部長職のお仕事
管理職としての日々と趣味についてです
 



MGをSD化するという、神をも恐れぬ所業の第二弾、バスターです。
MGバスターを出来るだけ詰めてSD化しました。

静岡ホビーショー第24回モデラーズクラブ合同作品展へ展示させていただきました。
昨年作製のデュエルと並べる事が出来て良かったー


■GAT-X103 バスターガンダム
















この写真を撮るために作製したと言っても過言ではありません。
前期GAT-Xシリーズ、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の生き残り2機体のそろい踏みです。

バスターって、やっぱりカッコ良い機体だぜ!!!



■工作内容

最初はこの雑誌の作例の衝撃からでした。

HJ掲載のMitsu.永田さんの作例。(ちなみに今年の静岡HSのHJブースで作例展示があったので、食い入るように見てました)
デュエルを作製したからには2体目のSEED系MSを、と思っていましたが、最初はフリーダムを想定。
しかしこの作例で一気にバスター熱が高まり、フリーダムをペンディングして取り掛かる事にしました。

バスターのMGを購入。


基本的な作業はSDデュエル-Refineと同じ手順で進めています。デュエルの作製記も参考にしてみてください。

1.頭部
 ベースにMGを使用する時の一番の課題は、頭部と胴体のグレードのギャップを埋める事。
 頭部にはBB戦士のパーツを使用するため、さすがに本体のMGのグレードと差が出ます。この頭部のグレードを引き上げるような工作を心がけてました。

 まず使用するパーツ。ヴェルデバスターとデュエル。




 ヴェルデバスターの頭部をそのまま流用するだけでは、今一つカッコ良く仕上がらなさそうなのと、MGバスターとMGデュエルの頭部を比較するとほとんど同じ構成であることがわかったため、BB戦士デュエルのヘルメットをベーとし、フェイスをBB戦士ヴェルデバスターから流用としました。

 まずはバスターの頭部を分解して、フェイスを取り外します。


 ツインアイはデュエルの方が精悍なため、そのツインアイをマスキングテープで形状取りして、プラ板へコピー。

 
 続いてヴェルデバスターのフェイスを改修してます。

 目の下の隈取をプラ板で強調。もとのツインアイは削り落とし、ここに前述のプラ板で作ったツインアイを貼り付けます。

 先のデュエルのヘルメットに、改修したヴェルデバスターのフェイスをはめ込み。

 
 頬ダクトをデュエルからヴェルデバスターへ置き換え。

 また、バルカンの砲身を埋めて、ひさしを形状変更。

 頭全体を後方へ幅増し。
 
 アゴを適当に延長。フェイスの下部を削り込んだりして、このあとも精悍に見えるように細かい調整をしてます。

 アンテナはデュエルのモノを分解、形状変更して流用しています。


 バスターの頭部の最大の特徴であるカメラガードは、MGパーツを見ながらプラ板で適当に自作しています。



2.肩
 バスターの肩は大型で、少しSDとしては持て余す大きさですが、加工が難しそうなのでこの部分に手を入れるのは止めました。
 肩としてはポッドの外側の部分を短縮しています。

 まずは内部構造を短縮作業。

 構造を見て、カットソーを入れやすいところで3分割。真ん中を抜きます。

 外装部も内部構造に合わせてカット。

 向かって右側が短縮後です。

 作業前後の左右比較をすると、このくらい縮めています(向かって右)



