小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

ベテラン療術師によるテルミー体験

2017-07-31 | 健康・整体
いつの間にか月イチの更新になってしまいました。

昨日、テルミー療術所開業20周年という療術師の
みなみ先生の施術を受けることができた。
知人の勘違いから発生したご縁なのだけど、
私まで、その幸せなご縁のおすそ分けにあずかったのでした。

会話の中ではふだん「テルミー」と略して言うが、
正式には「イトオテルミー療法」。
昭和4(1929)年に医学博士の伊藤金逸先生が発明し、
再来年には世に送り出されて90年を迎える歴史のある自然療法で、
「イトオ」は伊藤博士の苗字から、
「テルミー」はギリシャ語で「温熱を利用した療法」を意味するそうだ。

万年筆くらいの細長さの金属製の筒(冷温器)の中に、
火のついた薬効のあるお線香(テルミー線)を挿入し、
熱せられた冷温器で全身を摩擦したり押圧することによって、
からだを温めてコリをほぐし、血液やリンパの流れを整え、
自己治癒力を高めていくちう温熱刺激療法です。

ベテランみなみ先生の施術には「もうびっくり!」というほかない。
2本の金属製の棒が「指か手か」と思うほど、しなやかに動き、
うつ伏せになっていた私は思わず振り返って、先生の手先を見てしまった。
肌に触れた冷温器に金属の質感がなく、生きもののようなのだ。
20年という歳月とみなみ先生のテルミーへの思いが、
そうさせているのですね。

背骨の両脇を一点ずつずらしながら、
冷温器を垂直に押しあていく方法を初めて体験し、ノックアウトされた。
熱刺激と圧刺激が絶妙で、ちょっと痛いのだけど気持ちいいのなんのって。
熱が入っていき、筋肉が緩んでいくのがわかる。

さらに、マッサージ師でもある実習生がテルミーをかけつつ、
肩甲骨はがしのもみほぐしをやってくれ、
「効く~!」を連発してしまった。すばらしい手技だった。

触れてもらうことで、肩甲骨周辺、背骨両脇がゴリゴリなのが
自分でもわかった。かなり固くなっていたのだ。
そういえば、この数カ月を振り返ると、
こころが固くなる出来事もあったからなあ。

凝りに凝ったからだに、初めて経験する「点擦」という手技で
熱を入れてもらい、ほぐしてもらい、本当に至福のひとときだった。

そして今朝、からだがしなやかになっていることを実感した。
弾力が戻ったという感じ。とてもステキな感覚だった。
イトオテルミー療法はもっと知られてもいいのに、と思う。
コメント
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