小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

ジャパンペットフェア

2009-03-30 | 犬&猫との暮らし
 ペットのデータブックを作ることになったので、最近のペット事情を取材しに、28日(土)、パシフィコ横浜で開催されていた「ジャパンペットフェア」に行ってきました。

 会場に入る前に、大観覧車を眺めながらベンチで軽く腹ごしらえをしていると、犬連れの人々がわらわらと行き交っておりまして、連れている犬も私の居住地域では見かけないようなセレブ感いっぱいの犬たちで、目をまん丸にして見入ってしまいました。

 そして実際にハーフ犬が多いことに驚きました。ミニチュアプードルとミニチュアダックスのハーフ犬やら、ロングヘアチワワとパグのハーフ犬やら、そうかと思えば立派なスタンダードプードルやボルゾイが、それぞれ2頭立てでしゃなりしゃなりと歩いていたり…。

 パシフィコ横浜の会場も熱気ムンムン。ペット全般ですから、爬虫類、熱帯魚、小動物もわんさかいて、実際に触れることができるコーナーでは、ジャンガリアンハムスター、ミニブタ、ハリネズミなど、子供たちが代わる代わる手に持ったり、いじくったり盛況です。ジャンガリアンハムスターなどは、会期後、疲れ死んでしまう個体もいるだろうなあと、気の毒になりました。

 で、6年ばかり前、私が犬との暮らし方の本を書いた際にはあまり見かけなかったグッズが、広く流行していることに驚きました。それが、犬用のキャリアカート。赤ちゃんの乳母車のようなヤツですね。バギーと呼ぶのでしょうか。

 会場でもレンタルされており、試乗用も多く展示されています。確かにこれに犬を入れておけば、そのまま公共交通機関を利用できるし、移動も楽です。そこら中でカートが行き来しており、中には犬だけでなく、フェレットやうさぎを乗せている人もいました。小型犬や小動物を飼う人が増えているので、こうしたグッズが流行るのでしょう。

 駅のトイレで、乳幼児・障害者用の広いスペースの個室から犬を乗せたカートを押して出てきた女性がいたので、それ以降バギーを見かけると、中に乗っているのが人間の赤ん坊か犬なのか、思わず覗き込むようになってしまった。
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ボッチ、犬布団占領

2009-03-24 | 犬&猫との暮らし

 夕食後、ふと見るとボッチが犬用ベッドに、すまして丸くなっていました。しばらく眺めていると、そこに寝転びたかったトチが遠慮がちに近づいて行きました。今までならボッチはすぐにどこかに去ってしまうのですが、このときはトチを一瞥し、そのまま丸まっていました。

     
     「あのぉ、よろしいでしょうか、横に行っても…」

 私はトチのお尻をちょんちょんと叩き、「あっち側にお座り」と促してやりました。ボッチはトチが横に寝転んでも、特段気にするふうでもなく、しばらく一緒に犬ベッドでくつろいでいました。

     
     トチには特に気を許しているボッチなのでした

 犬たちにも、もうすっかり慣れたボッチ。犬たちが散歩に出かけるときは、自分も行きたそうに犬たちにくっついて回ります。昼夜を問わず、まるでさかりの猫のように、時折けたたましく鳴くことと、押入れのふすまに彫刻をする以外は、手のかからない猫です。

 ボッチは夜中にいきなり私たちが寝ている部屋に走り込んできて、ガシガシガシっとふすまに爪を立て、あっと言う間に走り去って行くのです。せっかく和紙でペタペタと爪跡を塞いだのに、どうもそこが好きらしく、同じ場所に爪を立てる。たいていそのガシガシで私は目を覚まし「ボッチィ、そこ止めて~」と寝ぼけながらお願いするのですが、毎晩のようにやるので、もう諦めました。爪とぎは2カ所に置いてあげているのにぃ!

