今月1日、IAEA(国際原子力機関)は、ロシアのウクライナ侵攻で戦争地帯になっているザポリージャ原子力発電所の調査に入りました。
映像ではグロッシIAEA事務局長を先頭に、ヨーロッパ最大級と言われるザポリージャ原発の調査に入る専門家チームの雄姿を映し出していました。
IAEAのチームが入った時も至近に砲撃があり爆発音がしたそうですが、戦場の原発に、国連を代表して安全性の調査に入る専門家チームの姿に深甚の感謝と敬意を感じました。
戦争という事態は、何が起きるか常識では予測できない場所でしょう。現地は今、ロシア兵の管理下にあって、ウクライナの従業員によって運転されるという状態とのことですが、占領軍が相手国の従業員を使って運転というのも、まさに異常事態でしょう。
もし原発に戦乱の直接の被害が及べば、ヨーロッパの広大な地域に放射能汚染の危険が広がることはすでにシミュレーションがされています。
着弾による損傷といった直接の被害が起きなくても、占領中のロシア兵による管理とウクライナの従業員の間に適切な意思疎通が保障されるかといった問題だけでも、状態は極めて危機的と言えるのではないでしょうか。
特にロシアの場合には、ウクライナ侵攻の状況いかんによっては、核戦力の使用もあり得るといった懸念を持たせるような発言がされているのです。
事は人類全体の危機に関わる問題です。IAEAが強い危機感を持って、ザポリージャ原発の調査に入ったこと、は人類の危機管理として極めて大事な一歩を進めたという事でしょう。
調査後 IAEAのグロッシ事務局長は、ザポリージャ原発にIAEAの専門化を常駐させる方針を示したとのことですが、こうした体制は絶対に必要なことでしょう。
国連のあるべき姿の本来からすれば、紛争地帯に原発などの核関連の何等かの施設があるような場合には、その範囲は紛争の場ではなくIAEAの管理下の特別な場所とすることが必要であり望まれるところでしょう。
今は、侵攻を仕掛けた国自体が、国連の常任理事国で、何事も拒否権で成立を阻む事の出来る国であるために、あらゆる不条理が罷り通っていますが、地球人類社会は、こうした困った状態を早期に解決する事を考えなければならないのでしょう。
IAEAのグロッシ事務局長以下の勇気に最大の敬意を表するとともに、地球人類が、その総意を持って、国連をより役に立つ組織に早期に進化させていくことを願うところです。
映像ではグロッシIAEA事務局長を先頭に、ヨーロッパ最大級と言われるザポリージャ原発の調査に入る専門家チームの雄姿を映し出していました。
IAEAのチームが入った時も至近に砲撃があり爆発音がしたそうですが、戦場の原発に、国連を代表して安全性の調査に入る専門家チームの姿に深甚の感謝と敬意を感じました。
戦争という事態は、何が起きるか常識では予測できない場所でしょう。現地は今、ロシア兵の管理下にあって、ウクライナの従業員によって運転されるという状態とのことですが、占領軍が相手国の従業員を使って運転というのも、まさに異常事態でしょう。
もし原発に戦乱の直接の被害が及べば、ヨーロッパの広大な地域に放射能汚染の危険が広がることはすでにシミュレーションがされています。
着弾による損傷といった直接の被害が起きなくても、占領中のロシア兵による管理とウクライナの従業員の間に適切な意思疎通が保障されるかといった問題だけでも、状態は極めて危機的と言えるのではないでしょうか。
特にロシアの場合には、ウクライナ侵攻の状況いかんによっては、核戦力の使用もあり得るといった懸念を持たせるような発言がされているのです。
事は人類全体の危機に関わる問題です。IAEAが強い危機感を持って、ザポリージャ原発の調査に入ったこと、は人類の危機管理として極めて大事な一歩を進めたという事でしょう。
調査後 IAEAのグロッシ事務局長は、ザポリージャ原発にIAEAの専門化を常駐させる方針を示したとのことですが、こうした体制は絶対に必要なことでしょう。
国連のあるべき姿の本来からすれば、紛争地帯に原発などの核関連の何等かの施設があるような場合には、その範囲は紛争の場ではなくIAEAの管理下の特別な場所とすることが必要であり望まれるところでしょう。
今は、侵攻を仕掛けた国自体が、国連の常任理事国で、何事も拒否権で成立を阻む事の出来る国であるために、あらゆる不条理が罷り通っていますが、地球人類社会は、こうした困った状態を早期に解決する事を考えなければならないのでしょう。
IAEAのグロッシ事務局長以下の勇気に最大の敬意を表するとともに、地球人類が、その総意を持って、国連をより役に立つ組織に早期に進化させていくことを願うところです。