鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3455回】 他人を気にする暇があれば、自分がどう成長するかを考える

2020年06月15日 | 住宅コンサルタントとして

「行列のできる法律相談所」という番組が、

特に島田紳助さんが司会をされている頃、

個人的に大好きでした。

 

しかしながら、紳助さん、雨上がりの宮迫さんに続き、

アンジャッシュ渡部さんも出演を見合わせることに・・・。

 

その他、チュートリアル徳井さん、

ナイナイの岡村さんなど、

芸能界は自粛ラッシュとなっています。

 

また、今回のコロナの件で、

いろんな地方都市のクライアント様に聞いたのは、

 

「この地域でコロナにかかった人が、

SNSで特定され、その個人情報が広められ、

大変なことになっている」

 

ということ。

 

コロナ、最終的に死者1000人強くらいで日本は終わりそうで、

この死者数はインフルエンザとあまり変わらないのですが、

まあそういう噂を広めたがる暇な方、

人のことばかり気になる方が、日本には多いということでしょう。

 

芸能人の方は、聖人君子ではなく、

あくまでも一般人なので、

そりゃ、過ちもあるでしょう。

 

地方都市でコロナに不幸にもかかってしまった方の中には、

東京や大阪に住んでいる家族や知人に困ったことがあって、

それをサポートするために行って、感染されたかもしれません。

 

人の過ちや失敗をどうこう批判する暇があったら、

自分が成長するために本を読んだり、

有益な動画を見まくったり、

いろんなところに行って視察しまくったりと、

やることは多々あると思うのです。

 

そういうことを全くしないで、

 

「自粛しろ!」

「コロナにかかったのはあいつだ!」

 

など、人の批判ばかりするのは、どうかなと思います。

 

行列のできる法律相談所に渡部さんが出ないと、

正直、もう見る気はしないですし、

しゃべくり007に徳井さんがいないと物足りないです。

 

人のことを気にしたり、批判する暇があったら、

自分が成長するための時間に充てたいものですね。

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【第3454回】 本日の日経MJは必読

2020年06月14日 | 住宅コンサルタントとして

本日の日経MJの1面は、住宅業界で仕事をする方にとっては必読です。

 

見出しをまとめると

 

「テレワーク 憧れの書斎 1畳半」

「改装・転居 新たな需要」

「脱通勤 ほどよい郊外 候補地に」

 

という感じですね。

 

リモートワークが広がる中、

仕事に集中できるスペースが欲しいとか、

子どもさんの話し声が入らないようにしたいとか、

背景にカッコイイ壁紙を貼りたい、などのニーズが、

都会に住む方から起こり始めているのです。

 

これに対応して、大手ハウスメーカーも、

リビングの横に書斎を設けたプランや

セミオープンタイプの書斎を設けたプランを開発したりしている模様。

 

そして郊外の自然豊かな環境の中で生活したい、

と考える人も着実に増えているようで、

地方都市の住宅会社にとってはチャンスかと思います。

 

実際、弊社のクライアント様の大半では、

今、お客様がメチャメチャ動いていて、

消費税駆け込み前と同じくらいの忙しさです。

 

それくらい、コロナの影響で生活スタイルが変わり、

これまでの都会での三密、とにかく直接会って打合せする、

といった過去の常識が覆っているのです。

 

こんな家に住むと、こんな暮らしができる、

という新商品を開発するには、

外部環境が整ったような気がしています。

 

お客様が求めるものは、

商品に関してもサービスに関しても、

常に変化していくもの。

 

変化に適応できた企業が生き残るのです。

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【第3453回】 プランを簡単に描くと、契約できない

2020年06月13日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界の営業マンで、すぐにプランを描くタイプがいます。

 

とにかく、プランを描くのが好き。

もしくは、プランを描いていないと、お客様とつながれない。

 

いろんなタイプの営業マンがいるかと思いますが、

個人的に簡単にプランを描くのはお勧めしていません。

 

というのは、最終的にお客様にプランを提出し、金額を提示した上で、

当社で家づくりをしていただけるかの判断をお客様にしていただく訳です。

 

ですから、プランと見積を提示するのは、

お客様が決断を下せる関係を築いた上でないと意味が無いのです。

 

お客様が業者を1社に決めるために、

どんな情報を提供することが必要なのでしょう?

