小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

ペット動物のための防災こころえ

2011-04-26 | 犬&猫との暮らし

 市役所に、狂犬病予防接種済み届けを提出しに行った。例年のように登録代金を支払い、接種済みの鑑札やウンチ袋などをもらって帰って来た。

 ひとつだけ昨年にはなかったチラシが折りたたまれて入っていた。「ペットのための防災」というタイトルで、被災時を想定した心得が書いてある。きっと東日本大震災を受けて、予防接種時期(4月)に合わせて急遽作ったのでしょう。

 以下は、県の獣医師会が推奨している「ペット動物のための防災こころえ」です。

 地震、台風などの災害が発生した場合、あなたの大切なペット動物も被災者となります。災害が原因で大切なペットを手放したり、避難場所でのトラブルを避けるために日頃から次のことに心がけておきましょう!

□普段から最低限のしつけはしておきましょう。
 (避難場所で無駄吠えや咬傷事故などのトラブルが起こらないように
  犬ならば「おすわり」「まて」「静かに」など)

□首輪に鑑札・名札をつけておきましょう。
 (ペットと離ればなれになっても個体識別ですぐに見つかるように)

□マイクロチップは、首輪を外して逃げてしまった時などに役立ちます。
 首輪・引き綱(リード)を嫌がらずに付ける習慣を付けさせておきましょう。
 (一緒に避難するときに、嫌がらず速やかに連れて行けるように)

□おり(ケージ)やキャリーバックを用意しておきましょう。
 速やかにつれて逃げやすいように、入ることを慣れさせておきましょう。

□写真や記録(健康や病気の記録など)を用意しておきましょう。
 (避難先での病気に対処できるように)

□緊急時の餌(保存の利くもの)や飲み物、薬などを用意しておきましょう。
 (必要な物資が手に入らない場合を考えて)

□災害発生時のペット動物の取り扱いについて
 ご近所とコミュニケーションをとっておきましょう。

 でもね、原発事故が起これば、いくらこれらのことを日頃からきちんとやっていても、一緒に避難さえさせてもらえず、置き去りにされてしまうのだもの、やるせないよ。
 飼育者の同意の上、衰弱した家畜のみ
刹処分にするというけれど、衰弱していない動物は飢餓を味わい続けるということなのかしら。衰弱したころを見計らって、また処分しに行くつもりなのかしら。原発事故のツケはとてつもなく大きい。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

情報の一本化?!

2011-04-26 | つぶやき

 先週土曜日、被災地の漁師さんたちを支援するプロジェクトを立ち上げた漁師グループのイベントに参加した。
 「津波に流された船外機さえあれば漁に出られる」「船の修理にFRPが欲しい」などという被災地の漁師さんの声に応えて、ほかの地域の漁師仲間から漁具を集めて、実際に被災地に届けたときの報告映像も上映された。

 内房で操業している漁師さんたちも、客足が途絶えている実情を嘆いていた。

 イベントに参加
していた、料理教室を主宰しているという女性が言った。
「生徒のOLちゃんたちは『放射能汚染が怖いから魚は食べられない』などと言っている。『大丈夫だ』と説明しても、『風評被害が広がっていて、何が正しいか分からないから怖い』と言う。とにかく政府は正しい情報、正確な情報を流して欲しい」と。

 その料理教室の先生は、「大丈夫だ」という彼女としての「正しい情報」を伝えている。でも、彼女の言うところの生徒の「OLちゃん」に信じてもらえない。(「OLちゃん」と、OLたちを小馬鹿にしたような、彼女の上から目線も問題なのかもしれないけど)
 枝野さんは「安全です。ただちに健康に被害はない」と言った。枝野さんにしたら、それがその時点で「正しい」と思っているから、そう発言しているわけだが、いくら枝野さんが「安全です」と言っても「OLちゃん」たちは信じていない。 

 そのとき、ふと思った。じゃあ「正しい情報」「正確な情報」って何だろう、と。それから、私は自問し続けていた。

 昨日になって、東電と保安院、原子力安全委員会が会見の一本化するという発表があった。情報が錯綜して分かりにくいからというのが理由のようだが、こうして一本化された情報であれば、消費者は迷わずに済むから「正しい情報」と言えるのだろうか。