           
            芸術は爆発だぁ!by ボッチ

 犬たちが汚したり、傷つけたりする場所と異なった場所に新たな足跡が刻まれていく。しっかりリフォーム代を稼いでおかねばなりますまい。

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ショートパスタ

2009-03-22 | 食・酒

 読売新聞の折り込まれるエリア情報紙で、小さな子供がいる親御さんに向けたコラムを担当しています。あるときはゆび編みの紹介であったり、しかけ絵本を作るためのテキストの紹介であったり、バターの作り方であったり、主に親子で楽しめる情報を掲載しています。

 4月号はショートパスタのお話。ショートパスタには色や形が可愛らしいものが多いでしょ。ショートパスタの品揃えが豊富なお店に立ち寄って、驚いてしまいました。定番のもの、といっても種類が多いので、何が定番かと聞かれると困るのだけど…。まぁ、切り口がペン先のようなペンネとか、貝殻のようなコンキリエ、蝶々の形のファルファッレ、ラセン形のフリッジ、ねじれた形のツイストなどなど、書き出したらキリがありませんね。

 何が驚いたかというと、ディズニーキャラクターのクマのプーさんとその仲間たち、ミッキーマウスとその仲間たちを象ったパスタが売っていたことでした。可愛いのでクマのプーさんを買い、姪っ子に届けました。そのほか、ハート形のラブパスタなんてのもあって、サラダやスープに使うと目先も変わって楽しめますね。

           

 ショートパスタは小鍋で手軽にゆでられるし、ソースにからみやすい。ソースが飛び散りにくく、フォークで刺して食べられるので、小さい子供にはロングパスタよりショートパスタの方が食べやすいかもしれませんね。色付けにはほうれん草、イカスミ、ビート、トマト、ウコンなど自然の食材を使用しているようだし、色合いも春らしい。

 というわけで、コラムで紹介したわけです。茹でた後も伸びにくいので、サラダにもよく使っています。

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久々の黒ラブ4頭+パピ

2009-03-21 | 犬&猫との暮らし

 今朝は久し振りに河川敷のグランドへ。グラッシーがフリスビーをキャッチする姿も久々に観ました。相変わらず疲れ知らずで、フリスビーで切った舌から血を流しながらも、まだボール投げに熱中していました。
 ガンガン走り、ボールをくわえてフガフガ言いながら戻ってくると、しばし休憩。大きな舌を出し、舌先をめくり上げながら、息をしていました。

             
        顔は愛くるしいのだけど、動き方はオス犬のようなグラッシー

 うちの犬たちはというと、クリはよろけるので激しい遊びは控え、ブナにボール持来をやらせてもすぐ飽きるし、トチはビスケット投げが終わると寝そべって朝の心地よいグランドを満喫している様子で、いずれもグラッシーとは対照的に「ばあさんの日向ぼっこ」状態になっておりました。
 なぜかブナもトチもその場で意味もなくゴロゴロと転げ回り、枯れ芝だらけになったりして…、何なの?もう! 

            
          地面にゴロゴロして、枯れ芝まみれになったブナ         
               
 パピヨンのアルシオーネ君がやってきても変わらず、ホント、グランドに日向ぼっこをしに行ったような感じでした。まっ、いいんだけどね。
               
               温厚なアルシオーネ君

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庭も花の季節

2009-03-19 | 植物

              立派に越冬してくれた花かんざし

 スギ花粉症の私にとって、今は苦しい「鼻の季節」。トホホ。けれど、我が家の小さな庭には花の季節が訪れました。暖かくなったので、室内で越冬させていた釣鐘型の花をつけるカランコエや源平かづらを外に出してやりました。

 
毎年咲いてくれる「ラッパ水仙」    先日頂いた「ノースポール」ほか

 
昨年株を頂いた「たいはい水仙」(?)  大好きな枕丁花

 昨年はあまり花をつけなかった椿「侘び助」も今年は幾つも咲きました。はごろもジャスミンもカロライナジャスミンも蕾を膨らませています。あれやこれやがこれから次々と開花し、目を楽しませてくれることでしょう。楽しみ!          

