小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

補完代替医療について

2008-10-31 | 

 補完代替医療は「Complementary & Alternative Medicine」の頭文字から、国際的な略称として「CAM」と呼ばれています。こうした略称が用いられるようになる最近まで、名称もその定義も幾多の変遷を経てきたのですが、簡単に言ってしまえば「補完代替医療とは現代医学以外のあらゆる治療法・健康法の総称」ということになります。
 日本ホリスティック医学協会副会長の上野圭一さんの
著書『補完代替医療入門』をもとに、ちょこっと解説します。
 補完代替医療を明確に分類することは大変難しいのですが、上野さんは比重の大きさの順に5つに分類しています。
 1.伝統医療とシャーマニズム、2.近代医学に対抗的な治療体系、3.広義の民間療法、4.その他の心身相関療法、5.健康補助食品

1.伝統医療とシャーマニズム
 中国、インド、チベット、イスラムなどの伝統医療のほか、人類最古の医療ともいえるシャーマニズムも含まれます。
 よく知られているように中国
伝統医療には薬膳と漢方薬を使った薬物療法、鍼灸などの物理療法、膏摩といった手技療法、気功などの運動・エネルギー療法があり、またインド伝統医療はアーユルベーダとヨーガ療法が2本柱ですね。

2.近代医学に対抗的な治療体系
 ホメオパシー(同種療法)、オステオパシー(骨調整療法)、カイロプラクティック(脊椎矯正療法)、シュタイナー医学(人智学医学)などが挙げられます。私がとても尊敬している治療家、故ロバート・フルフォード博士はオステオパシーの名医でした。

3.広義の民間療法
 「民俗的な智慧が集大成された、あまりにも広大な世界」と上野さんは書いています。ざっと挙げても食事療法、断食療法、酵素療法、水療法、温泉療法、温熱療法、冷却療法、ハーブ療法、花療法、水晶療法、解毒療法、光線療法、磁気療法、免疫療法などなど。

4.その他の心身相関療法
 こちらも多様で心理療法、ボディワーク、手技療法、芸術療法、アロマテラピー、リフレクソロジー、エネルギー療法、アニマルセラピー、音響療法、色彩療法、呼吸法、瞑想法、心霊治療、信仰治療など。
 手技療法には按摩、マッサージ、指圧、柔道整復と理学療法、整体など。
 エネルギー療法というのはちょっと分かりにくいかもしれませんが、代表的なものが手かざし療法でしょうか。米国のセラピューティック・タッチ、英国のスピリチュアル・ヒーリング、日本では臼井式霊気療法(レイキ)、浄霊の業など。名称だけ聞くと「心霊治療なの?なんかいかがわしいんじゃないの?」などと思われる方もいるかもしれませんが、そうではないんですね。ここでいうエネルギーは力学的なものではなく、本当に微細な、まだ科学では実体を認めることができない生命エネルギーのことなのです。

 補完代替医療は身体を分子機械として捉えている現代医学の身体観とは、まったく別の身体観に基づいたものが多いんですね。「多様な『治療法・健康法』という面目の背景には、現代医学の機械論的な思考法とはまったく異なった、全体論的な思考法が隠れて」おり、「生命力や自発的治癒力(自然治癒力)の存在を積極的にみとめ、患者の内から治癒力をひき出すことを目標としている」のです。

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文学少女だった頃

2008-10-30 | 


 
純粋な文学少女だった頃、島尾敏雄さんに傾倒しておりました。「さん」付けすると知り合いみたいで馴れ馴れしく、かといって呼び捨てるのは失礼で、なんかぎこちない。久しぶりに島尾さんの名を表紙の活字に見たら、私が青かった頃にタイムスリップして、ドキドキしました。
 
