京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

季節の山野草 野菊が見頃です。

2016-11-01 17:03:34 | 花めぐり2016

今日から11月、紅葉シーズンに入りました。
今年は紅葉が遅いように思いますが、それでも少しずつ色づいてきました。
明日以降気温が下がるようです。紅葉もこれで進みそうです。
秋といえばもう一つ菊の季節です。
秋本番にふさわしい山野草を探してみました。

ヤナギノギク
四国(高知県)、日当たりのよい乾草原で生息している菊です。







イナカギク
日当たりのよい山地の林道や林縁に生えるキク科の多年草です。



ノコンギク
ふれた野菊の1つで、道ばたでもよく見かけます。



リュウキュウギク



ハマギク



オオハナワラビ
花と名が付くが花ではなく、寒くなって胞子葉がでて花のように見えることから名付いた。











オハラメアザミ
近畿から北陸に生息、秋に咲くキク科のアザミです。
名前の由来は大原女。昔大原で集めた柴や薪を、京都市内に売りに出てきた大原の女性達です。 
 


ヤブコウジの実
冬に赤い果実をつけます。別名、十両(ジュウリョウ)。



フユイチゴ(冬苺)
晩秋から一ヶ月かけて赤い果実がなります。勿論食べられます。



アケボノソウまだ咲いていました。



ホトトギス



タマムラサキ
南西諸島に咲くヒガンバナ科の花です。



ミントマリーゴールド
すごく香りがします。



ラッキョウ
ヒガンバナ科、野菜として知られていますが生薬でもあります。



シャクチリソバ
ソバの仲間割れですが、食用ではないです。



そそろろシクラメンが咲き出しました。







ミツマタ



パパイヤの花



ウオーターリリー



野鳥イカルを見つけました。


















紅葉開始の修学院離宮(2)

2016-11-01 05:18:36 | 2016紅葉

修学院離宮の続きです。
中離宮を出て上離宮に向かいます。
中離宮は標高130m、京都タワーの高さですが、上離宮は150mです。
修学院離宮でもっとも見晴らしが素晴らしい場所です。

松並木を通り抜けて行きます。
この松並木は明治から大正時代に植えられていますm
上にのびないように低く苅られ、借景の山の景観を守っています。



美しい山です。
画像下部に赤く見えるのはコキアの紅葉です。



坂道を上がっていきます。
上離宮の御正門が見えてきました。



御正門



御正門を通りさらに上がっていきます。
砂利道は歩きづらいです。



素晴らしい眺望が見えてきました。



頂上には隣雲亭があり、振り向けば眼下に浴龍池が広がり、洛北の山々が見えます。







左手には洛中の街並みが広がり、西山の峰々が見えます。







後水尾上皇も同じ景色を楽しまれたことでしょう。

隣雲亭です。
六畳の一の間と三畳の二の間がありますが、床も棚もない装飾を拒んだ意匠です。



軒下のたたきは漆くいに小石を一つ、二つ、三つと埋め込んだ「一二三石」です。



少し色づいた美しい眺望をもう一度目に刻みます。



隣雲亭を下ります。




滝があります。



浴龍池の周囲を歩いていきます。
浴龍池は島の形を泳ぐ龍の姿に見立てたそうです。



千歳橋
石橋で窮邃亭のある中島と浴龍池の中島をつないでいます。
美しい景観です。



橋脚に宝形造りと寄せ棟造りの四阿山風のものが建ち、上には鳳凰があります。
ズームしましたが、宇治平等院鳳凰堂や銀閣寺の鳳凰と形違います。



角度を変えて鳳凰を見ます。






窮邃亭
長さ二軒余りの欄干付き木橋の楓橋を渡ると中島の頂上に窮〇亭があります。
文政年間に修復はあったものの創建当時の建物で現存する唯一のものです。



窮邃の扁額は後水尾上皇の宸筆です。



十八畳と付属の水屋の一間からなり、一隅に畳を一枚高くした上段があります。








屋根瓦



楓橋
紅葉の見頃は楓橋周辺はさぞかし美しいと思います。



西浜



西浜から見える景色も美しいです。
少しずつ色づいています。



浴龍池は御袋遊びの場です。
島々を廻りながら管弦や詩歌の会が行われたそうです。



美しい西浜の景色を楽しみながらの帰り道



京都市内眺望







御正門に帰りました。







修学院離宮正門に到着です。



修学院離宮見学終了です。
坂道砂利道の3km、1時間20分少し疲れました