司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

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法務大臣閣議後記者会見の概要「民事訴訟のIT化に関する質疑について」

2020-01-24 18:21:58 | 民事訴訟等
法務大臣閣議後記者会見の概要(令和2年1月21日(火))
http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00034.html

○ 民事訴訟のIT化に関する質疑について
【記者】
 民事訴訟のIT化の完全実施に向けて,昨日,内閣官房の関係省庁連絡会議で取りまとめ骨子が承認されたと伺いました。国際化を視野に「フェーズ2」以降の新たな制度に向けた環境整備について,大臣の所感や今後の方向性についてお伺いします。

【大臣】
 民事訴訟のIT化は,大臣に任命されたときからの課題に挙げておりまして,大臣訓示,年頭所感等でも申し上げております。昨日,御指摘のとおり,内閣官房に設置された「民事司法制度改革推進に関する関係府省庁連絡会議」において,取りまとめ骨子が承認されたことは承知しており,この取りまとめ骨子には,民事裁判のIT化,知財司法,国際仲裁など多岐にわたるテーマが取り上げられております。このうち,御指摘の民事裁判のIT化については,法務省の担当官が出席する「民事裁判手続等IT化研究会」において,昨年12月に最終報告書が取りまとめられました。法務大臣としましては,研究会の報告書が取りまとめられたことを受け,来月開催予定の法制審議会において,民事裁判手続のIT化の実現に向けた諮問を行いたいと考えております。法制審議会では,この報告書の内容も踏まえて,充実した調査審議が行われることを期待しております。法務省として,引き続き,最高裁判所などの関係機関と連携し,利用者の目線に立って迅速かつ効率的な民事裁判を実現できるよう,鋭意検討を進めてまいりたいと思います。
 私は大臣になる直前まで,平井卓也委員長の下で,自民党の「デジタル社会推進特別委員会」の副委員長を務めておりました。今日もデジタル社会について閣議前に,官邸で会議があったところでございますけれど,その中の一環として,民事裁判手続のIT化,デジタル化を進めて,裁判がより国民にとって使いやすい制度になるよう,努力していきたいと思います。
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