 作品さえ読むことができればよかったはずなのに、ミーハーっぽく506部限定特装版『島の果て』なんてのも持っています。「作者自選処女作」などと、うやうやしく印刷されたカバーには(カバーといっても書籍が入っている箱に掛けられていた帯の代わりみたいな包み紙です。その箱もただのダンボールや厚紙の箱じゃなくて、麻で包まれた箱なのです)、「<体裁>本文罫囲み二色刷り インド産山羊革及び楮もみ紙装表紙 天金 『毛筆署名落款入り』」と印刷されているような豪華本です。本当に島尾さんの毛筆の署名が入っていて、朱色の筆文字で506部のうちの「九拾参」と書き残されていました。島尾さんがまだ生きていらした昭和48年の発行で、当時1万円とはかなり高価だったと思うのですが、私はどこで手に入れたんだろう。おそらくよく通っていた神保町の古書店だと思うけど

 で、どういう経緯だったかはっきり思い出せないのですが、私はご子息で写真家の伸三さんの個展を見に行ったりしていました。伸三さんの写真集なども持っていて、幼少期の思い出を綴った自伝的エッセイ『月の家族』は、発行されるのを待っていたかのようにすぐ買って読みました。11年も前の話ですが。

 この夏、新潮文庫から島尾さんの『「死の棘」日記』が発行され、追いかけるように伸三さんの『小高へ 父 島尾敏雄への旅』が刊行されました。『小高へ~』は新聞の書評を読んで知り、まだ読んでいなかった伸三さんの『東京~奄美 損なわれた時を求めて』とともにすぐに注文。先に『東京~奄美』が届いたのですが、1日で読了し、『小高へ~』を待っている間に再び『月の家族』を読み返したりしていました。

           
 島尾さんの家族の後ろ側に、若い日の私がチョロチョロしているのが見えました。島尾さんが亡くなったときのことを『小高へ~』で知り、「(奥様のミホさんの様子を想像して)そんな感じだったのかも」という気持ちと、「そうじゃなかったら良かった」という気持ちがないまぜになり、複雑でした。昔々、新日本文学会でお会いした島尾さんの、眼鏡の左目のレンズに縦にひびが入ったままになっていたことを、昨日のことのように思い出しました。島尾さんに読んでもらおうと小説家を志していた若い日を切ない気持ちで思い出したのでした。

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授業と仕事と

2008-10-29 | 健康・整体

 今日は補完代替療法の授業があったので、帰宅が11時近くになってしまいました。講義は夜6~9時なのですが、自分の行ける日を予約して、マンツーマンで行われます。講義はたいてい長引いて、9時にちゃんと終わることはまずありません。今はまだ、総論としての骨格学を機能解剖学的な見地から学んでいますが、「整体をするのに必要な範囲だけ」と先生は言うけれど、あまりに内容が濃く、私には面白くてしょうがありません。骨格という名の通りその骨組みに筋肉学、神経学、細胞学、免疫学が積み重ねられて行ったら、どんどん立体的になり、もっと面白くなることでしょう。

 先生は日大農獣医出身の獣医師でもあったので獣医学的な話や畜産・ペット医療の話も聞けて、私にとっては願ったり叶ったり。バランスドッグマッサージの講習でも犬の骨格や筋肉の構成について、もっと突っ込んだ講義があったら、理論的な肉付けがなされ、犬の体全体を一つの生命体として捉えることができたろうにと振り返ると、ちょっと残念な気がしています。
 なので、ペットのホリスティックケアに関しては、日本ホリスティック獣医師協会のホリスティックケア・カウンセラー養成講座で学び直しています。こちらでは犬と猫の生理学・解剖学から基礎栄養学、ストレスマネージメント、Tタッチ・メソッド、ツボマッサージ、動物へのバッチフラワーなど幅広く学べ、テキストもなかなか充実していて、私には学び甲斐があり、全部覚えたら「お利口になっちゃう!」と心配しています。ホントは「覚えられないんじゃない?」という心配の方が大きいんだけどネ。

