小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

うっかりチョコレートを…

2008-03-30 | 犬&猫との暮らし
  実家の母が泊まりに来ているということだけでも、普段と異なる生活パターンになっているのに、3歳の姪が遊びに来て、犬たちも私も人の出入りの多さにワサワサしていました。

 大失敗でした。

 姪にあげるチョコレートを調理台の上に置いたまま、30分ほど家を空けたその間に、ルックチョコレート10粒が犬たちのおなかの中に…。
 だいたいそういう悪戯を率先してするのはクリなんです。だれがどれだけ食べたかは分りませんが、いい匂いのものが床に落ちていれば、当然トチやブナも積極的に「頂きましょう」ということになるはず…。 

 犬のチョコレート中毒は、チョコレートに含まれるテオブロミンという成分によって引き起こされるといわれています。犬の体重1kg当たりの致死量は、チョコレート20~40gくらいらしい。トチ&ブナの体重はおよそ34kg、クリは23kg。致死量には全然至らないとはいえ、うかつでした。

 犬が大量にチョコレートを摂取すると、嘔吐や下痢、多尿、興奮、発熱、けいれんなどが見られ、腹痛や血尿、脱水症状のほか、ひどいときには昏睡状態から死に至ることもあるといいます。

 ホント、チョコレートを犬の口に入るような所に、うっかり置いておかないように、気をつけましょう。
 (ハイ、以後、充分気をつけます!)

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トチ、14度目の桜

2008-03-28 | 犬&猫との暮らし
 トチは3年前に乳腺ガンの摘出手術を受けましたが、早期発見・初期治療のおかげで転移も再発もなく、13歳になり老いてはきたけれど健やかに暮らしています。

 大晦日生まれのトチが、初めて桜を見たのは4カ月を迎える頃。今年で14度目の桜です。毎年、この季節には「今年も一緒に桜を見ることができたね」と、しみじみとみなに語りかけ、3頭の写真を撮ります。

 桜吹雪が舞う頃には、「来年もだれ一人(だれ1匹)欠けませんように」と祈る気持ちです。 

 巡る季節を実感させる桜の花、やっぱり日本人なんだなあと思います。犬たちは洋犬だけど…。タハッ…。
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See You! ピエロさん&トニー

2008-03-27 | 犬&猫との暮らし
 ピエロさんは、和光市にある理化学研究所で遺伝子の研究をしているイタリアの人です。ゴールデンのトニーは2歳。同じ河川敷お散歩犬仲間。
 ピエロさんがトリエステの出身だということで、トリエステのことをたびたび題材にしていた須賀敦子さんの随筆が大好きな私は、なんとなく親近感を覚え、時間のある朝はよくピエロさんと立ち話をしたものでした。
 
 ピエロさんは3キロのダンベルを両手に持ち、トニーのフレキシリードをウエストバッグに結わえつけ、自宅(どこかは正確に知りませんが)から走って河川敷にやってきます。雨の日も雪の日も、カンカン照りの真夏も北風が身にしむ真冬の朝も、毎日トレーニングを兼ねた散歩を欠かせませんでした。

 ピエロさんは日本語が上手で、ウィットに富んでいて、ひと当たりも抜群によく、こんなに気持ちのよい人はなかなかいないであろうと思われる「いい人」です。同じ研究所に勤めていた日本人の奥さんも、理知的で落ち着いた感じの美人さんで、それはそれはお似合いの二人でした。
 トニーは、犬はちょっと苦手のようですが、人間にはたいそうフレンドリーで、遠くに見える人にさえ、挨拶しに走り寄らなければ気が済みません。

 なので、トニーがもう少し幼い頃は、人に向かって突っ走るトニーを、
 「トォーニィー!」
 と絶叫しながら追いかけるピエロさんの姿を、朝の河川敷でよく見かけたものでした。ピエロさんにとって、あのダッシュが一番ハードなトレーニングだったのではないでしょうか。

 「ノォォォォォッーーー!」 
 と大きな声が聞こえたら、それもピエロさん。トニーがはしゃいで飛びついて、フレキシリードを噛んだりすると、こちらがスカッとするくらい思い切りトニーをいさめるのでした。

 でも、ピエロさんは心からトニーを可愛がっており、トニーもピエロさんが大好き。
 昨年の秋、サッカーで無理をし、ピエロさんの左足首にヒビが入り、松葉杖生活を余儀なくされていました。にもかかわらず、ピエロさんは松葉杖を突きつつ、トニーを連れてトレーニングにやって来たので、あれにはたまげてしまいました。
 そこで、私がトニーを散歩させてあげようとしましたが、トニーはピエロさんのそばを離れようとはしませんでした。

 ピエロさんはうちの犬たちに会うと、
「みなさん、元気ですか」
 と言って、よくなでてくれました。毎朝のように気持ちのよい会話を交わし、ときに冗談を言い合って笑ったりしていましたが、この4月からピエロさんは、理化研の横浜の研究所に転勤になり、明日引越すのだそうです。
 毎日会っていた河川敷仲間が減り、フサフサのトニーのぬくもりと、ピエロさんの「ノーッ!」が聞けなくなると思うと、少し淋しいです。

 ピエロさん&トニー、心なごむ時間をありがとう。See You Again! 
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犬種名で爆笑

2008-03-25 | 犬&猫との暮らし
 今朝はいつものグランドで3頭に運動をさせたあと、ブナとクリだけ連れて、遊技施設などがある朝霞青葉台公園に行きました。もう少し犬たちと歩きたい気分だったので…。
 遊歩道に囲まれた広々した園内に、ちょうど保育園児たちが遊びに来ていました。最近では、幼い子供もよく犬の種類を知っていて、通学路で小学生に行き合うと、「あっ、黒ラブだ」などという声が聞こえます。

 今日もブナ&クリを目にした保育園児の一人が、「あっ、ラブ…」と言いかけたので、「よく知ってるな」と咄嗟に思いつつ、最後まで言いきった言葉を聞いて、爆笑してしまいました。

 「あっ、ラブラドッグだぁ!」

 ううん、よく分らないけど、座布団1枚!
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てんかん持ちのクリ②

2008-03-24 | 犬&猫との暮らし
 トチもブナも拒絶もせず、クリが家族の一員となって10日経ったころ、クリの左脇にカサカサした感じの皮膚炎を見つけ、脱毛も目立ったため獣医さんへ。
 検査の結果、なんとアカラス症だったのです。全身に広がるとなかなか根治できないことも知っていたので、ショックでした。身体が小さいため、強い薬は使えません。インターネットで調べたところ、フロントラインスプレーが有効とのことだったので(8年前のお話です)、少しずつ塗布してあげることにしました。

 クリは1頭でクレートに入れて待たせると、神経症のようにぐるぐると落ち着きのない動きをし、必ず軟便をして、それを食べてしまう。トイレはわざわざクレートに戻ってしていました。ペットショップにいたころはショーケースが自分の居場所であり、トイレでもあったため、そうしてしまうのでしょう。

 そのころの日記。
「クレート・トレーニングもトイレ・トレーニングも、クリがうちで生きていくことを完全に受け入れ、信頼関係ができてから、焦らずにやっていこう。」

 うちへ来て20日も経つと体重も倍以上になり、アカラスもだいぶ良くなってきました。クリの正確な月齢を聞くため、ペットストアYに電話をしたのですが、その日の日記でまた怒ってます。

「Y和光店の店長に電話。店長も店員同様、いい加減な感じ。初めクリは4月半ば生まれだと言うので、確かかと問い詰めれば「5月2日生まれだった」と言う。どこまで本当かわからないが、だとするとクリは4カ月目に入っていたのに2.9kgしかなかったわけだ。
 店長曰く、「ペットショップにいちゃ大きくなれないんだよね」「だからピレ(ピレニーズ)とかは、おけないんだよ」「可哀想だと言って買ってくお客さんもいるよ」「エサをやりすぎると下痢しちゃうしね」だって。バ~カ言ってんじゃないよ。
 一応アカラスを発症したことを告げると、ちょっとビビっていた。店長が店長だから、店員も店員なのだ。」

 クリのことでは、ずっとそのショップのことを怒っていたような気がします。いつも行く河川敷のお散歩仲間にも、同じようにYで売っていた仔犬が哀れで買い取った人がいました。ワイヤーヘアのミニチュア・ダックスで、やはり買い取ったあとに椎間板ヘルニアを発症したのだそうです。私たちは店長言うところの「可哀想だと言って買ってくお客さん」の典型だったわけです。
 結局、Y和光店は近くに大型ペットショップ・チェーン店「コジマ」ができたため、撤退したのでした。

