小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

漢方薬は犬にも強い味方

2018-03-31 | 犬&猫との暮らし
カヤと一緒に保護された姉妹犬のマリンちゃんの飼い主さんからのコメントで、
マリンちゃんが、やはり脾臓腫瘍を患い、摘出していたことを知った。

3年前のことだから、もう少し若かったから手術も選択できたし、
幸い腫瘍は良性だったとのことで、飼い主さんはどれほどホッとしたことだろう。

そして、この2月に、マリンちゃんが
慢性的なひどい下痢を克服できた経緯が分かった。

知人の紹介で知った漢方薬を用いた「ハルペッツクリニック」という
内科治療専門クリニックの処方が、つまり漢方薬が、
それまで打つ手を失くしていたひどい状態から
マリンちゃんを解放してくれたのだそうです。

マリンちゃんは悪性リンパ腫を患ったとき、
抗がん剤による治療を行ったそうなのだけど、
やはりそれが免疫力を低下させ、消化器系にもダメージを与えたようだ。

漢方薬クリニックの院長先生がそう指摘して、
マリンちゃんの症状に見合った漢方薬を処方してくれたところ、
見事に下痢が改善しただけでなく、
元気を取り戻し、耳の状態(外耳炎)も毛ヅヤもよくなったとか。


わたしは毛もちょっとボサボサ by カヤ

そのクリニックは一度きちんと受診して処方してもらえば、
毎月薬は郵送してくれるそうなので、家が遠い場合はありがたい限り。

院長先生は「がんも漢方薬で治りますよ」おっしゃっているそうです。

森井先生も抗がん剤は使わない方針だし、
カヤの治療の選択肢にも漢方薬が挙がっていたので、
漢方薬は種類も多いし、やはり広範に有効なのだと思う。

カヤにはまず、森井先生の得意とするホメオパシーで
対応していくことになったけれど、
姉妹犬のマリンちゃんとカヤは、体質も似ているだろうし、
病歴も同じなので、マリンちゃんに合った漢方薬の話が聞けて、
心を強くしたのでした。




麻布十番から有栖川公園に向けて歩いていたとき、
偶然、麻布氷川神社の前を通りかかった。

カヤのことをお願いして、おみくじを引いたら「末吉」。
今は我慢が必要らしい。
祈願も込めて、今回は境内の所定の場所に結んで帰ってきました。
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手ごわそうな脾臓がん

2018-03-28 | 犬&猫との暮らし
肝臓がんや膵臓がんはよく耳にするけれど、脾臓がんとはねえ……。
調べてみると、人間の罹患報告より犬のそれの方が多いように思った。

まったく予想もしていなかったので、心の準備もなく、
また、脾臓がんの知識もなく、それ以前に脾臓の役目も曖昧だった。

重要な働きをしてくれている臓器なのに、
これまでを振り返っても、思い遣ったことがなかった。

そんな脾臓に腫瘍ができると、犬の場合には
「その50%~70%は悪性とされ、血管肉腫など、
かなり症状の重いものであることも多いとされます」とあった。

仮に良性であっても「破裂する恐れがあり、
出血により死亡することもあるとされています」って、
良性だったからと言って、楽観視できないどころか死に至るなんて……。
脾臓に腫瘍ができたら、悪性・良性にかかわらず、
非常によろしくないわけです。

こんな記述もありました。
「ある過去の報告では、手術のみの生存期間は約2カ月、
手術+抗がん剤で約6カ月といわれ、
1年生存する犬は10%程度といわれております。
それだけ進行が早く、血管肉腫は現在治療が難しい腫瘍です」

ひどいじゃないか!と思いました。

産まされるだけ、子犬を産まされ、
目の病気も耳の汚れも放置されて機能を奪われ、
用なしになったら放りだされて。
やっと家庭犬になれたと思ったら、
繁殖犬で健康体じゃなかったために、難治性腸疾患をわずらって、
腹水パンパンでも死なずに済んだところ、かすかにあった聴力も失って、
そのうえ、最後には脾臓がんって、ひどいじゃありませんか!

カヤ、可哀想すぎるよ。
満開の桜が咲き誇る中、あてもなく車で走り回りながら泣いた。

泣くだけ泣いてから、カツを買って帰った。
アスリートや受験生の縁起担ぎか(笑)。

手ごわそうだけど、負けない。
とにかく、やれることはやる。
カヤが苦しい思いをしませんように、願いはそれだけ。



敷いてあったタオルを自分でかけてお昼寝中。
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カヤに脾臓がんの告知

2018-03-28 | 犬&猫との暮らし
ここのところ、すっかり暖かくなり、
朝方、カヤが私の布団に潜り込もうとして、
ひんやりした被毛に起こされることもなくなった。



今日は月(正確には4週間)に1度の検診日。
ALB値1.8g/dlが出てから初めての検診である。

森井先生が電話で語った内容が記されている検査結果を手渡しながら、
やはりALB値の低さが気になるところだけど、
おそらくカヤはずっとこんなものだったろうから、
何か対処するべきか、というと「微妙です」とおっしゃった。

