伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

福岡小旅行、最後の「三金会総会」

2012年10月02日 | 日記

9月25~29日 福岡旅行 に恵まれる

久し振りの国内小旅行。

ホテル・オークラ福岡で最後の「三金会総会」に出席する。今から30年前に広島で「三金会」の核となった集まりを第1回総会とすれば、実に長い間続けられてきた会合だが、これをもって「三金会」そのものは終幕を迎える。

出席した会員は配偶者5名を加えて26名、ほぼ全員が80歳を超える。

会員Oが面白いことを言っていた。「この会は2000年会だ」と。80歳×26→まさに2000歳の集まりである。20歳前後にお互いに知り合い60年を経た今日まで続いた友情、皆それぞれ健康問題を抱えてはいるもののこうして一堂に会し得たことはまさしく慶賀に価する。

戦中・戦後の飢餓、混乱の中をくぐり抜け、学制改革に翻弄されながらもなんとか学校を出て、それからは各自歩んだ道は違っても戦後経済成長の第一線に立つてひた走ってきた過去を持つ我々が、皆して語り合う機会もこれが最後となる。

この「三金会」のまとめ役になっていたのが旬刊の「三金会雑記」。今年6月号を100号記念誌とし廃刊が予定されていた。しかし、続刊を希望する声が多くて今年9月には101号が刊行されている。

総会最後の議題となったのが、この「三金会雑記」を今後どうするかということ。

結局のところ、これからは年会費を徴収せず、会費残高でなんとか賄える106号まで続けるということになった。ならば、あと5号頑張って書かねばならない。

博多中洲の夜 、すべてが変わったが、なにやら懐かしい想い。

我々の出会いの場所だった九州大学教養学部(旧制福岡高等学校)のあった六本松を訪れた。学校の建物はなく、広大な更地が塀で囲われ、昔を偲ぶよすがもない。

しかし、学校横にあり「三金会」の場所的原点となった一杯飲み屋の「栄ちゃん」の店がいまなお残っているのに驚いた。店は閉じられているが……。これは奇蹟に近い。

翌日、15名がオプションとして「天瀬温泉」(山荘 天水)に1泊旅行。

早くも谷川では紅葉が色付き始めていた。

新装なった博多駅界隈。ここもすっかり変わってしまった。

屋上から。遠望する山並みだけは変わらない。

 

相変わらず、都会の真上を飛ぶ旅客機。箱崎宮参道から仰ぎ見る。これだけは60年前(そのときは朝鮮戦争に向かう米軍戦闘機)と変わらない。

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