小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

風太の彫り札お守り

2022-08-31 | 犬&猫との暮らし
風太がメラノーマだと聞き、友人のヨウコさんが
手作りのポチ袋にお見舞い金を忍ばせて送ってくれたり、
飲み仲間の編集さんが飲み会名を入れた
彫り札お守りを送ってくれたりした。

みなさん、ありがとう! by 風太

       

さて、このお守りは市谷亀岡八幡宮のもので、
ペット用に数々のお守りがあり、
現地に行かなくても申し込め、地方発送もしてくれるという、
実にコンビニエンスな八幡様なのです。

市谷亀岡八幡宮は何でも江戸城を築城した大田道灌が、
鶴岡八幡宮の分霊を、江戸西方の守り神として勧請したことが始まりで、
鶴岡八幡宮の「鶴」に対して「亀」にしたらしい。

鶴亀、鶴亀……、おめでたくていいな。厄災が逃げて行きそう。
ぜひともメラノーマもやっつけてほしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

抗がん作用を期待してサプリを

2022-08-22 | 犬&猫との暮らし
風太は当面、毎日COX2阻害剤を飲ませることになったが、
副作用として胃腸障害や腎障害が起こりやすいというので、
まずは2週間投与して、様子を見ることになった。

毎日ではなく2日に1度の投与でも有効なら
それに越したことはないものね。

サプリメントは、人とペットのサプリを製造している株式会社モノリスの
冬虫夏草菌糸体粉末の「コルディG」(有機ゲルマニウム配合)と
リン脂質結合型オメガ3脂肪酸「クリルオイル」に加えて、
GSEリキッドを数滴、水に混ぜてあげ始めた。



冬虫夏草には抗腫瘍性成分が含まれていて、
血流改善効果や抗がん作用、不整脈を軽減する作用、
心臓を保護する作用など、たくさんの働きがあることが
最近の研究で判明しているということなので、そこに着目。

モノリスでは、日本に生息する約400種類もの冬虫夏草から
厳選した数種類を採取・培養して製品化しているそうだ。

そもそも冬虫夏草って何? って思うでしょ。
虫なの? 草なの? ってね。

冬虫夏草は、昆虫の幼虫に寄生するキノコの仲間なのだそう。
すごくないですか? 
キノコに寄生する昆虫というなら、すぐにうなづけるけど、
昆虫に寄生するキノコって、強すぎです。

冬に虫に寄生するから「冬虫」(ひえ~)、
夏に虫からキノコが芽を出すことから「夏草」(うひゃ~)、
写真を見ると、ちょっとね……。


提供:写真AC/kancyanさん

でも、これを中国では、清朝時代から滋養強壮や
免疫機能の向上などに役立つとして、珍重してきたのだそうですよ。
今も中国だけでなく、日本でも冬虫夏草を使った漢方薬や
健康食品はたくさん出回っています。

メラノーマについて調べていたら、「コルディ」シリーズによって、
メラノーマだけでなく、犬猫の他の腫瘍や
難治性疾病の進行が抑制されているといったエビデンスや
事例がいくつも出てきたので、試してみることにしました。

酒井先生にもパンフレットを見てもらうと、
「あげて悪いものではないと思うし、
免疫機能の向上と抗炎症という組み合わせもいいのではないか」
ということをおっしゃっていたので、
しばらくこの組み合わせでいくつもり。

がんが進行抑制には少し多めにあげるほうが良いようなので、
その分減りも早いから、お薬&サプリ代、稼がなくては💦
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

COX-2阻害剤の投与を開始

2022-08-16 | 犬&猫との暮らし
13日(土)の受診で風太はエリザベスカラーから解放された。
と同時にその日から、腫瘍の増殖を抑制できることを期待して、
薬物治療を始めることになった。

酒井先生は電話で話してくれたことと同じ説明をし、
私にどうしますかと聞いたけれど、
私は顎の切除手術も抗がん剤も選択肢にないことを話した。
最後(?)の手段は、炎症と痛みの原因となる酵素の生成を阻害する、
選択的COX-2阻害剤を毎日飲ませるという治療。

まず処方してくれたのは、ヒト用のそれ。
効能は同じでも、動物用の薬はヒト用に比べて高いので、
飼い主の経済的な負担を考えて、先生はまずヒト用を試させてくれるのだ。

ただ今回は、その薬をあげて風太が吐いたら、
量を変えたり、動物用に変更したりするそうだ。

あー、吐かなければいいのだけど、と思ってあげた初日、
そして2日目、3日目と風太は吐かず、大丈夫そう。

酒井先生は手術中、腫瘍を見つけ、
すぐにメラノーマだと分かったのだと思う。
ただ病理検査で明らかになっていない以上、私にそうは告げず、
「メラノーマじゃないかと思う」と口にしたのは、私のほうだった。

