小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

フィラリア予防薬

2010-07-23 | 犬&猫との暮らし

 フィラリア予防が必要な季節である。
 写真はチュアブルタイプのフィラリア予防薬で、今年の春に2カ月分(4個)買ったときのパッケージだ。 
 
 フィラリア予防薬も犬の体重によって投与量が異なる。和光の動物病院で処方されていたモキシデック錠は、体重分けがけっこう細分化されているらしく、組み合わせて使えるように錠剤の大きさ(薬の含有量)が5つに分かれていた。

 22kgのクリはモキシデック60を1錠、
 34kgのブナはモキシデック136を1錠。
 32.5kgのトチはモキシデック15と60を各1錠ずつだった。
 去年の明細を見ると、3頭分で1カ月4726円。

 今年は笹塚の病院でフィラリアの検査をし、予防薬を購入したのだが、笹塚の病院で処方している錠剤はモキシデック錠ではなく、値段もチュアブルタイプの値段もあまり差がなかった。
 チュアブルタイプだと犬糸状虫だけでなく回虫や鉤虫の駆除もできるので、結局錠剤ではなくチュアブルをあげることにした。

 「カルドメックチュアブル」。
 体重22.7~45.3kgなら1カ月1錠。モキシデック錠と違い、体重分けが大ざっぱ(言葉が悪いですが)なので、クリ、ブナともに1錠ずつでいい。
  2頭の1カ月分の薬代は5300円。3頭なら7950円。4726円だったモキシデック錠に比べたら、ずいぶん高い。

 笹塚まで毎月買いに行くのは大変なので何カ月分も買っておけばいいのだが、まとめ買いをするには、福沢諭吉さんに数枚お出まし願わねばならない。ちと痛い。

 フィラリア予防薬は検査さえしてクリアすれば、どこで買っても同じなので、ネット通販でもう少し安価で買えないものかと思って調べたら、ちゃあんと買えるのですね、今は。そういう時代なんですね、今は。

 サイト内の製品説明には次のように書いてあった。

 ハートガードプラス(Heart Guard Plus)
 日本名:カルドメック

 ※パッケージは海外向けの英語表記ですが、
 中身・成分は日本向け製品カルドメックと同一です。
 また、ハートガード(日本名:カルドメック)は
 イベルメックPIのブランド品(先発薬品)です。
 どちらも同じ成分で犬糸状虫の寄生予防、
 犬回虫及び犬鉤虫の駆除ができます。

 同じものを病院で買うと6錠1万5900円だけど、私が注文したPet-EZというところでは6錠で4600円なのだ。6錠だとうちでは3カ月分。1万円以上の差は大きい。

 そのPet-EZという会社がどういう会社なのか、所在地がどこなのかはホームページでもよく分からなかった。が、モノは試しということで、注文をして代金を銀行に振り込んだら、確認のメールが来た。

 「○日に香港から発送させて頂きまして」と書いてある。
 あらら、香港から発送って……。そう言えば、口座名義が日本人名でも、会社名でもなかったなあ。

 送料370円はこちら持ちだけど、香港からの送料でもそんな金額で済むのかしら。

 そういう時代なんだ、今は。
 ふうんと思いながら、予防薬の到着を待っているところである。 

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家庭内別居

2010-07-21 | つぶやき

 昨年夏、実家は母が念願だった建て替えをした。

 もともとあった古い家で父が理化学機械の製作所を興し、隣、また隣と買い足して土地を拡げ、建て物も増築してきた。
 最も古い建て物は、産声を上げた私が幼少期に過ごした家で、仕事場兼住まいだった。そこはのちに工場として使われ(この場合「こうば」と読みますね。ホントに町工場の風情でしたから)、その隣が事務所、そして最終的に住まいとなった3階建ての建て物3軒が買い拡げた敷地内に建っていた。

 それらをすべて壊して建て替える案を兄が提示したのだけれど、父がそれに反対し、結局、古い工場と事務所を壊して、両親と兄家族の住まいに建て替えたのである。

 それまで住まいとして使っていた3階建ての建て物は軽鉄骨で、3階に兄家族、2階に両親、1階には数年前まで兄の会社が間借りしていて、もともと1階は作業場として利用していたので、新しい住まいが建ったのち、父はその1階を自分の作業場に使っている。

