小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

いるだけで可愛い

2016-01-25 | 犬&猫との暮らし
カヤはぐっすり眠っているときも、
なぜか、私がカヤのいる場所から離れると分かるらしい。


眠っているときは特に可愛い

私がそばを離れてしばらくすると、
コツン、コツンと時々どこかに軽くぶつかる音を立てながら、
ちゃあんと私がいる部屋にやってくる。
カヤの第3の目は、いったいどこについているのやら。


こころの目ってヤツですかね by カヤ

もうピヨちゃん人形の「ピヨピヨ」鳴る音も聞こえないのだけど、
相変わらずピヨちゃん人形は好きらしく、
くわえさせてやると、喜んで隠しにいく。

目が見えなくても、来客が分かる。
人が出入りする場所の位置は覚えていて、玄関のほうに行ったりする。
妹や姪っ子のことは覚えていて、彼女たちが来ると喜ぶし、
姪っ子がお泊りしたときは、甘えて一緒に眠る。


朝寝坊の姪っ子に腕枕してもらって二度寝に入ったカヤ

週末たびたび預かる老猫のかよこも、すっかりカヤに慣れた。
かよこが来ると、カヤは「何か別に生き物がいるみたい」と
思ってるみたいなのだが、自分ではどうしようもないので
空気のように過ごしている。

私がキッチンで料理をしていたら、
なぜか2匹が、叱られてしょぼんとしている感じで
並んで座っていたので「なんなのぉ? あなたたち、可愛いねえ」
と、思わずシャッターを押した。


いるだけで可愛い。
カヤには1日10回以上「カヤは可愛いねえ」と言ってしまう。
こころの耳ってヤツで聞いているかな。
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変わらず素敵なレモンさん

2016-01-24 | つぶやき
本日クレヨンハウスの朝の教室で、
講師を務めてくださった山口二郎さんも主宰の落合恵子さんも、
テレビからはめっきり声がかからなくなったそうだ。

「そうそう、それでもね」と落合さん、
2月11日(木)NHKラジオ第1で朝8時5分から9時55分まで
「落合恵子のラジオ・デイズ~いつもラジオがそこにあった~」が
放送されることを教えてくれた。

朝の教室のお話が終わった後、
落合さんと個人的にお話しする機会が得られた。
『子犬工場』をお渡しすると、金儲け主義や
経済至上主義がもたらす弊害として、
繁殖犬の扱われ方も「根っこは同じ」という話になった。
格安スキーバスの事故も廃棄食品の横流しも……。

落合さんはご自分が飼っていた犬の話にも触れ、
忙しい方なのに「すぐに読むわね」と言ってくださった。
誰にでも分け隔てがない、ニュートラルな方だなあ、といつも思う。

   

そういえば、私は落合さんとは同じ日の生まれ、誕生日が一緒だ。
終戦の年の1945年生まれの落合さんは今年71歳になった。
元アナウンサーということもあるけれど、
語り口がやわらかで、話し方がきれいだ。
母が70歳の頃、こんなに魅力的だったかなあ。
自分もその年になって、こんなにステキでいられるかなあ。

自分の容姿はともかく、人に分け隔てなく接することができる、
慈悲深く、楽しい人でありたいと思った。
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講師は山口二郎さん

2016-01-24 | つぶやき
毎月1回土曜日の朝に開催されている
クレヨンハウスの「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室 」。
今年初めての教室は本日1月24日、日曜日の開催。

講師は法政大学法学部教授で、週1で東京新聞に
「本音のコラム」を寄稿している山口二郎さん。


「民主主義をあきらめない」を演題に、
大学で教鞭を執っている方らしく、非常に分かりやすく
プロジェクターを使って解説してくださった。
今まさに「プロクルステスのベッド」であると。


著書『いまを生きるための政治学』(岩波現代全書)

劣等感に突き動かされる者ほど恐ろしいものはない
ということを示すために、
私が若い頃に傾倒していた詩人・石原吉郎の文章を
引用していたことに少し驚いた。
いつ石原吉郎の詩や随筆と出会ったのかしら…、興味深かった。
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突然逝ってしまった仕事仲間

2016-01-19 | つぶやき
昨日、社史の編集をしているKちゃんから電話があった。

Kちゃんは、電話口の声でその時の状況がすぐ分かるほど、
気持ちのありようが素直に態度に出る人なので、
「ああ、もしもし」という、そのひと言で、
「忙しくてパニくっているな」とか「体調が悪そうだな」とか、
逆に「今日は上機嫌だな」と、ピンとくる。

