小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

道東自動車道十勝平原PAにて

2010-10-30 | 旅先でのお話
 北海道取材でとかち帯広空港に降り立ったのは、当初、小豆生産日本一の十勝で小豆農家の取材をするためだった。
 その後、その予定が変わってしまったため、十勝に降り立つ必要はなかったのだけど、チケットを取ってしまったのだから仕方ない。

 夕張郡にある道立中央農業試験場と酪農、肉牛の繁殖をしている勇払郡にある牧場の取材をするため、一路西に向かった。車が少ない無料区間の道東自動車道をひた走る。

 途中、立ち寄った十勝平原PAにはだれが使用するのか、狭っこいドッグランが併設されていた。駐車場もさほど広くなくてドッグランは取ってつけたようだったし、施設もトイレと自販機しかなかったが、芝地は手入れが行き届いており、開放感があって気持ちよかった。

 面白かったのがカメラを固定できる馬を象ったカメラ台。移動できるようにキャスターもついていた。これをズリズリと移動させてカメラを固定し、十勝平原をバックに記念写真を撮るといいんじゃない?ということらしい。

 観光シーズンには行楽客の車でいっぱいになるのだろうか。この日停車していたのはトラックがほとんどだった。設置した人の思いは届くのかなあ。
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ヒグマのはく製

2010-10-30 | 旅先でのお話
 28~29日は取材で北海道へ。とかち帯広空港に入り、旭川空港から帰るというスケジュール。それを聞いただけでも、取材にかなり遠距離移動が必要だったことが想像できることでしょう。 

 直陸間近に見下ろした風景は、「これぞ北海道!」という風景。1枚の畑の大きさが本州のそれとは大違い。帯広空港は初めて利用する空港だった。空港ではヒグマのはく製がお出迎え。

 今回は農水省広報誌のプロデュサーという肩書きのO氏が同行した。前日、札幌ではかなり雪が降ったし、道ではエゾジカの飛び出し要注意なので、一番重要な仕事として「レンタカーの運転」を担当するということで同行したのである。

 が、もちろんサッポロビール園での「ジンギスカン&ビールぐびぐび」も重要な任務と心得ていたと思いますが。

 前回、取材で北海道を訪れたのは2月だった。そのときは車窓から一面雪に覆われた大地しか見ることができなかったが、今回は農業大国・北海道の恵み豊かな広大な大地を眺めながらの移動。
 開拓時代の人々に思いを馳せ、後部座席で一人感動しながら風景を眺めていた。

 20日前に訪れた山陰の山が連なる閉ざされた風景を思い出してると、編集ゆうさんもO氏も「今、この胸のすくような雄大な風景に出会ったら、移住したくなる気持ちがわかる」と言っていた。
 そうね。確かに「小さなことにくよくよしてても仕方ないじゃん」という気持ちになりましたな。
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黒ラブのカレンダー

2010-10-27 | 犬&猫との暮らし
 トチの娘で、ブナのお姉さん犬「ピッコイ」の家から、黒ラブのカレンダーが届いた。毎年今頃になると送ってくれるのだ。直子さん、どうもありがとう!恐縮です。

  

 毎年すべての写真を眺めては「トチに似ている」とか「ブナに似ているけど、ブナのほうが可愛い」などと品定めならぬ犬定めして、楽しんでいる。

 今まで直子さんからプレゼントされた黒ラブのカレンダーは全部取ってある。捨てられないのだ。もう使うことのないものなのだけど、トチ、ブナ、クリと歩んだ証しであり、ピッコイとの絆であるような気持ちになってしまい、ほかの不用品のようにポイっと捨てられないのですよー。
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最近のお散歩

2010-10-27 | 犬&猫との暮らし
 以前の犬たちのお散歩は、毎朝のように河川敷のグランドまで足を伸ばして、ボール遊びをしたり、サッカーをしたり、一緒に走り回っていたのだけれど、トチがのろのろとしか歩かなくなり、そのトチが逝き、今年に入ってブナが腰を痛め、激しい運動は控えるように言われてからは、ただただ3人(いや、正確には私と2頭)で河川敷の小道をゆっくり歩くだけでになった。

 それでも朝、散歩の用意をし始めると、ブナもクリも大喜びだ。よろけながら軽く飛び上がったり、足を滑らせて腰砕けになったりしながら、全身で喜びを表している。

 ただ漫然と歩いているだけなのになあ、と思う。なので「漫然と」はなるべく止め、歩きながら話しかけたり、時折立ち止まっては体をなでたりしながら、お散歩をするようにしている。ボケ防止に(お互いね)。

