伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

裸木の魅力

2011年12月25日 | 花卉

12月25日(日)

クリスマスとはキリスト誕生の日だが、旧制高校理系の連中はこの日をクリスマスではなくニュートンが誕生した日と記憶していたと聞いた。

彼らは「クリスマス・イブ」を「ニュートン・イブ」と呼んでいたという。ちょっとペダンチックな匂いもあるが、キリスト教とは無関係な日本人にはこちらの方がいいのかもしれない。

それはそれとして、今日は素晴らしい冬晴の日である。真っ青な空が一面に広がっている。

抜けるような青空にすっかり葉を落とした裸木が屹立している様は人を惹きつける捨てがたい美しさがある。

春のやわらかい新緑の樹、初夏の光に葉裏をなびかせる樹、そして秋に色付いた葉をまとう樹、いずれもその美しさを人は讃えるが、冬枯れの樹は「枯れ木」として余り好まれていないようだが、凛呼として枯れ枝を空を突き刺すようにして聳え立つ大きな樹の姿は私の好みである。

そんな樹が南面する庭先に一本聳えていたのだが、今年になって切り倒してしまった。おかげで展望は凄くよくなったが、ないではないで、なんだか少し淋しくもある。

だが、北に接する隣家のコナラの樹が今冬ではそれを補ってくれている。

昨夜、お酒を飲んだので食事処に置いてきた車を「桜並木通り」を下って取りに行く。

葉を落とした桜木に囲われた道もそれなりに風情がある。

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