 父はこの建て物をどうしても壊したくなかったようなのだ。
 方々に土地は買った人だけど、不動産で儲ける頭はなく、傍から見たらただ土地を遊ばせているだけのようにしか見えない。実際そうだったのだけど。
 母が「もったいない!」とたびたびこぼす愚痴に、私も「そうだね」とは言うものの、父が自分の力で買ったものなので、どう使おうと父の勝手だからなあと内心思ってきた。

 捨てることができない父の性格から、長年使っていた工場にも事務所にも、不要と思われる物が溢れ、ゴミ屋敷のような状態を露呈していたけれど、父にとってはすべてが宝物だったようで、工場も事務所も本当は壊したくなかったようなのだ。

 あまりにボロ屋敷となった木造の工場は、近所では「世間遺産」と呼ばれていたくらいである。開発が進み、おしゃれな建て物が増えていく近隣には珍しい「世間遺産」なのだそうだ。

 で、その「世間遺産」も壊され、昨年の夏、新居が完成したのだが、実は父はその家で一度も寝たことがない。古い3階建ての家の1階を作業場に使い、その2階に寝泊まりするようになり、結局そのまま1年を迎えようとしている。

 つまり母と父は家庭内別居状態なのである。別に仲たがいをしているわけではないので、食事だけ新居に行く。それ以外、新しいお風呂も使わない。

 新居の設計は兄が中心になってやったので、多分父には「自分の家」という感覚が持てないのだと思う。もともと父の土地だし、詳しいことはよく分からないけど、今残っている建て物は父の会社名義の建て物だったと思う。

 父は古い風呂釜の浴室のほうが性に合っていると言うし、新しい家には勝手にいろいろ作りつけたりできなくて、つまらないらしい。

 母は「近所からは、まるで自分が追い出しているように見られてイヤだ」と気を揉んでいたけれど、だいたい父の変人ぶりは何十年も前から近所の知るところなのだから、誰もそうは思うまい。
 私は「父がそうしたいのだから、好きにさせてあげればいいじゃないの」とずっと言い続けてきた。

 父はいたって快適そうに暮らしている。ちょっとしたものなら、自分で「チン」して食べているらしい。この「チン」は私が先日持って行ってあげたのだが。

 念願の新居ができても、使い勝手がどうの、1階は寒いのと、やはり愚痴をこぼす不健康な精神状態の母に比べたら、父はまあ、のびのびとやっている。夏を迎え、彼は今、小型冷蔵庫が欲しいらしい。「今度プレゼントするか」と妹と話しているところである。

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ボッチの便秘解消

2010-07-13 | 犬&猫との暮らし

 6月初旬に、ごぢゃるさんという方に「猫の便秘には最近発売された“ロイヤルカナンの消化器サポート(可溶性繊維)”がいいかも。うちはこれでかなりよくなった」というアドバイスをいただき、すぐに購入した。

 週1どころか、10日に2~3回くらい、ウンチを絞り出してもらうために通院するのはけっこうしんどいし、ボッチも苦しかろうから、フードにも頭を悩ませていたところだったのだ。

 即、消化器サポート(可溶性繊維)2kgを注文。

 その後、そのフードが届く前に、一度だけボッチを連れて通院した際、和光の先生が「最近、猫の便秘にいいフードが出たようで、メーカーさんが持ってきたので、試供品をあげましょう」という。

 見たら、ロイヤルカナンのそれだった。何となく「知っています。もう買いました」と言いそびれ、500g入りをそのままいただいてきた。

 袋の説明書きには、

●高消化性
 消化能力の低下を考慮し、必要な栄養素の摂取を確保するため、
 高消化性の原 材料を使用。
●可溶性繊維
 便秘の猫のために、粘滑性を高め糞便の通過を容易にする目的で、
 可溶性繊維とサイリウムを豊富に配合。

 と書いてある。
 
 ボッチはこれをよく食べる。嗜好性が高いのだろうが、水もよく飲むので、きっと味が濃いのかもしれない。

 よく食べ、よく飲み、毎日排泄するわけではないが、何日かに一度、見事なブツをするようになった。何匹も猫を飼ってきたけれど、猫のウンチとしては、初めて見る黄褐色のブツ。

 消化器サポートをあげ始めて1カ月以上。念のため、流動パラフィンはなくなったら買いに行くつもりだが、ウンチ絞りに通院する必要がなくなり、ボッチも出すとスッキリした様子で部屋を駆け回るので、心底ホッとしている。

