鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3734回】 赤字決算となってしまったら

2021年03月21日 | 住宅コンサルタントとして

経営者や経営幹部となれば、

ぶっちゃけ結果だけが求められます。

 

どれだけ自分が頑張って仕事しようが、

休みなく長時間労働していようが、

結果が伴わなければ、何の価値もないのです。

 

逆にトップや役員が年中遊びまくっていても、

会社の収益性が高まって、かつ組織も順調に回っているのであれば、

そちらの方が経営者としては、よほど優秀です。

 

まあ、トップが遊びまくって、

社員さんがついてきてくれるかは甚だ疑問ですが・・・。

 

そして、真剣に仕事に向き合っていたとしても、

やれることをすべてやりきったとしても、

決算が赤字になってしまう年もあるでしょう。

 

もし、決算が赤字となってしまったら、どうすべきか?

 

まずは経営者自ら、

赤字は許されないことであるという、自覚を持つことが重要です。

 

そして、赤字となってしまったら、

真っ先に手をつけるのは、役員報酬の削減、

次に無駄な販管費の削減です。

 

これは、無駄な広告宣伝費や、

各部署を見回した際に、明らかな余剰人員が居たとしたら、

そこにメスを入れる、ということです。

 

赤字ということは、売上に対して人が多すぎるか、

事業で稼ぐ粗利益額が少なすぎるということなので、

まずは無駄を徹底的にあぶり出して削減する、

ということを真っ先にやらなくてはならないのです。

 

それをやらずに、

前期と同じ感覚で経営しているというのは、

経営陣の怠慢でしかありません。

 

赤字を出してしまったという事実を

受け入れていないのも同然なのです。

 

そして粗利益額をより多く稼ぐために、

新たな事業・新たな顧客の創造をしたり、

新商品・新サービスを開発したりと、

打つべき手は多々、あるのです。

 

その打つべき手をスピードを上げて打たなければ、

会社は赤字体質となり、

数年先には倒産の危機を迎えることになるでしょう。

 

うまくいかなかった時には、

すぐに打つべき手を打っていくスピード感が重要で、

このスピード感がない会社が、没落していくことを

経営者や経営幹部は知っておかなくてはなりませんね。

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