 果たして、料理教室の先生も生徒さんたちも、一本化された情報なら安心できるだろうか。それを「正しい」「正確だ」と信じられるのだろうか。

 官庁と事業者が口裏を揃えて同じことを発表することのほうが、怖くないだろうか。今までの対応を見れば分かるように、政府も保安院も隠しだてばかりしてきたじゃないですか。事前に内容を擦り合わせたり、情報を隠ぺいし、操作する可能性があると心配するほうが自然な気がする。

 説明が食い違っていれば、良心のある真摯なジャーナリストたちがそれを指摘し、不備が明らかになったり、事実が掘り起こされたりするのではないだろうか。

 「大本営のみの発表が正しい」とされる恐ろしさを、日本人は体験してきたのではなかったか。

 震災後、市原市の石油コンビナートが爆発炎上した直後に、「雨天が予想されているが、有害物質を含んだ雨が降る可能性があるから気をつけたほうがいい」というチェーンメールが回って来た。

 すぐさま「デマである」というメールも飛び交ったが、私は炎上したタンクの内容物によっては「ありうるな」と思った。
 今は問題にされなくなったが、一時期、酸性雨が問題になっていたし、飛散した花粉に中国の工場が吐き出す粉塵を伴った黄砂が混じると、私の花粉症の症状はひどくなる。大気が運ぶ物、大気に混じる物が気になるのは、花粉症のせいかなあ。

 その後、コスモ石油では「タンクに貯蔵されていたのは『LPガス』であり、燃焼により発生した大気が人体へ及ぼす影響は非常に少ないと思われる」と発表した。

 コスモ石油の件は「デマだ」と言われたけれど、福島原発からは白煙が上がっていたし、もし雨が降ったら、犬たちを散歩に出すのはやめようと私は思っていた。無防備の犬たちの被毛に何かよからぬものが付着するのはイヤだなと思った。

 不安なら自分で一生懸命調べる、選ぶ力を養うという作業をないがしろにしてはいけないし、選んだ自分の責任をもつという姿勢も大切だと思うのだ。

 今、自分で選ぶという力量が問われているんだなと思う。
 危機管理は人がしてくれるわけではない。安全・安心は人任せにせず、迷いながらも自らが考え、自らの責任で選び取っていくしかないのではないか。
 こうした混乱のときには「正しい情報をくれ」ではなく、自らの生活を守るために、自らが「情報」を選び取っていく意志が求めらているのではないかと思う。

 私は「官庁と事業者の情報の一般化」を少なからず(いや、かなり)危惧しています。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家畜は刹処分へ

2011-04-24 | つぶやき

 福島原発事故で立ち入り禁止にされた警戒区域内の家畜の多くが餓死しているが、まだ生きている家畜たちもエサも水も与えられず、ほとんどが衰弱している。福島県では畜産家さん、酪農家さんたちの同意を得て、衰弱した家畜の殺処分を進めるという。

 置き去られ、放たれたままのペットたちはどうなるのだろう。

 原発事故が発生してからの状況は、政府もそれから頻繁にテレビで解説していた放射線や原子力の御用学者も、NHKなどテレビで毎回解説していた担当記者も分かっていただろう。

 「ただちに」健康には被害がない状態だったのなら、なぜ放射性ヨウ素の半減期を狙って、住民に貴重品や必要な家財道具を取りに行かせるあげる措置を取ってあげたり、何とか家畜やペットを連れ出す手はずを考えてあげなかったのだろう。十分、時間はあったと思われる。十分可能だったのではないかと思う。

 福島県知事も「東電に騙された」なんて、住民と一緒になって怒っている場合ではなく、地域の畜産業・酪農業を守る立場なのだから、自分の「首」と引き換えにでも、もっと強引に、積極的に手立てを講じなければいけなかったんじゃないのか。

 政府も東電も、お上は自分たちの責任や賠償問題を最小限に留めることにやっきで、まわりくどい言い方で説明を繰り返してきたし、御用学者も記者、キャスターも口を揃えて、政府の発表をそのまま伝えてきた。心が痛まなかったのか。

