小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

共謀罪法案の強行採決

2017-06-15 | つぶやき
秘密保護法、安保関連法の成立時と同様の強行採決。
なぜここまで急ぐ必要があるのでしょうか。
まっとうな審議をしたようには、とても見えず、
一国の首相の耳を塞ぎたくなるような軽口や
人を小馬鹿にしたような態度は、誠に醜悪だった。

政府は、頻発しているテロの脅威を語り、
国際組織犯罪防止条約締結のためには
テロ対策となる共謀罪法案が必要なのだと主張するが、
国連「立法ガイド」の執筆者で刑事司法学者のニコス・パッサス氏は
国際組織犯罪防止条約はテロ防止を目的としたものではなく、
共謀罪のような新法案を成立させるための理由に、
この条約を利用してはならないと語っている。

国連人事理事会からも国際ペンクラブからも
共謀罪法案によって、守られるべき人権が脅かされることに対する
懸念の声があがっているのに、
政府はこういった海外からの意見にも、
耳を傾けるどころか、幼稚っぽい反論を繰り返すばかり。

対話も調和もない。充分な議論もない。
法相の答弁も非常に見苦しく、不安をかきたてるだけだ。
したいように、強硬に推し進めるやり方には、
幻滅させられる。脱力感でいっぱい。
コメント (2)
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