京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

桜守 佐野藤右衛門庭の桜

2014-03-31 06:29:54 | 2014桜

昨日午前中は強い雨風でした。
ソメイヨシノはあちこちで咲き始めですが、満開だった京都御苑の糸桜や平野神社の魁桜が散っていないか心配です。

今日御紹介するのは、京都の観光スポットではありませんが、毎年桜の時期、大勢の方々が花見に訪れる場所、それが佐野藤右衛門さんの桜の庭です

佐野藤右衛門とは、京都・嵯峨野にある造園業「植藤」の当主が代々襲名します。
1832年より仁和寺御室御所の造園を担ってきました。

当代の第16代 佐野籐右衛門(1928年 ~)さんは、祖父の第14代籐右衛門が始め た日本全国のサクラの保存活動を継承し、「桜守」としても知られています。
桂離宮、修学院離宮の整備を手がけ、パリ・ユネスコ本部の日本庭園をイサム・ノグチに協力して造っています。
1997年、ユネスコからピカソ・メダルを授与されます。
2005年には、京都迎賓館の庭園を棟梁として造成されるなど、わが国を代表する庭師です。


個人のお庭ですが、桜の時期に、誰にでも見ていただけるようにしています。
夜はかがり火でおもてなしされます。
私が訪れたときも、かがり火の準備をされていました。







































ちょっとわかりづらいですが、かがり火に火が入れられたところです。