 クリは車での移動中にも、ウインカーの音とサイドブレーキの音に反応し、それを聞くと落ち着きなく動き回ります。
 そして、アカラスが良くなったかと思ったら、大腸炎、てんかんを次々に発症したのでした。(つづく)
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てんかん持ちのクリ①

2008-03-24 | 犬&猫との暮らし
 クリはペットショップから買い取った犬です。川越街道沿いにペットストアY和光店ができて、どれくらいたったころか、元ダンナのFちゃんと店に行き、貧弱な黒ラブがショーケースに入れられているのを見つけたのでした。
 小さくて目だけがギョロっとしていて、愛くるしいどころか、うずくまっている姿は哀れでさえありました。その哀しそうな眼差しにやられちゃったFちゃんが「買い取ろう」と言い出したのですが、うちにはすでに2頭の黒ラブがいて、しかもメス。オス犬を増やすことなど予想外でした。もちろん私は反対し、相談した訓練士さんも反対しておりました。

 その2日後の日記。
「黒ラブの仔犬は10万円になっていた。月齢など詳しいことを店員に聞いても、よく把握していなくて、店員の態度も悪い! 3カ月とも4カ月とも言う。こんなにちっちゃくて? 2人でキレた。仔犬を購入!」
 店員の態度に怒った私が、支払おうと思って銀行からおろしておいた住宅ローン用の現金を取りに帰り、ひったくるように仔犬を買って帰ったのでした。

 販売契約書に「年齢4カ月位」と書き込みながら、店員の言うことにゃ「エサはこのエサを1日2回、大さじ2杯ずつです」。
 なぬ~っ、大さじ2杯ぃぃぃぃ? 
 だ、だから、見に来るたびに、この仔犬は自分のウンチを食べていたのか…。ひもじかったろう。この仔の境遇だったら、私だって食べていたかもしれぬ!

 クリと名づけられた仔犬を検診に連れて行くと、体重が2.9kgしかありませんでした。4カ月で3kgもないラブなんて異常です。トチもブナも10kgはありました。改めて怒りに打ち震えたのでした。(つづく)
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お散歩仲間のグラッシー

2008-03-23 | 犬&猫との暮らし
 和光市・荒川河川敷のグランドは、野球のない日はかっこうのワンコ運動場です。うちのワンコはここがあるおかげでドッグランとは無縁。
 この河川敷で会うラブラドールは、なぜか黒が多い。
 写真の一番前にいるのは、11カ月のグラッシー。後ろに映っているお母さんと、写真を撮ってくれたお父さんが毎日お散歩に連れてきますが、今は公開訓練試験に向けて、日々練習中。少し怖がり屋さんですが、いうことをよく聞く、とてもいい子です。うちの3頭の11カ月の頃を思い出すと、いや、思い出すまい…。
 写真ではあまりよく見えないけど、ボールの持来練習をしたあとなので、鼻や口に枯れ草をつけたまま、すましているグラッシー。とてもキュートでした。
 
 で、毎日のようにこのグランドに行くたびに、腹が立つことがあります。置きっぱなしの犬の糞が実に多いこと。大きさ的には小型犬のものが多い。
 このグランドは定期的に整備もされる、れっきとした野球場です。国が貸しているとはいえ、いわば人様の場所。もう少し暖かい日が続けば、緑の芝がもえる気持ちのいい場所です。なぜ、自分の犬のウンチを拾って帰らぬか! 小さくても糞は糞。すぐに土に還るわけじゃない。

 野球をしに来た人たちや、整備をしている管理者の人は、どんなにイヤな気持ちでしょう。自分の庭に犬のウンチを置いて帰られたら、イヤでしょ!
 土手道も然りですが、拾わないなら、せめて埋めて帰るとか、それくらいの配慮はしましょうよ。

 よく歩く土手道の傍らに、ものすごい巨大な置き土産があり、グレートデーンくらいの巨体じゃないと、こんなに立派なものは出せまいと思うのだけど、その辺りでそんなに大きな犬を見かけたことがない。一度、このブツの落とし主を見てみたいとかねがね思っております。
 とにかく、そのものの大きさを問わず、飼い主さんはちゃんと始末をして帰りましょう!
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我が家のワンコ

