6月5日 (金) /
園芸でを始めた頃、初心者でも簡単にそれなりの収獲が得られるのは大根だった。
なにしろ収穫物はでかいし、青く瑞々しい葉っぱ、そしてなにかを連想させるすべすべした白い肌、今でも大根栽培は素人園芸の花形であることに変りはない。
しかし、秋に種をまいて冬に収穫するのはいつも立派な大根になるのだが、春先に撒いて初夏に収穫する所謂「春大根」は意外に難しい。
大根は寒さに強いが、あまりに春先の寒さが続く場合、発芽しなかったり、温かくなって虫が出る頃になると幼い苗が虫に食われて育たなかったりする。
また、うまい具合に大根が大きく育って収穫してみると、冬大根のように真っ白な肌という訳にはいかず、黒い斑点がぶつぶつ付いたり、肌が黒ずんだりすることが多い。
今年の春大根は、Mr.IWがどこかで貰ってきた頑丈な青ネットのケースで苗を守ったことが奏功したのであろう、春大根としてはこれまでと違って自分としてはおおむね満足できる出来映えとなった。
大根の収穫時期は結構長いので、これまでは自宅での消費はもちろんあちこちに配って喜ばれていたのだが、いよいよ梅雨も近づくこの時期となると、大根はとう立ちするのでもはや畑にそのまま置いておくわけにはいかないのですべて収穫することにした。
自分としては立派な春大根と思っているが、数が多いと配る先を見付けるのに苦労する。
そこで、以前にやったことがあるIKOI農園前を散歩する人を目当てに、張り紙をして貰い手を探すことにした。
スーパーでは大根一つが100円以上すると聞いているので、売り物ほど立派ではないだろうが、全部捌けることを期待している。