 東日本大震災が発生してからもう1カ月半も経っているのに、避難所では未だに不十分な食事しか提供されていない所があるようだ。避難所で食事を作る人手も足りず、食材を活用できないケースもあるという。

 避難所から外に買い出しに行ける人はいいが、高齢者や障害を持った人たち、車がない人達は自ら食料を手に入れるために出かけることはできない。

 日本赤十字にはあんなにたくさんの義援金が集まっているのに、なぜまだそんな状況に置かれている人が多いのか。 確かに被害が広域だったし、行政が十分に機能できない地域もあるだろう。だったら、なぜ政府が人を派遣して、そういう所をフォローしようとしないのか。

 仕訳を声高に叫んで仕切っていたかの女史など、率先して現地に出かけ、義援金を仕訳て、滞っている分野にどんどん手を入れればいいじゃないかと思う。

 被災しながらさらに痛めつけられ、家畜やペットは見殺しにされ、はっきり危ないことは危ないと告げられず翻弄され続ける人たちを、どう救済するつもりなのか。

 今の内閣には辞めてもらいたいが、だからといって、今、政権交代でごたごたしている場合じゃない。代わりにやってもらいたい党も人物もいない。ほとんどの国民がそう思っていると思う。
 
 憤懣やるかたない。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頻発する余震

2011-04-22 | つぶやき

 こんなにゆらゆら揺れ続けて、福島第一原発の地盤は大丈夫だろうか。基礎にミシミシ、メリメリと静かに亀裂が入ったりしてないか、心配だ。これ以上、高濃度汚染水が海にだだ漏れになっては困る。

 犬たちが高齢になり、首輪をチョークチェーンからハーフカラーに替えてから、散歩から帰宅すると、家の中でははずしてやっていたのだけど、大震災の翌日から家の中でも首輪をつけっぱなしにするようになった。

 ボッチにも首輪を買ってやり、付いている小さなネームプレートに、自宅と携帯の電話番号を書いておいた。万が一被災して、ボッチが外に逃げ出してしまうようなことがあったときのために。

 あの日、大きな揺れを感じてすぐにストーブを消し、玄関のロックを解き、テラスへ続く窓を開けてから、トイレの扉を開けたまま入口近くにしゃがんで、犬たちを呼んだ。
 寄ってきたのでトイレの中に誘い込もうとしたのだけど、何か異変を感じたらしく、ブナなどズンズン後ずさりしてしまう。
 揺れが続いていたので、厳しい口調で何度も呼んだものだから、クリはあたふたし、ブナはビビって後ずさり。2頭とも首輪を付けていなかったので捕まらなかったのだ。

 これじゃあ、家具が転倒するような揺れのときは大変だ。ということで、首輪をつけっぱなしにすることにしたのである。
 
 あれから1週間くらいは、毎晩パジャマには着替えず、服のままベッドに入った。打ち合わせ以外、なるべく出歩かないようにしていたし、出歩くときはラジオや携帯懐中電灯をカバンに入れ、長距離を歩くことを想定してウォーキングシューズで出掛けていた。

 最近少し気が緩んできたけれど(風向きや放射線量は一応気にしているけれどね)、ここのところ震源が東京に近づいてきているような気がする。
 今日も深夜になって、けっこう揺れている。また少し気を引き締めておかなくちゃ、と思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新設の動物病院

2011-04-20 | 犬&猫との暮らし

 先週「開院したばかりの動物病院のバーター広告を掲載するために、話を聞きに行くのだけど、一緒に行ってみる?」と担当記者からお誘いがあった。和光の病院より近いし、のぞいておいてもいいかなと思い、同僚記者のような顔をして付いて行った。

 その動物病院、「さかい動物病院」の院長は、数々の著書を持つちょっと名の知れた獣医師が院長を務める、横浜市内の動物病院に勤務していた40代の若い先生だった。何のクセもない、至って穏やかそうな先生だった。
 
         

 受付のカウンターの左右にリード掛けが設置されていて、印象に残った。書類に記入したり、お金を払う際、ここにリードやカバンを掛けておけば手があく。気が利いているなと思った。

 大切にしていることは「丁寧な診察と分かりやすい説明です」と少しはにかんだように話し、感じがよかった。

 しかし「一度診察してもらい、動物の扱い方を見ないことには、安易に判断できない」と思う。意地が悪いようだけど、信頼できる先生に出会うために今まで何軒もの動物病院に足を運んできた経験から、そう思ってしまうのだ。

