tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

今年の「バケツ田圃』<完結編>

2022年09月11日 11時19分40秒 | 環境
皇居で天皇陛下が稲刈りをされたというニュースがありました。拝見して、鎌の使い方の鮮やかさに感嘆しました。
流石に日本国の天皇陛下です。

古事記によれば、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天孫(孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと))の地上(日本)への降臨に際し下された「神勅」の冒頭は「豊葦原の千五百秋(ちいほあき)の瑞穂の国は・・・」でして、「日本は豊かな稲穂のみのる国」という事になっています。(我々の世代は神勅は大抵暗記しています)

皇室が皇居内に田圃をつくり稲を育てるという優雅な儀式も、日本が、稲作によって立つ国という、古い歴史の思いを今に伝える奥ゆかしい伝統文化の象徴のように思えます。

それとは全く関係ないのですが、偶々今年、我が家では昨年秋に頂いた稲穂で、バケツ稲作を試みました。
このブログで何回か経過報告をしましたが、今回が最終回です。

前回書きましたように、少量でも籾から精米して食べるか、それとも、以前赤米を育てたとき、スズメ来訪に悩まされたこともあり、スズメを喜ばせた方がいいか家内と話し合っていましたが、結局「スズメを喜ばせましょう」という事になりました。
戦後食糧難の時、当時は農家の敵と目されていたスズメが重要なタンパク源だったこともあります。今になって供養です。

バケツ田圃の顛末の報告は、以下の写真をご覧ください。

穂が出始めたころ


穂は出ましたが籾はほとんど残っていません。


以下、スズメたちの喜んで活躍の姿です。