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『先生、シマリスがヘビの頭を…』

2009-03-15 | 

 新聞などで興味を惹かれた本の広告は切り取っておき、折りを見て買い求めます。すぐに買う本もあれば、そのまま買わずに過ごしてしまうものもありますが、昨年来、気になっていた本をとうとう注文しました。

     

 『先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!』
 
 えっ~!!! なんだって~!! シマリスがヘビの頭をかじってるだって? もうワクワク、ドキドキです。広告には「自然豊かな大学キャンパスを舞台に、次々と起こる動物事件。ヤギ、ヘビ、イモリ、ドジョウ、テン、タヌキ、シマリス、アカネズミ…、個性豊かな生き物と人間の精神的つながりを探る11章」と書いてある。ううん、面白そうです! そして、その下には、

 『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!』。緊急増刊とありました。      
 

 いずれも、なんとそそられるタイトルであることか。『先生、巨大コウモリが~』の方が先に刊行されており、私が見た広告は『先生、シマリスが~』が発行されたときのもののようです。著者は2冊とも鳥取環境大学の小林朋道教授。

 『先生、巨大コウモリが~』の帯には「本日も、大学は動物事件でにぎやかなり! 自然に囲まれた小さな大学で起きる動物たちと人間をめぐる珍事件を人間動物行動学の視点で描く、ほのぼのどたばた騒動記。あなたの“脳のクセ”もわかります」と書いてある。ますますもって面白そう! 読み始めるのがとても楽しみです!

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うちに慣れたボッチ

2009-03-15 | 犬&猫との暮らし
 我が家に来て2カ月半。便秘も解消し、ボッチは犬たちにもすっかり慣れた様子。ボッチ用の水皿は別に用意してあげているのに、なぜか犬たちの水をよく飲みます。
                  

 クリに薬をあげるときは、みんなもチーズがもらえることを知って、ボッチも集まってくるようになりました。ボッチは犬たちの視線を浴びながら、小指の先ほどのチーズをゆっくり食べ、自分の居場所に走り去って行くのでした。
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私設監視員?

2009-03-14 | 犬&猫との暮らし

 3頭と新河岸川に架かる橋を渡っていると、前方の土手道の上で立ち止まってこちらを見ている人がいました。目の端にその姿を捉えながらも、じっとそちらを見やることなく、犬たちが路面をクンクンするにまかせ、立ち止まったり進んだり、ノロノロと亀の歩みを続けていたのですが、その人はやはり立ち去る様子もなく、こちらを見ています。

 アウトドアジャケットの色からして、過日私に河川敷での「ノーリード犬咬みつき事件」を教え、「あなたも犬を放しちゃいかんよ」と言ったおじさんのようです。
 私がそちらに顔を向け、大声で「おはようございます」と言いながら頭を下げると、おじさんが手を上げて返してきたので、「やっぱりそうだったか」と思いながら、私も軽く手を上げました。

 すると、おじさん、おもむろに両手を掲げて丸く輪を描いた。黄桜「どん」のCMで、出演者が「丸!」とやるときのように。
 「ん? 丸?」。
 おじさんは私が犬をリードにつないで歩かせていることに、「合格」サインをくれた模様。「丸」はどうもそういう意味らしい。

 なぜか私も、リードを持っているために高く掲げられない両手で顔の前に丸を描く。それを見ておじさんは満足気に頷きつつ、上流に向かって立ち去って行ったのでありました。ううむ…。

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犬の鼻汁

2009-03-13 | 犬&猫との暮らし

 「年を取ったら涙腺がゆるくなっちゃって…」なんてことをよく聞きます。人間は涙をこぼし、頬を濡らしますが、犬はポロポロ涙をこぼしません。ポロポロとはこぼしませんが、人間と同じように犬にも涙腺があり、涙は出ます。
 涙は瞬きすることで眼球の表面の乾燥を防いだり、目に入った異物を洗い流したりしてくれますね。目にとって大切な分泌物です。