 朝の散歩を終え、犬たちのケアと自分の朝食を済ませたら、本業であるライター仕事を10時には始め、集中的にやってしまったら、講義の録音を聞き直してまとめたり、テキストを読み直すなど、夕方から勉強をします。取材がある日は授業を入れないようにし、取材後のライティングをマッハで仕上げ、仕事が立て込んでいない日は午前中に集中して、午後から勉強。
 
 ライター仕事の定期物は、日本の伝統文化や伝統工芸を継承している人たちを取材してまとめたり、旬の食材と健康について書いたり、著名人の講演会の内容をまとめるなどのほか、月刊のエリア情報誌では子育て中の親御さんの一助となるような記事を作っていますが、これらには人との出会いもあり、開眼することも多いので面白く、また関わっている人たちも気持ちいい人ばかりなので、やっていて全然苦じゃありません。
 仕事と勉強を両立し、この先もライター仕事にしろ、対人・対犬のホリスティックケアの仕事にしろ、いい場をつくりながら、いい人たちと触れ合い、触発されながら続けていきたいなと思いました。

 がん治療の権威で、西洋医学に中国医学、気功、心理療法などをプラスしたホリスティック医学の治療法を実践していることで名高い帯津三敬病院院長の帯津良一先生は「自然治癒力を高めるには、いい場をつくり、いい場に身を置くことに腐心しなければなりません」と語っておられますが、その通りだと思います。「自分はこうありたい」という場に身を置くように努力すればいいんだよね。貧乏だけど充実してます。

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横浜ぶらり旅

2008-10-27 | つぶやき


 昨日の午後から1泊で横浜みなとみらい周辺に行っておりました。昨晩は横浜ランドマークタワーの52~67階に位置する横浜ロイヤルパークホテルに泊まったのですが、予約時の部屋より「アップグレードのお部屋がご用意できました」とかで、本来なら街側より少し高めの港側のコーナーツインに泊まれることになっちゃった。ラッキーでした。独立したシャワーブースがある浴室はとても広く、バスタブの丸窓から外の風景が望めました。

         
 少し前に日本の高層ホテルや夜景について書く仕事をしたのですが、すべて資料から書き起こすことになっていたので、実際にこの目で確認してはいませんでした。61階の部屋から横浜の夜景を眺めてみると、きれいには違いなかったけれど、既成の評価とはだいぶ異なる感想を抱きました。夜景というのはあくまでも遠景のまたたきが美しいのだな。私が最も好きな夜の光は漁火です。  

 自分が高所恐怖症であったことを忘れ、大観覧車「コスモクロック21」にも乗ってしまったのですが、風で少し揺れただけでもベンチに座っていることができなくなり(怖くて!)、観覧車の中でずっとしゃがみこんだままという情けない状況に…。
 高所恐怖症じゃない方、特にカップルにはオススメでしょう。大人の友人同士とか、子供連れじゃない限り、そんなあまり熱くない関係で乗っても別にネ。1周15分で700円。夜景もきれいでしょうが、晴天の日中がいいなあ。富士山も全景ではありませんが、きれいに見えました。この大観覧車は営業終了後も深夜0時までピカピカしており、ちょっとケバケバしかったな。  

 夕食は中華街の「牡丹園」で。中華街大通りから路地を入った場所(香港路)にある小さなお店です。横浜国大だった妹が大学時代、よく行っていたというので、連れて行ってもらったのですが、手頃な値段でとても美味しかった! 特にここの麺類が大変気に入りました。つゆの麺は縮れ麺ではなく、沖縄ソバのような食感で、焼きそば系は細い蒸し麺のよう。味付けはコテコテに濃い感じではなく、さっぱりしていてよかった。
   

 中華街ではチャイナシューズを買いました。私は10代の頃からチャイナシューズを愛用していて、古くなると買い替え、靴箱には必ず1足入っているんですね。最初に買ったのは六本木の「大中」。実家からもそれほど遠くなかったので、高校の頃に買い物に出かけ、チャイナシューズのビーズの可憐さと履きやすさに魅了され、しかも値段が安いとあって、それ以来、欠かさず1足は揃えてきました。雨の日は履けませんが、軽くて履きやすい。
 今回買ったものはペタンコではなく少しヒールがあるタイプ(写真左)。値段は1980円でした。
           