3.胸部、胴体
 MGそのままでは当然胴長で、SDバランスにはならないので、胴体の腹の部分で短縮します。

 まずは胸部と腹の部分で分断。


 この分断した腹部の上部をカットしています。さらに固定・位置決めのために、コクピット部分を残して胸部との固定用のガイドとしています。
 

 胸部の下部も削り込んで、胴体全体で長さを詰めています。

 
 また画像が無いのですが、胸部の左右部分を少しヤスリで削り込み。プラ板1枚分程度-約1mmちょっとを削って、胸部の幅を詰めています。
  
 外装も左右を一旦カットして、内部構造と同じ分を短縮してます。



4.腕
 腕もデュエルと同様にカットして短縮します。

 まずは関節を短縮。
 
 可動領域を阻害しない位置でカットしています。向かって右が短縮後。

 内部構造の前腕と二の腕も短縮。前腕は画像位置でいったん短縮し、その後にさらに詰めています。
 

 内部構造に合わせて外装を短縮。
 まずは腕の外側です。パーツの構造に合わせて一旦バラバラになるようにカット。


 元の構造イメージを残すようにバラバラにしたパーツを取捨選択し、再構築(ほとんどパズルです)。
 上が短縮後。下のパーツにあるマーキングが、分割位置のアタリとなっています。


 腕外装の内側も同じ理屈で短縮しています。


 これらの作業後に行った全体バランス合わせで、まだまだ腕が長かったので、別途再度短縮作業を実施しています。
 向かって左が追加短縮した最終の外装。右が再短縮前の、前述までの作業分です。

 

5.脚
 脚はおおよそデュエルと長さを合わせてします。ほぼ同じフレーム構造なのでカット位置が分かり易いのが幸い(さすがMGシリーズ。フレーム思想が共通!)
 
 内部構造をデュエルと同じ位置でカットし、外装部もそれにあわせてカット。


 外装部分はこんな感じでカットしています。


 足首関節はこの位置で切って、短縮しています。


 ソールは後ろの踵部分を一旦カットし、長さを縮めています。ソールの底も削りこみ、厚みも薄くするように加工してます。



6.腰部
 腰のフロントアーマーはSDバランスで見た時には少し長く、幅が狭いため、それぞれ短縮と幅増しをしています。

 まずは長さ方向を短縮。


 つづいて幅方向を増してます。

 向かって左が幅増し加工後です。

 フンドシが長すぎて頭身バランスがおかしく見えたので、一部途中でカットしてバランスを整えています。

 三分割し、中央で幅詰め。


7.大砲
 でかい大砲の扱いは苦慮しました。
 一時はHGキットから持ってこようかと悩みましたが、やはりMGベースでキットパーツを無駄にするのも気が引ける。結果、思い切って、MGキットの短縮で乗り切る事に。
 
 まずは腹部のランチャー取り回し基部。
 キットのままでは厚みが太すぎるので、気持ち薄くするために上部を削りました。
 
 画像の向かって左が加工後です。本当に気持ち薄くしただけですが、これをやらないと幅詰めした腹部に収まりません。

 つづいてランチャーの砲身を3つに分断して、極端に短くしました。
 

 またランチャーの基部(緑の部分)もカットして短く処理。もとのランチャーのデフォルメ、というレベルの話ではなくて、残念ながら”単に短くしました”という改修になりましたが、ここは致し方なく。
 


8.工作全体
 ほぼ工作が終わった時点での全身画像です。
 
 MGをベースとしたのSD化の場合、その改修はほとんどの工程が短縮作業になります。なので、工作後の全身画像を見てもプラ板加工等があまり目立たず、工作の跡がわかり難い状態になってますね。
 HGベースのSD化であれば、実は7割方は幅増し作業なので、あちこちプラ板工作跡があり、加工後が非常に分かり易いのですが...


9.サフ吹き



10.塗装
 白:ピュアホワイト(ガイヤ)+オリーブドラブ(2)(クレオス)+黄色+黒
  下地色にガイヤのニュートラルグレー4を使っています。 
 緑:カーキグリーン
  下地色はクレオスのジャーマングレー
 赤:レッドFS1136(クレオス)+ピュアホワイト(ガイヤ)+黄色+黒
  下地色は白と同じ。
 フレーム:クレオスのMSグレージオン系

