京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

純白の幻のウケユリ(絶滅危惧種)、サクユリ、黄金オニユリ、ヤマユリ

2020-07-10 18:08:57 | 2020 花


純白の幻のユリと呼ばれるウケユリが開花しました。

ウケユリ(請百合)
日本固有種で奄美大島と周辺の島に限られた場所に生息します。
カサブランカに似た白い大輪の花を咲かせる奄美諸島の名花です。
直径16~17cmの純白の花が咲き、香りも良い。
環境省のレッドリストで絶滅の恐れが最も高い「絶滅危惧1A類」に指定されています。













サクユリサクユリ(作百合)
伊豆諸島に自生する伊豆諸島に固有のユリであり、ヤマユリの変種です。
伊豆諸島では源為朝を偲んでタメトモユリとも呼ばれています。
世界最大のユリです。









オウゴンオニユリ
長崎県の対馬のみに自生するオニユリの黄花変種です。
草丈は1m~2mほどに成長し、7~8月頃に黄色に赤褐色の斑点が入った花を下向きに多数咲かせます。













ヤマユリ
本州の平地から山地に分布し、日陰がちの斜面や、明るい林、草原に見られる球根植物です。
7月から8月に、強い香りのある、花径20cm強の大きな花を1~10輪ほど咲かせます。
花弁には白地に黄色い帯状の筋が入り、えんじ色か紫褐色の細かい斑点が散ります。

























コオニユリ
北海道と沖縄以外の日本で育ち、国内に自生するユリの中ではもっとも広範囲で見られるユリです。
生育環境も海岸から山地までと幅広いですが、山の草原や低地の湿原によく見られます。