tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

投票率の低さをどう見るか

2019年07月21日 23時28分19秒 | 政治
投票率の低さをどう見るか
 今日は、参議院選挙の投票日です。午後8時から開票が始まって、そろそろ10時ですが、マスコミは予想を発表し、結局これまでとそんなに大きく変わらないような予想が多いようです。

 いずれ明日の朝起きれば結果が出ているので、寝ずに見ている気はありまさんが、それにしても、気になるのは投票率の低さです。
 しかも、前回の参院選より、期日前投票は増えていますが、当日投票は5~6%ポイントぐらい低くなっているようです。

 選挙に関心がない人が増えていると言うことでしょうか。せっかく民主主義という良い制度の国になって、選挙権も18歳以上となり、有権者の投票で国会議員を選ぶという権利を頂いたのに関わらず、当日投票率が7時半現在30.11%ということで、あと30分でどれだけ伸びるか解りませんが。期日前投票の16.1%を加えたも、46.21%で、マスコミは早くも50%割れを予想しています。

 民主主義といっても、これでは「半分民主主義」であと半分はどういう意見なのか解りません。
 無党派層といわれたり、政治無関心層といわれたりする人たちが半分以上ということで、民主主義が成り立つのでしょうか。

 野党側の見方は「あと半分が投票してくれたら、我々の得票の方が多くなるという主張のようで、逆に与党サイドの人たちは、「今の政治で良いから選挙に行かないので、行けば与党に入れるはず」等といった意見を聞いても、本当の所は皆目わかりません。

 かといって、選挙権を「投票義務付き権利」とするわけにもいかないでしょう。
 それなら、投票日の決め方を変えて、「選挙は有権者の(例えば)3分の2以上が投票したと確認できる日の投票終了時刻まで」と決めれば、効率は大分悪くなるでしょうが、より多くの民意が反映されるようになるでしょうとの意見もありそうです。

 そんな非効率なことができるわけがないという意見はあるでしょう。しかし、もともと「民主主義というのは大変非効率だが、それ以上良い方法がないから」ということで成り立っているのですから、その方が本当の民主主義かもしれません。

 冗談が過ぎるぞといわれそうですが、民主主義を標榜し、政府は「我々は民意の負託を受けている」というのですから、政府の国民も、投票率について、もう少し真剣にならなければ「民主主義」に申し訳ないように思うもですが。