 薄くグラデーションをかけましたが、あまり効果なし。
 塗装後にエナメルのグレー&ブラックでウオッシングを実施。特に緑と赤は落ち着いた色合いにトーンを落としています。
 フレームはデュエルに合わせて同じジオン系のグレーで塗りましたが、気持ち明るすぎたかな。


■あとがき
 ダラダラと読みにくい作製記を最後まで見ていただき、ありがとうございました。
 静岡HSの合同作品展では作品へのご感想や暖かい励ましのお言葉をいただき、本当にありがとうございました。
 2体のGAT-XがMGベースで出来上がりましたので、やっぱり次にそろえたいのは最終ヤキン攻防戦に同じく参加した、爆散GAT-X105! 
 Ver.RMも出ましたし、こいつを頑張ってみようかなと。

 残るイージスはがおんさん、ブリッツは辛味teaさんにお願いして、来年はSEED祭りが出来ればいいなァーって思っていますー 


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さて、今日もAB系のUPになります。
昨日はビネットのベース材料を探しに、東急ハンズ辺りをうろついていました。
先に進めているレプラカーン、出来ればビネットにしたいなァと思っています。

基本知識が全くないので、どうやって作って良いかまったくイメージが湧きませんー
それでも今月号のAM誌や、以前のMG誌のビネット、ディオラマのベースの作り方の記事を参考に、さてどうしたものかとハンズをうろつくこと暫し。
板の箱組+スチロールでベースを作っていくのはちょっと背伸びし過ぎと判断し、市販の飾り台と加工済み木材を組み合わせて、まずはやってみようと決め、材料を購入(しかし、高っけーなぁー 加工木材ってこんなに高いのかぁ!?)

この辺りの悪戦苦闘ぶりはいずれどこかの記事でUPしたします。


さて、現在の作製メインのズワァースですが、難関の足首にトライしています。
もともと旧キットは足首の概念が無いため、脚から直接足指が生えています。
このままだとこの先のポージングに支障がでるため、足首を作りました。


まずはベースとなる部分。
ズワァースは胴体、脚ともに、内部に軸パーツがあって、それに頭や腕、足の指等を取り付け、そこに外装を被せるという、昔のモナカキットとしては変わった構造をしています。内部構造の走り?
この脚内部の軸パーツから、足の指を取り付ける部分を切り出してベースとしています。

軸を芯にプラ板で肉付け。これは、アルミ線で足の指を取り付けるための穴開け用の肉厚確保です。

足の指の付け根にアルミ線をブチ込んで、先の軸心に取り付け。


内側の指(?)はプラ板で適当に位置決めと固定場所を作り取り付け。


脚をとりあえず被せました。完成時はこんなイメージになります。

実際にはこのあとでもう少し足の指の位置を調整、さらにこの足首の軸心と脚をアルミ線でつなぐことで固定することになります。


今の状態で全身バランスを確認。

足の指の外への突き出し量の調整が出来てないので、ちょっと出っ張り過ぎか。
少し足首周りのボリュームが過多な感じですね。
ただ昨日のイメージ確認の画像とあまり印象が変わらない感じなので、少しホッとしました。

今日は合間を見てこの辺りの調整をやります。


昨日、買い物ついでに立ち寄ったまんだらけで1/72ビランビーをゲット!
静岡HSのフリマで手に入れた1個目に合わせて2個目を確保。


再販の無い旧キットはどうも手元に2ヶ無いと、怖くて作製に入れません。
現在、ABでこの条件が揃っているのが、ダンバイン、ビルバイン、そしてビランビー。
さぁ作れ作れと俺を呼ぶーって感じで、次は怖いもの見たさのビランビーですかね。
ずをコンAB祭でもビランビーを題材にされているモデラーさんがいらっしゃいますね。
過去の先達の方々も相当悪戦苦闘されてるご様子。これら過去の貴重な作例を参考にさせていただきながら、攻略方法をじっくりと練りたいと思います。

しかし、ゲド、ボゾンは出回らないなァー



ずをコン3.5 AB祭に参加!
      








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