伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

本年初のIKOI収穫祭と蛍鑑賞会

2015年06月23日 | 園芸

6月22日    (月)    /

今年のIKOIメンバーはそれぞれ個別の事情を抱えて忙しく、また天気もよくなく、IKOIメンバー全員8名がIKOI農園に集まる機会に恵まれなかったので、「収穫祭」と銘打っての集まりは今日が本年最初のIKOI行事となった。

今日行われるべき農事は、ジャガイモの収穫とトウモロコシの鳥獣害防護網の設置が中心。

ジャガイモはすでに枝葉が枯れ始めて此の儘には放置できない状況にあり、トウモロコシは早くも穂が出て近々実を付ける段階にきており、早急にカラスやリス・ハクビシンの食害を防止する策を講じなければしなければならないなど、先延ばしできない作業もあることから、急遽全員集合となった次第である。

まずは遅れに遅れたジャガイモの収穫が最優先。春先にIKOI農園を襲った強風で茎が折れ吹き飛ばされるという被害にあっているので地下で実るジャガイモの生育が心配されたが、掘り上げてみればまあまあの出来。

収獲したジャガイモの中で小振りのものは早速、婦人連がIKOI農園でから揚げして他の揚げ物と一緒に昼食に供することになった。(これはうまい。)

そして、次にトウモロコシの鳥獣防護柵の設置である。これまでトウモロコシはいかに順調に育っていても、いざ食べようとする最後の段階に至ってカラスやリスが防護網の一部を破って侵入し食い荒らされるという痛い目に会っている。

昨年などは完璧に防護柵を施したと思っていたところ、収穫の寸前に近所に住むハクビシンが防護網の下を掘って侵入し、ほとんど全滅の憂き目にあっている。

今年こそはこうした失敗を繰り返してはならないと、特に念入を入れて防護網が地面に接する部分に厳重な防備を施す。上部はこれまで同様に紐を張り巡らしカラスの侵入に備える。(この作業はMr.ITが専門)

これなら万全であろう。

 

このほか、スイカの苗を植えたところからジャガイモの跡地にまで一面に、近くの空き地から切り取った萱を敷き詰める。(これは実ったスイカを痛ませないため、Mr.IT担当)

一週間ほど前に植えたサツマイモの苗はうまく活着している。

一通りの作業を終えて、いよいよ収穫祭。まずは食事前に皆で乾杯。(当然のことながら撮影者は一人欠ける。私)

食材の大半はIKOI農園で収穫したもの。各家からの持ち込みと現場での調理によるもの。


楽しいい食事の後、若干の雑作業をして午後3時頃に一応解散する。

夕食はそれぞれの家庭で済まし、午後7時に再度集合して「ホタル観賞会」。池地区のわさび田に現れるホタルを見ようと車三台を連ねて出掛ける。

参加者はオールIKOIメンバーに「竹ボラ」のMr. & Mrs.KDAが加わり、総勢10名。

今年のホタルの出現状況については去る6/13日に観光協会に電話し聞いてみたところ、例年伊東市内の松川湖や丸山公園で行われる「ホタル観賞会」は6月6日に始まっており6月14日に終わるが、今年はホタルの出はすくなく、やむなく養殖したホタルを放っているとのこと。ではホタルの出現時期はもう終わりなのか、あるいはこれから出る可能性はあるのかと伺ったが、それはなんとも言えないという冷たい返事。

昨年のブログを見ると6/14に池地区でホタルの乱舞を見たとある。IKOIのホタル観賞会はどうするか? 迷っているうちに日が過ぎて、IKOIの恒例行事「ホタルの鑑賞会」が延び延びになり今日に至ったわけで、今夕決行とはしたものの昨日は冷たい雨、それに梅雨だというのに朝は肌寒いともいえるような日が続いてホタル出現には最悪と思われる今日、果たしてホタルは出るのか、今年はホタルにお目に掛れないかもしれないと覚悟の上での出発と相成った。

出発前、薄暮の西空に三日月を見ながら車を走らせ池地区に至る。

獣の侵入を防ぐため地元が設置した厳重な柵を外して20分ほど漆黒の闇に閉ざされた道路を歩いて、道の両側に広がるワサビ田のあるところまで行く。

 

そこで見たのは素晴らしいホタルの乱舞。 

これまで何回かここにホタルを観にきているが、これほどの数の蛍が出現しているのを見たことはない。(おそらくこれまでの気温では出ようにも出られなかったホタルがここ数日の間に一斉に解き放たれたのではないだろうか)

我々以外に人は誰もいない。伊東市内の「松川湖」「丸山公園」、中伊豆大川の「竹ヶ沢公園」、中伊豆湯ヶ島の「ホタル祭り」など、これまで有名どころのホタル観賞会にはあちらこちら出かけていっているがこれほどのものはなかった。

この静かな環境での「ホタル観賞」を多くの人出で乱されるのは個人としては歓迎したくないが、絶賛に値する幽玄なこの光景をもっと多くの人に見せないのは、いかにも勿体ないようにも思える。もっと多くの人に報せるべき……?

残念だが、私のカメラとその技術ではこの乱舞の壮観を写し撮ることはできなかった。

僅かに服にとまったホタル一匹を辛うじて写しただけ。

今日一日、よく遊んだ。

コメント (2)
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