伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

鳥による野菜食害

2011年03月21日 | 園芸

3月22日(火)

長く園芸作業をやっていると、よくわからない事象に出会うことがある。たとえば鳥による食害だが、年によって様相がかなり違うのである。

昨年は冬越しの法蓮草が徹底的に鳥(多分ヒヨドリ)にやられた。
青い葉っぱだけではない。根元の部分を残してほとんど食べられ尽くしてしまった。こんなことはこれまでなかったことである。

しかし、法蓮草の再生力は凄い。根が深く地中に伸びているからであろうか、春になり暖かくなったら地上から姿を消したかにみえた法蓮草の根元からみるみる緑の葉が茂り始め化成肥料を施したら立派な法蓮草となって収穫できた。冬越しの法蓮草は甘味がありとても美味しい。

今年も同じ事態になるのではと覚悟していたら、そんなことは全くなく鳥に食われることなくのびのびと春の陽を浴びた法蓮草は大きく育ったいる。

 

ブロッコリーの葉も例年鳥にほとんどむしり取られてしまうのだが(ブロッコリーの実というか蕾の部分はなぜか鳥は食ようとしない。そのため決定的なダメージとはならないが。)、今年はそうした被害もさほではなかった。

一方、今年の甘夏ミカンはかなり鳥にやられた。甘夏は相当に厚い皮で覆われているのだが、これをほじくり大きく穴をあけてしまった実が沢山眼につく。
10数年の間、この甘夏ミカンは同じところで成りつづけてきているが、こんなことはかつてなかった。初めての経験である。

 

初めての経験としては、昨年のグリーンピースの食害もそうである。グリーンピースを鳥が食べるなどそれまで思いもしなかったことである。昨年の異常気象が鳥の食糧不足をもたらしたのであろうか。
そういえば、昨年は同じ時期に胡瓜も二、三本やられた。これもこれまでにはなかったことである。


今年はこの轍を踏まないように、グリーンピースの実が膨らみ始めたら全体にネットを掛けて守ろうと考えている。あらゆる自作野菜の中で豌豆類(絹さや・スナック豌豆・グリーンピース)が私の最も「お気に入り」なのだから食害は徹底的に防除するつもりだ。

おなじ「お気に入り」にトウモロコシもある。
トウモロコシの食害は鳥だけでなない、リスにもやられる。これまで嫌というほど経験してきた。いつも一応の防除策を講じているのだが、これを完全に守り切る手立てとなるとなかなか難しい。

よく実っているから明日収穫しようと思って翌日いってみれば見事に食われている。しかも1本を完全に食べつくすのであればまだ許せるが、あれもこれもと少しずつつつきまわして全部をダメにしてしまうのがなんとも腹立たしい。
ネットで囲っていても、ちょっとした隙間があればすかさず入り込んでくる。下からはリスが、横や上からはカラスやヒヨドリが……。

毎年、トウモロコシの防除を巡って鳥やリスとの知恵比べといったところだが、今年は下まで完全に囲って、さらに上部は紐を縦横に張り巡らし、完全防除の態勢で臨むことにしている。

最近、伊豆半島の各地ではシカやイノシシ、サルの食害がひどいという。そのため、家庭菜園をあきらめた人もいるらしい。山に住む獣による食害は近くに迫っている。
幸い「大室高原」ではまだシカやイノシシを見かけることはないので助かっている。(滅多にないことだがサルを見掛けたという人はいる。)

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 畑の花 | トップ | 夜間頻尿対策 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

園芸」カテゴリの最新記事