 では、犬の場合、余分な涙はどこにいくかというと、目の内側の端から鼻涙管という管を通って、両脇鼻の切れ目の横に出ていきます。
 人間の場合、鼻涙管は鼻の穴から2~3cm奥で鼻腔と接しているので、たくさん泣いて鼻腔に溜まった涙はやがて喉に流れていきますが、犬の鼻涙管は鼻の穴の所で開いているので、涙が鼻の外に出て鼻の表面を湿らせます。つまり、犬がときどき鼻からポタっと垂らすのは、鼻水じゃなくて涙なんですね。

 犬の鼻が濡れているのは、この涙と鼻の穴の入口近くにある鼻腺から出る分泌物のためです。
 私の車の窓ガラスは、犬たちが鼻をすりつけるために、すぐに汚れてしまいます。乾くと跡となって、とても落ちにくい。犬の涙に含まれている塩化メゾチュウムという成分や鼻腺からの分泌物が混じった鼻汁が乾いて、窓ガラスに跡を残すのです。

 私はよく「鼻汁つけるの、やめてよ~」なんて犬たちに言ったりします。犬たちにしたら「鼻水ならともかく、鼻汁っていう言い方はやめて!」と言いたいところでしょうが…。
 
 さて、数日前ひょんなことから、久しぶりにトリミングのアシスタントをしました。カットした犬はポメラニアンとヨーキーのハーフ犬「ポメキー」。アメリカでは「ヨラニアン」「ヨーキーポン」などと呼ばれているらしい。

 わざわざポメキーを繁殖させたのか、不注意でかかってしまったのかは分かりませんが、顔がヨーキーで被毛はポメの特徴がよく出た子でした。ぼさっと伸びた毛に目やにが固まって付いていて、涙やけがひどかった。

 シーズーやマルチーズ、パグなどの短吻種は、鼻涙管が屈曲して、管が狭くなっていたりすることがよくあります。そうすると涙が鼻に流れ出ていかないため、目から溢れてしまうことになります。

 小型犬は体高が低く、顔が路面に近いため、舞い上がった埃やゴミも目に入りやすい。ちょっぴり出目な子なら、なおのことです。異物が目に入って角膜や結膜に炎症が起きれば涙が出る。涙が出ても鼻涙管が詰まっていれば涙目になり、涙やけを起こすというわけです。

 結局、ポメキーちゃんの目やにで固まった毛は、トリマーさんがカットしてました。
 トチもよく目やにが出るようになりましたが、老犬だと鼻涙管が詰まることもときどきあるようです。

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『それでもあなたの道を行け』

2009-03-09 | 

 ある官公庁の月刊広報誌のコンペが13日にあるため、先週からその打ち合わせや企画立案でバタバタし、カンプ用原稿の締切が明日なので本当なら昨夜も遅くまで仕事をするべきだったのでしょうが、本を読んで早めに寝てしまいました。その代わり今朝は4時起きで集中して仕事しましたよ、ちゃんと締切に間に合うように。

 昨夜読んでいた本が『それでもあなたの道を行け』。副題は「インディアンが語るナチュラル・ウィズダム」。『リトル・トリー』読了後、注文した本です。
 この本には1800年代から現代までの、アメリカ・インディアンの智慧の言葉、たとえばブラック・エルクやシアトル首長の言葉、各部族の生き方の教え、合衆国憲法に影響を与えたイロコイ部族連盟の法の抜粋などなど、110篇が収録されています。めるくまーる発行、1751円。

 表紙の写真は1905年頃に撮影されたナヴァホ族の青年です。凛としたいい面構え、ほれぼれします。彼に「それでもあなたの道を行け」と言われたら、迷わず「はい。行きます、行きます」と答えちゃう。さまざまな部族の長老や首長、女性たちの写真が掲載されていますが、だれもが実にいい顔をしています。

●1805年/セネカ族のレッド・ジャケットが宣教師に語った言葉

 「あなたはこう言う。自分たちは、グレート・スピリットをその御心のままに崇拝するやり方をわしらに教えるために、やってきた。わしらがあなた方白人の説くその宗教を受け容れなければ、わしらはこれから不幸になっていくだろうと。そして、自分たちは正しく、わしらは間違っている、とも言う。そんなことが真実だと、どうしてわかるだろう。(中略)