そこで、最近、気になる空咳について相談すると、
思った通り心機能の低下によるということだった。
加齢によるものだから「薬を処方し出したら、
キリがなくなるんですよね」と先生。

心臓の薬の追加は見送り、経過観察ということになったのだけど、
もっと大変なことが発覚したのでした。

先週、カヤの左わき腹に、
小さな鶏卵を縦半分に割ったような大きさのポコリとした、
脂肪腫のようなものがあることに気付いた。

座っていたり、立っていると、よく分からないのだけど、
左半身を上にして手足を伸ばして横になっていると、
脂肪腫ほどしっかりした感触ではないものの、
ポコンとした膨らみがよく分かる。

森井先生にも触ってもらい、念のためエコー検査をしたところ、
「これは脾臓がんですね」と、
うっかりしていると聞き逃してしまうほど、あっさりとおっしゃった。

えええええーっ! 脾臓がん?! なんなんだあー?って感じでした。

脾臓がんは悪性の血管肉腫である場合が多く、
悪性かどうかを判断するには、脾臓を摘出するしか、ないらしい。
治療としても、摘出が最善策。

ただし、カヤはALB値も低く、必要なタンパク質を吸収できていない。
抵抗力、免疫力も低いので、全身麻酔の脾臓摘出手術は
非常にリスクが高いといいます。おっしゃるとおりです。

そのうえ、何日になるか分からないけれど、入院が必要とのこと。
全盲で耳も聞こえないカヤには、自宅でもない、
私もそばにいない、という極めて不安で厳しい環境です。
それだけで、ものすごいストレスでしょう。可哀想すぎる。

なので、カヤには手術以外の選択肢である
ホメオパシーや漢方薬を試していくことになり、
毎週1回、通院治療することが決まった。
毎週水曜日は、何とか取材や会議を入れないようにして病院通いです。

処方されたホメオパシー薬はこれまでとは違う投与の仕方をする。
ホメオパシー療法の神秘性を実感させられるやり方……。

「慢性疾患&がんを直す患者さん用ホメオパシー薬(レメディ)」
という表題の説明書には、投薬の仕方の一番下に
「この方法によって、がんによる生体への悪影響を大きく減らすことができ、
ホメオパシー薬の作用を維持し、治癒率を大きく高めます。
多くのがん患者さんで実証された方法です」と書かれていた。

ホメオパシーが効くことは、これまでのカヤで実証されているので、
どうか脾臓がんにも有効でありますように、と祈りながら投与を開始した。
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カヤ、気功治療を受ける

2018-03-09 | 犬&猫との暮らし
気功治療家となった烏山さんは、私の背中に両手のひらをくっつけて、
後ろに引っ張った。いや、引っ張ったわけじゃない。
手を自分の方に寄せただけなのだろうけど、烏山さんの手のひらは、
まるで磁石のように私の背中にくっついているので、
私は引っ張られて、「おっとっと」と後ずさりするしかない。

おかしくなって笑ってしまいました。

私のお腹の前に、気のボールを作って押してくるので、
これまた私は「おっとっと」と後ろにひっくり返りそうになる。

もちろん、気のボールなんぞ、見えやしないのですよ。
見えやしないのに押されてしまうのです。

楽しくて、キャアキャアしていたら、
烏山さんが「カヤちゃんに気を入れて帰りますね」と言う。
おお、ありがたい。

彼はしゃがんで、カヤには直接触れずに、
腰や頭を包むように手をかざし、5分くらいじいっとしていた。
最初カヤは動いていたけれど、そのうち静かに寝そべって
気功を受けていた。

犬は「すんごく気持ちよかった」とか「じんじんした」とか
言わないけれど、兵庫県には実際に、動物のための気功院もあり、
症例が紹介されている本も出ている。



熱心に行えば、きっと良いほうに作用するのではないかしら。
カヤの、すぐグジュグジュになってしまう耳や
薬ではどうにもならない尿漏れ、何とかなるとよいなあ。
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気功治療家になった置き薬屋さん

2018-03-08 | 健康・整体
太極拳の稽古に、今まさに出かけようという時にインターフォンが鳴った。
何年振りだろう、置き薬屋さんで、整体師の烏山さんだった。

烏山さんとは、ここに引っ越す前からのお付き合いなので、
17年以上になるでしょうか。
烏山さんは、富山を代表する製薬会社「広貫堂」の薬を中心に扱っていて、
その中から私は「熊膽圓(ゆうたんえん)」と「六神丸」を買い置きしていた。 

  

「熊膽圓」は「熊の胆(クマノイ)」と呼ばれて親しまれてきた生薬で、 
昔は熊の胆汁を使用していたので、その名が付いたのだけど、
現在は主に牛の胆汁を使っているそうだ。