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カヤックビルダー・洲澤さんの思い

2008-10-26 | つぶやき
 久々にカヤックビルダーの洲澤さんからメールが届きました。私個人に宛てたものではなく、仲間うちへの通信で、時折「かもーてメール」という件名で回ってきます。今回「電子メールでお話しするには、矛盾のある内容ですし、普段は送信しない内容ですが、あえて送信します」とあり、「静かに明かりを消しましょう」と題し、山口県上関に建設予定の原子力発電所について、彼の思いが綴られていました。その中から抜粋して紹介します。

 「生きる希望と力と充足感は、自らのうちにしか見いだせない。希望は自らが変わることのみによって生まれる。ぼくは若いころ、水俣に足をはこび、玄海松浦原発予定地に足をはこび、大分火力発電所予定地に足をはこび、そうおもった。

 消費の渦から遠ざかる。それしか自らの暮らしぶりを変える方法はないと信じている。だから、ぼくは街から離れ、薪を切り、畠を耕し、カヤックを作り、漕いでいる。

  ぼくの作るカヤックやパドルは口を利かない。だけど、「原発いらん!」その思いを、ぼくの方法で凝縮したのが、ぼくの作るカヤックとパドルだ。
 自らの暮らしぶりが変わるぶんには誰も文句はいわない。僕は僕の方法で「原発いらん!」暮らしを続ける。」

 彼はいつも声高に叫ぶわけではないけど、消費社会にあって生きる姿勢を自ら常に問い続け、体現しているんですね。
 仕事上で理不尽な思いをさせられても、こうした知人たちのまっすぐな眼差しに触れることで、自分自身のバランスが保てているのだと思うと、何にというわけではないのだけど、いや「すべてのことに」かな、自然と感謝の気持ちが湧き上がってくるんだぁ。
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大人って、こういう人?

2008-10-24 | つぶやき

 今日仕事帰りに、久々にお会いした方がいます。ちょっとの時間でしたが、やっぱり触発されました。大手出版社の敏腕編集者だった彼は定年後、介護ヘルパーの資格を取得し、今、現役の1級ヘルパーです。

 その人に会ったのは、その人が50歳の頃。すでに会社での地位もある人でしたが、いつお話をしても話の内容が面白かった! 学術書の編集者だったこともあってか、ものすごく博学でウィットに富み、ユーモアを解する人。彼のように部下を持ち、営業部の人たちとも連携して仕事をしなければいけない立場なら、いろいろ大変なこともあろうと思います。印刷会社の編集部署で課長クラスの方を知っていますが、いつもイライラし、やはり大変そうだもの。
 でも、振り返ると、その人が現役時代、会社や仕事上の
愚痴を聞いたことは一切ありませんでした。私同様、お酒、煙草もたしなむので(私の場合「たしなむ」という上品な言い方は合いませんが)、その辺も気兼ねなくお付き合いさせて頂いていました。それは今も同じです。

 結局、違う道へ進んでしまったけど、私は中学生の頃、日本福祉大学へ進学して、ケースワーカーになりたいと思っていたんですね。そしたら、その方も日福を目指していて、やはり同じように道をそれ、最終的には出版社に就職。生業も同業に近かったため、ひょんなことからそんな話になり、「なぁんだ、同じようになり損ないだ」と…。
 でも、その方は軌道修正し、ちゃんと福祉の道を歩んでいらっしゃる。定年後に初心に帰ったことも素晴らしいけど、何があっても穏やかで、おおらかなところが気持ちいい! もちろん怒りますよ、でもそれは義憤ってヤツです。年を取っても好戦的な人がいますが、およそそれとはかけ離れた感じの人なんですね。