昨日は、というと「ああ、もしもし…」という声が、
地の底から呻くような、ぼろぼろの声だった。
「どうした? 風邪でもひいたの?」と元気に言った私に、
「いや、ちょっと混乱していて…」と言うのがやっとの様子。 
「どうしたの?」と聞いた私が、今度は混乱する番であった。

「Oさんが突然死した……」。

Oさんというのは、データ入稿する組版を
正確に作ってくれる仕事仲間のデザイナーさんで、
まだ50代半ばである。
社史などの制作チームとして、私は10数年来の、
Kちゃんはもっと長い付き合いだ。

新年会、忘年会、暑気払いを含め、
Kちゃんの家で一緒に餃子パーティをしたり、
おととしだったか、Oさんのお父上が亡くなったので、
仕事仲間で、お通夜(天理教の方だったので正確には「遷霊祭」)に
足を運んだりした仲だった。

Oさんは数日前、そう、その日はなんと、私の誕生日だった。
出向先であるKちゃんの仕事場に出かける電車内で倒れ、
そのまま帰らぬ人となってしまったのだという。
心臓が原因らしいが、急すぎるよ、Oさん。

Oさんは独身で、90歳近い高齢のお母さんと2人暮らし。
その日お母さんはデイサービスに行っていたそうだ。
高齢のお母さんは息子の仕事のことも友人のことも
詳しく分からなかったらしく、仕事先のKちゃんにも
すぐに連絡が入ることはなかった。

Oさんが出勤していなかったので、
Kちゃんが自宅に電話したところ、親戚の人の応対で、
Oさんが亡くなったことが分かったのだそうだ。

葬儀はお身内で済ませるようで、
Kちゃんと私は呆然としたまま、
「どうすればいいんだろう」を繰り返していた。
6月の納品予定の、ある企業の労働組合史も、
Kちゃんと私とOさんで制作することになっていたのに、
誰がやるのよぅ、Oさん……。

仕事の内容を考えれば、ほかにやれる人はいるだろう。
でも、Oさんに替わる人はいない。
みんな、そうだ。一人ひとり、同じことはやれても、
その人になり替わることなんてできない。
一人ひとり、かけ替えのない存在なのだ。

明日はOさんとやるはずだった仕事の打ち合わせを、
Kちゃんと2人ですることになった。
2人して「仕事が手につかない……」とため息である。
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『ありがとう エバせんせい』

2016-01-05 | 
フリーライターの友人、ゆかりさんが翻訳した絵本、
『ありがとう エバせんせい』が12月に発行された。


絵本塾出版発行1,300円+税

病気でお休みしている担任のエバ先生を気遣う子供たち。
念願の劇は見てもらえたけど、先生は天国へ。
エバ先生の代わりに担任を務めるバンクス先生と
悲しみと向き合う子どもたちのグリーフケアの物語だ。

こういったテーマを取り上げている絵本は、少ないのではないかな。
解説は「尾木ママ」こと、尾木直樹さんが書いてくださったそうだ。

ゆかりさんとは、15年くらいの付き合いになるだろうか。
一緒に仕事をし、密に連絡を取り合うようになったのは
某省庁の広報誌を制作するようになってから。

そのあとも、お互いに仕事を紹介し合いながら、付き合ってきた。
女手ひとつで、2人の子供を大学に入れ、
ホントによくがんばっていると思う。

実は、『子犬工場』出版のきっかけを作ってくれたのは、
ゆかりさんなのだ。

ゆかりさんに、ゼンヨージ画伯が二つ返事で描いてくれた
繁殖犬の絵本の原画を見せながら相談したところ、
彼女が友人のフリーの編集者に原画を見せて説明してくれ、
その人が今度は、児童書の編集をしている自分の友人に
話を持っていってくれたのだ。
そして、その児童書の出版社から「絵本の出版は厳しいけれど、
ドキュメンタリーなら出版させてほしい」ということに…。

そのあと二転三転するのだけれど、
ゆかりさんが親身になって、編集者の友達に話してくれなかったら、
『子犬工場』は生まれなかったのだ。
ゆかりさん、ありがとう。
暮れも押し迫ってから、お互いの本の出版を祝いながら、
労いあったのだった。
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カヤのホメオパシー薬

2016-01-03 | 犬&猫との暮らし
昨年9月中旬から、カヤは統合医療医の森井先生にも
診てもらうようになり、免疫力をアップするために
先生が調合するホメオパシー薬を飲んでいる。