 

まず、どういう会社か?

保証はちゃんとしているか?

会社の雰囲気は良いか?

長く安心してアフターを任せられる会社か?

 

こういうことが分からないと、任せられないですよね?

 

更に担当者が気が利くいて相性が良いか?

担当者が信頼できるか?

自分たちの予算内で要望する家を建てられるか?

プランニングのセンス、感性はどうか?

性能面も大丈夫か?

 

などなど、これらのことが分かれば、

お客様は家づくりを託す会社を絞れると思うのです。

 

こうしたさまざまなことをお客様にご理解いただいた上で、

プランと見積を提出すべきだと思うのです。

 

プランを最初の方に気軽に出してしまうことは、

営業マンや関係部署の仕事を増やし、

忙しい割に契約数に直結しないことにつながるのです。

 

そしてこちらが決断をしていただきたいタイミングなのに、

お客様に決断をいただけないということにもなるでしょう。

 

プランを描かなくとも、

自社の家のセンスの良さと価格が、

お客様にとって分かりやすいツールを作成しておく。

 

それが非常に重要なのです。

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【第3452回】 意思の強さと熱量

2020年06月12日 | 住宅コンサルタントとして

仕事で成果を出したり、自分の思いを実現しようとするのであれば、

正しいやり方や知識を身につけておくことは重要です。

 

でも、自分が学んだやり方に沿って行動したとしても、

成果が必ず出る訳ではありません。

 

特にビジネスの場合、いろんな人が絡みます。

 

人は感情で動きます。

 

だから正しいやり方の手順を踏んだとしても、

取り組んだことがうまくいくとは限らないのです。

 

例えば、職人さんたちに、

 

「この日から現場に入ってもらいたい」

 

と依頼をしていても、職人さんの中にはルーズな人もいる訳で、

最初に約束をしていた日に、

現場に入ってもらえないこともあったりします。

 

営業さんに、

 

「この日までに、お客様に提出する資料を制作しておいて!」

 

と依頼をしていても、営業マンはいろんな仕事を抱えている訳で、

結果、納期を守れないこともあるかと思います。

 

依頼の仕方や部下への指示の仕方が正しかったとしても、

思い通りの結果にならないことがあるのです。

 

重要なのは、やり方や知識ではなく、こちらの意思の強さと熱量。

 

言葉を変えると、しつこさとも言えるかもしれません。

 

「〇日から、現場に入って下さい!」

 

とお願いするよりも、

 

「〇日から現場に入っていただきたいんですが、

私、どうしたらその日から現場に入っていただけますか?」

 

「〇日まで期間が迫ってきましたが、

現場に入っていただけますでしょうか?

もうその次の職人さんの段取りも済んでますので、

この日から入って下さい」

 

と繰り返し、相手に失礼にならない程度に、

強い意志と熱量を持って依頼し続けた方が、

絶対に相手に伝わるのです。

 

私、過去に世界的和紙デザイナーの堀木エリ子さん、

それからabcクッキングスタジオの創業者の志村なるみさんを

講師にお招きしてセミナーを開催させていただきましたが、

最初はお二人とも受けていただけませんでした。

 

でも、「どうしたらお請けいただけるのか?」ということを

繰り返し質問させていただいたり、

更には企画書でこちらの思いをお伝えしたりして、

結果としてお請けいただくことが出来ました。

 

ビジネス、組織運営で重要なのは、

「どうしても実現する!」という意思の強さと熱量だと

個人的に思っています。

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【第3451回】 自分の頭で未来を想像する力

2020年06月11日 | 住宅コンサルタントとして

過去を振り返ると、私自身、

日本の文科省の教育カリキュラムには馴染まないタイプで、

学校の成績、特に国語に関しては本当に出来が最悪でした。

 