 「大人って、こういう人のことを言うんだろうなぁ」とお会いするたびに感心し、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の一節ではないけれど、「ソウイウモノニ ワタシハナリタイ」といつも思うのでした。

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恐るべし、ICボイスレコーダー

2008-10-23 | つぶやき

 先日、ICボイスレコーダーなるものを買いました。今までは取材時もテープに録音していて、それを専用機で再生して原稿化していたのだけど、この10月から補完代替療法(まぁ、ホリスティクケアですね)を学ぶために自然手技療法の学校に通い始め、そこの学長が「授業は録音してよし」というので、ボイスレコーダーを購入したわけです。
 初めは「テープに録音すればいいや」と思っていたのですが、学校の説明会の際にすでに先生のお話に重要だと思われる内容が多く、夜6~9時までの授業をテープに録音していたら、ものすごい量になると焦っていると、妹が長時間録音ができて、パソコンにも取り込めるICボイスレコーダーが廉価であるのだから、それを使った方がいいと助言してくれたのでした。

 いやー、驚きました。ipod並みに小さな機械です。まだ操作もおぼつかない状況でしたが、授業初日の3時間余りの講義も無事に録音でき、帰宅後パソコンに取り込んで、CDにもコピー。CDならカセットテープのようにかさばらないし。簡単に何度も再生して復習できるなんて、ありがたい限り。

 犬に問題があると呼ばれ、飼い主さんとお話しするたびに思うのは、犬だけでなく、というより、犬に問題があるという飼い主さんのこころと身体が凝っている場合が多いということ。犬にとって飼い主さんは環境の一部ですね。もちろん飼い主さんにとっても犬は環境の一部です。飼い主さんの在りようは犬に影響を与えるわけで、犬のこころと身体のバランスを取るには、飼い主さんのこころと身体のバランスも保たれていることが重要なポイントとなります。

 簡単に言ってしまえば、「全体を観なければ」との思いが募って(製薬会社との癒着も強い、対処療法的な現代西洋医学や、医療費を国が何割か肩代わりしてくれるという日本の医療制度にどっぷり浸かり、自分の身体を自分で治そうという気持ちや、本来あるべき自然治癒力にも目を向けない人があまりにも多いので)、ペットだけでなくヒトのホリスティックケアも学ぼうと思ったのです。で、補完代替療法の学校に通い始めたのでした。

 今、学んでおきたいから自分に投資しているだけで、これがお金になるのかと問われれば、よく分かりません。でも、仕事やお金につながらないからといって、やりたいことをしなかったり、学ぶこともしないのではつまらないものネ。
 現代の日本の医療制度や高齢者福祉の在り方にも疑問を感じているし、取得している介護ヘルパーの技術(かなり錆びちゃったけど)とともに、自分の中で補完代替療法の知識と手技を深め、いずれペットを含め、人の役に少しでも立てればいいなと思っている今日この頃であります。

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一面のコスモス

2008-10-21 | 植物

 毎朝、散歩に出かける河川敷の近くに市民農園があり、野菜畑を縁取るように四季折々の花が咲き競います。今、美しいのはコスモスです。あまりにきれいだったので、思わず車を停めて携帯のカメラでパチリ。今度はちゃんとデジカメ持参で出かけよう。
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アルパのコンサート

2008-10-20 | つぶやき

 昨日は上野にある東京文化会館に、ルシア塩満さんの「アルパ・アコースティック・コンサート」を聴きに行きました。知人にルシアさんのファンがいて、チケットを頂いたのです。アルパというのは、パラグアイの民族楽器で、スペイン語の「ハープ」のこと。形状は小型ハープといったところでしょうか。

 ルシア塩満さんは1975年にプロ・デビューして以来、アルパ奏者として国内外で活躍されているそうで、我が国随一のアルパ奏者として認められているとか。知りませんでした。
 パラグアイ音楽はアルパとギターの合奏が特徴で、「グアラーニャ」と「ポルカ」という独特のリズムがあるそうなのですが、1つの曲のなかで拍子が変化することもあり、初めは不思議な気持ちで聴き入っておりました。

