伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

霧の細野高原を歩く

2016年10月20日 | ウオーク

10月18日    (火)    /

秋のIKOIウオークには「ススキ」と「紅葉」の鑑賞が欠かせないが、秋に入ってからというもの晴日はほとんどなく、水曜日から火曜日に変更した定例ウオーキング日で恒例となっているススキが生い茂る広大な原野「細野高原」ウオークがかなか実施の運びまでには至らなかった。

そして今週も天気予報では月曜日は雨とあり実施できない。しかし翌火曜日は全国的に晴れだという。

ススキウオークは、ススキの見ごろが終わる10月末までにはなんとか果たしたい、ということで急遽火曜日実施を決定、8:30にIKOI農場前に集合した総勢6名(Mr. & Mrs.IT、TB、ON)が2台の車に分乗して真っ青な秋空の下、稲取へと向かう。

伊豆東海岸を走る135号線の左車窓には海岸線に白い波しぶきが上がるほど大きな波が打ち寄せていたが、光輝く穏やかな海面は一面に広がっており、これなら細野高原のススキ原では見事な眺望ができると期待は膨らんでいた。

しかし、高原に向かう細い山道に入った頃から空に雲が広がり始め、細野高原に到着したときには辺りは霧に包まれてしまっている。

これでは細野高原全体を見晴るかせる三筋山からの絶景は無理、だが取りあえず準備されているシャトルタクシーで三筋山の中腹にある登り口まで行ってみる。

だが、霧はいよいよ深く、視界は開けず手近のススキさえ見れない状態。なすことなく、折り返しシャトルタクシーで出発点の「イベント広場」まで戻る。

山の方は濃い霧に厚く閉ざされていたが、下の方は辛うじて霧が薄くなっているので、霧が晴れることを期待して、最短の1.5㎞、25分の散策コースを選んで再出発することになった。

途中にある「中山湿原1号」を左手に見下ろし、「中山湿原2号」を一周してからそこの設けられた休憩所で昼食する。

その間に霧は次第に消滅していき、青空が広がり期待していた山肌を覆うススキが姿を現した。ススキはやはり青空の下で見なければならない。

鮮やかなススキ野の中を歩き、その美景を堪能して帰る。

歩く距離は短かったが、前半は失望、しかし後半は大満足のウオーキングとなった。


霧に包まれた「イベント広場」から


これからシャトルタクシーで

三筋山中腹にあるシャトルタクシー終点。すべて霧に包まれて……。

そこでやることなし。わずかに近くにある「トリカブト」の群生地を見る。毒草で名高い「トリカブト」の花は意外に綺麗なのに驚く。


25分の散策コースで霧の中のススキを見る。

25分コースに入ってすぐ、「中山湿原1号」が見下せる。

(細野高原には湿原が多い。「中山1号」「中山2号」「桃野」「芝原」の各湿原。そのうちの中山1号湿原。)

中山2号湿原の周回路を一周する。

 

休憩所で昼食。次第に晴れ間が広がる。


 昼食後には霧はすっかり消え、青空が広がって鮮やかなススキの原野が立ち現れた……。


帰る前、「イベント広場」に設置されているブランコに戯れに乗ってみる。子供の頃は楽しいブランコ遊びだったが、高齢となった現在、乗ってみてさほど気分のいいものではなかった。 降り立ったら少しふらついた。

この日の 総歩数は6000歩。

コメント (2)
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