経営者や経営幹部となれば、
ぶっちゃけ結果だけが求められます。
どれだけ自分が頑張って仕事しようが、
休みなく長時間労働していようが、
結果が伴わなければ、何の価値もないのです。
逆にトップや役員が年中遊びまくっていても、
会社の収益性が高まって、かつ組織も順調に回っているのであれば、
そちらの方が経営者としては、よほど優秀です。
まあ、トップが遊びまくって、
社員さんがついてきてくれるかは甚だ疑問ですが・・・。
そして、真剣に仕事に向き合っていたとしても、
やれることをすべてやりきったとしても、
決算が赤字になってしまう年もあるでしょう。
もし、決算が赤字となってしまったら、どうすべきか?
まずは経営者自ら、
赤字は許されないことであるという、自覚を持つことが重要です。
そして、赤字となってしまったら、
真っ先に手をつけるのは、役員報酬の削減、
次に無駄な販管費の削減です。
これは、無駄な広告宣伝費や、
各部署を見回した際に、明らかな余剰人員が居たとしたら、
そこにメスを入れる、ということです。
赤字ということは、売上に対して人が多すぎるか、
事業で稼ぐ粗利益額が少なすぎるということなので、
まずは無駄を徹底的にあぶり出して削減する、
ということを真っ先にやらなくてはならないのです。
それをやらずに、
前期と同じ感覚で経営しているというのは、
経営陣の怠慢でしかありません。
赤字を出してしまったという事実を
受け入れていないのも同然なのです。
そして粗利益額をより多く稼ぐために、
新たな事業・新たな顧客の創造をしたり、
新商品・新サービスを開発したりと、
打つべき手は多々、あるのです。
その打つべき手をスピードを上げて打たなければ、
会社は赤字体質となり、
数年先には倒産の危機を迎えることになるでしょう。
うまくいかなかった時には、
すぐに打つべき手を打っていくスピード感が重要で、
このスピード感がない会社が、没落していくことを
経営者や経営幹部は知っておかなくてはなりませんね。