「六神丸」は「和漢薬の強心剤」と謳っているが、
疲労やホルモンバランスの乱れなどにも有効とのことで、
消化器系は「熊膽圓」で、循環器系は「六神丸」でカバーしてきたのだが、
ここ数年、「熊膽圓」と「六神丸」は富山に取材に行った時などに、
現地で購入したために、烏山さんから購入することがなかった。

そして、つい昨日のこと。
東京駅のKITTEで開催されている「富山のくすりフェア」に立ち寄り、
「熊膽圓」と「六神丸」を見つけて購入したのだった。

それらの薬を買った翌日に、それを教えてくれた本人が、
何年かぶりに訪ねてきたのでびっくり!!!
思わず話し込んでしまい、太極拳の稽古はお休みすることに。

以前、烏山さんは手技による整体をメインにしていた。
私も仙腸関節や肋骨のよじれなどを修正してもらったことがある。

ところが最近は「気」を扱って治療していて、
椅子に座ってできる「らくらくヨガ教室」なども開催しているという。

ある気功の本に興味を持ち、その先生の指導を受けたことで、
めきめきと「気」を扱えるようになったそうで、
その話がとても面白くて、実際に私も「気」で動かされてしまった。
そればかりか、カヤにまで「気」を入れてくれたのでした。

烏山さんは、これからはブログも充実させていくらしい。
「出張施術ときどき釣り人 烏の日々」https://ameblo.jp/rakurakuyoga123/
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パピーミル業者摘発

2018-03-03 | 犬&猫との暮らし
まさに芋洗い状態で、
コンクリートブロックの囲いに入れられているのは
全員、繁殖犬なのかしら。ひどい。



ここは福井県坂井市内にあるパピーミル。

3月1日、日本動物福祉協会が動物愛護管理法違反の疑いで、
県警に刑事告発するというニュースが流れた。

2017年の12月には犬猫合わせて385匹を飼育していたらしい。
写真の囲いの中には50匹以上が入れられていたそうだ。

ほかにも狭いケージで飼われている犬猫多数、
エサは1日1回、病気やケガをしてもほったらかし。
で、“虐待の疑い”が持たれているのだ。

こんな飼い方、明らかに虐待です。

昨年の11月末から県の指導が8回も入っていたらしい。
日本動物福祉協会の問い合わせに、県は
「一時は飼育員1人で400匹だったが、3人400匹になり、
現在は3人で250匹と、段階的に改善している」と答えたそうですが、
それでも1人で80匹の面倒を見ることになる。

尋常じゃない。80匹だって1人で世話をするのは無理!

業者は、今いる犬猫を「手放さない」と言っているらしいのだけど、
動物愛護管理法に、もう少し強制力をもたせないことには、
こういったパピーミルは撲滅できませんね。

パピーミルや量産ブリーダーから、不要になった犬猫を
可哀想だからといって引き取ってくる保護団体も
考え方ややり方(行政との連携も含めて)を変えていかないと、
パピーミル業者の飼育方法を改善させたり、
悪徳な業者を根絶やしにすることはできないと思うんだけどなあ。
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カヤ、ALB値2.0を切る

2018-03-01 | 犬&猫との暮らし
森井先生に電話で、カヤの血液検査の結果を聞いた。
開口一番、先生は「やはり総タンパクが低く、4.3g/dlでした」
とおっしゃった。

そして、ALB値も下がっていて1.8g/dl。
1.8~! どひゃ~! 冷や汗タラタラです。
ALB値が2.0g/dlを切ったのは3年ぶりくらいかも。

腎機能を表す数値も高く(悪く)、
アミラーゼは高め、カルシウムは低めと
あまり良くない報告だったのだけど、
森井先生は「特段、緊急性はないので、来月の診療日に
加える必要がある薬など精査しましょう」と、さらりとおっしゃった。

えっ? えっ? ALB値1.8g/dlは緊急性、ないですか?
酒井先生なら悩みながらも、すぐに「ステロイドの投与を」と
おっしゃるに違いない値ですが!

ALB値が「2.0を切ったら地獄」と思い詰めてきたために
頭が切り替わりません。

うわずった声で「な、何もする必要はないですか?」と聞くと、
「するとすれば、やはりステロイドの投与になるのでしょうが、
カヤちゃんはこれまでも決して高い値できたわけじゃないでしょう。
これくらいで過ごしてきたんじゃないですか。
このくらいの値でも、生きていくのに問題ありませんし、
今の状態を見る限り、緊急性は感じませんよ」とおっしゃった。

ああ、なんだか、ホッとしていいやら、悪いやら。
いやいや、いいんだ、いいんだ。

それなら、脂肪分が少なく、高タンパクな食事、
アミノ酸摂取の方法など、フードを少し見直すことにしよう。

なんだか、ずっとドキドキしっぱなし……。はあ~。

混乱しながら、しばらく与えていなかったおやつを
あれこれ買い込んでしまった。



馬肉、鹿肉、鶏レバーetc、etc、
どうか、どのおやつも軟便になりませんように!
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