先生がしばらくは2週間に一度、
状態を診たいとおっしゃるので、そのスパンで通っていた。

診察室に呼ばれると、まず先生が、
診察台の上にいるカヤのおなかを、
包み込むように指で触れて、腸の状態を観察する。
カヤは緊張して、身を固くしているのが分かる。

いつもより長く車に乗せられてくるので、
カヤはそこがどこだか、すぐに分からないのだと思う。
だれが自分に触っているかも、すぐに分からないから、
カヤは固まっている。

ところが、森井先生がカヤの頭のほうに移動して、
カヤの額にご自分の額をくっつけるように顔を近づけて、
「どおれ、カヤちゃん、目を見せてね。僕が分かるよね」
と語りかけながら、カヤをなでると、
カヤの全身から、ふうっと力が抜けてゆき、
ぽわんとまん丸に弛緩するのが、よ~く分かる。

一瞬のうちに先生からの交信をキャッチして、
カヤは安心するようなのだ。
耳の聞こえないカヤは、先生の何に安心するのだろう?
毎度のことながら、私はいつもこの瞬間に驚かされ、
そして、とても和まされる。
動物とそういうやり取りをする森井先生は
まるでシャーマンみたい。

幸いなことに、いまカヤは寛解状態なので、
12月以降は、4週間後の通院でOKとなった。
ただホメオパシー薬は2週間で使い切ることになっているので、
レメディーと薬草の液のアンプルが処方され、作り方を教わった。


1日2回、空腹時に3滴、カヤの口の中に滴下しているのだけど、
昨年の今頃を思い出すにつけ、
これくらいで済んでいる状況が、本当にありがたい。
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児童書『子犬工場』関係のサイト

2016-01-02 | 
『子犬工場』の編集者さんが、
本書で取り上げた「知って広める動物愛護活動“Say NOプロジェクト”」に
子どもたち自ら参加できるような、子ども向けの仕掛けを考えませんか、
と提案してきたので、本書記載の感想文公募の告知と連動する
専用のサイトを作ることになった。

プロジェクト活動の本家は寄付金での運営なので、
「子ども向けのサイトは版元で作れませんか?」ということだったし、
版元には『子犬工場』だけのためにサイト制作はお願いできない。

仕方ないので、私が作ることになった。
けれど、資金力もパソコンの知識も微々たるもの、
やれることには限界がある。

本書に告知してしまった以上、何とかせねば、
ということで、ヨロヨロとサイトを立ち上げた。

「いっしょにしあわせになるために」http://imacoco.petit.cc/pineapple1/

スポンサーがいるわけではないので、その分、好き勝手ができる。
「少年詩」なんぞも掲載したり、ゆるい感じで始めてみた。

ありがたいことに、『子犬工場』を読んで
ちゃあんと感想文を送ってくれた子だもたちがいて、
もちろん掲載許可を取ってのことだけど、
感想文や活動報告を掲載するサイトも作ったのだった。


私が小学生のころ、
こんなにきっちりお手紙が書けたかな、と思わせる、
実にしっかりしたお手紙と感想文が届き、唸っている。

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『ある犬のおはなし』

2016-01-01 | 
昨日まで「今年」だったのに、
今日になったら、昨日のことはもう「去年」のできごと。
よく考えると、なんだか不思議で、ちょっぴり可笑しい。

去年のお正月、カヤに腹水が溜まって、
闘病が始まったのだった。
よく頑張ってくれたと思う。

さて、昨日注文してあった『ある犬のおはなし』が届いた。
Facebookで150万「いいね!」を獲得したために
書籍化したされたらしい。


Facebookでこの手作り絵本を読んだとき
泣かずには読み終えることができなかった。
主人公の「犬」が、ラブラドールに似ていたから、
トチ、ブナ、クリを思い出した。
まん丸のお尻が、あの子たちそのものだ。

ああ、こうやって春夏秋冬、一緒に生きたなあと、
キラキラ光る夏の日や、冬の枯れた木立の公園を
懐かしく思い出した。
物語には、そんな日々が、犬の目線で描かれている。

なのに、飼い主と過ごした、
そんなしあわせな日々の先に待っていたのは、
冷たい金属の部屋、ともだちの異様な雰囲気。

「犬が好きで飼ったはずなのに、人間の都合で手放す。
犬が嫌いな人は、端から犬を飼わない。だから、捨てることもない。
犬たちを苦しめているのは、結局『犬好き』の人間だ」と言ったのは、
知って広める動物愛護活動「SayNOプロジェクト」の代表だけど、
それを聞いて、その通りだなと思った。

『ある犬のおはなし』を読んで、
あらためて「まったくその通りだ」と思った。
今年はもう少し「知って広める活動」に力を入れたいと思っている。
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