本年1~3月GDP第二次速報
先月20日に、標記の第1次速報について「日本経済の成長、安定したプラスに」というタイトルで書かせて頂きましたが、今日、その第2次速報が発表されました。
結果は第1次速報の段階より良くなっていて、第1次速報で前期比0.6パーセントだった実質経済成長が、今回は1パーセントになって、年率に換算すれば3.9パーセントの成長率という発表です。
四半期で1パーセントなら年率に換算すれば4パーセントを越えるはずですが、3.9パーセントになっているのは、もうご理解の方も多いと思いますが、こんな事情です。
1パーセント伸びたというのは実は四捨五入の結果で、原資料から計算すると0.9676パーセント伸びたということでした。
したがって、1.009676(原数値の割り算の結果)の4乗を求めると、1.03935となり、3.9パーセントの伸びということになるわけです。
それはともかく、実質成長率が大きく変わったのは民間企業の設備投資が大きく増えていたことが分かったからです。第一次速報の時も、「設備投資はもっと伸びていくでしょう」と書きましたが、今回は法人企業統計季報が出て、企業の設備投資の実態がより正確に把握できたのでしょう。
一時、マスコミなどが、企業は国内に投資せず、工場建設は海外ばかりなどと書いていましたが、日本企業は矢張り国内生産を重視している様子が見えてきたようです。
基礎データが固まるに従って、実体が見えてきます。年率換算4パーセント近い実質成長率というのは、世銀やOECD、国内の調査機関の見通しを大幅に上回るもので、偶々のタイミングでという面があるでしょう。
しかし、これまでの泥沼の経済時代からの慣性の法則で、日本経済の実力を過小評価するのも良くないと思います。
今日本経済は、真面目に頑張ればそれだけ伸びる環境条件の中にあるように思います。
先月20日に、標記の第1次速報について「日本経済の成長、安定したプラスに」というタイトルで書かせて頂きましたが、今日、その第2次速報が発表されました。
結果は第1次速報の段階より良くなっていて、第1次速報で前期比0.6パーセントだった実質経済成長が、今回は1パーセントになって、年率に換算すれば3.9パーセントの成長率という発表です。
四半期で1パーセントなら年率に換算すれば4パーセントを越えるはずですが、3.9パーセントになっているのは、もうご理解の方も多いと思いますが、こんな事情です。
1パーセント伸びたというのは実は四捨五入の結果で、原資料から計算すると0.9676パーセント伸びたということでした。
したがって、1.009676(原数値の割り算の結果)の4乗を求めると、1.03935となり、3.9パーセントの伸びということになるわけです。
それはともかく、実質成長率が大きく変わったのは民間企業の設備投資が大きく増えていたことが分かったからです。第一次速報の時も、「設備投資はもっと伸びていくでしょう」と書きましたが、今回は法人企業統計季報が出て、企業の設備投資の実態がより正確に把握できたのでしょう。
一時、マスコミなどが、企業は国内に投資せず、工場建設は海外ばかりなどと書いていましたが、日本企業は矢張り国内生産を重視している様子が見えてきたようです。
基礎データが固まるに従って、実体が見えてきます。年率換算4パーセント近い実質成長率というのは、世銀やOECD、国内の調査機関の見通しを大幅に上回るもので、偶々のタイミングでという面があるでしょう。
しかし、これまでの泥沼の経済時代からの慣性の法則で、日本経済の実力を過小評価するのも良くないと思います。
今日本経済は、真面目に頑張ればそれだけ伸びる環境条件の中にあるように思います。