部長職のお仕事
管理職としての日々と趣味についてです
 



久し振りのガンダム系で、ガンダムSEEDより「デュエル」です。

このデュエル、第15回オラザク選手権に参加している機体ですが、今年は残念ながらSD部門が無いため、無謀にもガンプラ部門で参加しています(滝汗)
オラザク結果発表は11/25の号となりますが、もう審査も済んでるでしょうし、なにより参加部門が花形ガンプラ部門で「参加することに意義がある」状態ですので、先に作製記をUPしても何も問題無かろうという事でUPいたしました。

今回、初めてMGをベースにSD化するということを試みています。
MGベースについては一長一短ありそうですが、そのメリットも大きく、もう1体くらいはMG→SDを行って、SD化の方法を確立したいと思います。



■GAT-X102 デュエル
























ちょっと画像が小さかったですねー



■工作内容

MGデュエル、カッコいい!


デュエルって、ストライクと差をつける為なのか、元の設定では正直今ひとつのデザインに感じてました。
放映当時、快調なSEEDプラモの中で、デュエルは少しばかり日陰者だったような記憶が。
それが今回のリファインで、主役機と見間違うばかりのデザイン変更。
デュエルがデュエルであるポイントを外さず、かつ、以前のデザイン的に今一つだなぁと感じていた、腰回り、足周りを大幅に変更された企画・設計の決断、センスには敬意を払わずにはおれません。
このMGでのデザイン変更がなければ、今回デュエルを作ることは無かったでしょうね。

で、ともかくもこのMGデザインをベースに、以前取り組んだミキシングでのSDデュエル作製からどれだけ自分の技術が進歩したかの確認も含めて、再度デュエルを作製してみる事にしました。

プラン検討を行う中で改めて思ったのが、SEED系ってすごく細身であること。
デザイン検討用に購入したMGを子細に見ていく中で、MGのパーツそのものががベースに使用出来そうなことに気が付きました。そこで思い切って初のMGベースSD化にトライすることに。


1.頭部
 モチベーションが上がるも下がるも頭部次第、と言われている(自分の中で)最重要部位です。
 胴体以下にMGキットを使用するので、頭部のレベルもある程度MGに見合う様にしないと、変なギャップが発生してバランスが悪く見えそうなので、その辺りのレベル合わせに注意して作製しました。

 まずは、素のBB戦士デュエルの頭部。以前の作製では頭部をそのまま使用しましたが、MGレベルと考えるとさすがに苦しい。


 そこで、各部位にいったんバラして、部位ごとに精度を上げていきます。
 まずフェイスと頬ダクトを切り離します。


 フェイスのマスク端のラインが弱くて、マスクの中央部ばかりが目立だち、かつ目とマスクまでの隙間が有り過ぎて、少し間の抜けた顔に見えるため、マスク端のラインをプラ板で修正。


 ヘルメットのひさしの凸をいったん切り離し。整形し、高さと長さを合わせ直して再度接着。
 (フェイスと頬ダクトの位置関係を変えているため、高さと長さ変更必要)

 
 アンテナの比較。一番上はMG、中央がBB戦士パーツ、下が加工後。
 BB戦士のアンテナの基部付近と基部をプラ板で形状変更しました。イメージだけMGに似せています。


 横から見た図。
 
 ①頬ダクトは、通常の取り付け位置から1mm程度、前に出るようにプラ板で調整しています。
 ②頭部つなぎ目で、前後に2mm程度長さ増し。
 ③ヘルメットのフェイスの角度を僅かにきつくするとともに、ひさし下に0.5mmプラ板を貼って、少し目つきが悪く見えるようにしてます。
 ④ヘルメットひさしの先端は、全体調整時に加減を見ながらヤスリで丸めてます。
 ⑤フェイス自体は、普通より1mm程度奥まる位置に固定できるようにしてあります。

