6月5日(日)
NHKが日曜日に放映している「趣味の園芸 野菜の時間」ではいろいろと教えられることが多い。
講師が教えてくれる手順通り正確にやることはほとんどないが、それを参考にしながら「IKOI農場」の実情に合わせてやや柔軟に行っている。
学ぶことの多い放送だが、一つだけ不満に思うことがある。
それは、あたりを探せばもっと簡単に手に入るようなもの(廃物)を使わずに、園芸店で売っている高価な園芸資材をふんだんに使って教えていることである。こんな使い方をしていたら作られた野菜は随分高価なものになってしまう。
趣味だからお金がかかっても構わないということなのだろうが、特に私のように「贅沢は敵だ」という標語の下に育った戦前生まれの世代は心のどこかに「もったいない」という気持ちがあって、お金のかかる園芸趣味はどうも肌に合わない。
ホームセンターに行ってわざわざ高価な園芸資材を買わずとも、そこらに転がっている不用品をちょっと工夫しさえすれば転用できるのでは、と思うことがままある。
同じ思いを共有する園芸仲間から実に巧みな廃物利用の工夫を教えられ、それがうまく機能するとなんだかとてても嬉しくなる。
そんな工夫の中から最近、これは!と思ったものを取り敢えず四つほど紹介する。
4リットル入りペットボトル利用のジョロ
洗濯物について来る針金ハンガーを利用した藁押さえ兼ビニールの覆いなどの下支え
(軽くて簡単に土に挿し込めてとても便利、園芸資材のように場所もとらない)
空き缶にラップの切り取りブレイドを巻き付けたマルチビニールの穴あけ器
(丸い穴をきれいにあけることができる。小さい穴は小さい缶で)
ペットボトル利用の防風・保温の覆い(春先の気温が低い時期に小さな苗を保護するのに有効)