 クリなど、特に激しく走ったわけでもないのに、すぐに息をあげ、ブナも「なんでそんなところで?」というような平らな場所でもつまづいたりしている。2頭とも明らかに年老いてきた。顔つきややることは、幼稚っぽいのだけど。

 ちょっと長く歩くと、車に戻って水を飲んだ後、すぐに伏せてしまうブナ(写真はお疲れモードのブナ)。決して広い家じゃないのに、室内で私を探していることもあるし、なんだか切ない。

 トチの不在感は大きい。仕事をもち、毎日忙しくしていられてよかったと思う。弱虫なので、多頭飼いでよかったと思う。「そして誰もいなくなった」という状況を、まだきちんと想像することができないでいる。
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落花生焼酎「ぼっち」

2010-10-26 | 食・酒

 妹のパートナーであるダイサク君が、「房総のお土産」といって届けてくれた落花生焼酎「ぼっち」。猫の名前と同じなので買ってきてくれたのだ。

 千葉県は落花生の生産量日本一を誇る県。だから焼酎も「落花生焼酎」なのだ。

 「ぼっち」というのは、掘り起こした落花生をそのまま高さ2m、直径1mほどに野積みしたものをいう。ちょうどおとぎ話『3匹の子ブタ』に出てくる藁の家の形をしている。「ぼっち」を1カ月ほど天日にさらして乾燥させると、落花生に油がのってくるらしい。晩秋から冬に向かう落花生畑の風物詩だ。

 焼酎「ぼっち」の箱書きには千葉県産の「落花生3%使用」と書いてある。ひと口含むと「落花生の」とは言わないけれど、なんとな~く香ばしさを感じる。口当たりはよいほうだと思う。

 原材料表示を見ると、米麹と落花生を原料にした乙類焼酎に、糖蜜ととうもろこしを原料にした甲類焼酎をブレンドしている甲乙混和焼酎だった。
 落花生の乙種焼酎はわずか18%なのに、麦焼酎とは違う香ばしさ。やっぱり落花生の香ばしさなのかなあ。

 ちなみに酒造業界では、ブレンド焼酎で甲類の割合が多いものは「甲乙混和焼酎」、乙類の割合が多いものは「乙甲混和焼酎」と表示することを規定しているそうですよ。「ぼっち」は甲類が82%、乙類が18%なので、ちゃんと「甲類乙類混和」と書いてありました。

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こんにゃく畑

2010-10-25 | 旅先でのお話

 こんにゃく芋の産地として全国一を誇る群馬県下仁田町に取材に行った。そこで初めてこんにゃく芋畑を見た。知らなかった、これがこんにゃく芋畑だったなんて。

 こんにゃく芋は一人前になるまで3年かかるという。 
 春、こんにゃく芋の種芋を植えると新しい芋ができ、そこから地下茎が伸びて、秋、小さなこんにゃく芋ができる。これを生子(きご)というそうだ。それを収穫して貯蔵し、次の春にまた植え付ける。
 そして、秋に収穫して貯蔵。さらに次の春に植え付け、秋に収穫したものがやっと出荷できるというのだ。

 種芋を植えてから3~4年目でやっと出荷だなんて、こんにゃく芋が植付けから収穫・貯蔵と、こんなに手間がかかる作物だとは思わなかった。
 しかもこんにゃく芋は低温に弱くて腐りやすいため、収穫から植付けまでの保管がとても難しいらしい。

 こうして、こんにゃく芋の栽培が思いのほか大変なことを知った。こんにゃくを何となく重視してこなかったことを芋畑に詫びたのであった。

 そして、お詫びかたがた取材の帰りに、重量感たっぷりのぶりんぶりんした、まあるい手作りこんにゃくを買って帰ったのである。煮物にしたら、歯ごたえがあり、とても美味でした。 

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水木しげるロード

2010-10-25 | つぶやき

 島根取材「せっかくなので」第3弾。米子鬼太郎空港に向かう途中に立ち寄ったのが、今話題の「水木しげるロード」。

 話には聞いていたが、連休初日ということもあってか、わらわらとたくさんの人がいて驚いてしまった。

   
鬼太郎      海女房      ねずみ男     こなき爺

 境港駅前から本町商店街の約800mの間に139体の妖怪たちのブロンズ像があるそうだ。

 どこもかしこも「ゲゲゲの鬼太郎」関連グッズで溢れている。神戸ベーカリーでは、鬼太郎をはじめ妖怪たちをかたどったパンを売っていたし、ソフトクリームには「一反木綿」のパイがささっていた。となりのタクシー会社の車は「鬼太郎タクシー」だった。すごいなあ。

