小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

講習修了

2008-06-29 | アニマル・ケア

        お散歩後、助手席でタオルにくるまるトチ

 朝から雨がけっこう強く降っていたので、いつもなら「お散歩中止」というところが、今日はドッグマッサージセラピスト講習の最終日にして認定試験の日。朝から出かけるので、犬たちが退屈しないように、かなりの雨でもお散歩に連れて行きました。

 さて、ドッグセラピストの認定試験ですが、ひと言で言うと惨敗の感あり。筆記試験と先生やマネキンの犬に対する実技試験がありました。
 筆記試験では、こういう犬に対してはどういった見立てをし、どういったことを施術するのがよいか、また、どういったアドバイスをするかといった設問が2問。そのほか犬のストレス、各手技についての目的と効果など、きちっと書き込まなくてはならず、また実技もボディワーク系、ほぐし系のマッサージを3つずつ、先生の腕を犬に見立てて施術するなど、なかなか緊張するものでした。
 「ありゃ?」という場面がいく度もあった自分…。いや、もう、思い出すまい!
      
          卒業制作として何か作ってくるように言われ、
           久々にステンシルをしてみました。初心を忘
          
れないように、写真立てに飾ります

 終了後、受講生たちは先生と先輩セラピストと一緒に打ち上げに。私は立て込んだ仕事があったので帰宅し「ありゃ」を振り払うように、机に向かったのでした。

 私にとっては清水の舞台から飛び降りるくらい、支払うのに勇気がいる高い受講料だったのだけど、この講習を受けたおかげで、視野を広げることができました。

 併行して、ホリスティックケア・カウンセラーの勉強も進めているし、今後いっそう増えていくであろうシニア犬やしつけをしそこないがちな小型犬に対して、飼い主さんと犬が笑顔で楽しく暮らせる手助けをしていけたらいいなぁと思っています。

 試験の合否は1カ月近く待たなくては分りませんが、一応、修了証書は頂いて帰り、やれやれといったところです。さらに自分なりに研鑚を積んでいかななきゃね。トチ、ブナ、クリ、お母さんを応援しておくれネ。

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トチの娘の家へ

2008-06-20 | アニマル・ケア

                   ほたる、久しぶり!  
 今日は、トチの娘、ブナの姉妹犬を差し上げた岡田清美さん宅を訪ねました。6年ぶりの再会かしら。先住犬でトチと同じ13歳のノエルが、4月に突発性老齢性前庭障害になったので、どうしても事後のこりをほぐしてあげたかったのです。
               
                     13歳のノエル
 自分の家から出た犬を賛美するのも何ですが(まあ、私が産んだわけじゃないので、許していただくとして)、ほたるのなんと美人であることか! あのつぶらで大きな瞳に見上げられると、きゅんとしちゃう。イエローのラブは目がぱっちりと大きく見えて(実際、ブナより大きいと思う)可愛い!
          
                    つぶらな瞳のほたる
 ノエルが前庭障害になり、あまり激しい運動をしなくなったことから、10歳のほたるもそれに合わせて、運動量が減ったとのこと。それでも、少し前まで、フリスビーもボールの持来もバリバリやっていたので、筋肉がしっかりしていました。
 ノエルには特に念転した首筋のほぐし、全身の皮膚をゆるめるマッサージのほか、全身に意識を向けるため伸縮性の平ゴム・バンデージを巻いたり、腰をほぐすハインドリフトという施術をしました。
 ほたるにも後ろ脚にウェーブモーションという意識喚起を…。2頭とも大人しくしていてくれたので、たっぷり触れて、うれしかった! 

 四肢をちゃんと意識できるようにと、足にはめるパイル地のゴムを清美さんに渡してきたし、こうして写真を見ながら改めて思うに、身体のどこに意識を向けたほうがよいか、分かるようになったことや、それに見合ったことをしてあげられたことがちょっとうれしい。ノエルとほたるが少しでも楽になってくれたら、すっごくうれしい!

 清美さんとは、自分たちの犬への接し方で爆笑したり、とんでもない食糞の話で盛り上がったり、動物愛護センターで過ごす悲惨な犬たちの写真に涙ぐんだり、まぁ、喜怒哀楽の激しい、そして楽しい時間を過ごしました。あれよあれよと時が流れ、それでも「まだ足りぬ」と言い合いながら、帰路に着いたのでした。

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クライアント・セッション

2008-06-08 | アニマル・ケア

 今日のドッグマッサージセラピスト講習のメインは、受講生が2人、ないし3人ひと組になって、実際にクライアント(犬と飼い主さん)にセッションするというものでした。ほかの受講生が犬に施術を行ない、飼い主さんにお話するのを見ることは、とても勉強になりました。

 私のチームは3人で、セッションを行なう相手はドッグマッサージセラピストの方で、ワンチャンはその方の6歳になるコーギー。プロのセラピストの方を相手にセッションを行ない、しかもチームを組んだほか2名の受講生は、私がこれまであまり話したこともない仲間。ううん、難しかったです!

 私が自覚している自分の弱点はリードワーク。リードをゆるめずに、ついショックをかけたり、強く引いてしまったりする。脚側歩行やチョークチェーンによるショックなどという方法は極力使わないようにしているのですが、やり甲斐のある我が家のワンたちへの十数年の癖が抜けないんですね。
 加えて、ネガティブな言い回しをしてしまうこと。先生にも指摘されましたが、「~しちゃダメだよ」などと犬に話しかけるのはNG。グッドなのは「~しようね」という前向きな言い方。また、施術して何かを感じている犬に対して、それがどんなに困惑した様子に見えても、それは犬が「意識した」こと。「混乱している感じ」という受け取り方、書き方はよろしくないんですね。
 私の課題レポートの至る所に散りばめられていた否定的な用語を先生は見逃さず、正してくれました。「おぉぉ、そうであった!」と改めて開眼。

 もしかしたら、先生に見透かされちゃっているのかも…。批判的になりがちな私の傾向を、そして、みんなで何かを一緒にすることが苦手だということを…。先生は大学時代、心理学専攻だったしなぁ…。ううむ、ヤバイ。

 今日は新たな手技を学ぶでもなく、クライアント・セッションと課題レポートについての先生の考察などが中心だったのですが、クライアント・セッションそのものは別として(?)、セラピスト、アドバイサーとしての先生の極意が学べて、私にはとても面白い内容の授業でした。

 気が重かった人前でのクライアント・セッションも終わり、我が家の犬たちにしてあげる課題もさらに納得でき、ホッとするやら、気が抜けたやらで、そそくさと講習会場を後にして、帰宅後は戴き物の新鮮なそら豆を茹で、ビールで乾杯、乾杯、乾杯といっぱい乾杯をして、犬たちとゴロゴロしながらくつろぎました。しばし次回の課題を忘れて…。

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講習の課題

2008-06-05 | アニマル・ケア
 ドッグマッサージセラピスト講習では、学んだことを復習・実践するために、毎回3匹以上の犬に施術をするという課題が出ます。3匹以上の犬に施術するということは、多頭飼いの場合のそれぞれの犬を除き、3人以上の飼い主さんに向き合うということでもあります。

 犬も多犬種にわたるし、飼い主さんの考え方や犬との暮らし方もそれぞれ。あちらからバランス・ドッグマッサージを望んでお願いしに来ているわけではなく、こちらサイドの研修のためにお願いしているので、あまり興味がない、あるいはうちには必要ないという飼い主さんも、中にはいることと思います。それは当然のことです。

 バランス・ドッグマッサージでは、1回で変化を望めることもありますが、そうでないこともある。そうでないことのほうが多いくらい。まだ3日間しかスクーリングを受けていない私の技術などたかが知れていて、経験と場数を踏んでいる先生のような見立てや、先生の魔法のような手技による心地よさなど、そう簡単に与えてあげられるわけはない、と端から思っている私は、劇的な変化や結果を求めることなく、まったく無欲で犬たちに接しています。

 というより、ほかの犬たちに会えて、触れられることがうれしいんですね。マッサージをされて気持ちよさそうにしているのを見るだけで、幸せになる。そして、飼い主さんが興味を持ってくれそうなお話にさえ持っていければ、それだけで「よし!」という気持ちになるんですね。

 そういう意味では、病巣や傷口に触れるとか、犬がイヤがっているのに強引にやり続けるとか、常識的に考えてNGのことさえしなければ、やれることがいくらでもあるというバランス・ドッグマッサージの幅の広さと奥行きの深さを実感します。これは研修する側にとって、とても有難いことです。NGなことさえしなければ、処方がひとつではないことは、ある意味、失敗もないということです。だからこそ、飼い主さんにも安心して薦められるし、受講生の私にとっては、肯定的な気持ちを積み重ねていける、素晴らしい経験だと思っています。

 目に見えるような変化や結果ばかりを求めてしまうと、全体のプロセスを楽しむことができなくなり、見つけられるはずの小さな変化を見落としてしまいかねないという気がします。だから、すぐに大きな変化が何も起こらなくても、それはそれ、「まあ、いっか」。いや、何も起こっていないことはないんですね、多分。
 だって、それぞれ違う筋肉や骨格に触れたり、自分とは異なる犬との暮らし方に触れさせていただくんだもの。予定したり期待したりしない分、飼い主さんから想定外の勉強をさせてもらったり、犬について予想外の発見ができたりして、けっこう「へえ~」と素直に感心したり、「ウッヒョ~」と喜んだりしています。あとは飼い主さんと心地よい信頼関係をじっくり築いていかれれば、そんな有難いことはない。真剣に結果を出そうと努力しているほかの受講生から見たら、ゆるゆるでノー天気過ぎるかもしれないけど。

 私は動物は何でも好きなほうなので、ライオンやサイやキリンや、そんな動物たちにも触ってみたい。ありえないから、それならせめて、ブタや牛、馬でもいい(って、おバカ!)。そんな私にとっては普段は会えないほかのワンたちに触れられることは、この上なく幸せな機会です。もっちろん、うちのワンたちと一緒にいる時間が一番幸せなんだけど!

 でも、ホント、課題に協力してくださった飼い主さんと犬たちに「有難う!」って言いたい。イタグレのアンジー、シーズーのクッキー、マル、ボストンテリアの音、ニコ、ほっぺ、ナギ、楽(らく)、そして、それぞれの飼い主さん、時間を取ってくださって、本当に有難うございました。
 セラピーとかヒーリング、癒すなどの行為は、多分何か大きな見えざる手によってさせてもらっていることで、させてもらっている側が逆に教えられ、癒されていることだと感じている今日この頃であります。
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ラブちゃん、がんばって!

2008-05-22 | アニマル・ケア

 7年ほど前、ライターをしながら、ドッグシッターや犬の託児所をやっていた頃に知り合ったヨーキーのラブちゃん。ラブちゃんの飼い主さんとはお会いすることもあったのですが、ラブちゃんとは5年ぶりくらいかな。もう15歳になっていました。

 飼い主の康子さんは、インテリアコーディネーターにして一級造園施工管理士。そのうえ、押し花教室を開くほどの腕前を持つ多才な方。今回はラブちゃんに、マッサージの練習をさせてもらいにお邪魔しました。
 何しろ私の練習相手は、いつも大きな黒犬たち。トチたちの10分の1ほどのワンちゃんの感覚も、覚えておかなくては。
 ラブちゃんは、目は多少白くなったものの、ちゃんと見えているようだし、耳もまだ聞こえているようでした。歩き方もしっかりしています。まだまだ大丈夫! 

 痛みのあるワンちゃんへのマッサージも学んだし、シニア犬へのマッサージも学ぶので、ラブちゃんの役にも立てればいいなと思っています。

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バランス・ドッグマッサージ

2008-05-15 | アニマル・ケア

 「バランス・ドッグマッサージ」の講師である松江香史子先生は、しつけに入る前の気質の安定や、トラウマの減少、問題行動の改善、関節のメンテナンスやリハビリ、リラックス(副交感神経)、ターミナルケアなどを行うことができるのが「バランス・ドッグマッサージ」だと言っています。ちなみに、「バランス・ドッグマッシージ」は松江先生のオリジナル・ワード。

 ドッグホリスティックケア(これも、松江先生のオリジナル・ワードです)を、
1.愛犬の心と体を統合し、バランスがとれるよう手助けすること
2.飼い主が愛犬との暮らしの中で、他者やまわりの環境を思いやり、尊重し、協力し合うような関係を築くこと
3.愛犬が健康な状態でいられるような生活習慣をつくること
4.愛犬の健康づくりに対して、飼い主が責任を持って積極的に参加すること
 と定義し、そのひとつの方法が「バランス・ドッグマッサージ」なんですね。

 講習では、
  -ドッグマッサージセラピストの仕事を理解する
  -バランス・ドッグマッサージ概論
  -犬のストレスとストレスが引き起こす問題を理解する
  -ストレスをかけない犬との接し方
  -各種マッサージテクニック
    ハンドテクニック、ポスチャーテクニック、ルーステクニック
  -マッサージとボディーワーク(Tタッチなど)の違いを理解する
  -リハビリとして使えるマッサージテクニック
  -気質の安定(リラックス含む)のためのマッサージテクニック
  -興奮症の犬、臆病な犬との接し方
  -クライアント(飼い主)との信頼関係

 などを学ぶのですが、自分自身の心が固まっていると、身体が自然に動かないことを思い知らされ、そのうえ、毎日大きな黒犬に接している私の動作のガサツなことと言ったら…。習得への道のりは遠い…。

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ドッグマッサージセラピスト講習

2008-05-13 | アニマル・ケア

 5月11日(日)は、この4月から通い始めたドッグマッサージセラピスト講習の2日目でした。この講習の講師は、日本におけるTタッチの第一人者で、バランス・ドッグマッサージをはじめ、アメリカで学んだドッグ・ホリスティックケアに独自の視点を取り入れた方法で、飼い主と犬たちの暮らし方をアドバイスしている松江香子(まつえ・よしこ)先生です。

 私は松江先生の「犬たちと暮らすこと」に対する考え方に共感を覚え、高齢になった我が家のワンコたちに、少しでも健やかな生活をさせてあげられたら、と思い、松江先生のもとでドッグ・ホリスティックケアを学ぶことにしたのです。
 
 講習は写真のように、受講生が同伴した犬たちに実際に触れながら、グループごとに手技を学び、和気あいあいとした雰囲気の中で進められます。10時半から17時までみっちりと行われ、内容も濃く、私にはいっぱいいっぱい。
 2日間で、犬に自分の体(四肢や肩、腰、しっぽなど)を意識させてあげる、さまざまな方法を学びましたが、そうすることで犬たちの姿勢や行動に変化が現れるのを目の当たりにし、いかに自分が犬たちの体や姿勢について無頓着だったか、思い知らされました。

 私は1日目に出された課題がクリアできず(というより、解釈を誤っていたことに気づき)、2日目終了後には、かなりへこみました。今も、ちょっとへこんでいます。

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