 兄弟よ、あなたはグレート・スピリットを崇拝し、おまつりするやり方は、ひとつしかないのだと言う。だが、ひとつしか宗教がないのだとしたら、どうしてあなた方白人は、それについてそんなに意見が合わないのだろう。あなた方はみんなその本を読めるのに、なぜ考えが一致しないのか。

 兄弟よ、わしらにはその理由がさっぱりわからない。わしらはその宗教が、あなた方の先祖のもとにもたらされ、父から子へと代々受け継がれてきたものである、と聞かされた。
 ところがわしらにも宗教があって、それはわしらの先祖のもとにもたらされ、子孫へと代々伝えられてきた。その道を、わしらは崇拝している。その宗教はわしらに、グレート・スピリットの恩寵に感謝すべきことを教え、たがいに愛し合い、ひとつに結びつきなさい、と教えている。わしらは、宗教のことで争いなどは起こさない。」

●1933年/ラコタ族のルーサー・スタンディング・ベアー首長

 「子供の訓練は、じっと座っていなさい、そしてそれを楽しんでごらん、という教えから、はじめられたものである。子供たちは、嗅覚を敏感にして、なにも見るものがないところになにかを見たり、まったくの静寂のなかに、じっとなにかを聞き取ったりするように、と教えられた。じっと座っていることのできない子供は、ちゃんと成長していない子供だ。」


 さまざまな部族の人たちが語った言葉が記録されているのですが、グレート・スピリット(DNA解明の世界的権威・筑波大学名誉教授の村上和雄先生が言うところの“サムシング・グレート〈偉大なる何者か)”と同義語だと思います)に対する信仰心や死生観、道徳心などは、どの部族も共通しています。思慮深い言葉の数々に畏敬の念を覚えました。

 こちらもアメリカ・インディアンの詩や散文が収録されています。オススメです。『今日は死ぬのにもってこいの日』めるくまーる発行、1751円。  
                 
               

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鰹節削り器

2009-03-06 | 食・酒

 注文していた鰹節削り器が届きました。その名も「オカカ7型」。なぜか私は「オカカ7号」と言ってしまう。なので、うちではそう呼ぶことにしました。

 先日、和光で食文化研究会を主宰している加藤さんのお宅にお邪魔し、味噌作り用の大豆を頂いたり、手作りマーマレードを頂いたり(頂き物ばかりだったのですが)、「ついでに簡単味噌汁を飲んでいらっしゃいよ」ということで待っていたら、この「オカカ7号」が出てきて、迅速かつ精力的に鰹節を削り、驚いてしまったのでした。

 私が使っているのは昔ながらの木箱型。「オカカ7号」の存在は知っていたのですが、見た目が麗しくないし、色もイマイチと思っていたので、相変わらず木箱型でせっせと削っていました。
         
         出番がなくなりそうな愛用の木箱型

 しかし、手回し型の威力を見せ付けられてしまったのですね。これなら「いいや、今日は疲れてるから、鰹節、削らない…」なんてこともなさそうです。本当に木箱型の労力の半分ほどで、すっすと削れてしまう。

 そこで「多少麗しくなくてもいい。鰹節をたくさん削りたい!」とあっさり趣旨換えして、妹と折半で買い求めたのでした。
 妹は同じマンションに住んでいるゆえ、こうした道具は共有できるわけですね。お餅もつけるホームベーカリーも共有物です。しばらくうちにありましたが、大きくてちょっと邪魔になり「今度はあなたのうちに置く番よ」などと言って押しつけてきました。

        
        新旧そろい踏み。やっぱり木箱は味がある

 現在、彼女は鰹節をもっていないので「オカカ7号」はうちにあり、私が削っては分けてあげることになっています。今、ちょっといい鰹節を買いにいきたくて、うずうずしています。

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ブナ11歳のお誕生日

2009-03-05 | 犬&猫との暮らし

 今日でブナは11歳になりました。11年前の夜8時くらいに、トチから最後に産み落とされた黒のメス。白髪まじりだけど甘えん坊の顔つきで、いつまでも経っても幼さが抜けないブナ。まだまだ健やかでいてほしい!

