小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

ウィローツリーの置き物

2018-10-14 | 犬&猫との暮らし
カヤを亡くしたあと、何となく天使の置き物を探していた。
なぜ天使だったのか、はっきり思い出せない。

誰もが思い浮かべる、あの無垢な天使に、
救いを求めたのかもしれないね…。

それで見つけたウィローツリーの彫像、
ボロ泣きでした。
天使が抱いているのは、カヤです。
大きさといい、耳なんかも垂れ耳で、まるでカヤなの。



違うんだけどネ、正確にいうと、しっぽが長いから、違うの。
でも、まるでカヤ……。



これを見た時、本当に救われた気持ちになった。
カヤは天に召されて、幸せになれたんだなあと思った。
もう辛い思いをしなくていいんだなあと思った。

これらの作品を世に送り出した作者にも業者さんにも感謝した。

ねえ、カヤ、もう苦しくなんか、ないよね。
よかったね、抱っこしてもらってって……。

そして、晴子さんちの桃太が亡くなったあと、
ウィローツリーが新たにラインアップした作品の中に、
桃太にそっくりな彫像を見つけた、
My love dogというタイトルの作品……。

すぐに晴子さんに送った。
ちょっと間がなくてキツイかなって、送ってから心配になった。

でも、とても愛おしく思ってくれたみたいだった。
ただ、私と同じように「しっぽが違う」と思ったんだね(笑)。

事実、違っていた、しっぽが。桃太のしっぽはもっと太かったけど、
彫像のしっぽは、シュッと細かったのだ。

で、彼女は、多分、人には見せないように涙をいっぱい流しながら、
彫像の桃太を、本物の桃太に近づけたのでした。

細いしっぽを加工して、桃太のしっぽに似せたの。
それは……、癒される作業だったかな。
だったら、いいなと思う。

それが、この彫像です。
元を知らない人は分からないだろうな。



ウィローツリーの作品は心にしみるものが多い。

立体にしても平面の作品にしても、文章にしても、
人を和ませる何かを作りだせる人が羨ましい、と心底思う。
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桃太、逝く

2018-10-09 | 犬&猫との暮らし
食欲もなく、具合が悪そうにしていた桃太を
晴子さんがいつもの病院に連れて行ったのが8月25日。

精密検査のために小動物医療センターにも足を運んだ結果、
心臓に血管肉腫が見つかった。

血管肉腫って? 知っていますとも、
カヤの脾臓にできた腫瘍が「血管肉腫の可能性あり」
といわれたことから、何度も調べては泣かされた病名だもの。

血管肉腫は、血管の内側の細胞がガン化した状態で、
心臓や脾臓に多く発症するのだそうだ。
桃太が意気消失していたのは、心臓の周りに
血が溜まっていたからだそうだ。

それからの桃太は、ちょっと不安定になると、
通院して血を抜いてもらうという対症療法と、
抗がん剤は使わず、免疫療法をすることになった。

晴子さんは、桃太の食事にも気を付けていた。
血管肉腫を発症してしまっても、
免疫力をつけておくことはとても重要だからだ。
がんや腫瘍のための特別療法食も用意した。

私は、桃太の血管肉腫を知ってから、
クリが使っていた、歩行を介助するハニカム胴着や
横になったまま運べるハニカムマットを持って行った。
数カ月前にカヤが使ったものだ。

20何キロの桃太が、よろけるようになったときに
持っていると、使わなくても心強いと思ったから。

8月25日からまるまる5週間、
9月30日の朝、お散歩をしてフードも食べて、
そうこうしているうちに、急に具合が悪くなって、
それから4時間半くらいで、あっという間に逝ってしまった桃太。

「いろいろなものに書いてある通り、お約束通りに逝ってしまった」
と晴子さんは言った。そして
「カヤちゃんと、もう会ったかなあ」……って。

桃太のうそつき、またお散歩しようねって約束したじゃない!

