鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3732回】 オフザボールの動きが大切

2021年03月19日 | 住宅コンサルタントとして

ここ最近、ビジネスをサッカーに例えてお話することが多いのですが、

サッカーに関心が無いクライアント様にはその表現が刺さらず、

ちょっと悲しい鬼山です。

 

サッカーにおいては、ボールを持っていない選手の動きが

実は非常に重要なのですが、

ビジネスの世界も同じだと個人的に感じています。

 

お客様をまさに今、担当しているスタッフさんが、

商談においては重要なのは間違いありませんが、

お客様を担当していないけれど、その場にいるスタッフの動きが、

実は非常に重要になっている時代なのです。

 

例えば、自分がお客様だとして、目の前の営業マンは、

自分たちに誠心誠意、対応してくれているのですが、

その背後のスタッフさんたちが、私語しまくっていたり、

煙草を吸いながら品の無い声で馬鹿笑いをしていたとしたら、

お客様はどういう評価をするでしょうか?

 

「営業さんは良い人っぽいけれど、

会社としては一流ではないよな」

 

と思われることでしょう。

 

そして一流の対応をしてくれる会社があったとしたら、

そちらの会社の方に気持ちが傾くことでしょう。

 

逆に商談中に、目の前の営業マン以外のスタッフさんが、

 

「おいしいお飲み物をご用意していますので、

いつでもオーダーしてくださいね!」

 

「キッズコーナーに新しいおもちゃが入りましたから、

お子様に楽しんでいただけるかと思います」

 

などと、感じの良い言葉を掛けてくれたとしたら、

お客様はとても嬉しいかと思います。

 

このように、住宅ビジネスはチーム戦で戦う時代になったのです。

 

このことを理解できていない経営者や営業部長は、

正直、ピントがズレてきていると思った方が良いでしょう。

 

弊社のクライアント様の中で、

この辺りのことがしっかりと出来ている会社の

来場契約率は驚異的な数値を出しています。

 

オフザボールの動きが重要なのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする