伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

「吊るし雛」のクリスマス・バージョン

2013年12月10日 | 手作り

12月10日  (火)   

朝の突風・豪雨・雷が俄かに消え、快晴となる。変な天気だが、豪雨は乾ききったIKOI農園にとって恵みの雨となったし、強い風は枯葉を散らし、空気を澄明するので、海や山の眺望をクリアにしてくれる。 クリスマスが近い。

玄関の棚の上ではこれまで置かれていた「秋の置雛」に代わって、なにやらごちゃごちゃちクリスマスにちなむ小さな飾物が並んだ。

今年新たにその戦列に加わったのが、「吊るし雛」ならぬ雛風のクリスマス飾り2点である。

クリスマス・ツリーの置き雛?

クリスマス・ツリーの壁飾り

考えてみると、現在年中行事としてすっかり定着してしまっている「クリスマス」というものは奇妙なものだ。日本人のほとんどはキリストの誕生日を祝おうなんて思いもしないのではないか。

我が国におけるクリスチャンの人口比は僅かに1%以下だという。キリスト教の宗教行事である「クリスマス」については大人も子供も日本人のほとんどは知っているのに……。

日本人の多神教的民族性と「お祭り好き」が我が国における「クリスマス」という祭を流行らせたのか? いずれにせよ、一神教がもたらしがちな不寛容・偏狭とは無縁のところでこの融和的で陽気な祭が行われるのであれば、それはそれで結構なことなのだろう。

<ある教会の牧師が、クリスマス・ツリーを飾り、クリスマス礼拝の案内を教会の玄関先の掲示板に張り出していたら、筋向いのご近所さんが牧師に声をかけてきた。「へええー、クリスマスって、教会でもされるんですか?」>

<クリスマス・パーティに出席して微醺を帯びた紳士が、近くの教会に飾られているクリスマス・ツリーを窓越しに見て「へぇ 教会でもクリスマスをやるのか」>

これは笑い話ではない。それに類する話はたくさんある。 我が家のクリスマス飾りもそれと似たようなものだが……。

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