経営者や経営幹部として、数字に強いかどうかは、
1分話しただけで、大抵分かります。
数字に強いビジネスパーソンは、
キーとなる数字を質問した際に、
即答できるのです。
住宅会社で言えば、
販管費、
粗利益率、
新規集客数
接客契約率、
営業マン一人当たりのパーヘッド、
社員さん一人当たりのパーヘッドなど。
小売業で言えば、
同じく販管費、
損益分岐点、
1日や1月あたりの客数
客単価、
アイテム数など。
しかも点だけでなく、線でも数字を読むことができ、
更に数字の変化から自社の問題点が何なのかも、
ちゃんと理解できているのです。
一方、数字に弱い経営者・経営幹部は、
重要な数字を全く把握できていないのです。
現実を数字で捉えずに、自分の感覚で捉えてしまうのです。
そして、大抵その感覚は外れていて、
自社の現実を正しく理解できてなく、
結果としてボトルネックや問題点は放置された状態になり、
業績が悪化していくのです。
更には数字を理解できるようになったとしても、
点でしか数字を見れないために、
傾向、流れを読むことが出来ないケースも多いです。
では、数字に強くなるためには、どうすれば良いか?
答えは簡単で、自分で毎日、数字を集計し、
数字を読み込むトレーニングをすれば良いのです。
そして住宅会社であれば、月単位で、
小売業であれば日単位で、
なぜ重要な数字が変化したのか、
原因もセットで考えると、数字の把握が上手になります。
私自身で言うと、最初に勤めさせていただいた会社で、
毎月、自分の数字をまとめて分析していました。
結構頑張って、売上を上げつつ、値引きをほぼしなかったとしても、
利益率が下がっていることがあったのです。
その原因を分析すると、
粗利益率の低いサッシやローコスト住設が売れて、
粗利益率の高いアルミ部材やエクステリア商品の売上が少ないと、
利益率が下がることが見えてきた。
そこで、ローコスト住設を販売する際には、
エクステリア商材や内装建具もセットで販売するようにすると、
利益率が改善していったのです。
どういう行動を取れば、どの数字が変化するのか?
それを掴めれば、経営力が間違いなく上がります。
皆さんは、数字に強いですか?