 正面から見た図。

 ①フェイスのマスクは、エポパテを少し盛ることでボリュームを増しています。
 ②ヘルメットのバルカン砲は、あまりにも...の造型なので、全部を削除。バルカンの砲身を入れる穴を、ピンバスと丸棒ヤスリで慎重に開けています。塗装後の工程で、ここにプラ棒で作った砲身を入れてます。
 ③顎は雰囲気に合わせて少し延長しています。
 

2.胸部
 今回、MGベースを採用することになった主要因の胸部です。

 まずは、検討時の様子から。
 各グレードの胸部を比較しました。
 向かって左から、無印1/100、MG、BB戦士、HG。 

 無印1/100は、SD化するにはチョット厳しい大きさなのと、ディテールはやっぱりMGの方が上。
 HGは小さすぎ。SD化するには幅まし作業が多すぎて、元のディテールが生かせない。
 BB戦士パーツを使ってMGデザインレベルを狙うには、やっぱりもとのディテールが厳しい。
 MGは無印に比べるとかなり細身で、少し幅詰めすればSDバランスに使えそうなレベル。HGを幅増しするより作業が簡単そう(と、その時は思いました...大汗)。何より、MGデザインのデュエルを狙う趣旨なので、いっそMGを使おうと決断しました。

 SEEDのMSは全体的に細身で、かつMGはさらに細身にデザインされているため、MG→SDという流れが実現できたわけで、UC系のMSではこんな風には行かないだろうなァと思います。

 側面の外装をカットして幅詰め。内部構造も一部削り込み(確か1.5mm強)。
 腕の軸の位置関係は変えていません。キットのまま。 

 最終的に胸部の幅は片側2mm以上は詰めています(全体バランス調整の中で、結局2、3回は詰め直ししています)

 胴体の内部構造もカット。少しずつバランスを見ながらカットを繰り返しました。


 結局、胸部にめり込むまで内部構造をカット。


 外装はこんな感じに。
 コクピットの天井もいったん切り離し。


 コクピットはキットの通常組立より相当斜めに取り付けることになるので、斜めにした時の長さを調整してカットしています。
 さらにここを斜めにするため、コクピット天井の奥行が足りなくなるのでプラ板で調整。


前面のダクト上部にプラ板を貼って、上面のボリュームUPと、角度を逆エッジにすることでシャープさを演出(笑)


 胸部幅詰めに伴い、キットのままのコクピット幅ではかなり目立つようになってしまったので、コクピットも合わせて幅詰め。上面の装甲部分も、幅詰めのために再加工しています。



3.肩
 MGの素のキットに頭部を載せた、初期検討段階の画像です。
 さすがに肩のパーツが大きくて、BB戦士改修頭部と比較しても肩だけが目立つ格好です。 

 全体バランスを合わせるために、肩の短縮に取り組みました。

 まずは、内部構造の短縮から。
 上が短縮加工後、下がキットです。

 オプション装着フック(?)は中央で分断。メインの構造体は、端のディテールが段落ちしているところでカットしています。それぞれ確か3mmほど詰めていると思います(記憶があやふや...汗)
  
 外周フレーム(グレーの部分)も削り込みで小型化。
 向かって右が加工後、左が加工前のキットのまま。

 1mm程度は削っていると思います。

 さらに、今回のMGデュエル特有の意匠の一つである、外装先端部分も思い切ってカット。
 向かって左がカット後、右が先端カット前。

 グレーフレームとのラインの流れを合わせています。

 肩アーマーはプラ板1枚分延長しています。下方向側を伸ばしています。



4.腕
 腕の短縮ですが、まずは関節から。
 2重関節になっていて、そのままでは長すぎて腕の短縮後に目立つので、ここを短縮加工します。
 下の画像位置でカットしています。曲げられて、かつ接着できるギリギリのところを狙ってます。
 腕を曲げる時に力のかかる所なので、再接着時に中にプラ片を挿し入れて、少しでも接着面積が増えるようにしています。


 前腕のカットですが、バランス調整の中で、何度もカットしています。
 まずは最初のカット。 

 腕の短縮バランスとしてはこれでは全然不足で、さらに追加カット。

 下の画像の中央2ブロック分をカットしています。カット量としては相当な量になります。

この内部構造の長さに合わせて、前腕外装も長さ詰め、高さ詰めをしています。

 画像は前後しますが、二の腕のカット量は下の画像のような感じになります。
 上がキットのまま。下が加工後です。
 
 この後で、二の腕には薄々攻撃をかけて、かなり厚みを薄くしています。さらに面の一部は薄いプラ板と置き換えました。

 肩の軸ですが、向かって左のキットのままだと胸部と干渉して腕が押し込めず、胸部と肩が離れた感じとなってしまい、バランス的に今一つでした。このため、内側をカットして腕の押し込め量を確保できるようにしました。


 向かって右が、試しにキットの手首ガードパーツの長さ方向を短縮したものですが、これを腕に取り付けると手首だけがやたら大きく目立つため、使用出来ませんでした。結局、向かって左のようにプラ板で手首ガードを新規に作りました。



5.足、脚部
 まずは足(ソール)です。
 MGは前後でパーツが分かれる構造で、これによりつま先(?)を曲げられる機構がありますが、SDに使用するには前後に長くてバランスが合わないため、この前後分割による曲げ構造をオミットし、中央部で前後を短縮しています。
 またカカト部分もいったんカットすることで短縮して、全体としてかなりの量を詰めています。

 上がキットのまま、下が長さ詰め後となります。
 さらに、前後の短縮後に足の底を一度切り取り、この底の部分を削り込むことで、足(ソール)全体の高さを低く抑えています。
 
 続いて足首ですが、キットのままだと足首関節が大きく、頭身を稼いでしまう事になるので、部位ごとにいったんバラして、高さ方向を中心に前後も含めて詰めています。 


 向かって左がキットパーツ、右が詰めて再構築した足首です。高さは軸ボールの2/3分程度、幅は1/3程度詰めています。


 脚は、内部構造の脛の部分だけを使います。八の字開脚を想定し、斜めにバッサリとカット。

 先に短縮した足首関節をつなぐと、ここまで短縮していることになります。

 脚部全体像です。

 先にカットした内部構造の脛部分に合わせて、外装パーツも脛部分を切り出して使用します。
 膝アーマーは、FGザクの腕の肘アーマーを切り離して使用、それにプラ板で外周のフレームモドキをつけて、イメージだけ再現しています。
 アンクルアーマーや足の甲は、干渉する部分だけを調整し、あとはキットのまま使用しています。


6.腰
 腰は幅を詰める作業と、脚部の固定軸を取り付ける作業が中心です。

 まずは内部構造の短縮。
 サイドスカートの可動部分を潰さない部分で左右にカットし、左右それぞれ1~2mm詰めています。


 これに合わせて、フロントアーマーの内側もカットして、長さを合わせています。
 脚部の固定は市販のボールジョイント受けを使用。片側をカットして、出来るだけ中央に軸が寄るようにしています。

 画像はありませんが、フンドシは少し長さ(3mm程度?)カットしています。


 サイドスカートは、全体に長さを合わせる様にし、途中でカット+プラ板工作。



7.ランドセル
 ランドセルはMGのパーツのままで使用しています。
 バーニア部分にスリットプラ板を貼ってディテールUP



8.ライフル
 ライフルはHGから流用。
 それでもSDとしては全長が長すぎるので、ディテール的にカットしやすいところで4分割して、それぞれを短縮しました。



9.工作全身
 多くの改修部分がMGパーツの短縮加工中心となっているので、加工部分があまり目立ちませんね(汗)



10.サフ



11.塗装
 本体青:下地にクレオスのジャーマングレーを塗った上に、ガイアのウルトラマリンブルー+黒8%をグラデーション塗装。
 本体白:ガイアのニュートラルグレーⅣを塗った上に、同じくガイヤのニュートラルグレーⅡをグラデーション塗装
 内部フレーム(関節)グレー:クレオスのMSグレージオン系
 アンテナ基部・ダクト黄色:クレオスのキャラクターイエロー

