鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3735回】 数字からメッセージを読む力を身につける

2021年03月22日 | 住宅コンサルタントとして

経営者や経営幹部は、

常に数字に関心を持っていなくてはなりません。

 

もちろん、感性やセンスを磨くこと、

そしてそれらを売り場に落とし込むことも重要ですが、

組織が大きくなっていけばなるほど、

数字で現状をしっかりと押さえなくてはならないのです。

 

数字はさまざまなことを経営者に教えてくれます。

 

優秀な経営者になると、

数字の変化から何か問題が起こっていることを見抜く力が、

現場のスタッフさんよりも早い、というケースもあるでしょう。

 

例えば小売業で、客単価が下がっていた場合を想定します。

 

その要因を分析したら、

高額単価の商品が売れなくなっていて、

逆に主力商品や低額商品は販売減となっていなかったら、

 

・客数を増やす施策を打つ

・高額品が売れなくなった要因を把握するため、ライバルの店舗を調査する

・高額価格帯の品揃えを変えてみる

 

などの施策を打って、

実行→検証→改善というサイクルを回さなくてはなりません。

 

客数が減少していたら、

売り場や接客、価格をチェックして、

ライバル店の調査もおこなって、

何が原因で客数が下がっていて、

改善策を出して片っ端から実行して、

検証、改善とやっていかなくてはならないのです。

 

現状がうまくいっていないことがある場合、

数字を分析し、何を変えるべきなのかを

数字から読み取る力が経営者や経営幹部には必要です。

 

ただ1プレーヤーとして優秀だったとしても、

こうした数字の分析や改善策を立てることが苦手な方は、

経営陣には不向きなのです。

 

経営者・経営幹部は、

数字からさまざまなメッセージを読み取る力を身につけることが

必須なのです。

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