tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

ゲンジボタルの幼虫孵化

2019年07月20日 22時03分23秒 | 環境
ゲンジボタルの幼虫孵化


 こんな写真を載せても誰も興味ないよと言われそうですが、私には大事な記念写真です。ということで、その理由を書きます。

 6月5日にゲンジボタルの羽化が順調に始まったことを報告しました。羽化は10日ほど続き、合計30匹以上が羽化しメスも数匹いました。

籠の底にミズゴケを入れ、産卵に備えました。産卵から幼虫が孵化するのには一か月ぐらかかるので、籠は、U字溝の上につるしたままで最後の蛍が光らなくなってもミズゴケの湿り気を絶やさないようにして放置しておきました。
 
 ホタルの寿命は孵化してから1週間か10日といわれますが、我が家の蛍は、リンゴのスライスをつるしてやるせいか2週間ぐらい光っていて、6月中旬、最後の蛍が光り終わってからそろそろ1か月という所で「少し遅かったかな」と思いながら、ミズゴケを取り出し網の上に広げて水を張った発泡スチロールの箱の上に置きました。

 孵化した幼虫は、自力でミズゴケから這い出して、水の中に落ちることになっているからです。
 家の中は電気蚊取りなどがあり、幼虫には有害ですので、外(窓の下)に置いて、毎日見ていました。水の中はミズゴケから落ちた細かいごみが一面で、ごみと幼虫の区別がなかなかつきません。(幼虫は長さ約2~2.5㎜です)
 経験的には、じっと見ていて動かないのはごみで、動くのが幼虫です。

 心配したのは、少し時期が遅くなったので、幼虫はすでにU字溝の中に落ちてしまっているかもしれないことで、毎日見ても動くものがありません。
 自然の中では生存率がずっと落ちるので、これは失敗かなと思って、それでもと拡大鏡でしっかり見たのが一昨日です。

 気が付いたのは、自分の目の衰えで、拡大鏡で見ると幼虫の動いているのがはっきり。なんだ、こんなにいたのかという思いでした。多分数百匹のオーダーでしょう、安堵の胸をなでおろしたところです。
 
 写真ではごみと幼虫の判別は不可能ですが、幼虫健在の安心感をブログに乗せておきたかったので、こんな写真になりました。
 大きい黒いのはカワニナで、小さい黒い点は最近生まれたカワニナの仔です。
数百の幼虫のうち、何匹が来年、我が家の庭で光ってくれるか、頑張って大きくなってくれと願いながら、今年もまた頑張ってみたいと思っています。