 SDザク・デザートタイプやSDザクキャノンに続いて、自分的には本格的にグラデーション塗装にチャンレンジしてみました。ウチの塗装環境は立ち仕事になるので、今回のグラデーション塗装も延々と立ち塗装。さすがに足腰に来ました。やっぱり椅子を買おうー(笑)



■あとがき
またまたダラダラと長い作製記になってしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
最近、良い意味でも、悪い意味でも手抜き工作になっている傾向があるので、作製記も「これは!」というポイントを上手くピックアップするのが難くなってきました(汗)
自分への覚書がメインですが、少しでもSD作製の参考にしていただける所があると良いなァと始めてた作製記ですが、お役に立っているでしょうか?(大汗)

MGをSD化ベースに使うことについては、自分自身でもまだ割り切れていない所もありますし、賛否意見が分かれるところかと思います。
使ってみての実感は、やはり全体の精度はあがるため、一段上の何かを試すことが出来そうだという事。反面、MGだという事に引っ張られ過ぎて、かくあるべしという事になり、ディフォルメ本来の”適当感=個性”が発揮しにくくなりそうな危うさを持っているなぁという事。
リアル系でMGを自在に料理出来る位の腕がないと、MGベースを生かし切れないかなぁーと感じてます。
結果、まだまだ修行が足りんという事で、もう一体、二体、この方式で頑張ってみます。取り組み始めたバスターとフリーダムを頑張ります。




コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
再受賞 (yottsee)
2012-11-03 19:10:41
いや~おなかいっぱいの更新ですね。yottseeです。

グフカスの時は腰を抜かしました。またまた受賞あるのでは、と楽しみにしています。

参加することに意義がある、クーベルタン男爵がオリンピックで述べられたのですが名言ですね。

バスターとフリーダムを楽しみにしています。
 
 
 
ありがとうございます (ti0719)
2012-11-04 07:39:38
yottseeさん、
こんにちは。コメントありがとうございます。
”受賞”はありえません(キッパリ)(笑)
なんてったって、あのガンプラ部門ですからー
今回、メインの花形部門に参加するという経験が出来て良かったです。SD部門が無くなったという事が無い限りは、この部門に参加することは絶対に有り得なかったと思いますので。
 
 
 
Unknown (かめちー)
2012-11-06 23:11:01
完成、おめでとうございます!

MGからSDへ見事に変貌してますね
全体のバランスの落としドコロはさすがの一言ですね

これならSD部門が無くてもイケそうな気がするんですがねぇ

これからのMGベースのSDにも期待しちゃいますo(^_^)o

お疲れさまでした!
 
 
 
ありがとうございます (ti0719)
2012-11-07 21:30:51
かめちーさん、
こんばんは。コメントありがとうございます!
お褒めいただき恐縮です。嬉しいです。
MGを切り刻むことにはさすがに躊躇しましたが、やってみるとメリットも大きいですね。SEED系でないと、なかなか適用し難いところが難点なんですが。
また次もMG切り刻みで頑張ってみます。
静岡にも持って行くので、また見てください!
 
 
 
完成おつかれさまでした! (がおん)
2012-11-13 23:32:21
いや~、MGを切り刻むというのは金額的にどうこう言うより、作業量の膨大さを想像するだけで気が遠くなります。せっかくの記事も見てるだけで目が回って、内容が頭に入って来ませんw 何回か読み直して、じっくり理解したいと思います。
これだけ各部を徹底的に切り刻んで、それでもバランス・ディテールともにきっちりとまとめてくるセンス、さすがです。参考に‥できるといいなぁ。
次回はバスターですか。これまた楽しみです。
 
 
 
ありがとうございます (ti0719)
2012-11-15 22:00:38
がおんさん、
こんばんは。コメントありがとうございます!
工作の作業量はHGUCを加工していく方が多かったりするかもしれません。意外に工作量は少なかった気がします。
作製記、ダラダラと長くなってしまいました(汗)すみません。自分で読み返しても長いだけに余計にわかり難かったですね(大汗) もっとポイントを絞った記載が出来るようになると良いなぁー(文才なし...涙)
バスターも頑張ります。来年の静岡に持って行けるようにしたいです!

 
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