 もう笹塚の病院を頼りにしているのだから、獣医さん探しからは下りたのだけど、万が一緊急に駆けつけなくてはならないときに、笹塚病院への距離的な不安は拭えなかったので、やはり近くに心安らかに通える獣医さんがあれば安心だと思っていた。

 駐車場も病院の向かいに2台分用意されているし、ちょうど狂犬病の予防接種時期なので、思い切って2頭を連れて行ってみた。
 すいていたこともあったが、先生はとても丁寧に診てくれ、まったく威圧的なところがなく、話もよく聞いてくれた。

 ブナにベロベロ顔を舐められていたけど、舐められながら「よしよし」とブナをさすったりしていた。ここで開業してから大型犬が来たのは初めてだそうだ。
 正直に今までの経緯を話すと「そのときどきで飼い主さんが負担のない受診の仕方を選べばよいと思う」と言ってくれ、クリの抗てんかん薬も処方できますよと言ってくれた。

 さかい動物病院では休診日でも事前に連絡があればできるだけ対応するし、通い慣れた子なら往診もしてくれるという。先生一人、看護師さん一人なので、笹塚病院のような対応の仕方はできないだろうけど(全身麻酔をかけずに歯石を取ったり、レントゲンを撮るには人手が必要だからね)、笹塚の病院もこちらの病院も頼りにできるんだと思ったら、心強くて、気が抜けるくらい安心してしまった。よかった。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

厚顔

2011-04-20 | つぶやき

 福島原発事故の報道では、びっくりするようなことが平然と告げられていく。

  どうしたら、水深5メートルの高濃度汚染水の水深を20センチに見間違うことができるんだろう? 
 普通に、何もなかったように誤認を発表してる保安院の人って、すっごいなあ~。

 今になって(予想してたけど)1~3号機の核燃料が「溶融していると思われる」なんてシラ~ッと言えちゃう神経って、すっごいなあ~。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

避難指示区域の動物たち

2011-04-19 | つぶやき

 避難指示区域でウロウロしている犬たちの動画を見た。黒ラブやブルドッグもいた。みんなちゃんと首輪をしていた。飼い犬なので吠えもせずに、撮影していたジャーナリストに近づいていくる。おなかもすいているだろうし、人恋しいに違いない。胸が張り裂けそうだった。

 福島県の調査によると福島原発から20km圏内の避難指示区域に、牛約3000頭、豚約3万匹、鶏約60万羽が取り残されているとの発表があった。

 避難指示が出てからもう1カ月以上が過ぎている。餓死した家畜も多いだろう。牛や豚を残してきた畜産家さんや酪農家さんは、餓死させるのはむごいから刹処分をしてほしいと行政に訴えているのだけど、行政は「原発問題が収束しない限り、対応しようがない」と言っているらしい。

 家畜は大切な農業資源なのだから、避難命令が下される前に何とかならないのか。

 特定非営利活動法人地球生物会議ALIVE、財団法人神奈川県動物愛護協会、被災動物保護調査団が提出した「福島原発避難地域の畜産動物に関する要望」書に、私も賛同する。

「福島原発避難地域の畜産動物に関する要望」
http://www.alive-net.net/animalfactory/apeal/youbou20110414.htm

 朝鮮日報ではこんなふうに報じられていた。

福島原発:避難区域の至る所にペットや家畜の死骸(上)
http://www.chosunonline.com/news/20110415000027

福島原発:避難区域の至る所にペットや家畜の死骸(下)
http://www.chosunonline.com/news/20110415000028

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

被災地の妊婦さんや赤ちゃんたちにも

2011-04-18 | つぶやき

 テレビでは、被災地の高齢者やハンディキャップをもった方の現状はたびたび報道されているようだけど、妊婦さんや赤ちゃん、また電力を必要とするNICU(新生児集中治療室)などの現状はあまり報道されていないような気がする。

 『がんばれ!! 小さき生命たちよ―村田修一選手と閏哉くんとの41ヵ月』の制作に関わらせてもらった関係で、神奈川県こども医療センターの豊島勝昭先生から、被災地の産科・小児科の先生たちの情報は届けられるのだけど、一般には情報が少ないように思う。

