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伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

蛍鑑賞のアウトとセーフ

2014年06月14日 | ウオーク

6月14日  (土)   

IKOI6月の定例行事は蛍鑑賞だが、雨日が多かったことやそれぞれメンバーの都合もあって日が決まらずのびのびになっていた。

今夕、それとは別にMr. & Mrs.IWから松川湖の蛍鑑賞に誘われ出かける。これまで蛍鑑賞には遠くは大川、湯ヶ島、近くは池地区などに出かけていたが、松川湖での蛍鑑賞会に初めの参加である。

昨日は雨が相当量降ったし、今日は梅雨期には珍しく雲一つない晴天で日中の温度が30度近くにも上がったから、こんな日は蛍の出現には最高の条件と、期待するところは大であった。


 

 

 

綺麗な夕焼け雲が消えた7:30頃、現地に到達して驚いた。想像を絶する人出である。しかも後から後から車が押し寄せてくる。観光バスが何台も。

日頃は閑散とした松川湖畔の駐車場だが、なんと大変な混雑。考えてみたら今日は土曜日。蛍祭りの最盛時である。

辛うじて駐車場を見付け、足元を照らす角提灯の案内に従って蛍が飛ぶという流水のある広場に降りる。そこには人がびっしり詰めかけている。その背後から眺めると蛍の光が二つ三つ光っているのをようやく確認しただけ。

 



蛍が居ることは間違いないが、他所の蛍名所と比べてあまりにも少ない。確かに蛍が飛んでいるというだけの代物。会場設営だけは大掛かり

これは、かなわんと、帰りの混雑を避けるべく急ぎ帰る。

帰途の途中で、ゲン治しに人に改めて多く知られるところが少ない近所の蛍の名所「池地区の山葵田」で蛍を見ることにした。

池に到着するとこれまた予想に反して、今度は人なし、車なし、なにやら不気味な雰囲気。これまでの経験では蛍鑑賞に車も人もそれなりに来ていたのだが……。

観光客が姿をみせていないのも当然。目当ての山葵田に向かう山道の入り口に来て愕然とする。入り口がネットで厳重に封鎖されているではないか。この道に入り山葵田まで行かないと蛍鑑賞どころではない。

しかし、本来この道は公道で私人による道路封鎖は違法の筈。厳重にネットで封鎖されているところをよくみると「立ち入り禁止」とは書かれていない。「通行注意」「開閉可能」と表示にはある。


このネットを簡単に潜り抜けることはできないが、そこは知恵の回るMr.IW、ネットを外す方法を発見し、柵ないに入る。

その先は両側に聳え立つ杉林の中を通ずる真っ暗な道。

月明かり以外に人工の光は一切ない。だが、この道は以前にも何回か来ている通いなれた道なので懐中電灯を頼りに15分くらいか、山葵田のあるところに向かう。

我々4人以外に誰もいない。

山葵田に到着。そこには見事な蛍の乱舞が演出されていた。その様を写真に写すことはできないが、身近に飛んでいた蛍を帽子で掬ったの写してみる。

 

 

全員、満足して帰る。


 

「蛍鑑賞」は松川湖のアウト、池でのセーフ。これで伊豆高原での夏を迎えることができる。

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