Altered Notes

Something New.

中西アルノの音楽センスに期待

2024-07-01 15:15:00 | 人物

乃木坂46・5期生の1人として活動している中西アルノだが、オーディション時の歌唱審査の時から、御大プロデューサーを含めた審査員達はその歌唱能力のずば抜けた高さに喫驚したようである。その証拠に当時作成中だったシングルの新曲に於いてセンターを任せる判断をしたのは御大プロデューサーであった。つまり音楽を良く知らない御大Pですら、思わず「この子をセンターにする」という決断をさせてしまう…つまり、誰でも(音楽をよく知らない人でも)判るほどの高い歌唱レベルがあったのであり、それほどの実力を持っていた、ということだ。御大をして、加入前から「センターを任せよう」と判断させるのはなかなかのことと言えよう。ちなみに、筆者も中西アルノの歌唱を1小節分聴いただけで、「この子は(音楽的に)凄い」事が判った。

中西アルノは単に技術以上に「どうすればよい音楽になるのか」「音楽をどう作るべきか」を知っているのだ。

一般的に現代のアイドルといえば、歌の旋律の音程さえ正確に取れないほど歌唱が素人レベルである場合が多い。もちろん中西アルノの場合は音程云々は正確であり、そんな事は前提でしかないのだが、中西の場合は技術的な部分はあって当たり前で、しかもその上に豊かな表現力(音楽的な色気)がプラスされていた、オーディションの時から、である。

話を戻そう。そのオーディションの頃に戻すが、その時期は中西自身の加入前のプライベート活動のあれこれが問題視された結果、その新曲でのセンター・ポジションの話はやや有耶無耶な形になってしまったが、その後の音楽活動に於ける圧倒的な音楽的センスは、中西がメイン出演者の1人である音楽番組で、もう一人のレギュラー出演者であるゴスペラーズの黒沢薫が尋常でないレベルで中西の音楽・歌唱能力に惚れ込んでいる事実からも明らかと言えよう。

また、同じグループのメンバーである井上和などが中西のソロ歌唱を聴いて涙を流すケースも多々あり、メンバー間でも中西の飛びぬけた音楽的才能は一目置かれているようだ。他人の歌唱を聴いて涙するというのは、その音楽的表現の中に人間の真実に触れるものがあるからであり、それを否応なく感知させる事は間違いなく稀有な才能と言えよう。こうしたことは単に音楽的な技術・技量だけではできない。言葉で表せない、理屈を超えた音楽センスや音楽する心・魂が備わっていないと不可能なのである。

一般的にアイドルという職掌に寄ってくる若い女性達はそれほど音楽の「音楽」たる側面に注目していない。普段のアイドルの会話でも「あの曲を”歌う”」とは言わずに「あの曲を”踊る”」という言い方をするケースが圧倒的に多く、踊りの方に意識は集中しているようだ。さらに言えば、曲の歌詞については語れても音楽面について語れるアイドルはほぼ皆無だ。そもそも音楽の「音楽的側面」に注目していない上に、そもそも「音楽を語る言葉」を持っていない(=知らない)のが実態である。アイドルグループにも、稀に生田絵梨花のような音楽的才能に満ちたメンバーも出現するが、これは極めてレアケースであり、その意味で中西アルノというn音楽的センスに優れたメンバーがグループに入ってきた事を寿ぎたい気持ちである。

また、運営会社は中西アルノの音楽的才能を生かした活動を最大級に支援してほしい、と考えている。この才能は生かさなければもったいないし、この才能は伸ばさなければならないし伸ばすべきだ、と強く感じさせるほどの訴求力を持っている。

中西アルノの歌唱・音楽に注目である。






.