 

 観光客に圧倒されながらそぞろ歩き、高さ3×2.5mの黒御影石と樹齢300年の欅を組み合わせた御神体があるという「妖怪神社」や「目玉石」などを見てまわったが、これでもかというくらいの人、人、グッズ、グッズ、人、グッズ……。「鬼太郎の漫画は面白いけど、ここはもうおなかいっぱいです」という気持ちになってきた。

 
2000年元旦落成の妖怪神社   ぐるぐる動く目玉石           

 自分たちのことは棚にあげて「すごいねえ。この人々はどこから来たのだろう」と言いながらほんの50mくらいを往復し、港周辺に魚介類を食べに行ったのだった。

 結局、回転すしを食べました。

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初めて行った出雲大社

2010-10-25 | つぶやき

 島根取材では「せっかくなので」が合言葉になり、というのも編集者も私も島根・鳥取方面を訪れるのは初めてで、農水省の取材でも今まで取材先に選ばれない地域だったので、とにかく見どころがあると「せっかくなので」と言いながら、取材の合間や道すがら観光ポイントに立ち寄ったのだった。

 出雲大社もそのひとつ。

 「縁結びの神様」ということで、もう少しちゃらちゃらした感じかと思っていたら、意外とこじんまりしていて、拍子抜けするくらいだった。

 「縁結び」で有名な割に、変に商売に走った感じがしなくてよろしい。と思っていたら、なんでも出雲大社の「縁結び」は、単に男女の仲を結ぶだけではないという。

「出雲大社の『縁結び』とは、人間が立派に生長するように、社会が明るく楽しいものであるように、すべてのものが幸福であるようにと、お互いの発展のためのつながりが結ばれることです。大黒様が「福の神」と慕われ、すべての人々から広く深く信仰をおうけになっているのも、この「むすび」の御霊力(みちから)、いいかえれば、愛情を私たちに限りなく、そそいで下さる神さまであるからです」

        
        因幡の白ウサギと大黒様の像

 そうか、そうか、そうであったか。お互いの幸福のためにつながりが結ばれることであったか。

 そんな縁起を読み、心新たにしていると、ふと目に止まった黒いもの。
 境内を散歩中の黒ラブでした。すぐに犬とつながりを結びたくなる私は、うちの犬たちとしばし離れている淋しさを埋めるべく「触ってもいいですか」と言いながら近づいて行った。

           

 ジョン太郎君、12歳。見たところブナより白髪が目立つけど、ブナと同い年。聞かれもしないのに「うちにも12歳の黒ラブがいるんですよ」と飼い主さんに告げ、大きなお世話だけど「がんばってね」とジョン太郎君に話しかけたのだった。

 
 おみくじをいっぱい結びつけられた大木。こんなに願いを込められては、さぞ重かろう。大きな〆縄に下から小銭を投げつけている人々もいた。藁の間に小銭がはまり込むと、なぜか大喜びしている。みんないろいろ結ばれたいらしい。

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コスモス満開

2010-10-24 | 犬&猫との暮らし

        

 河川敷近くの畑にコスモスが満開です。

 一昨年も3頭を座らせて写真を撮ったので、昨年もそうしようと思っていたら、長雨と台風に見舞われて、写真を撮る間もなく、コスモス畑は色あせてしまっていた。
         

 今年はトチが欠けてしまい、ちょっぴり淋しいコスモス畑での撮影となりました。

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松江の鯛めし

2010-10-24 | 食・酒
 島根の取材時に宿泊した玉造温泉郷にある「華仙亭有楽」では、夕食を館内でとるか、宍道湖畔の有名旅館「皆美館」の食事処でとるかが選べたそうで、朝食は館内でとるのだから、またまたゆうさんは「せっかくなので夕食は宍道湖畔で」ということで「皆美館」へ。

 旅館から車で送迎してもらえるということで、まあ、びっくり。

 「皆美館」は明治21年創業以来、小泉八雲をはじめ、芥川龍之介、北大路魯山人などなど、多くの文人が訪れた、これまた高級旅館でした。

 そこでは松江藩主・松平不昧公が好んだという「家伝鯛めし」が出された。「鯛めし」は不昧公がオランダ料理からヒントを得て考案したものらしい。

 丸皿に、鯛のそぼろ、卵の白身と黄身が半球状に盛られていて、その横に大根おろし、わさび、千切りにされた海苔やワケギなどが添えられている。それを温かいご飯に適量のせて特製出汁をそそぎ、最後に食べるひつまぶしの要領で、お茶漬けのようにして食べるのだそうだ。