 今回の震災は、広域でしかも沿岸部が壊滅的な被害を受けたうえ、原発震災も予断を許さぬ状況のため、どうしても被害の大きさが目につきやすい現状が伝えられがちだけど、妊婦さんや赤ちゃん、それからそういった医療に携わっている先生方、看護師さんたちも大変な状況だ。

 豊島先生がたびたび書き込んでいるブログから、それを伺い知ることができます。

 宮城県女川の避難所では、いまだに1日2食で、朝はパン、夕食はすかいらーくから1カ月間だけおかずを提供してもらえるらしい。
 ご飯は1食分を自衛隊が炊飯し,食材は自衛隊の冷蔵車・冷凍車 (それぞれ2トン車) に頼っているが、小学校を避難所にしているところでは、始業式以降、日中調理場は使えなくなるため、今後は調理場の確保も重要な課題だという。

 現在、制作中の冊子では、ある企業からの出向社員が制作スタッフに向かって、「避難所では栄養が偏るから、それをなくすような啓蒙記事を書くのはどうか」と言ったけれど、おにぎり1個とか、パンだけしか支給されないような現場で、だれに向かって「偏らずに栄養を取りましょう」なんていうつもりなのかと、その想像力のなさ加減に私は愕然としてしまった。

 豊島先生からの言葉とともに、サイトを記しておきます。
「まだ、震災地の支援は終了していない、この状況を早く改善してあげることはできないのだろうかと考えてしまいます。
 震災地で継続的に子ども達や御家族を支えようとしている宮城の松田先生の『常に寄り添いながら先を見通し、本当に必要な支援を考える力が必要な今!』という言葉は私達皆で、継続して共有すべきメッセージだと感じました。
http://blogs.yahoo.co.jp:80/nicu_sp25/9087137.html 」

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボランティア

2011-04-18 | つぶやき

 昨夜、兄が友人知人宛に一斉に送ったメールが、私にも送られてきた。内容は被災地の片付けボランティアのメンバーを募るもの。

 原発事故のあと、兄からは放射線測定関係の会社に勤める友人からの注意喚起のメールや、各地の放射線量を視覚的に表現しているサイト情報、全国各地の放射線量を地図上で発表しているサイト情報などがメールで送られてきた。

 兄の長男は今年、中学校に入学。下の子はまだ1歳6カ月なので、すぐに子ども達に与える水を心配していた。放射線物質が放出されれば、農作物だけでなく、水にも被害が及ぶことが分かっていたからだ。

             
             私の可愛い2番目の甥っ子

 農作物は放射性物質の飛散が及ばない地域のものを選ぶことができるが、蛇口からジャーと出てくる水はどうしようもない。
 震災後、首都圏では買い溜めでペットボトルの水がみるみる品薄になり始めたので、彼はすぐに関東より西の地域の販売店に注文を入れていた。

 いい加減な2人の妹に比べ、兄はとても堅実なタイプである。妹達にも速やかに原発事故への警告を発してくれたのだった。

 いつも仕事が忙しくてヒイヒイ言っており、少し休暇が取れると息子や仲間と、カヌーやラフティング、キャンプや釣りに出かけることに専念する兄が、今年のゴールデンウィークにはボランティアに行く計画を立てているのだそうだ。

 自分の活動可能な条件に合いそうな、災害ボランティアを募集している現地のボランティアセンターを探したので、そこへ行くことにしたらしい。
 当然、往復交通、食事、装備など自分持ち。宿泊はボランティアセンターそばの公園でテント泊を予定。

 私たちきょうだいは3人とも、天幕生活にはなじんでいるので、道具もあるし、その点、心配はない。

「ただし、ここのところ土日の参加者が激増しているとのこと。ゴールデンウイークも県外参加者を受け入れる予定とのことですが、現在、土日の作業で午前中の作業にあぶれる場合があり、その場合は整理券を配り、午後に作業に入ることになるそうです」と書いていあった。

