京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

春はもう少し先のようです。

2014-03-02 06:46:00 | 定年後生活

京都の桜の開花予想は3月27,28日頃のようです。
先日2月28日、所用のため車で出かけたついでに、車折神社に寄ってきました。
この神社は芸能神社としても有名で、テレビでもよく紹介されます。





平安時代後期の儒学者清原頼業公を祭神とします。
社名「車折」は、後嵯峨天皇が大堰川遊幸の際、社前で突然車が動かなくなり、聞くと頼業公を祀るとわかり、「車折大明神」の神号と正一位の神階贈ったためと言われています。
境内には芸能の分野で活躍されている名を記した、朱塗りの玉垣が 2000枚以上奉納されています。





私が訪れた理由は、河津桜のチェックです。
毎年この時期、静岡県の河津桜が満開とテレビで伝えられます。
そして、暫くして車折神社の河津桜も開花します。
私にとっては、ここが開花すると春が来たと実感できます。
訪れた時は、まだ蕾でした。
また寒くなり、暖かさが戻れば開花するでしょう。











境内には「渓仙桜」という大きな枝垂れ桜もあります。


車折神社から北に車を走らせると、北嵯峨の景色です。






平安の頃から変わらないようなのどかさがあり、私の好きな場所です。
春、野の花を愛でながら散策するのが楽しみです。
このあたりは、歴史的風土特別保存地域になっています。






広沢池は、古くから月見の名所として知られています。
池の一帯は景観保護地区に指定されています。
池畔に立つと小倉山や愛宕山など嵯峨野の山々が見わたせます。







桜の時期、毎年一度はお邪魔する桜守の佐野藤右衛門さんの桜の畑です。
見事な枝垂れ桜にうっとりします。
今年も宜しくお願い致します。