 姉妹犬ほたるなんて、フリスビーを見せれば、まだ「投げてくれろ」とせがむらしい。ブナはだらだらしているのが好きみたい、飼い主に似て。

 ほたるのうちではバースデイプレゼントに、ちょっと長めのお散歩と鶏のささみが振る舞われたそうです。うちでは大根の葉っぱがふんだんに入った野菜汁(白菜や人参も入れてあげました)がドライフードにかけられました。しょぼい? いいの、いいの、普段より豪勢(?)でしょ。
 
       何日かぶりに晴れ上がった今朝の散歩の様子です。
           
           のろのろしているトチ。「待ちくたびれたよ」とクリ

           
           やっと3頭が揃いました。やれやれ

           
           なぜかブナ(右)はお疲れのご様子

           
           ブナのお姉ちゃん犬「ほたる」。ほたるも今日で11歳。
           「顔がやっぱり白くなってた」と清美さんが送ってくれ
           た写真

 

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『動的平衡』

2009-03-04 | 

 今、読んでいる『動的平衡』、かなり面白いです。
 著者で分子生物学者の福岡伸一教授は「生体を構成している分子は、すべて高速で分解され、食物として摂取した分子と置き換えられている。身体のあらゆる組織や細胞の中身はこうして常に作り変えられ、更新され続けているのである。だから、私たちの身体は分子的な実体としては、数カ月前の自分とはまったく別物になっている」と、書いています。

 そこで、「では、生命とは何か?」という答えを、福岡教授が分析するところの分子生物学の視点から導き出しているのが、この本なのですね。章タイトルだけ書き出しても、

第1章 脳にかけられた「バイヤス」--人はなぜ「錯誤」するのか
第2章 汝とは「汝の食べた物」である--「消化」とは情報の解体
第3章 ダイエットの科学--分子生物学が示す「太らない食べ方」
第4章 その食品を食べますか?--部分しか見ない者たちの危険
第5章 生命は時計仕掛けか?--ES細胞の不思議
第6章 ヒトと病原体の戦い--イタチごっこは終わらない
第7章 ミトコンドリア・ミステリー
     -
-母系だけで継承されるエネルギー産出の源
第8章 生命は分子の「淀み」-シェーンハイマーは何を示唆したか

 と、興味深い言葉が並んでいるでしょ。ただ、科学者の見解なので、「えっ?」なんて箇所があったりします。教授は「直感に頼るな」とおっしゃる。

 「私たちは、直感が導きやすい誤謬を見なおすために、あるいは直感が把握しづらい現象へイマジネーションを届かせるためにこそ、勉強を続けるべきなのである。それが私たちを自由にするのだ」と書いているのですが、私なんぞ勉強しても身に付けられなかったものを補うために、直感に頼ってというより、「直感はやっぱり大事だわぁ」なんて言ったりしてる。
 
 福岡教授は脳の特殊な操作に言及して、「それじゃあ、いかん」とおっしゃるわけですね。ふうむ、分かったような、分からないような…。それでも細胞レベルの神秘的な話が
面白くて、「ふうむ」と唸りつつ読み進めています。

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雛祭り

2009-03-03 | つぶやき
 以前、木目込み人形の伝承者である人形師、二代目・金林真多呂さんを取材したときのこと、真多呂さんが人形供養の話をしてくれました。雛人形は本来一代限りのもので、お役目が終わった人形は御霊抜きをして、丁寧に供養する習慣があったというのです。
 
 「雛人形は昔から可愛い娘を災いなどから守ってくれる『お守り』とされてきました。女の子が無事に成人したら、お雛様はそのお役目が済んだことになります。一般には代々受け継がれているようだけど、本来なら、神社のお守りを子どもの代に譲らないのと同じような意味で、お雛様も一代限りというものなんですよ」とおっしゃる。