 そのうちケーナやサンポーニャ、チャランゴが加わったボリビアやペルーの楽曲も演奏され、これらの音色が大好きな私は大満足。もっと聴きたかったくらい。南米の音楽では陽気なラテン音楽よりアンデスのフォルクローレのほうが好きです。
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映画『最高の人生の見つけ方』

2008-10-18 | つぶやき

 昨日『歓喜の歌』を観た帰り、姪っ子に見せる映画を借りにTSUTAYAに立ち寄り、思わず自分用に借りてしまった『The Bucket List』。直訳すれば「棺桶リスト」ですが、邦題は『最高の人生の見つけ方』です。主演はジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。とくにモーガン・フリーマンが大好きな私は、ジャケットを見て「即借り」となりました。

 自宅に戻ってメールを確認すると、「なんでこうなるの?」と心底腹が立つ仕事のメールが入っていて…、イヤ~、普段こんなにプンプンになることはあまりないのですが、気分転換をしなけりゃ、とても仕事を続ける気にならず(言い訳じゃなく…)、1日に2本も映画を見ることになってしまったのでした。

 で、映画のあらすじですが…、
  モーガン・フリーマン演じる自動車修理工のカーターと、ジャック・ニコルソン演じる大富豪の実業家エドワードが、入院先の病院で相部屋になります。愛する家族がお見舞いにくるカーターとは対照的にエドワードを見舞うのは秘書だけ。何の共通点もない2人ですが、ともに余命半年の末期ガンであることを告知され、カーターが死ぬ前にやっておきたいことをメモった「棺桶リスト」の中身を知ったエドワードがカーターを急き立てて、周囲の反対を押し切り、お互いに書きつけた「やりたいこと」をやるために旅に出るのです。エドワードは大金持ちなので、自分の飛行機で世界各地へ出かけちゃうのですが、実力派の2人だもの、渋い演技を見せてくれました。脚本もよかった。

 好きな映画に『ショーシャンクの空に』があるのですが、この作品でモーガン・フリーマンを好きになりました。やっぱりステキでした。
 ということで、怒りも収め、粛々とせねばならぬことをやりまする。

 漫画家・弘兼憲史さんは代表作の主人公である島耕作に「嫌な仕事で偉くなるより、好きな仕事で犬のように働きたい」と言わせたそうですが、弘兼さんがものすごいハードワークをこなせるのは「好きな仕事で飯を食えることに、無上の喜びを感じているから」だということを、今日の新聞の特集で読みました。仕事は選ばなくてはいけないということね。ただお金が稼げればいいってもんじゃないもの。映画の内容と合わせて、考えさせられちゃったなぁ。
 

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映画『歓喜の歌』

2008-10-18 | つぶやき
 昨日エリア情報誌の仕事の関係で『歓喜の歌』という映画を観ました。立川志の輔さんの創作落語を映画化した作品で、確か映画とは違うキャストで、テレビドラマ化もされていたと思います。
 『歓喜の歌』は、大晦日の市民ホールの利用をめぐって、紛らわしい名前のママさんコーラスグループをダブルブッキングしてしまった文化会館のダメ主任やその部下、ママさんたちの騒動を描いた物語ですが、ダメ主任役の小林薫さんの達者な演技もさることながら、6年ぶりの映画出演という安田成美さんがあまりにも綺麗で可愛くて、びっくりしてしまいました。
 原作となった志の輔さんの創作落語を一度聞いてみたいものです。

 『歓喜の歌』以外にも、頂いたチケットで何度か映画を鑑賞させてもらっているのですが、何年も経て再び観て、改めて感動したのが『ニューシネマパラダイス』でした。年齢を重ねて観てみたら、以前あまり気に留めなかったシーンに感ずることがあって、名作とはこういう映画をいうのだなと思ったのと同時に、歳を取るってステキだなとも思ったのでした。
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20歳のぴーちゃんに再会

