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日本人の7割は自力で恋愛も結婚もできない…「カネも恋愛力もない独身男性」が日本の当たり前に

2023-11-23 18:38:38 | 社会・政治
相変わらず、日本は「少子化」への確たる対策も打てないまま右往左往するだけであるが、この分野で最もまともで説得力のある解説をしているのが博報堂出身の独身研究家である荒川和久氏である。「少子化」の現状を包括的にまとめて説明した記事が下記である。まずは参照されたい。↓

『日本人の7割は自力で恋愛も結婚もできない…「カネも恋愛力もない独身男性」が日本の当たり前になった根本原因』


きわめてざっくりと言ってしまえば、「少子化」とは「少母化」つまり母親の減少であり、その原因は結婚(成婚)が非常に困難になったことにある。(結婚できるのは上位3割程度の恋愛強者、しかも富裕層のみ)

上記記事で荒川氏は根拠を示してそこを詳しく解説している。


ただ、上記の「結婚できなくなった」諸要因に加えて、筆者はここにもう一つの原因を付加したいと考える。

それは女性一般の価値観や意識の変化である。社会の色々なシーンで「男女平等」が推し進められ「女性の権利や自由の確保」が実現した結果として何が起きたかと言えば「女尊男卑」の社会であった。その理由は、社会制度で「男女平等」にしたとしても、そもそも「女性」には生まれつきの「性的優位性」があるのであり、黙っていても優遇される風潮や空気は情勢されるからだ。そして、今や「女尊男卑」の価値観は女性一般、とりわけ若年層女性の全てが当たり前のように持っており、当然のように男性を見下す風潮が社会に蔓延している。

タレントのフィフィさんも発言しているように、現代は女性だけがメリットのある社会となっており、男性は不遇の時代となっているのである。(*1) そうした「女尊男卑」を当然としている女性が伴侶に選ぶのは「イケメン」で「金持ち」という2つの属性を併せ持つ男性だけである。もう普通の婚活すら成就しない世の中になっているのだ。婚活が流行しだしてから、圧倒的多数である低所得の男性が婚活市場から撤退せざるを得なくなった。そして、さらに「金持ち」である上に「イケメン」であることを女性は当たり前のように要求するようになった。「女尊男卑」の価値観が現代女性の隅まで浸透しているからこそ女性の要求はどこまでもエスカレートしてゆくのである。

これで万事休す。

ほぼすべての男性はこれで婚活市場から撤退する以外の選択肢はなくなった。

それだけではない。

結婚以後の生活においても常に女性が尊重され、男性は女性よりも下に見られる現実を受け止められる人間だけが結婚に至る…そんな社会になっているのだ。女性が男性というパートナーの人間性や家族の絆や愛ではなく、男性の「財産・金」だけを目当てにしているからである。だから男性が努力して獲得した財産を十分に味わい尽くした後は「もう用済み」とばかりに「熟年離婚」に移行するケースも増加しているのだと筆者は推測している。ここには男女の愛も家族の絆も何も無い。

こうした女性の傾向を端的に表す比喩がある。「妻が大きな債務を負った場合、夫は一生懸命になってそれを返済しようとする」…家族だからである。しかし、「夫が大きな債務を負った場合、妻は離婚して面倒な事態から逃げる。それで終わり」…女性は男性の「財産」「お金」だけが目当てであり、夫や家族への絆など全く持ち合わせていないからである。

こうしたあまりにあんまりな「女性の本性」を見せられては、殆んどの男性は結婚を望まなくなる上に、「女性という生き物」に対する生理的な嫌悪感しか持てなくなる、というものである。言い換えれば「幻滅」であり、平易に言えば「ドン引き」である。もはや「女性」という生き物に対して「憤りと諦観」しか感じず、「何も期待しない」し、「こちらから何も求める気はない」、「関わりたくもない」、となるだろう。中には女性という生き物に対して嫌悪感を超えて恐怖心すら抱いているケースもあり得る。それほどの体験をした男性も少なくないのである。こうした状態は今やユングが言う「集合的無意識(個人ではなく集団や民族レベルで共通するもの)」のレベルで維持される心的内容となりつつあるのではないか、とさえ思えるほどだ。ここに恋愛の減少、そして婚姻の減少の基礎的土壌があるように思えて仕方がない。


日本に於ける「女尊男卑」の傾向は世界的にも例がないほどの酷さである。それはフィフィさんも指摘していることだ。フィフィさんが見る日本は「女性天国」である。女性は「女尊男卑」に守られて傍若無人かつ傲岸不遜に振る舞える一方で、男性はその割りを食って虐げられ萎縮してしまっている…という現実があるのだ。(*2)

これが、男性一般が「女性」を忌避するようになった主因になっているのではないだろうか。そして、これこそが、実は最も大きな「少子化の原因」なのではないか、と推察しているところだ。





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(*1)
YouTubeのR25チャンネルでフィフィさんと統計学の専門家であるサトマイさんが対談しているが、二人共「女性に生まれてよかった」と発言しており、男性に生まれても何もメリットを感じられないのが現代社会であることも明言している。

(*2)
街なかで一般の無実の男性が女性から不審者扱いされる事例が多い。「男性だから」「不審者に違いないと思ったから」という己の思い込みだけで一般男性を勝手に不審者と決めつけ、不審者に仕立ててしまう…あまつさえ、それを既存事実のように思い込んでしまうところは、まさに「女尊男卑」という土壌があるからに他ならない。これは無実な男性にとっては人権侵害であり、女性は憲法に違反する行為をしている事になる。





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