 被災地の要望の取りまとめや、手配が間に合っていないような感じだそうだ。仕切る側のマンパワーが不足しているのね。

 ゴールデンウイークは全国からボランティアが殺到することが予想されるので、もしかすると直前になって、このボランティアセンターも募集を中断することも考えられるし、また行ってみて十分活動に参加できないこともあるかもしれないので、兄のメールは「その点も承知おき下さい」と結ばれていた。

 兄は確か、ユニセフかどこかの、親がいない海外の恵まれない子どもにお金だけ支援する里親になっていたことがあったなあ。欲の深い妹2人とは違い、情の深い人なのであった。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1Kが最も始末が悪い

2011-04-17 | つぶやき

 福島原発事故に関して、記者団に
「今日は東京電力の収束見通しの発表もあって、少し前進できた感じがするよね」
 と語ったというお国の首相。

 よくても今年中は放射能が漏れっぱなしになると発表されているのに、何、呑気なこと言ってるのか。開いた口が塞がらない。5Kのうちでもっとも始末が悪い! 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東日本大震災動物救援活動1

2011-04-17 | 犬&猫との暮らし

 東日本大震災における被災地救援活動の一環として動物を救済するために、財団法人日本動物愛護協会・緊急災害時動物救援本部(平成8年の阪神大震災を契機に政府の仲介で設立)では、東日本大震災の被災動物への支援をしています。

【支援内容】
・救援物資の搬送
・資金援助
・その他、現地の要望に応じて

支援物資・義援金を募集は下記のとおり。
支援物資の募集期間は4月20日到着分まで。

【募集している物資】
・ケージ(※サイズは不問。ただし折りたたみのできるもの。あらかじめきちんと組み立てることができるか確認してから送ってください)
・ウンチ袋
・ウェットティッシュ(ペットの体を拭くためのもの)
・ドライシャンプー
・消臭剤

【送り先】
〒145-0072 東京都大田区田園調布本町16-6
緊急災害時動物救援本部
℡080-2074-1821(受付時間9:30~17:30)

【義援金振込先口座】
みずほ信託銀行/渋谷支店/普通預金4335112
口座名:緊急災害時動物救援本部
(キンキュウサイガイジドウブツキュウエンホンブ)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カエル、よみがえる

2011-04-17 | つぶやき

 テラスの脇に、雨水やエアコンの室外機から流れる水を溜めておくコンテナボックスが置いてある。庭の手入れを怠っていて、この中の水が汚れたままになっていた。

 ふと見ると、その中にカエルが浮かんでいた。手足を伸ばしたまま動かない。

           
 赤ガエル? 死んでる?

 心配になってボックスをゆさゆさと動かしてみた。水はタプタプと動くけれど、カエルはピクリともしない。カエルのくせに溺れてしまうなんて、間抜けすぎやしないか。

 ああ、すまなかった。庭を放ったら
かしにして、毎日手入れをしなかった私が悪かった。いったいいつから浮かんだままになっていたのか。

 このまま朽ちていかれては困るので、よっこらしょとボックスを引きずり出して、カエルを埋葬するつもりで中の水を草木にかけ始めると、カエルはぼーっとした様子だったけど、のそのそと動きだした。

                     

 水からあがると黒々している。それでも、赤ガエル? 何ガエル?

 カエルは大変大儀な感じで、なおかつ「迷惑である」といった雰囲気を全身から醸しだしていたけれど、ああ、よかった、生きていて。 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も桜の下で

2011-04-17 | 犬&猫との暮らし

 「自粛するべきだ」とも「自粛する必要はない」とも思わないけれど、満開の桜を見ても麗しい気持ちにならなかったのは確かでした。

 高濃度放射性汚染水がドボドボと海に流れ出している映像に、腰が抜けるほど衝撃を受けた。その後、大量の汚染水を勝手に海に放流したことを知り、北茨城で地魚の普及を町興しの柱に掲げた活動や高額な瞬間冷凍システムを導入して、鮮度のいい生シラスを流通させることに熱心に取り組んでいることを高揚した表情で語っていた商工会や町の人たち顔が浮かび、落ち込んだ。

 それでも、先日、散歩に出かけたいつもの河川敷近くの桜並木で、例年どおり同じアングルで犬たちをカメラに納めたので、記録としてここに残しておこう。

 トチ、ノエル、桜が咲いたよ。
 震災で亡くなった多くの人たちもの魂や、いまだ辛い思いをしている被災地の皆さんにも、桜の便り、届いていますか。

     