2008-10-17 | 犬&猫との暮らし
 茗荷谷にあるクライアントに出向くたびに、辺りをキョロキョロしてしまいます。ときどき見かけていた高齢犬のぴーちゃん。自力ではしっかり歩けない状態のぴーちゃんを、飼い主さんがちゃんと補助しながら、散歩をさせているその姿にいつも胸打たれ、5月に思い切って声をかけたところ、名前が「ぴーちゃん」ということ、飼い主さんが日常的にマッサージをしてあげていること、2時間置きくらいに食事をさせてあげていることなどなど、飼い主さんの手篤いケアの様子が分かり、ますます感動したのでした。

 この夏は例年以上に暑さが厳しい日が続き、茗荷谷に行く用があっても、ぴーちゃんを見かけることがなかったので、「ああ、ぴーちゃんはもう天国に行っちゃったのかも…」などと勝手に沈んでいたところ、なんと昨日、偶然に会うことができたのです。

 普段はそんな時間(午前11時前)に散歩に出る習慣はないそうなのですが、寝たきりのぴーちゃんが食事をしたにもかかわらず、また要求して騒いだので(というか、寝ながら暴れてしまったらしい)、日光浴かたがた気分転換にぴーちゃんを外に連れ出したそうです。

 5月に会ったときはまだ自力で立っていることができたと記憶していますが、今はもう立っていることもままならず、介助があっても歩けなくなっていました。でも、超高齢犬らしからぬ肉付きのよさで、まったく痩せ細っていないのです。心地よい秋風がそよいでいましたが、飼い主さんのTシャツには汗がにじんでいて、「よく食べるし、最近太ったんですよ」と言い、ぴーちゃんに「よかったね、また会えて。ありがとうねって」などとぴーちゃんに語りかけています。
 家では寝たきりで、食事・排泄はすべてぴーちゃんの様子から察する、飼い主さんでしか分からない時計によって進めているとのこと。何回も体位変換をしてあげ、室内では介助して立たせたり、歩かせたり、刺激を与えてあげているそうです。

 犬は飼われる環境、飼い主さんによって、まったく違う人生(犬生)を歩みますねえ。依存し切って玩具のような扱われ方をする犬や、病気になったからといって遺棄される犬がいるかと思えば、ぴーちゃんのように最良のQOLを得ている犬もいます。ヒトは自分の生に責任を持って、選び取っていくことができるけれど、犬はそうはいかないので、やはり飼う側がいのちに向き合う責任を負わなくてはいけないんですよねぇ。
 昨日はぴーちゃんに再会できたこと、それだけですっごくいい一日なると思いました。午後には代替治療セラピストアカデミーの学院長にお会いしたのですが、これまた大変刺激的で、ぴーちゃんからもらったいい「気」が、循環した一日となったのでした。
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彩湖畔で

2008-10-14 | 犬&猫との暮らし


 12日に彩湖・道満グリーンパークで遊んだときの画像を、岡田さんがたくさん送ってくれました。その中から数枚を記念に残します。
 たっぷりと陰を作ってくれていたのは、大きな樫の木でしょうか。下にはたくさんのどんぐりが落ちていて、犬たちはそれを美味しそうにポリポリ食べていました。そのせいか、昨日のウンチは3頭ともかなりの量…。よかったのかなぁ。

         
                湖畔で木陰を発見。「あそこにしましょう」。

         
         とてもシニア犬(10歳と13歳)とは思えない走りっぷりのほたるとノエル

         
                 もっと泳いできていいよ。みんな

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『ターシャの家』

2008-10-12 | 

 今年6月、92歳で他界した絵本作家のターシャ・テューダーさん。ターシャさんの暮らし方が好きで、彼女の足元にも及びませんが、庭いじりが好きな私に、最近妹が買ってくれた本です。
 写真集なのでこれくらいは当たり前なのですが、定価3,000円はちと高いと、買わずに我慢していたものでした。妹よ、なんと太っ腹な!と口に出す前に、彼女、「それがね」と話し出しました。

 とあるテキストを求めて「古本市場」という古本屋さん(まあ「ブックオフ」のような本屋さんですね)に入店するやいなや、平積み状態になっているこの本が目に飛び込んできたのだそうな。彼女曰く「買ってくれと言わんばかりに!」。まったく新品に見えたのだけど、値段の表示もない。でも、古本屋なのだから定価ということはあるまいと思い、恐る恐るレジに持っていくと、なんと「750円だったのよ~、新品同様の写真集が!」。ということで、彼女は自分が読んだあと、私にプレゼントしてくれたのでした。

 ターシャさんの経歴に他界されたことが添えてある13刷目のこの写真集は、9月24日に発行されたばかり。本屋さんで万引きした高価な本を古本屋に売りに行く輩がいるというご時世。「盗品かしら」と二人でちょっと疑ってしまうほど、新品に近いものでした。
 そんなふうに眺めてはせっかくのターシャさんの世界が台無しなので、早々にそんな気持ちはもみ消して、彼女の、凛としてぬくもりに溢れた暮らしぶりにたっぷり浸ったのでした。
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母娘、姉妹の再会

2008-10-12 | 犬&猫との暮らし

 今日、7年ぶりくらいにトチは娘に、ブナはお姉ちゃんに再会しました。トチもブナも高齢犬になったので、「一度会っておいてよ~」という私のお願いを聞き、トチの娘をもらってくれた岡田さんご夫婦が犬たちを連れて、市川から彩湖・道満グリーンパークに遊びに来てくれたのです。

            
        ほたる&ブナ姉妹と和司さん(清美さんのご主人)

 道満グリーンパークは、連休の、しかも晴天に恵まれた今日は大変に混み合っていました。そこら中で家族連れや友人グループがお決まりのバーベキューを楽しんでおり、まあ、いろんな匂いが充満し、決して清々しくはなかったのですが、水辺には大きな木が創り出す快適な木陰もあり、私たち、ヒト3名、犬5頭は泳いだり(泳いだのは犬たちだけですが)、お弁当を食べたり、心地よい数時間を過ごしたのでした。

 トチ&ブナ、ノエル&ほたるは、匂いをしつこく嗅ぎ合って相手を確かめるとか牽制するとか、そんな他人(他犬)行儀なことはなく、まるで年中よく遊んでいる犬同士のように、ことさら否定も肯定もなく、自然な感じで遊び始めました。これはやはり親子であり、姉妹であることを覚えていたということでしょうか。

        
          ブナ&ほたる姉妹(後向きのノエル)
 ノエルはトチと同じ13歳、ほたるとブナは10歳、クリは9歳と、みなかなりご年配なのですが、同じ年齢の大型犬に比べると、まだ現役然としており、よぼよぼ感がありません。ノエルとほたるは年齢を感じさせない泳ぎっぷりでうれしい限り。
        
          13歳と10歳のシニア犬とは思えない2頭 

 この子たちが歳の割に若いのは、おそらく多頭飼いのお陰であろうと、清美さんは言います。一緒に遊んだり、匂いを嗅ぎに行ったり、「こっちへ行こうよ」「へいへい」などと(悪さをするときも共犯だし)、1頭の静かな生活に比べたら刺激があります。     
 5頭を見ながら「まだまだ大丈夫そうだね」とちょっぴり安心した飼い主3人でありました。とくに前庭障害で一時首をかしげていたノエルなど、完全復活を遂げ、何にでも好奇心いっぱい。キョロキョロ、ワクワク、クンクン、ダァーッ(ときに疾走)。おまけにヒトのお弁当にばかり気を取られていて、犬たちのおやつなどすっかり忘れていたら、ノエルは「なぜデザートの果物がないか!」と催促するし、「まだまだ充分いける!」と本当にうれしくなりました。ノエルもトチもあと3年は頑張ってほしいなぁ。

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