土曜日に改めて説明を受けた際、先生は
切除できうる限り切除して、残りはレーザーで焼いたと言っていた。
ありがたいことだ。本当に心から感謝しているわ。

今のところ風太は、散歩行きたい! ご飯食べたい! おやつ頂戴!と、
手術前と変わらず、機嫌良く過ごしている。



ただ、まだ歯があるつもりらしく、食後の歯磨きガムを要求してくる。
知らん顔しているとくっついて回り、催促するので困っちゃう(笑)。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

せっかく悪い歯を抜いたので

2022-08-12 | 犬&猫との暮らし
友人のハルコさんは今でも週2回、カヤがいた保護シェルターで
早朝からエサやりやケージの掃除のボランティアをしている。

だから、多くの犬種やさまざまな疾患、
障害のある犬猫と接する機会があって、
まさに「小説より奇なり」のいろいろな話を聞かせてくれる。

劣悪な環境のブリーダーや多頭崩壊の現場からレスキューされ、
身体を清潔にしてもらって、十分なエサをもらい、
安心して眠れる居場所を与えてもらった翌日に
死んでしまう子が、時々いるのだという。

犬に限らず、猫に限らず、せっかくレスキューされたのに、
翌日に逝ってしまうなんて……。
ボランティアさんたちは「ホッとしちゃったんだね」と、
話しているんだそうだけど、私もそんな気がする。

これまでが苛酷だったから、そんな環境から解放されて、
あまりにホッとして、気が抜けてしまったというか、
ホッとしすぎて、魂をつなぎ留めておけなかったんだね、きっと。

飼育環境の悪い元いた場所なら、
死んだら、ゴミのように処分されるだけかもしれないけど、
シェルターでは、ボランティアさんたちが
花を手向けたり、おやつを持たせてくれたり、手厚く葬ってくれる。
終焉の地がシェルターでよかったよ。

そうかと思えば、庭のあるセレブなお宅にもらわれていったのに、
半年も経たずに、逸走して交通事故で落命してしまったり、
「せっかくレスキューされたのに」と、ため息混じりに語る
悲しい案件はいくつもあるらしい。

そう、この「せっかく」話が出たのは、
私が、風太は「せっかく悪い歯をすべて取り除いたのに」
と、嘆いたからだった。

せっかく悪い歯がなくなったので、固いものは食べられないけれど、
風太にはせいぜい、腫瘍を痛めつけてやれるような
力がつく美味しいものを、たんと食べさせてあげようっと。


妹が差し入れてくれた、たくさんのチュール
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やはり悪性黒色腫だった

2022-08-10 | 犬&猫との暮らし
酒井先生から電話があった。
病理検査の結果は心配していた通り、メラノーマだった。
黒い悪魔、悪性黒色腫!
クリもなった “ガン” だ。
中でも風太の口の中に巣づくったヤツは、悪性度が高いらしい。



教科書通りの処置としては、部位を含む下顎ごと切り落とす。
それから、抗ガン剤の投与。

下顎を削って切除しても、メラノーマの浸潤性の高さは半端なく、
取り残されたガン細胞によって、再発するケースが多いらしい。

抗ガン剤の反応も個体差があるし、
ケロッとしている子も中にはいるが、たいてい副作用に苦しみ、
投与を中止することになるのだそうだ。
肺に転移しやすいガンで、そうなると進行は早いという。

さすがにへこみました。
電話を切ってから、ちょっと泣いた。そして、
手術や抗ガン剤は、選択肢にないなと思った。

調べたら、「メラノーマの原因には、歯周病による炎症が
慢性的な刺激になっているケースもあると思われる」と書いてあり、
犬も、口腔ケアがいかに大事かを、改めて思い知った。

風太は多分、前の飼い主さんに可愛がってもらっていたと思う。
愛想がよく人たらしだ。
玄関のたたきには勝手に降りないように、
しつけされていたようだし、無駄吠えもない。
けっこう頑固だけど、聞く耳は持っている。

前の飼い主さんはきっと、自分と同じ食べ物を与えていたにちがいない。
そして、しなくてはいけないカラダのケア、
歯磨きや去勢手術を怠り、
歯周病や会陰ヘルニアなどの疾患も気づかなかったのだろう。
そういった知識がなかったのかもしれない。
調べもしなかったかもしれない。

結局、飼い主の無知や世話不足が
飼い犬を辛い目に遭わせることになるのだよ、
たとえ気持ちの上では、どんなに愛していても。


頑張れ、風太!

土曜日の受診で、多分エリザベスカラーは外せると思う。
そのとき、どういった治療方針で風太のメラノーマに向き合うか、
じっくり相談するつもり。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早くエリザベスカラーを外したい

2022-08-07 | 犬&猫との暮らし
術後2日目は、さすがにまだ自分から食べたがる様子でもなかったが、
いつもの手作りペーストと妹からのお見舞いの品である
チュールを混ぜたご飯をあげると黙々と食べていた。


不機嫌そう

エサをあげる時、また飲みたそうに水皿に近づいた時は
エリザベスカラーを外してあげるが、
一瞬でも足で左上唇を掻かないように目を光らせている。

数日💩クンをしなくて、気を揉んだ。
便を溜めてしまって、ヘルニア部分が広がることが怖いからだ。

酒井先生は、力んで出ない状態は良くないけれど、
💩をしないからといって、すぐにヘルニアが悪化するわけではなので、
そんなに神経質にならなくて大丈夫、と諭してくれるのだけど、
つい、気にしてしまう。



室内でのオシッコや排便の回数など手術前とは違っても、
エリザベスカラーがストレスになっているのだろうし、
通常運転ができないのは仕方ないのだ。

散歩の時も、路面や植え込みの低木に引っかかる。
あちこち匂いを嗅ぎながら、のびのび歩けないのがホント気の毒。



日に日に元気になってきたので、
いつになったらエリザベスカラーが外せるか、
1週間経ったので、経過を診てもらいがてら聞きに行った。

抗生剤の投与と同じで、あと1週間は辛抱が必要らしい。
口鼻瘻管が解消するための傷が、もう少ししっかり塞がらなければ、
外せないみたいだ。

傷口は割けたりしていないというので、
なんとなく、どれくらいで縫合した糸が溶けるのか聞いてみた。
糸の種類によって、多少の違いはあるようだけど、
きちんと吸収されるまで、なんと何か月もかかるのだそうだ。

意外と時間がかかることに驚いたが、
最終的に害もなく溶ければいい。
それよりも私は、数日後には出るだろうと言われている
病理検査の結果に怯えている。

取り出した肉片とそれがあった左奥歯の歯茎の画像を見て、
私はイヤ~な気持ちになったのね。

今は「メラノーマじゃありませんように」と、
心から、心から、ひたすら祈る毎日だ。
ああ、神様……。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

口鼻瘻管の処置は大変!

2022-08-03 | 犬&猫との暮らし
風太が通っている動物病院の動物看護士さんは
濃厚接触者自粛期間も終わり、
抗原検査で陰性を確認できたということで復帰。

ちなみに抗原検査キットは自腹で購入。
ただ、町のドラッグストアなどは在庫切れで入手できず、
Amazonで購入したとか……。なんだかなあ。

「手術可能」の連絡を受け、決行は7月30日の午後に決定。

12時に病院に連れていくまで朝ごはんは抜きだし、
トイレがうまくできた時のご褒美もなし。

その催促を交わすために、
(だって風太が混乱するし、可哀想なんだもの)
朝の散歩後、私はすぐに妹の家に身を寄せたのでした。

午後3時半頃、手術が無事終了したことと、
5時半頃迎えに来るようにとの連絡があったのですが、
ちょっと気になる腫れ物があったので、
病理検査に出したいとのお話が……。

漫画なら額にざあーっと縦線が入る絵面に。
なんだろうなあ、もう。

それはおいておいて、
まずは無事に終わった処置のお話。
下が、本当なら昨年犬歯と一緒に抜いていてもよかった奥歯。



ひっどい歯石(泣)、ドリルで割って抜いたそうです。

「八王子の先生はなぜ一緒に抜いてくれなかったんだろう」と
酒井先生はいぶかしがっていたけど、
会陰ヘルニアの手術と去勢と犬歯4本の抜歯で、
あちらでは技術的にも手一杯だったんじゃないかな。

酒井先生は、処置をした部位の画像を見せながら説明してくれた。
まだカヤがいた頃はタブレットも使っていなかったから、
酒井先生の病院も急速にIT化したことを実感したわねえ。
しみじみ……。

やはり奥歯の抜歯より、口鼻瘻管の処置が大変だったみたいだ。
下記は「ほっとあんしん、うちのコとの暮らし」というサイトの
「犬の口腔鼻腔瘻(こうくうびくうろう)原因や症状は?
対処・治療法、治療費、予防対策!」
からの引用である。

❝ 歯肉粘膜や口蓋粘膜の一部を一旦剥離(はくり)し、
それをスライドさせて穴を塞ぐための弁(フラップ)を作り、
患部に縫い合わせて修復をします。

犬の口腔鼻腔瘻(口鼻瘻管)の手術部位が、
完全に治るまでの2週間などは硬い物を与えたり、
かじらせたりするのは控えたほうがいいでしょう。

特に手術後は縫い付けた弁(フラップ)が完全に治るまで
薬を飲ませる時など無理に犬の口を触ることはやめたほうが無難です。❞

おお、怖。ドキドキだあ。

ということで、エリザベスカラーの日々が待っていた。
風太は恨めしそうに私を見つめている。
さすがにぐったりしていて、その日はほとんど動かなかった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする