小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

カヤに再び核酸のサプリを

2016-07-26 | 犬&猫との暮らし
7月初頭の血液検査でカヤのALB値が少し下がっていたので、
酒井先生から「再発注意」のイエローカードが示され、
7月下旬に再度の血液検査をすることになっていた。

7月12日のトリミングの際、出来上がりを待っていると、
最後の最後にカヤは台の上で排泄してしまい、
それがけっこうな軟便だったらしく、
酒井先生はさらにお顔を曇らせ、くぐもった声で
「一過性ならよいのですが」と言った。

カヤはほぼ毎回、トリミング中に排泄してしまう。
緊張するうえ、2時間近くかかるので、疲れもするのだろう。
平謝りする私にトリマーさんは「よくあることですから」と言ってくれ、
たいていそれで済むのだけど、それが軟便だと
報告を受けた先生が心配して、お話に加わるわけです。


お泊りに来た姪っ子のそばで眠るカヤ。トリミング後なのでツヤツヤ、サッパリ

7月初旬の血液検査で2.2g/dlだったので、
私はすぐ昨年あげ続けていた核酸のサプリ、
「ニューヌクレオエンジェル」を追加。

私自身、あまり神経質にならないようにして、
「軟便は一過性のものだから」と気に留めずに、
カヤにヒーリングタッチを続けた。

そして、今日の血液検査では、ALB値2.3g/dlと
「誤差」程度ではあるけれど上昇。
上がると念じていたので、「うん、うん」とうなずく私。
先生も「低値安定で、生きていくうえでは問題はないのです」と。

「ですが、完治したとは言えないので、再発に注意してください」と、
いつものように念押しをされ、
次回9月の検査まで、事なきことを願われたのであった。
私も9月にはもう少し数値アップを願っております。
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かよこ、3晩目に帰還

2016-07-23 | 犬&猫との暮らし
かよこが20日の朝に家出してから、毎日雨続きだったので、
外でかよこ以外の猫にも出会うことはなかった。

例外もいるでしょうが、猫は水に濡れることが嫌いで、
雨の日に好んで歩き回っている猫はあまりいない。

事故になど遭わずに、
どこかに潜んでいてくれることを願いながら、
脱走から2日経ち、3日目の雨の上がった夕方も
帰ってくる気配なし。

すると、その3晩目が明けようという午前3時頃、
ちゃんとベランダから帰ってきたという。
ああ、よかった。
かよこのからだは埃っぽかったけれど、それほど汚れていなかったらしい。
やはり濡れるのがイヤで、どこかで雨宿りしていたのでしょう。

妹が「うちの親並みの歳(両親は80代)なのに…、腐ってもネコ(笑)」
とメールを寄こしたので、爆笑でした。

そう、親並みの歳なのに、うちに預かっているときも、
茶箪笥に飛び乗って、置物然としているかと思えば、


「押入れの中を探索したい」と伸び上って騒ぎ、


とても、年寄り猫とは思えない快活さ。
それでも、無事に帰ってきてくれてよかった。

うちも妹宅も、かよこ脱走防止のセキュリティ強化が必要ね。
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ひんやり猫鍋買ってもらったのに

2016-07-21 | 犬&猫との暮らし
アルミ素材の猫用クールグッズがはやっているらしい。
少し深い鍋型で、形は上から見るとニャンコ(クマとも言える)の顔。

妹のうちのニャンコ「かよこ」も、この猫鍋を買ってもらい、
そのひんやり感と収まりのよさにご満悦の様子。


そんなステキなグッズを買ってもらったのに、
かよこは昨日の朝、隙をついて自宅ベランダの窓から脱走。

そう告げられた私は日中、またかよこの名を呼びながら、
マンション周りを歩いてみたのだけど遭遇できず、
結局、昨晩は帰ってこなかったのだそうだ。

今日は凌ぎやすい気温だけれど、朝から雨模様。
おばあちゃん猫はどこで雨宿りしているのやら。

少し前、うちから脱走して、味をしめたのかな。
しのつく雨、年寄り猫だから、とても心配。

かよこ~、かよちゃ~ん、早く戻っておいで~。
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映画『サウルの息子』

2016-07-20 | つぶやき
先週、早稲田松竹で、2015年度のカンヌ国際映画祭の
グランプリ受賞作品である『サウルの息子』を観た。

早稲田松竹はロードショーを終了した名画や
過去の名作を2本立てで上映している名画座映画館で、
2本鑑賞しても一般なら1,300円というお得なお値段。
すばらしい!

とってもお得なのだけど、
『サウルの息子』と同時上映されていたのは
グアテマラが舞台の『火の山のマリア』。
いくらお得でも、重い内容の映画を2本続けて観るには
自分の頭が体力不足だったので、
端から『サウルの息子』だけを見るつもりで出かけて行った。

これまで私は「アウシュヴィッツ収容所」と一絡げにしてきたが、
翻訳家の高橋武智氏によると
「アウシュヴィッツには、管理部門にあたる基幹収容所、
絶滅収容所としてのビルケナウ収容所と
巨大企業のためにただ働きさせられた
モノヴィッツ労働収容所があった」そうで、

映画の舞台は、1944年10月のアウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。
主人公のサウルは、ハンガリー系のユダヤ人で、
「ゾンダーコマンド」として働いていた。

収容所でユダヤ人が働かされていたことは知っていたが、
同胞であるユダヤ人の死体処理や遺品の回収、
夥しい死体を運び出した後のガス室の掃除などに従事するメンバーを
ナチスが選抜し、「ゾンダーコマンド」と呼ばれる特殊部隊として、
区別して生かしていたことは知らなかった。

もちろん、ナチスの凶行を知るゾンダーコマンドたちも
やがて殺されてゆくのだけど。

彼らは殺される前になんとか史実を残そうと、
密かに紙切れに収容所で起こったことを記録して、
ガラス瓶に入れ、あちこちに埋めたのだそうだ。

また、レジスタンスがゾンダーコマンドのメンバーに
カメラを渡すことができ、収容所内の撮影にも成功する。
命がけで撮影したフィルムは歯磨き粉のチューブに隠されて、
アウシュヴィッツから持ち出されたという。

そうした記録が発掘されて、大量虐殺の物的証拠となり、
真実を伝える書物やこういった映画のシーズになったというわけだ。

『サウルの息子』は、サウルが殺された少年を息子と思い込み、
ユダヤ教の教義に従って埋葬してあげようと奔走する、
たった2日間を描いた物語。

その少年は、ガス室で生き残ってしまう。
実際にガス室で生き延びた例があったらしい。
もちろん、すぐにナチスによって息の根をとめられてしまうのだけど。

ユダヤ教では復活を信じているので、本来火葬にはしない。
そのためサウルは危険を冒し、他の人を犠牲にしてまで、
埋葬儀式をするラビ(ユダヤ教の聖職者)を探し出そうとするのだが、
長い台詞などなく、ただ淡々と息をのむ展開が続き、
狂気の世界で喜怒哀楽をなくしたサウルの
仮面のような表情と硬い瞳が幾度となく映し出された。

解剖されることになった死んだ少年を
サウルはなぜ「息子だ」と言い出したのだろう。
サウルの心理描写が読み取れなかったし、
特定の宗教を信仰していないので、
埋葬に固執するユダヤ教徒の思いの深さが
私にはあまりよく理解できなかったのだけど、
観終わった後、その日一日、また日が経っても、
ふと映像がよみがえってくる映画だった。
また観たいとも思う。

サウルを演じたルーリグ・ゲーザという役者さんは、
神学者で詩人で小説家だということだが、
反共産主義活動を行ったために、16歳で高校を退学し、
アングラのパンクバンドを結成したあと、
大学でポーランド文学を学んだり、映画大学で映画制作を学び、
2本のハンガリー映画の主演を務めたりするのだ。

その後、厳格なユダヤ教の厳しい神学校で学んで、
まだ足りなかったのか、2000年にニューヨークに渡って、
再びニューヨークのユダヤ教神学院で学び、
卒業と同時に同校で教鞭を執り、
詩集は7冊、短編集も出版したという才の持ち主。

ネメス・ラースローという監督さんが、
どこで、この人と出会い、なぜこの人をサウルに抜擢したか、聞いてみたい。
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カヤ、夏季の血液検査

2016-07-05 | 犬&猫との暮らし
シーズンごとに血液検査をすることになっているカヤ。
ぼちぼち夏季の検査をする時期なのだけど、
ここ数日は真夏日だったので、カヤを車で移動させるのは控えていた。
ところが、今日は昨日と打って変わって、
朝から冷涼な風が吹いているではありませんか。
そこで「チャンス!」とばかりに通院したのでした。

カヤは早くも少し夏バテしたのか、ちょっぴり元気がなくて、
また、昨日若干ウンチが緩かったので何となく不安だった。
案の定というか、何んというか、
まあ、たった0コンマいくつのことなのだけど、
春の検査では2.4g/dlだったALB値が今日は2.2g/dl。

ぎりぎり正常値なのだから、気にしなくてもいいのに、
「下がっていくのは心配です。下がりきる前に手を打たなくては」
「念のため2~3週間後に血液検査をさせてください」
という先生の言葉に、内心「ひえ~」と怯える自分がいた。

でも、きっと、きっと大丈夫!
排泄ブツはいたって良好に戻っていたし、
ステロイドなどを投与する前にできることはあるもの。


こんな無防備な寝姿でいられる幸せを守ってあげなくてはネ。


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かよこの脱走劇

2016-07-03 | 犬&猫との暮らし
2016年も、早くも半分が過ぎてしまった。
下半期に突入した7月1日、夜9時くらいから
妹ファミリーの老猫かよこを預かった。

ここのところ暑くなってきたので、窓を開けておくことが多い。
かよこ預かり時は気を付けないと、かよこは網戸を開けて出て行ってしまう。
そこで、簡単に開かないように工夫していた。
テラスに通じるガラス戸は、ちゃんと工夫したのに……。

ところが、仕事部屋の窓を8センチくらい
開けたままにしていたことを忘れていたのです。

1日目の夜中、かよこはいつもの夜遊びにご執心。
鳴いたりわめいたり、あちこちうろうろしたり、エサをせがんだり。
「ああ、かよこ、うるさいよ~」などと言いながら、
こちらも覚醒とうとうとを繰り返して迎えた朝、
6時ごろ、家の中のどこにもかよこがいないことに気が付いた。

仕事部屋に行ったら、なんと網戸が開いていた。


椅子伝いに、出窓に置いてある複合機の上に乗り、
力づくで網戸を開けて出て行ってしまったのだ。

それからというもの、仕事をしながら1時間置きに外に出て、
小さな声で名前を呼びながら、マンションの周りを探して歩いた。

「かよこーっ! かよこーっ!」
「誰がいなくなったんですかっ?!」
「あっ、いえ、ええーと、ね、猫です」
「はあ?」

と、いうことが、かつて一度あったので、
大声は出さずに「かよちゃ~ん、かよこ~」と控えめに呼びながら、
塀の下をのぞき込んだり、草木を分けて見入ったり、
たいへん怪しいおばさんになっておりました。

土曜日は30度を超す真夏日になるというから、心配した。
なにしろ15歳の年寄り猫だし、家猫だから、
ちゃんと戻ってこれるだろうか、とハラハラしながら周回を重ねた。

夕方6時を回った、何度目かの捜索のこと。
マンション敷地内の傾斜地の草地にかよこらしい猫の姿が…。
私がやや大きめなしーしー声で名前を呼ぶと気が付いて、
「ニャー!」とは聞こえなかったが、そのように口を開け、
一瞬こっちに来ようとした。けれど運悪く、
すぐ目の前の路地に車が入ってきて、人の気配がしたものだから、
かよこは草むらに引っこみ、再び私から見えない場所に姿を消した。

それでも近くにいることが分かってほっとした。
私はすぐに出先にいる妹に、かよこが近くにいる旨を報告し、
おなかがすいて戻ってくることを期待して待った。

が、しかし、暗くなっても、いっこうに帰還せず。
おかしいなあ、食いしん坊だから、
おなかをすかせて、帰ってくるはずなんだけどなあ。

もし4階の自分の家のベランダに戻ったとき、中に入れるように、と思って、
妹の家のベランダ側のガラス戸(網戸)を10センチ程、開けてきた。
1階のほうがアプローチしやすいと思うのだけど、
うちにかよこは戻らず、まんじりともせず夜が明けた。

早朝、うちの庭にもマンションの周辺に気配がないので、
妹のうちを見に行くことにした。
合鍵で玄関を入ると、リビング扉の擦りガラス越しに動くものが…。
期待通り、かよこは自宅に帰っていた!

しかし、4階のベランダに、どのように伝っていったのか。
「腐っても鯛」じゃなくて「年をとっても猫」。
ニャンパラリの身の軽さには脱帽である。

何食わぬ顔で「ニャーニャー」言いながら、
足にまとわりつくかよこ。かわいいんだけどねえ、
まったく、もうやめてね、年寄りの冷や水ですってば。


さすがに疲れたご様子。クーラーをかけた部屋で休養中
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レンチキュラーのような作品

2016-07-03 | つぶやき
晴子さんの手の込んだ立体作品。
正面から見る絵と、左右から見る角度によって絵柄が変わる、
レンチキュラーのようなステンドグラス。

    
左から順番に、正面から見た作品、左から見た絵柄、右から見た絵柄

私ではとても思いつかないなあ。
頭がこんがらがってしまう。

木枠に細い釘を打ち込んで作品を止めるなど、
ステンドグラスの設営は想像もしない作業があり、
私にとっては非日常的な体験ができて面白かったし、
晴子さん自身が肩肘を張っていない気さくな人なので、
終始呑気で楽しく、とても心地よい時間だった。
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