伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

川奈の断崖・洞窟を探訪する

2016年06月02日 | ウオーク

6月1日    (水)    

伊豆急線の車窓から見る川奈付近の展望はなかなかのもの。かなり高い視線から川奈ゴルフ場のグリーンの広がりにはじまり、灯台の立つ断崖と川奈崎に包み込まれた青い海、はるか眼下には漁港のこじんまりとした街並みが眺められる。

しかし、これまで川奈の海岸線まで下って砂浜と漁港辺りをあるいたことはあまりなかった。

その川奈に見応えのある「海蝕洞窟」があるというのでMr.ITの案内でIKOI水曜ウオークのターゲットに定めて出かける。

参加者は4名(家内は足が痛いわ、肩が痛いわと高齢者にありがちな身体不調で不参加)、ちょっとうす曇りで海の色合いはいまひとつだが、洞窟や岩場を見るには差し支えない。

まず、海蝕洞窟に鎮座する「姥子神社」に行く。

神社の手前に横たわる岩場は「御船石」というらしい。この舟形の石に乗って神様がわたってきたとか。

神社そのものはしっとりとした暗い洞窟のなかに素朴な姿でちんまりと収まっており、その自然の佇まいはなかなかよろしい。

ただ、黄色の鳥居は珍らしいとはいえ、私にはちょっと違和感がある。

 

姥子神社を通り過ぎ、しばらく行くと長年の波浪の浸食で形成されたかなり大掛かりな洞窟がある。

 ここから川奈の街方面をみると、いつもと違った姿がある。小室山はこんな風に見えるのだ……。

かなり危険な岩場から帰ってきたMr.ITが、ここまで来たからにはなんとか私にも洞窟トンネルの向こうにある景色を見せたいと別の通路を探して案内してくれた。

狭く暗い穴を潜り抜けるとかなり広いトンネルになった洞窟を出る。そこから岩礁の多い海が広がり、島が二つ、そのさきの岩礁に日蓮像が立っていた。後ろ向きというのは鎌倉か日蓮の生地方面をみているのだろうか。

洞窟内には本来かなりの潮が流れ込んで来ているはずだが、ちょうど今は干潮で岩礫の上を歩く。Mr.ITは潮汐時刻まで調べ上げての案内だったことに気付く。感謝。

 川奈の断崖の奇観美を堪能したのち、時間的余裕があるので、すこし先にある「汐吹公園」い行く。

いつのまにかここもきれいに整備されていた。特に気付いたのは汐吹き穴までの通路に設置された手すりの縄を通す石柱。なんと柱状節理の石の表面をピカピカに磨き上げて作っている。なんとも贅沢なものだ。

しかし、肝心の潮吹きは、時刻がちょうど干潮なので全くみることはできなかった。

  

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2 コメント

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Unknown (エイジング)
2016-06-03 08:29:42
おはようございます。

川奈の海蝕洞窟探検、楽しまれたようでよかったですね。

この前のNHK「がってん」をご覧になりましたか?
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20160601/index.html
奥さまの痛いところを撫でてあげてみてください (^_-)-☆
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Unknown (エイジングさん)
2016-06-03 17:19:01
寄る年波で夫婦ともあちらこちら痛いところが出始めています。

オキシトシンというホルモンは最近の発見でしょうか。

以前は北欧の介護技法として「タクティール」というのが紹介されていた記憶がありますが、これが理化学的に解明されたのかしら……。

なにはともあれ、これからは手を握りあい、ハグしたり、できるだけ触れ合うことに努めます。

この歳で寝室をともにしている夫婦は少ないとか。ならば比較的簡単に実行でします。

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