2008-03-22 | 犬&猫との暮らし
 我が家の3頭の名は、トチ、ブナ、クリ。古来、ひとの暮らしに必要とされてきた樹木の名前です。といえば、聞こえはいいのですが、まあ、ちょっとした訳もあって。それは追々綴りましょう。 
 13歳になるトチはもう耳が遠くなりました。
 10歳のブナはトチの娘です。うちで生まれました。母子ということで、2頭はメスです。穏やかなトチの子だから、「穏やかな」を期待したのですが、あにはかなや…。無邪気なのはいいのですが、ハイテンションで甘えん坊。
 5月に9歳になるクリは、ペットショップで可哀想な幼少期を送っていたのを、買い取ったのですが、分離不安もひどく、おまけにてんかん持ちです。オスなのにトチやブナより10kgも軽い。小型犬の飼い主さんにしてみれば、23kgは充分大きな犬でしょうが、私にとっては診察台にも軽々抱き上げられる「おチビさん」です。
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生まれ変わったら

2008-03-22 | 
 動物好きのため犬猫に目がいき、詩も動物や自然の営みを題材に書くことが多いようです(って、他人ごとのような書きっぷりですが)。
 この作品は児童文学雑誌「ネバーランド」に発表させて頂いたものですが、平成21年4月発行予定の教育同人社・小学生用音読集「音読の森」5年生版に掲載されることになりました。
 13歳になった我が家のトチを思って書いたものだったので、その作品が子供たちに音読されるようになるなんて…、とてもうれしく思っています。

   生まれ変わったら
                   
   飼い犬のチロは老犬で
   もう寝たきりの毎日だ
   それでもときどきねむりながら
   口をクチャクチャやったり
   手足をパタパタ動かしている
   きっと夢の中で
   おいしいものを食べたり
   原っぱを思いきり
   走りまわっているのだ

   私は毎晩ねむる前に
   チロの耳もとでささやく
   「今度生まれてくるときは
    私はきっと犬になる
    チロは人間に生まれ変わって
    私の飼い主になってね」

   チロは私に忠実で
   兄弟のように遊び信頼し
   目を見ればお互いの気持ちが通じた
   チロと過ごした十数年間
   どんなに楽しい日々だったことか

   犬がいる生活が
   こんなにも心を豊かにしてくれることを
   チロにおしえてあげたい
   生まれ変わったら
   チロの飼い犬になって
   チロに私と同じ幸せを
   感じさせてあげたい
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針金犬

2008-03-20 | 犬&猫との暮らし
 福岡県鞍手町の「針金犬」が無事保護され、首に巻きついていると思われていた針金も外れていたとのこと、よかったと思います。また、全国から7件の引き取り依頼があったといいます。きっと心優しい飼い主に巡り合えることでしょう。よかったね、針金犬よ。

 ふと昨年の「崖っぷち犬」騒動を思い出しました。テレビカメラ15台、報道陣、住民ら約200人に見守られての救出劇が繰り広げられ、救出後には確か全国からおよそ30件の引き取り依頼があったと伝えられていました。ワイドショーの過熱報道にはいささか奇異な感じを受けましたが、里親抽選会の熱気を帯びた様子にも私は少なからず違和感を覚えたのでした。

 明日の命さえ保障されていない、それこそ「崖っぷち」に立たされている犬なら、全国の保健所にいくらでもいるのだもの。

 「針金犬」や「崖っぷち犬」の里親を希望し、残念にも引き取ることができなかった方たちが、殺処分という悲惨な運命を背負った犬たちが閉じ込められている保護施設に、そのまま足を運んでみようという気持ちになるような報道や促しがあってもいいのに、と心底思っています。
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ブログ開設

2008-03-19 | つぶやき
 いつも犬たちを散歩させている土手道で、3頭も黒ラブを連れている私に驚いた男性から、「ブログ、作っていますか」と唐突に聞かれたことがあります。もう2年か3年くらい前のことだったと思います。
 彼も黒ラブを1頭連れていたのだけど、もう1頭飼っていて、ハイパーなので、とても2頭は一緒に連れて歩けないというようなことを言っていました。きっと黒ラブ情報が欲しかったのかもしれませんが、そのころの私は「ブログって、何?」というほど、IT情報音痴でありました。
 もちろん今も…。でも、少しだけ頑張ってみることにしました。
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