 そうだったのかぁと認識を新たにしたものの、私のお雛様も、子どものときに飾っていた人形を母から渡され、成人後もお役目を解かれずに、いまだに毎年飾られます。代々受け継がれてきたものではないけれど、いずれ姪っ子に譲ろうかと思っていました(妹は「要らない」と言っていたけど)。

 本当は三人官女や五人囃子、右大臣・左大臣もいるのだけど、全員を飾れるガラスケースは壊れてしまったので、毎年、お内裏様とお姫様しか飾っていません。手がもげちゃった官女さんもいるので、いつかちゃんと修復して、全員出してあげたいのだけど。

 でも、こんなに長くお役目を解かないなんて、可哀そうかしら。
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飼い主の不注意

2009-03-03 | 犬&猫との暮らし

 今朝、舗装された土手道を犬たちと歩いていたら、ウォーキング中のおじさんから声をかけられました。脇道の草むらの自由散策のあとだったので、みなリードにつないで歩いていたのですが、おじさんは「いつもそうして、つないでおかなくちゃいけない」と言うのです。

 おじさんが言うに、日曜日、河川敷のグランドで、犬が人に咬みついて大騒ぎになったとのこと。犬はノーリードで歩かせており、パトカーまで出動する騒ぎだったそうです。毎週のように日曜日は少年野球の練習が行われているので、子供が咬みつかれたのかと思って聞いてみると、咬まれたのは犬嫌いな大人で、ケガの状態は効いてもよく分かりませんでした。

 「そんなことがあるから、あなたも気をつけた方がいいよ。いくら普段は大人しくても、やっぱり畜生だから」と、おじさんは言いました。「畜生だから」という言い方がとても冷淡だったので、このおじさんも犬があまり好きではないらしく、常々河川敷で犬をつながずに散歩させている人たちを苦々しく眺めていたようでした。

 「はい。わかりました。嫌いな方もいますしね。教えてくれて有難うございます」と私が言うと、思いのほか素直に対応されたので拍子抜けしたのか、「えっと、この犬、なんていう犬?」などと聞いていました。

 少し前にも河川敷で犬が子供に咬みつく事故があったと聞きましたが、やはりそれは飼い主の不注意にほかなりません。

 そんなことがあって帰宅すると、犬の里親探しに協力している知り合いから「1月に生まれたヨーキーの貰い手を探している」との電話が入りました。

 「子犬はオスで、後ろ脚が曲がっていて、3本脚で歩くのだけど、日常生活には支障がない」などと言う。どちらの脚か聞いたら「それは聞いていない」と言うし、曲がった脚は先天的なものかと聞いても「よく分からないけど、脱臼したらしい」などと、かなり曖昧な返答。

 「外に連れ出したときは人目が気になるかもしれないけど、室内で飼っているいる分には問題ないだろうから、お宅のマンションで欲しい人、いないかしら」などと、しれっと言うので、とても不愉快になりました。
 その犬の飼い主(繁殖者)の無責任ぶりにも、声をかけて来た知り合いのいい加減さにも腹が立ちます。

 もしかしたら、ヨーキーやチワワ、シーズーなど小型犬種に多い膝蓋骨脱臼かもしれません。
 先天的なものなら重大な遺伝的疾患なので、その親もその子ももう繁殖させるべきではないでしょう。後天的な場合は打撲や落下、骨の栄養不足などが要因と考えられますが、1月に生まれたのだとしたら、まだ2カ月しか経っていない。その間の事故なら、やはり飼い主の不注意と言われても仕方ないですね。

 膝蓋骨脱臼も治療法はあるのだから、貰い手を探す前に、責任をもって自分のところで治療を試みて、治らない状態なら、終生自分が面倒を見る。もし治る見込みがあるのなら、しつけを入れながら、改めて貰い手を探すくらいの心構えが、なぜ持てないのかと思います。

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