 桜の木はすでに花を落とし、緑の葉が萌えだしていたけれど、今日、根元近くの幹に咲き誇っている桜を見つけた。   
 枝が張っているわけでもなく、幹が直接花をつけている感じ。こんなところからも花が咲くんだなあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウソはばれていたのに

2011-04-17 | つぶやき

 東電は昨日になって、震災後、アメリカの無人ヘリが上空から撮影した福島原発の写真を公開した。

 同日、細野首相補佐官は「原発事故発生直後は、ほとんと制御不能のところまでいっていた」と述べている。

「レベル5?」って言うと「レベル5」って言う。
「レベル7?」って言うと「レベル7」って言う。
こだまでしょうか。
いいえ、枝野官房長官です。

 パニックになる恐れがあるからといって、ウソをついていいわけではない。
 群集心理というものはあるけれど、パニックになって冷静さを欠くか欠かないかは、個人の資質であるし、一時心理的にパニックになったとしても、すべての人が傍若無人な行為に及ぶかといったら、そうではない。

 人は、きちんとパニックになって、事実を冷静に受け止めたのちに、自分の責任において今後を選択していくことくらいできるはずだと思う。

 原発事故発生後の政府や東電の発表の仕方を見聞きすれば、多くの国民が「隠し事をしているのではないか」と疑っていたであろうと思うから、今さら枝野さんが「実はレベル7でした」と言ったところで、今さら東電が写真の公開をしたところで、今さら細野さんが「制御不能かもしれなかった」と言ったところで、「このウソつき野郎!」と罵倒する気はないけれど、事故発生直後から、きちんと事実を発表して、迅速な放射能被ばく抑制対策を実行していれば、福島の人々をこれほどまでに翻弄させることもなく、健康被害の心配も最小限にとどめられ、国際社会の信用を失墜させることもなかっただろうと思うと、情けなく、哀しい。

 そういう対応がなされていたら「風評やデマに惑わされず、茨城や福島の野菜や魚を買いましょう」などという、善良な市民の気持ちをむやみにかきたてる、危ない活動には発展しなかっただろうと思う。

 東電はともかく、市民から選ばれた人々が市民を簡単に裏切っていくのだから、選挙なんて虚しいものだとさえ思えてくる今日このごろです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

詩「浜辺の足跡」

2011-04-03 | 

 ブラジルの詩人アデマール・デ・パロスの詩「神われらと共に」。題名としては別名の「浜辺の足跡」の方が好きなので、タイトルにはそれを書きました。

 私はクリスチャンではないけれど、この詩を読んだとき何か救われた気持ちになった。被災地の皆さんだけでなく、苦しい局面に立っている人たちに捧げたい。きっとだれかがいつも見守っていてくれる。ひとりじゃないということを思い出してほしいと思う。


夢を見た、クリスマスの夜。
浜辺を歩いていた、主と並んで。
砂の上に二人の足が、二人の足跡を残していった。
私のそれと、主のそれと。

ふと思った、夢のなかでのことだ。
この一足一足は、私の生涯の一日一日を示していると。

立ち止まって後ろを振り返った。
足跡はずっと遠く見えなくなるところまで続いている。

ところが、一つのことに気づいた。
ところどころ、二人の足跡でなく、
一人の足跡しかないことに。

私の生涯が走馬灯のように思い出された。

なんという驚き、一人の足跡しかないところは、
生涯でいちばん暗かった日とぴったり合う。

苦悶の日、
悪を望んだ日、
利己主義の日、
試練の日、
やりきれない日、
自分にやりきれなくなった日。

そこで、主のほうに向き直って、
あえて文句を言った。

「あなたは、日々私たちと共にいると約束されたではありませんか。
なぜ約束を守ってくださらなかったのか。
どうして、人生の危機にあった私を一人で放っておかれたのか、
まさにあなたの存在が必要だった時に」

ところが、主は私に答えて言われた。

「友よ、砂の上に一人の足跡しか見えない日、
それは私がきみをおぶって歩いた日なのだよ」

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする