主催の朝の教室に出席した。
早めに予約していたので、
私の席は確保されていたけれど、会場は満席で、
当日キャンセル待ちの立ち見の人が何人もいた。

まず初めに、鎌仲さんが、
のちの映像制作の原動力となった出来事を語った。

鎌仲さんは、湾岸戦争以降、
イラクで白血病の子どもが増えたのは、
劣化ウラン弾の使用が原因であろうと指摘。
経済制裁によってイラクの医療は荒廃し、
病人は置き去りにされていった。

現地で取材を重ねていくと、
子ども達は被ばくに弱く、一番初めに命を落とすのは子ども達。
もっとも必要とされていた抗がん剤も手に入らない。
死んでいくイラクの子ども達を目の前にして、
無力だったこと、何もできなかったことが、
鎌仲さんを突き動かしたのだという。

原発がいい・悪いではなく、
それを超えて提起したかったのは、
再生エネルギーについて、
もっと真剣に取り組んでもいいのではないかということや、
初期被ばく、長期低線量被ばくによる命の行方。


そんな思いを託した鎌仲さんの最新作が、
震災後の福島で、「子どもを守りたい」と
ひたむきに願う母親たちの取り組みを描いた
『小さき声のカノン-選択する人々』。
3月7日からすでに公開が始まっている。

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筋力低下でお漏らしワンコに

2015-03-19 | 犬&猫との暮らし
酒井先生に、ステロイドの投与によって腹筋が減るのは
どういったメカニズムなのかを聞いてみた。

先生の講義によると、
「ステロイド」とひと口に言っても、
何十種類ものステロイド・ホルモンが存在する。
そのうち、カヤに投与している医薬品の「ステロイド」は、
副腎皮質ステロイド・ホルモンのうち、
糖質コルチコイド・ホルモン「コルチゾール」を人工合成したもの。

その長期投与によって、筋肉が減少するのは、
「タンパク質の異化作用」によるのだそうだ。
「同化と異化って、分かりますか?」
「いえ、よく分かりません」
ということで、講義は続く。

代謝というのは、合成と分解を合わせた作用のことなのだけど、
ものすごく簡単に、乱暴な言い方をすれば、
「合成と分解」は「同化と異化」に言い替えることができる。

タンパク質の異化作用というのは
タンパク質の分解を促進させる作用。
ステロイド薬がもつ異化作用によって分解が促進されてしまうために、
筋肉の細胞が小さくなってしまい、
筋肉が減る、筋力が低下するという現象がおきるらしい。

また、ステロイド薬によって、
カリウムの濃度が低くなることから、
カリウムを必要とする筋組織の機能が低下するのだそうだ。

ボディビルダーの人たちが筋肉増強に使うのもステロイド。
でも、こちらは糖質コルチコイド・ホルモンではなく、
男性ホルモンに似た物質を合成して作られたもので、
「タンパク質の同化作用」によって筋細胞を合成するらしい。

ただ、先生は筋肉の低下や減少は
「稀にあるという範囲」と言っていた。
でも私は、ゼロではないその可能性が、
カヤに起きているのだと思う。

引き取った当初からあったカヤの尿漏れは
低蛋白血症になる前には、かなり治まっていたのに、
ここのところ、ひどい。


括約筋の筋力もさらに低下したのではないかと思う。
先生にそう訴えると「その可能性はあります」とな。

毎日、赤ちゃん用の防水おねしょシーツが大活躍。
早くお漏らしワンコの生活から抜け出したいよぅ。
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ALB値わずかに上昇、今日からサプリ

2015-03-17 | 犬&猫との暮らし
カヤの治療に関する酒井先生と私の目標は同じ、
ステロイド薬をやめること。

カヤのALB値は2週続けて2.0g/dlだったのが、
今日の検査では今年に入って初の2.0超え、
2.1g/dlだった! いいぞ、いい調子!
総蛋白量も増えてきた。

なのに、逆に体重は8.2kgにまで減ってしまい、
腰骨なんぞゴツゴツした感じになってしまっている。
ステロイド薬がその一因でもあるというから、
「この先の1週間はステロイド半減!」
と思っていたのに、先生はとても慎重。

一度ガクッと下がってしまうと、
アルブミン量を増やすのが大変だからだという。
確かにね、1.1g/dlから2.1g/dlに上がるまで
2か月半かかったのだから、先生がそう言うのも無理はない。

先生の心配を払拭できるよう、
このまま維持、あるいはあと一歩の上昇を目指して、
今日は手に入れたかったカヤのサプリを買いに行った。

核酸のサプリメントを売っているのは、
北参道にある保護犬のお店「ミグノンプラン」さん。


店内には東京都動物愛護センターから引き取ってきた
保護犬や保護猫がのびのびとしていられるスペースがあり、
常に目が行き届く状態であることに感心した。

12,000円だと思って行ったのに10,368円だったので、
余った(わけじゃないけど)1,000円は保護活動資金に寄付してきた。


このサプリを開発した宮野先生のクリニックで
栄養相談に乗ってくれた方が
「ニューヌクレオエンジェルは匂いや味が独特なので、
敏感な子はフードに混ぜても食べないかもしれません」
と言っていたけれど、カヤはサンプルでいただいたのを
ペロッと食べていたので、この先も問題ないだろう。

ゆくゆくはステロイドだけでなく
免疫抑制剤もやめることを目指しています。

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核酸配合のサプリを買うぞ

2015-03-15 | 犬&猫との暮らし
昨日やっと「国税還付金振込通知」が来た。
ああ、よかった。これでカヤに、
核酸が配合されたサプリメントを買ってあげよう。

カヤがちゃんと食べても、なかなか太れないのは、
ひとつには、消化された食べ物から、
効果的に栄養が吸収されていないからだろう。

栄養をきちんと吸収するためには、
栄養の吸収を担っている小腸の中の腸絨毛が
正常に機能していなければならないのだけど、
腸内環境が悪化していると、腸絨毛は長さも短くなり、
絨毛同士の間隔が広くなって、消化・分解・吸収がされにくくなるという。
そんな状態だと、食べ物の分子レベルが大きいまま
腸壁から血中に入り込んで、アレルギーの原因にもなるのだそうだ。

私が、核酸が配合されているサプリメントに注目したのは、
宮野のり子先生の著書から、核酸は絨毛の発達を促して、
腸内環境を整えるということを知ったからだ。

もちろん核酸は体内で合成できる物質だけど、
加齢とともに体内で合成できる核酸量は減少していくし、
単に摂取した食べ物から肝臓で核酸を合成する方法より、
核酸を含んだ食品や分解物を食べたほうが、合成が素早く、
吸収も早いのだそうだ。

だから、先日サンプルをもらった核酸配合の栄養補助食品、
「ニューヌクレオエンジェル」をカヤの飲ませてみようと思ったのね。
税別で12,000円もするのだけど、それで2カ月分。
毎週1万円くらいかかるステロイド薬や免疫抑制剤と早くに縁が切れ、
カヤの腸内環境を改善し、少しでも抵抗力をつけてあげられるなら、
お安いくらいです(「でもないが」と陰で泣く、トホホ)。

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犬の腹筋とステロイドの関係

2015-03-14 | 犬&猫との暮らし
最近、カヤのお腹が妙にポッコリしてきた。
皮が薄く、中身のあんこがいっぱいの、
薄皮饅頭みたいなのだ。

気になっていたので、酒井先生に言ってみた。
すると先生は「長くステロイドを使っていますからねえ、
ステロイドを使い続けると、
腹筋が薄くなることが報告されています」と
悲しそうに言うではないか。

思わず「ええ~っ!」と叫んでしまいました。
ステロイドの投与によって、腹筋が薄くなってしまうなんて、
知らなかった!

副腎皮質の異常によって、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が
多量に分泌されることで起こるクッシング症候群でも、
その症状のひとつに、ポッコリお腹(=腹筋の消失)があるという。

コルチゾールというのは、糖や脂肪、タンパク質の代謝、
血圧の調整に関わっているステロイドホルモンのひとつで、
必要量が正常に分泌されているなら問題ないが、
多量に分泌されれば、やはり支障をきたすわけです。

外からステロイドを入れ続けるということは、
体内で必要以上に多量に生産されるのと同じことだから、
クッシング症候群同様に、腹筋が減っていく
という現象が起こるのですね。
これは、医原性クッシングということになるのかな。

ただでさえカヤは筋肉がついていないのに。
腹筋だけが薄くなるのだろうか。
それとも、ほかの筋肉も衰えるのだろうか。
そのメカニズムについては、先生にまだ聞いていないのだけど、
ステロイドの長期使用は、本当に恐ろしいと思った。

カヤは2カ月以上、毎日ステロイドを体に入れている。
ホントによろしくない!
抵抗力、免疫力も低下するし、早く離脱させないと。
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ケチケチ生活続行中

2015-03-12 | 犬&猫との暮らし
カヤの治療費は毎週1万円はゆうにかかるため、
私は倹約に継ぐ倹約の生活をしていた。
だって、病状によっては、さらに検査や投薬、
新たな治療が必要になる可能性もあり、
手元に現金がないと、どうなるか分からないんだもの。
酒井先生のところは、カード支払いができないし。

赤の抗議集会にも、青の抗議集会にも、
定例の官邸前集会にも参加できなかった。
「1日出歩くと2日分の薬代が出ちゃう」と思うと、
交通費さえ、もったいないと思ったのだ。
だから、仕事や前もって決まっていた講習会などで出る以外は、
ほとんどどこにも出かけなかった。

美容院にも行かなかったし、
自分のことは衣食住に最低限かかることしか、
出費という出費をしなかった。

ちょうど収入が少ない時期と重なったので、
仕方がなかったのだけど、
いつもどんぶり勘定で、いい加減な私にしては、
珍しく先のことを考えて気を引き締めていた。

切り崩す貯金もないというところが、
やっぱりいい加減なんだけど…。

そんな生活の中で派生した楽しみもあった。
例えば、ひとつの食材で
どれだけバリエーションのある料理を作れるかなど、
料理に限らず、生活全般に知恵を絞るようになった。
いろいろ工夫をしているうちに、
「やれば意外とできるもんだな」と少し面白くもなった。

この先、ちょっぴり余裕が出ても、
なんだかうまくやっていけそうな気がしてきた。
楽しみながら無駄を省いて、
必要なところに必要な投資をしていこうっと。
当面カヤの健康管理に!
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4年目の3月11日

2015-03-12 | つぶやき

先週、千葉県上総一ノ宮に取材に行った際、
ソメイヨシノより一足先に開花する河津桜を見ることができた。
季節が確実に巡りくる。

昨日、2015年3月11日は、
繁殖犬を引き取った飼い主さんを取材しに、
藤沢市に出かけていた。

取材を終えて、JR辻堂駅のホームに立つと、
ちょうど時計は14時46分を指していた。
電車の発着を知らせるアナウンスや雑踏の中、
市からの広報なのか、大震災発生の時刻を告げ、
追悼のお知らせが流れた。

私はホームで1分間の黙祷を捧げたのだった。



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自然療法の獣医師さん

2015-03-09 | 犬&猫との暮らし
先週、動物保護団体ミグノンプラン主催の
ペットの栄養学セミナーに出席した。
テーマは「高齢動物との快適な暮らし方」。
講師は、ペットの自然療法に取り組んでいる宮野のり子先生。

ペットの栄養療法を実施している先生がちゃんといるんだ!
と喜んだのだけど、なんと宮野先生はホリ協の会員さんでした。

宮野先生は、日本ホメオパシー医学協会の会員でもあり、
英国認定HMAホメオパス、
アニマル・プロフェッショナル・ホメオパスJPHMA、
アメリカン・ホリスティック・カレッジオプニュートリション栄養学博士
などなど、自然療法の多数のライセンスを持ち、
現在、栄養療法、ホメオパシー、ホモトキシコロジー、
中医学(漢方、鍼灸)、アロマ、ハーブ、フラワーエッセンス、
特殊マッサージ、易学を使用して、二次診療を行っているそうだ。
急性期の一次診療じゃなくて、
セカンドオピニオンとしてのみ応じているのね。

セカンドオピニオンとしてのカウンセリング費用は
30分単位で5,000円だそうです。
クリニックの場所は、なんと実家から歩いて行ける場所!
カヤの栄養相談に行ってみようかなあ。

ユニークなことに宮野先生は、
「宮野煋川(みやの・こうせん)」という易学者の顔もお持ちで、
核酸栄養療法の研究もしていて、サプリも開発・販売している。

講習会の受講料は3,000円だったのに、
ご自分の著書(1,500円)をテキストに配り(太っ腹!)、
サプリのサンプルなども、いくつか分けてくれた。

そのひとつが「ニューヌクレオエンジェル」という
核酸栄養療法の要となるサプリメント。


説明書を読む限り、今のカヤにも問題なかろうと思い、
5日間、このサプリをあげてみた。
もちろん下痢にはならなかったし、
「確かな根拠を述べよ」と言われると困るが、
続けるといいような気がする。


ピヨちゃん人形と添い寝してお留守番

先週は取材や打ち合わせで連日午後留守にしたのだけど、
カヤは食糞せずに、ちゃあんと残していた。よしよし。
フードを「フォルツァ10」に変えた甲斐があった。

明日の検査では、ALB値が上がっているかなあ。
たとえ0.1g/dlでもいいんだ。
よくなっている気がするんだけどなあ。

Dr.NORIKOペット自然治療院
http://animalhospital-noriko.com/
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ALB値がやっと2g/dl台に

2015-03-03 | 犬&猫との暮らし
毎週火曜日はカヤの通院日。
免疫抑制剤を投与してから1カ月が経った。
その効果が出てきたのか、ALB値が若干上昇。

2週間前は、1.8g/dl
1週間前が、1.9g/dl
で、今日が、2.0g/dl

やっと2.0g/dl台に達したのだけど、
その上昇率があまりにも遅々としているので、
先生が示した検査結果を見ながら
「なにも律儀に0.1ずつ上げなくても…」と言って笑ってしまった。

私が苦笑いをしていたので、先生もついつられていたけれど、
「ALB値が下がらないということは大事です。
2.0はボーダーラインなので、それに達しただけでもよかったです」と
顔を引き締めつつ、おっしゃった。

ほんにその通りです。

腹水が溜まったり、下痢が続いたりするのは、
もう勘弁してあげてほしい。
カヤは飄々としているけれど、負担なはずだもの。

今、カヤの生活の質は決して低下していなくて、
フードの大半を「フォルツァ10」に変えてから、
ウンチは良好な状態だし、時間も定まりつつある。


カヤさん、お腹からパンダが生えてますけど…

先週は1日置きに若干減量したステロイド薬を
私が皮下注射していたけれど、
今週からは、さらに減量して7.5mgの内服薬を
やはり1日置きに飲ませることになった。

お値段の高いシクロスポリンと抗菌薬のフラジールは
もうしばらく毎日服用することに。

とにかくステロイドとは一日も早く縁が切れるよう、
そして、シクロスポリンも投薬の間隔が空くよう、
気の手当てやボディケアを欠かさずに続けていこうと思う。
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