亡くなる前日、免疫治療に行ったときの桃太。
痩せてもいないし、衰弱もしていない、普段とちっとも変らない姿。



桃太のことが大好きで、逝ってしまった桃太に
くっついて眠るシロップの写真が送られてきた。



涙腺崩壊でした。

亡くなった翌日、お花を持って桃太に会いに行った。
しっかりした体つきの桃太と健気なシロップに、
「涙滂沱として禁ぜず」でありました。
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メダカを飼いまして

2018-10-08 | 犬&猫との暮らし
10月6日のヨミウリオンラインの記事の
「メダカ1匹1万円 ブームに弊害」というタイトルに目がとまった。

どうしてかというと、メダカを飼っているから、なんです。

カヤが亡くなったあと、しばらくして晴子さんから
「うちの(夫)がメダカをもらってくれないかなと言っています」
というメールが来た。

私が「師匠」と呼んでいる晴子さんのご亭主は、
庭のスイレン鉢でメダカを飼っている。
それが、増えすぎて困っているというのだ。

多分、2人の、私への思いやりだと思う。
手持ち無沙汰で、このままでは早くボケちゃうのではないか。
そう心配してくれたのだと思う。

断る理由もないので、飼ってみることにした。
もちろん飼うからには、いろいろ調べもしたけれど、
ちょっと心もとない。

「20匹くらいもらって」というので、
メダカの大きさを考えて、20匹を入れる水槽やら、
簡易スイレン鉢やらを購入し、水草も用意してみた。

体長2~3センチの大人のメダカを想像していたのだけど、
師匠が「成長を見る楽しみ」を考えてくれて、
なんと5~7ミリくらいの赤ちゃんメダカをくれたのだった。



ピヤピヤ、ピヤピヤ泳ぎ回るので、数を数えられなかった。
1カ月以上経ち、倍くらいの大きさになったので、
なんとかカウントしたら、13匹いることがわかった。



この間、飼育日誌的感想はもろもろあったのだけど、
メダカどころではない沈痛な日々だったので、
メダカのことを書く気になれなかったのだ。

ごめんよ、メダカたち、
決してお前たちを軽んじているわけじゃないのだよ。

そう、メダカを引き取りに行った8月25日は、
別の意味で忘れられない日になっってしまったの。
晴子さんちの桃太が、大病をしていることが分かった日(泣)。
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晴子さんちの桃太とシロップ

2018-10-03 | 犬&猫との暮らし
犬たちが健在の時には、犬たちだけで留守番をさせてまで、
友達の家に泊まりに行くなどということは、したことがなかった。

妹に犬の世話をお願いして外泊したのは、仕事だったからだ。

カヤが亡くなって10日目の6月末、何十年ぶりというくらい、
つまり、いつそうしたか思い出せないくらい久しぶりに、
友達の家に泊まりがけで出かけた。

保護シェルターで出会い、カヤの仲を取り持ってくれた晴子さんが、
「旦那が出張中だから、犬たちの散歩をしにおいでよ」と誘ってくれたのだ。

晴子さんの家には、9歳でオスのミックス犬・桃太と
保護シェルターから引き取った年齢不詳(多分5、6歳?)のオスで
ポメラニアンとマルチーズだかのミックス犬・シロップがいる。

桃太は20キロを超えているので、私にはお散歩のし甲斐があり、
以前、桃太にボールの持来遊びをしたときには、
トチ・ブナ・クリとのグランド遊びを思い出して、うっとりした。


ウリ坊みたいな柄が不思議な桃太とおちびのシロップ


凛とした桃太

昔は小型犬には無感動(?)だったけれど、
今はどんな犬でもかわいいと思う。シロップも可愛い。


この2匹は、飼い主がそうであるように、とてもいいヤツです。
シロップはちょっと甘えん坊だけれども。

お泊りに出かけた朝、桃太とのお散歩風景がこれ。
犬との散歩は至福だ。


車で20~30分も走れば、晴子さんのうちに着く。
この犬たちと遊ぶことは、カヤを亡くした私には慰めになるのだった。

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