 ごぢゃるさんには感謝である。

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父からの荷物

2010-07-13 | つぶやき

 先日、父から荷物が届いた。ガムテープをベリベリとはがし、蓋を開けてみるとワープロで作成された手紙らしきものが。

「暑中お見舞い申し上げます
昨年来、いろいろお協力お礼申し上げます。
29日、理科大の分が漸く済み、やれやれでした。丁度、深夜サッカーの日で、
その後のTVの“コマーシャル”をウトウトしながら見て、ついその宣伝のうまさに乗った感じ。
①“オーキングシューズ”試用してみて下さい。
②“タマゴッチⅡ”も同じ。後で説明によると、強力な磁石の作用のようです。
③“エステローラー”も同じく。
みなどれも本当に“コマーシャル”通りの効用が得られるものか、是非お知らせ下さい。
酷暑中も、相変わらずの健昌をお祈りします。」

 と、かように書かれていた。

 「オーキングシューズ」というのは、多分「ウォーキングシューズ」の誤りだとすぐに分かったが、「タマゴッチⅡ」って何? なぜ私にタマゴッチ…。

 と思って、ワラワラ開けてみると、それは「ユビタマゴⅡ」と名づけられた、卵型の美容・健康器具だった。
 パカッと上半分の蓋を開けると、360度回転する小さなボールが3つ。その内部には磁石が内蔵されているらしい。 

 それを顔やら肩やらに軽く押し当ててグリグリすると、こりがほぐれたり、血行がよくなって、顔の場合はシワやたるみがなくなってくるそうだ。

 エステローラーはいま盛んに宣伝している、ハンドマッサージ用の棒状の美容器具で、これで顔のアチコチをコロコロすると、シワやたるみが目立たなくなるらしい。

 そんなに娘のシワやたるみを気にしてくれていたとは…。
 というより、父よ、私の顔はそれほどシワやたるみが目立つのか…。

 ウォーキングシューズはYONEXという有名メーカーのもので、色もステキで、履いてみたら誠に軽くて履きやすい! 犬の散歩用に選んでくれたものと思うが、草むした河川敷で履くにはもったいないくらい、いいものだった。

 イマイチ詰めが甘い父は、お買い上げ明細まで同封してしまっており、それを見るとウォーキングシューズは1万4000円近くする。

 手紙にあるように、その日、自分が製作している機械が理科大に納品できたので、多分、気が大きくなっちゃったんだな。
 お酒を飲みながら、夜中の通販番組など見ると、ついこういうことになりがちである。

 父は今年80歳になったのに、理化学バイオ機器のメーカーとして現役で仕事をしている。まあ、自営業なので定年はないのだ。

 仕事はするが、たいそう好き勝手に生きている人で、とても80歳とは思えないほど落ち着きがない。言葉も一度間違って覚えると、なかなか修正がきかない。それは老人力がついたからではなく、むか~しからである。

 お礼の電話をしたら「“タマゴッチ”は磁石の効力があるらしい」などと言っていたので、「違うよ。あれは“ユビタマゴ”って言うんだよ」と言うと、「そうかい?」と落語に出てくるはっつぁんみたいな受け答えをしていた。きっと一生あの「ユビタマゴ」のことを「タマゴッチ」と言い続けることだろう。

 宝の持ち腐れにならぬよう、そして本当にCM通りの効果が得られるものかどうか、父に報告するべく、使わせていただくことにしよう。

 グリグリ、コロコロ…。

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ゴナ、逝く

2010-07-08 | 犬&猫との暮らし
 7月7日、取材で栃木・茨城に出かけ、夕方茨城のメロン農家にいた時、妹から携帯にメールが入った。

 「1時半頃、ゴナが眠りにつきました」

 夜11時過ぎにマンションに着き、その足で妹の部屋へ。

 ゴナは、月曜日には食が細くなり、水も飲まなくなってしまったという。そうだったのか…。

 硬くなってしまったゴナをさすりながら、ポロポロ涙が流れた。

 今週金曜日には病院に連れて行ってあげる予定だったのに……。もっと早くに一緒に行ってあげるべきだった。

 ゴナ、私なりに悔いることはいっぱいあるよ。ごめんね、ゴナ。

 明日午前10時に、東京家畜博愛院に火葬の予約を入れたそうだ。明日は朝8時半からAI農業の取材で学者にインタビューをし、その足でつくば市の宇宙研究センターに行くことになっていて、ゴナの火葬に私は立ち会えない。

 いろいろなこと、トチにお願いしておこうと思う。トチ、ゴナがそちらに行ったよ。出迎えてあげてね。
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高齢犬用床ずれ予防マット

2010-07-04 | 犬&猫との暮らし
 
 ゴナ用に注文した床ずれ予防マットが届いたので、妹の家に持参した。

 このマットはある程度硬さもあり、しっかりとした持ち手が付いているので、犬を乗せたまま室内を移動させる際にも、犬にそれほど負担をかけずに済むのではないだろうか。

 へたり込んだトチをシーツに乗せて運んだときには、体が固定されずに、こちらも持ちにくかったけれど、トチもかなりしんどい思いをしたと思う。

 妹の家では、家人が家にいて、すぐに面倒を見てやれる時は、ゴナのおむつをはずしてあげているという。買ってあげたマットに寝かせていてもお漏らしをしてしまうことはあるだろうが、マットに付属していた敷布は防水加工が施されているので安心である。

 さっそくゴナに敷いてやった。動かずにいたらちょうどいい大きさだったけれど、前肢を使ってゴナが動いてしまうと、マットからはみ出してしまうかもしれない。

 その後の様子を聞いてみようっと。
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ゴナを見舞う

2010-07-02 | 犬&猫との暮らし

 妹の飼い犬・ゴナを見舞うと、特大トイレシーツが敷き詰められた上に、爽やかマットのようなものを敷き、その上におむつをして寝そべっていた。

 上になっていた右後肢に触ると、自力では足の曲げ伸ばしはできないものの、関節はちゃんと稼働し、縮込ませたり、伸ばしたりできる。ただ、かなりむくんでいた。

 逆に、左後肢は細く硬く伸ばされたまま、すぐには曲げてやることができなかった。

 しばらくゆっくりさすったりするうちに、少し関節がゆるみ、曲げることができるようになる。

 リハビリではないけれど、今後は毎日、動かない後肢をマッサージするなどして、関節の硬化を防ぐケアが必要なのではないかと思った。

 前肢は動くのだから、血液やリンパの流れをよくするためにも、前肢の筋肉の衰えを防ぐためにも、後肢を歩行補助ハーネスなどで支えてやり、ときどき歩かせてやるのもいいのではなかろうか。

 エサも水も口元に持って行ってやれば食べるという。おむつをしていても、排泄はちゃんとするらしい。

 食べて出すことが正常にできるうちは大丈夫だと思うが、顔のまわりなどの被毛が目立ってバサバサになっており、外耳も汚れてきた。代謝、循環が悪くなると、からだにはちゃんとその結果が表れるものだ。

 一度、信頼できる獣医師に診察してもらい、今、どういった状況なのか、今後、どういったケアが適切かなど、指示を仰いだほうがよいと思うのだが、まだ様子見のようだ。

 寝返りが打ちにくいゴナのために、床ずれ防止用介護マットを注文してあげた。

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犬用のおむつ

2010-07-01 | 犬&猫との暮らし
 妹の飼い犬・ゴナが半寝たきり生活になってしまったので、うちのトイレシーツを買いに行ったついでに、犬用のおむつのコーナーに立ち寄ってみた。

 値段を見たら、けっこう高い。

 大型犬の飼育頭数が少ないせいか、大きなサイズの品ぞろえは少なく、あってもやはりかなり高い。もしブナがおむつ生活になってしまったら、人間の高齢者介護用おむつを代用するしかないと思った。

 オス犬とメス犬では排泄口の位置がかなり異なる。おむつにオス用もメス用もないので、妹は「今しているおむつでは尿漏れするのよ」と言っていた。

 おむつパンツとおむつパッドの組み合わせも考えたのだけど、ゴナのように後ろ足が立たないとなると、パンツを履かせるという行為がまた難儀なのではないかしら。

 ゴナは排泄したらちゃんと知らせてくれるというけれど、先が見えない介護生活が始まったわけで、ゴナも大変だろうけど、家を空けられなくなった妹たちも大変である。

 その日の朝にへたりこんで、「じゃあ、さようなら」とあっさりその夜に旅立ってしまったトチには、やはり「あっぱれ」と言うほかない。
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