 奄美で食べた「鶏飯(けいはん)」を思い出した。あれは抜群に美味しかった! 鶏からとった出汁がさっぱりしていながらコクがあり、絶妙でした。

 「鯛めしも堪能しました」といいたいところだけど、「鯛めし」に辿りつくまでに、前菜、小鍋立て、お造り、楽盛り、焚きだしとさまざまな料理が出て、おなかがいっぱいになっていたために(もちろん「ビールは呑んだわ、焼酎はのんだわ」ですし)、ご飯物の入る余地がなく、少ししか食べられなかった。残念。

 東京や大阪に「皆美」という松江の郷土料理の店を経営しているということなので、いつかしっかり「皆美 家伝 鯛めし」を味わいたいと思う。自腹で払える値段かどうか、分からないけどネ。
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玉造温泉の華仙亭有楽

2010-10-24 | 旅先でのお話
 10月は上旬から、近場は群馬、長野から遠出は島根・鳥取まで取材に出ていて、そのまま記事にして校了へと、毎度のことながらバタバタしていた。

 遠方取材の際には飛行機を利用するのだが、そういう手配はすべて編集ゆうさんがやってくれる。飛行機で出かける際、日帰りの往復チケットより指定の宿と絡める往復チケットのほうが安いということで、どうしても1泊することになり、1泊するからには2日間で何件かの取材をしてくるという「転んでもただじゃ起きない」タイプのスケジュールになる。

 島根県の美郷町へは、鳥獣被害対策の事例取材ということで出かけた。十数年前にカヌーで旅をした江の川沿いの町に、再び出かけることになろうとは思いもよらなかった。

 かつて「たたら場」が点在した山また山が続くつづら折りの道をひたすら走り、「おおちカヌーの里」がある美郷町(旧・邑智村)へ。数時間の取材を終え、再び松江方面に戻った。

 米子鬼太郎空港(最近そういう名称になったらしい)の発着だったので、指定の宿泊先はその周辺。宿はいくつかの選択肢があり、ゆうさんが言うには、ビジネスホテル的なところもあれば、少し値段は高いが温泉旅館もあったという。

 「せっかくなので、玉造温泉の旅館にした」とゆうさん。少し奮発し、規模・歴史ともに島根県下随一の玉造温泉郷の旅館を予約してくれた。いつもはツインでもホテルなら一人で泊まらせてもらうのだが、旅館なのでゆうさんとも同室。

 旅館名は「華仙亭有楽」。平屋造りで、10畳と3畳ないし4.5畳の次の間付きの客室は全部で24室といったかな。なんと全室露天風呂付きという贅沢な旅館。


 

 手入れの行き届いた中庭に面して廊下があり、何カ所かにゆったりくつろげるスペースが設けられている。そこではコーヒーや紅茶を勝手に呑むことができるのだけど、置かれているソファーや調度品が素晴らしかった。

 

 生涯自力ではおそらく泊まることができないであろう高級旅館だった。
いや~、いい思い、しちゃったよ。
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タチウオ漁獲量日本一の漁港

2010-10-12 | 旅先でのお話
 近年、魚の消費量が減少している。とはいえマグロなどの人気魚種は消費量を伸ばし、海外では「日本の胃袋が世界中のマグロを食い尽くす」くらいのことを言われている。

 漁師さんたちは、日本近海で漁獲されている身近な魚を、従来食べてきたようにもっと食べて欲しいと願っているわけで、そんなこんなを取材するために、和歌山県有田市の有田箕島漁港を訪ねた。      

 それまで知らなかったのだけど、有田簑島漁港はタチウオの水揚げ量が市町村レベルで日本一だそうで、箕島駅にもタチウオが縦になったモニュメントが立っていた。
 「タチウオって太刀に似ているからタチウオだと思ってた。立って泳ぐからタチウオ?まさかね」なんて言っていたら、ホントにヒラヒラと立ち泳ぎをするのだという。まあ、頭上の獲物を捕食するときだけらしいけど。

 箕島漁港は和歌山県の観光スポットにもなっているという。水揚げ風景が独特なのだそうだ。

 早朝3時に出港した漁船は午後3時くらいから寄港し始める。漁港にはリヤカーを引いた老若入り混じった女性たちが待機。接岸した船からトロ箱に入れられた魚をガンガン下ろすと、リヤカーに乗せてセリ場に向かうのだけど、ぼんやり突っ立って見ているとぶつかってしまうくらい、たくさんのリヤカーがあっちからこっちへ、こっちからあっちへと行き交うのだ。

          

 リヤカーには漁師さんの名前が書いてある。なぜか「カツジ」とか「タカオ」とか名前が書かれているのだ。同じ苗字の人が多いからなのかもね。

 タクシーの運転手さんが「ここのお母ちゃんたちは威勢がよくて、気が強いんだ」。けっこう、けっこう。そうでなきゃ、漁師の女房は務まらないんじゃない?
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状態検知機能付きバッテリー

2010-10-11 | つぶやき
 散歩を終えて犬たちを車に乗せ、エンジンをかけると「シュン、シュンシュンシュンシュー」と弱々しい音がして、うんでもすんでもなくなった。

 バッテリー切れだ。

 何かを付けっぱなしにしたわけではないので、もう寿命だったのだろう。犬との散歩帰りにJAFを呼ぶのは、これで3度目。すべてバッテリーの寿命だった。3回とも車が違う。全部中古車だったので、前回のバッテリー交換がいつだったか分からなかった。

 JAFに電話して待つこと20分。告げられた時間より早く来てくれた。

 何かバッテリーの交換時期が分かる方法はないのかと前々から思っていた。いつもお世話になっている車屋さんは、バッテリーはタイヤ同様消耗品なので、まあだいたい2~3年を目安に自発的に交換するしかないという。

 そうかと納得していたのだけど、一応JAFのお兄さんに聞いてみた。すると、最近では充電不足やらを知らせる機能が付いたバッテリーも出てきたという。最新型のちょっと高いものにはそんな機能があるらしいのだ。

 今回も寿命のためにバッテリーが切れたので、早々に交換しなくてはならないのだけど、なじみの車屋さんにレガシー用バッテリーの在庫があるかどうか分からないから、オートバックスまで走らなければならないかなあと思っていたら、JAFのお兄さんが「交換できるバッテリーを車載している」と言うではないか。

 「2万4000円ですけど」と言うので、ぎょっとしたけど、仕方ない。「現金の持ち合わせはありません」と言うと、カードでもいいと言うのでお願いすると、新しいバッテリーの箱を開けていたお兄さんが「あっ、新型のタイプです」と言う。

 なんと、バッテリーの充電不足や要交換ということを、アラームとLEDランプで知らせてくれるタイプだった。

 ただ、運転席までその音が聞こえるのかなあ。「周囲の騒音などによりアラームが聞き取りにくい場合があります。1カ月に1回はLEDの表示を確認してください」と書いてある。

 新品なので当分異常は起こらないだろうから、アラームは鳴るまい。鳴っては困る。それなら、明日乗る時にボンネットを開けて、良好のサインである「緑点滅」をしているかどうか、見てみようっと。ちょっと楽しみ。
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犬と曼珠沙華

2010-10-03 | 犬&猫との暮らし

 埼玉県日高市を流れる高麗川が蛇行して形成した巾着型の場所は「巾着田」と呼ばれ、日本有数の曼珠沙華の群生地。「100万本」と謳われている曼珠沙華は今が見ごろ。今日あたり大変な賑わいだろう。

 100万本には遠く及ばないが、いつも行く河川敷でも曼珠沙華の咲く風景が楽しめる。舗装された土手道の脇に1本の赤い帯が続く。
 舗装される前、そして10年くらい前に舗装されてから数年は、こんな光景を見た記憶がないので、多分誰かが植えたのだと思う。
 でなければ、道の片側にだけ整然と花のラインができるわけないものね。

 

 土手面にもあちこちに曼珠沙華が小さな群生を見せ、とても美しい。昨年より見事な咲きっぷり。

 「きれいだねえ」と相槌を求める私に、「別に~」とエリカ様のようにあっちを向いて行ってしまおうとする犬たちを「ちょっとそこに座りなさい」と強引に押しとどめ、青空をバックに鮮やかな朱色と黒を写り込ませる私。

 黒犬は表情がベタっとなってしまってちっとも可愛くないけれど、しょうがない。
 明日からはまたお天気が悪くなるということだから、青空と朱色の花のコントラストは今日が見納めかもしれない。

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