「筆者はどう思ったのか?」

「主人公はなぜこうした行動をとったのか?」

 

というような問題が、現代文では多かったと思いますが、

私、筆者や主人公の気持ちになることが出来ず、

どうしても自分の意見をテストの回答に書きがちで、

高校生の間の国語のテストは30点台を連発していました。

 

また古典も全く面白いと思えず、

 

「1000年前のことを理解する暇があったら、

これから先のことを考えて対策を打たないと・・・」

 

と高校生ながら思っていたりして、まあ古典もひどかったのです。

 

その結果、大学受験では2年続けて志望校に合格できず、

受験は自分の中では失敗したのですが、

このような自分のスタンスを変えないで今まで生きてきた結果、

社会に出てから、特に独立してから非常に良い方向に進んでいます。

 

ビジネスの世界では、答えはありません。

 

何が正しいのか、正解は常に動いていきます。

 

更にコロナ、東日本大震災、リーマンショックと

ここのところ10年未満の間に、

激震が走るような出来事が連続して起こっていて、

 

「この先どう自社を変えていけばよいのか?」

「何が求められるようになってくるのか?」

 

という問いに対する回答を誰も持ち合わせていないのです。

 

こういう時に、いろんなことをまずは調べて、

自分の頭の中でシュミレーションし、

こういう対策が良いのでは、という仮説が構築できる。

 

そしてその仮説を元に、いろんな人の見解を学んで、

自分の仮設がある程度合っているのかどうかを検証し、

他の人の見解の方が良いと思えば、すぐに軌道修正する。

 

こういうことが、自然と出来ているような気がします。

 

だからコロナもそんなに怖くない、

特に東洋人はコロナに対して非常に強く、

三密さえ防げば感染しないと思って、

ゴールデンウィークに旅行してましたし、

マスコミが単純に自分たちに主導権を取り戻そうと

コロナを利用して危機を煽りまくっていると感じていました。

 

結果、東アジアでは人口10万人あたりの死者数が、

欧米の100分の1をはるかに下回り、

日本も死者数が高齢者や基礎疾患のある方を除くと

ほぼいない、というようなことをメディアは報道しない、

という現実を多くの人は知った訳です。

 

こうした現実を調べようともせず、

 

「県をまたぐ移動はまだ自粛しましょう!」

「県外からのお客様は入場をお断りします」

 

ということを言っている県知事や施設もありますが、

個人的にはもうちょっと勉強したら?と思っています。

 

こういう自分の頭で考えない、真実のデータを取りにいかない方が、

これからの時代を乗り切っていけないタイプなんですね。

 

自分の頭で未来はどうなっていくのかを想像する力を

これからの経営者、経営幹部は身につけておくべきかと思います。

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【第3450回】 日本の住宅の常識を変える家

2020年06月10日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、弊社のクライアント様が

6月末にOPENする予定のモデルハウスにお伺いし、

現場をチェックさせていただいておりました。

 

昨日は朝から蒸し暑く、

外に居るだけで汗をかいてしまう感じでした。

 

モデルハウスに到着し、玄関ドアを開けて中に入った瞬間、

家の中が非常に適温で、しかもカラッとしていました。

 

そう、このモデルハウスは、全館空調搭載なのです。

 

エアコン1台で家じゅうの温度が均一。

しかも湿度も50%台に保たれています。

 

エアコン1台で全館空調を実現するためには、

家の気密性能と断熱性能を高めなくてはなりませんが、

C値が0.5以下、UA値も0.46と

HAET20G2グレードをクリア。

 

そして驚くべきはその価格。

 

本体価格はなんと、

30坪2000万を余裕で下回る価格で

お客様に提示できるのです。

 

もちろん、冷暖房設備込みの価格です。

 

エアコン1台で全館冷暖房ということは、

万が一エアコンが故障したとしても、

1台だけ交換すればよいということです。

 

一般的な住宅では、エアコンが4台程度ありますが、

15年前後でエアコンが故障することを考えると、

40年住むとして8台のエアコンの取り換え代が必要です。

 

しかしながら、全館空調システム搭載だと

15年ごとにエアコン1台の取り換えで済みますので、

2台の取り換えで十分なので、かなり経済的。

 

もちろん、月々の光熱費も非常に低く抑えられ

いろんな面で経済的なのです。

 

全館空調の家と言えば、大抵300万以上の追加がかかるので、

大手ハウスメーカーで家を建てる場合、物凄く高くなってしまう。

 

その常識を大きく覆すような家を体感し、

私自身、その価値の大きさと価格の安さに感動していました。

 

住宅業界は他の業界からするとかなり遅れていますが、

業界の常識が大きく変わる家にご興味のある方は、

是非、鬼山までご連絡をいただければと思います。

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【第3449回】 人の話を聴く姿勢

2020年06月09日 | 人として

人が話をしている時に、

その話をしている方に耳を傾けず、

内輪でずっとしゃべっている人って、

稀に居ますよね?

 

個人的に、メチャ頭が悪く、

人に敬意をはらえない人だなと思ってしまいます。

 

話をして下さっている人が発言したことを聞いて、

自分がそれを理解できなかった時に、

 

「今の言葉って、どういう意味?」

 

と隣の人にすぐに質問したりします。

 

また、話をして下さっている人が事例として出したテーマに対して、

 

「あの事例って、

以前、ウチの部署でも、こういうことってあったよね・・・」

 

と自分が思いついたことをすぐに口に出したがる。

 

こういう人は、周囲に非常に迷惑をかけていることを理解できず、

自分の本能を最優先してしまうという、精神的に幼い人です。

 

こういう人は、2つの害を発生させています。

 

一つは、その話をじっくり聴きたいと思っている周囲の方にとって、

雑音を発生することで邪魔をしてしまっている。

 

そしてもう一点は、

話をして下さっている方のモチベーションを下げてしまう。

 

満足しているのは本人だけで、

誰も得しないことを平気でやっているのです。

 

人の話を聴く時の基本は、

相手の方をしっかりと見て、リアクションを取ることです。

 

話の途中で疑問を感じた時は、挙手したりして、

話をして下さっている方に直接質問するのが礼儀です。

 

そんな基本を理解できていないビジネスパーソンは、

やはり仕事ができない(=周囲から支持されない)のです。

 

仕事ができる人は、自分の都合や本能よりも、

周囲の方への配慮がしっかりとできる人なのです。

 

そういう一流を目指していきたいですね。

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【第3448回】 結局は人間力

2020年06月08日 | 住宅コンサルタントとして

YouTubeがこれだけ世の中に浸透し、

そのコンテンツ力が民放TVを上回るものも出てきたことにより

動画を見る目が急激に高まっているような気がします。

 

今はまだテレビのロケも十分ではなく、

番組出演者もソーシャルディスタンスを保っているため、

民放番組のコンテンツとしての面白さは完全に戻っていませんが、

もともとユーチューバーはピンで動画を撮っているため、

ソーシャルディスタンスとかあまり関係なく、

WITHコロナ時代でもコンテンツ力が落ちていないのです。

 

ということで、もう本当にテレビでなく

YouTubeばかり見ていますが、

その中で気づいたことは、

動画のコンテンツ力ももちろん重要ですが、

結局、ユーチューバーの人間力がメチャ重要、ということ。

 

YouTubeの世界もいろんなジャンルがあって、

 

・大食い

・魚をさばいて料理をつくる

・イタリアン

・どっきり系

・輸入車系

・ゴルフ

・ビジネス系

 

などなど、各ジャンルで何人かのユーチューバーが存在しますが、

結局、ある一定の期間が経過すると、

人柄の良いユーチューバーがそのジャンルを制しているよな、

と感じるのです。

 

最近、住宅系のユーチューバーも増えてきましたが、

おそらく住宅系も人となりで勝負がつくでしょう。

 

YouTubeを見ているのは、10代20代の方が多いですが、

その若い世代の方も、人柄・人間力を重視しているということです。

 

商品力向上やITに投資をして、

最高の環境を整えているのにも関わらず、

会社全体や社員さんの人間力向上の重要性ができていないと

お客様に支持されない時代は続きます。

 

会社全体の人間力を高めるために、

取り組まなくてはならないことって何でしょう?

 

人間力が高い会社に共通ポイントは何でしょう?

 

皆さんの会社では、組織全体の人間力向上のために、

どんなことに取り組んでいますか?

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【第3447回】 調査再開

2020年06月07日 | 住宅コンサルタントとして

コロナの影響で、調査をずっと自粛しておりましたが、

昨日から調査を再開いたしました。

 

私のような仕事の場合、

外に出ていろんなものを直接見て、

そこで感じたことが新しい発想の源となりますので、

自粛によりあちこち行けない、というのは

ネタ元を断ち切られたに等しいのです。

 

何とかこの間、一流の方々の動画を見まくって

情報源としていましたが、

ようやく自分の足であちこちいけるようになり、

ホッとしております。

 

昨日も早速、いくつか行って参りましたが、

この調査で感じたことは、来週以降のネタになっていきます。

 

そんな中で感じたことをまとめますと

 

・住宅会社のデザインのレベルは、また一段と高くなっている

(特に外観)

・やはり接客は大切

・雑談力、自己紹介力が欠かせない

 

ということでしょうか・・・。

 

人は、目の前の人の話に耳を傾ける価値があるかどうかを

ほんの数分で判断します。

 

どれだけ良いことを言っていたとしても、

「この人の話は聞きたくない」とお客様に思われていれば、

営業マンのトークは効果ゼロになる訳です。

 

目の前のお客様に「私の話を聞く価値がある」と

思っていただくためには、

最初の数分でお客様の関心を得るだけの

自己開示トークが欠かせないと

今回の調査で痛感いたしました。

 

商品の価値、会社のすばらしさを伝えたくとも、

まずは営業マンがお客様に心を開いていただいていないと、

意味がありません。

 

自己紹介力を高めるためには、

どんなことにチャレンジすれば良いでしょう?

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【第3446回】 アパホテルに泊まらない理由

2020年06月06日 | 住宅コンサルタントとして

5月の後半から、ありがたいことに

日々、全国を移動させていただいております。

 

今週も月曜に家を出て、昨日帰宅。

来週も月曜から木曜までホテル泊の予定です。

 

さて、私は年間180泊以上、ホテルに泊まりますが、

自分の中で決めていることがあります。

 

それは、アパホテルには絶対に泊まらないということ。

 

理由は、

 

「お客様の足元を思いっきり見るホテル」

 

だと、私が感じたからです(←あくまでも個人的意見)。

 

何年前だったか忘れましたが、

地元の行事か芸能人のコンサートがあるからなのか、

福岡でホテルが取れない日がありました。

 

宿泊サイトでホテルを探していましたが、

アパホテルは12㎡のシングルの部屋を

3万円をはるかに超える価格で出していたのです。

 

1室の価格が多少、変動することは理解できますが、

あまりにも上げすぎでしょ、暴利すぎるでしょ、と感じました。

 

残り客室数が少なくなると、

当然価格を上げることは理解できるのですが、

あまりにも暴利すぎないか???

 

そして二度とこのチェーンには宿泊しない、と決めたのです。

 

それ以来、一切アパには宿泊していません。

 

海外の方がたくさん日本に旅行に来られ、

3~5年前は本当にホテルの予約が大変でした。

 

「ホテルの客室数が足りない」と多くの企業が気づいて、

特に電鉄系の会社が全国にホテルをつくってくれたおかげで、

海外の方が多数、日本にビジネスや観光で来られても、

私のような出張族がホテルの予約をしやすくなりました。

 

そして今回のコロナによって、海外の方が日本に来なくなり、

オリンピックの延期も重なり、ホテルの経営が大変かと思います。

 

こういう時に、その企業を応援したいと思うお客様の数が、

落ち込みを防いでくれるような気がします。

 

個人的には、リッチモンドホテルやダイワロイネットホテルのような、

価格の変動の上げ幅がそれほど高くなく、

かつ部屋やベッド、アメニティの品質が高いホテルが好きで、

そういうチェーン店を応援させていただきたいので、

予約をさせていただいております。

 

そして、どれだけ価格が安くて、立地が駅近であったとしても、

応援したくないホテルは予約しません。

 

これからの時代、いざという時に応援して下さる、

そういうお客様を一人でも増やすことができる企業が

結果、残っていくと思います。

 

住宅会社もしかり。

 

個人的には、住宅会社は自社だけでビジネスが完結せず、

いろんな協力業者さんや職人さんのお力を借りなければ、

住宅を完成してお引渡しできません。

 

ただ、建築業界、特に左官や設備、基礎などの工事業で

若い方が仕事をしたいかというと、そういう方は少ないと思います。

 

今後は協力業者さんがどれだけついてきてくれるか、

応援して下さるか、ということが本当に重要なのです。

 

今、たくさん仕事があるからといって、

業者さんの足元を見るような人、

またそういう人を雇用している会社は、

応援していただけなくなると思います。

 

今、順調だからといって、

人様の足元を見てはいけないのです。

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【第3445回】 移動時間を極限まで減らすことで生産性は高まる

2020年06月05日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界において、現場監督や納材店の営業マンは、

1日の大半を車で移動しています。

 

直接、職人さんや現場監督と打合せをしなければ、

仕事にならないという前例にとらわれ過ぎていて、

根本的な働き方の改革に頭が働いていないのです。

 

私、建材メーカーの営業を9年半、やっていましたので、

業界のことはよくわかっているつもりですが、

まあ、段取りが悪い現場監督は、

職人さんからしょっちゅう連絡が来ますし、

段取りが悪い現場監督は、

納材業者さんやメーカーの営業マンをすぐに呼び出します。

 

段取りのよくない現場監督の

総労働時間に対する移動時間は、

40%~60%くらいで、

まあ大半の時間を車の移動に使っているのです。

 

そしてそういう監督は、

納材業者さんやメーカー営業マンの時間も奪っている。

 

労働時間を大きく分類すると、

 

・本業従事時間(自分の本業に費やす時間)

・業務時間(会議や研修など)

・移動時間(車で移動する時間)

 

に分かれますが、この移動時間を最小化することが、

全てのビジネスパーソンにとって効率化につながるのです。

 

では現場監督の移動時間をどう減少していくか・・・?

 

究極の理想は、監督の能力が高くなり、

段取りが完璧となり、現場開始前に全ての打合せが完了し、

更に図面等も完璧に揃っている、ということでしょうが、

個人の能力を劇的に高めることは、難しいのです。

 

で、私が思うに、現実的なのは、

移動しなくても職人さんや納材業者さんと

打ち合わせができるようにすること。

 

これはしくみを変えるだけなので、比較的容易です。

(職人さんを変えていくのは大変ですが、

それでも監督の能力を高めるよりは現実的かと・・・)

 

そう、オンラインで打合せができる、

ZOOM等を積極的に使っていくということがポイントだと思います。

 

監督や納材業者さん、メーカーさんの移動時間が減るだけで、

生産性は高まり、無駄なガソリン消費も減って、

地球環境にもつながり、かつ働き方改革につながる。

 

コロナのおかげで、これまでの業界の当たり前の中に

かなりの無駄があることに気づくことができました。

 

積極的にITを活用し、移動時間を減らしていきたいですね。

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【第3444回】 ある一定以上の規模になると・・・

2020年06月04日 | 住宅コンサルタントとして

ありがたいことですが、弊社はクライアント様と

非常に長いお付き合いをさせていただいております。

 

大半のクライアント様は、10年以上のお付き合い。

 

そんな中で、企業が成長していく中で、

何が重要かということを学ばせていただきました。

 

住宅業界、特に新築事業において、

スタッフさんが10名前後の場合、

優秀なスタッフさんが入社してくれれば、

会社の業績は一気に向上します。

 

スタッフさんが30名前後の場合、

戦略が市場にフィットすると、

業績が一気に上向きになっていきます。

 

ところが、スタッフさんが100名以上となると、

当然ながら複数店舗展開していることが大半で、

あるエリアでフィットした戦略が、別の支店だとイマイチで、

結果として戦略でも、できるスタッフさんが入社してきても、

なかなか業績を劇的に向上することは難しいと感じています。

 

で、組織がある一定の規模となると、

何がポイントとなってくるのか?

 

それは、「会社の雰囲気」です。

 

会社の空気感が良くなり、

会社のことを好きなスタッフさんが多々存在し、

経営陣が決定したことを現場のスタッフさんが

熱を込めて実行していく。

 

これが、業績を向上させる上で、非常に重要です。

 

ですから、会社組織が大きくなればなるほど、

経営陣がどういう空気感の会社組織をつくっていくのか、

ということが重要になるのです。

 

逆に会社の業績が下がった場合、

戦略の見直しや社員さんの能力向上ももちろん大切ですが、

社内の雰囲気が良いかどうかが非常に重要になります。

 

そのことを昨日、痛感させていただきました。

 

本当に、見事なV字回復を目の当たりにしたのですが、

それは全て現経営陣の努力の賜物なのです。

 

役員さんたちの苦労、努力を身近で拝見し、

感情移入しまくっている私としては、

本当に嬉しくて、胸が熱くなる1日でした。

 

こういうシーンを定期的に見させていただけるので、

この仕事は辞められないのです。

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【第3443回】 未来への投資

2020年06月03日 | 住宅コンサルタントとして

市場環境は常に変わり、

これまでライバルではなかった企業がライバルとなったり、

これまで通用したことが通用しなくなったりします。

 

例えば、トヨタ自動車の競合は、

フォルクスワーゲンだったのが、テスラも加わったり、

自動運転の覇権をかけてGoogleもライバルになったりと、

どこがライバルになるか、分からない時代です。

 

自分たちの業態が10年後、20年後も市場から必要とされているか?

今のエリアで、10年後も商売が成立するか?

今の企業ブランディングでスタッフの募集は可能か?

今の教育システムで、10年後、ライバルと戦えるか?

 

などなど、いろんな面で自社の現状を把握し、

10年後を予測して手を打っていくことが経営です。

 

住宅業界でも他の業界でもよくありがちなのが、

商品と出店の意識が高いものの、

自分たちが今、展開している業態で

商売が成立しなくなるかもしれない、

ということを考えていなかったり、

採用や育成方法について考えが甘かったり、というケース。

 

何が起こるか分かりません。

 

そして長期的な視点が無い経営者は、

事業別に収支を出させて、

今、赤字の部門をすぐに売却したり、

事業をやめてしまったりという、

目先の利益を上げることしか考えなかったりします。

 

長年にわたり、安定して成長している会社は、

まず本業でしっかりと収益を出していて、

財務内容も非常に良いことに加え、

一見無駄に思えることにもチャレンジし続けていることが多いです。

 

今、弊社は、クライアント様にあるものの制作を

自社で完結するようにお願いしていますが、

この経験値が高まれば、

異業種からも仕事のオファーが来るかもしれませんし、

自社の複合業態がそのまま商品パッケージになる、ということも

もちろん視野に入れてのご提案だったりします。

 

本業が衰退していく可能性もゼロではありませんから、

市場の変化を予測し、10年先に手を打つことが

経営者の仕事なのです。

 

皆さんの会社、それから皆さん自身、

未来のために、時間とお金を使うことができているでしょうか?

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【第3442回】 家事の大変さを改めて理解する

2020年06月02日 | 住宅コンサルタントとして

長年お付き合いをさせていただいている、

あるエリアのクライアント様の社長の娘さんがご入籍され、

ご夫婦で暮らしはじめました。

 

ただ、毎日大変な様子でしたので、

その詳細をお聞きすると、確かに大変なのです。

 

・朝5時に起きて朝ごはん、お弁当をつくる

・ついでに午前中にご主人がお腹がすくので、おにぎりもつくる

・お仕事を朝から夜までフルタイムでする

・帰宅後、またご飯をつくる

・洗い物をして、洗濯と掃除をする

 

フルタイムで仕事をしながら、これをこなすのは、

想像しただけで大変なのですが、

ご主人のこだわりも強いため、

お料理を出す際にも大皿でドン、と出すのではなく、

一品一品、小分けのお皿に盛って出す、などもされていて、

そういうのを聞くだけで、本当に家事って大変だな、と

改めて思いました。

 

と同時に、家内と一緒に住んだ時のことが、

頭の中に浮かんできました。

 

私は、大学を卒業してすぐに北海道に赴任となりましたが、

家内はその年の7月に関西の仕事を辞めて、

北海道に来てくれました。

 

友人も一人もいない土地で、

しかも土日は完全にお休みするという条件で仕事を探し、

朝、ご飯とお弁当をつくってくれ、

私を送り出した後、自分も仕事に行き、

夜帰宅後、ご飯をつくって私が帰ってくるまで待っていました。

 

当時、12時~2時の間に帰宅することが多かったのですが、

それまでずっと待ってくれていたのです。

 

家事も全てやってくれましたし、

朝も外まで見送ってくれてました。

 

あの当時、自分が仕事で成果を出すことで精一杯でしたので、

家内のサポートの価値をあまり分かっていなかったのですが、

今から考えると、文句ひとつ言わずによくサポートしてくれたな、

と感謝の気持ちしかありません。

 

そしてコンサルに転職してからは、

家にすらかえって来なくなり、

仕事に没頭した最初の3年間でした。

 

本当に好き勝手に仕事をさせていただいております。

 

今、ありがたいことに、たくさんの方にご縁を頂戴し、

仕事もここ14年、ずっと順調なのですが、

本当に家内に支えてもらったおかげだな、と

クライアント様の娘さんのお話を聞いて、実感しました。

 

奥様の大変さ、家事の大変さを改めて理解し、

その解決のための住宅をこれからも研究し続けたいと思います。

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【第3441回】 コロナが気づかせてくれたこと

2020年06月01日 | 住宅コンサルタントとして

非常事態宣言が終わり、

6月になってこれまで閉店していたお店も、

結構な割合で再開するところが増えてきました。

 

お客様の支持を集める、

おもてなしと味が抜群なレストランは

既に予約が取れにくくなっています。

 

しかしながら、新幹線の搭乗率は低いですし、

アパレル業界もパッとしない様子。

 

ホテルは空室が目立ち、

飛行機に至っては運航率が50%未満。

 

今回のコロナは、いろんなことを気づかせてくれました。

 

まずは、

 

「会議や出張、ホンマにそんなに必要やった?」

 

ということ。

 

ZOOMとかで十分済む打合せとかも、

わざわざ交通機関と移動時間を使い、

地球環境を悪化させて移動していた、

ということを気づかせてくれました。

 

また、毎日会社に来る必要もないよね、ということも

我々に気付かせてくれました。

 

毎日、外に出る必要が無いので、

交通網はともかく、あそこまで過密なダイヤは不要、

ということが露呈されました。

 

そして、外に出なくなったことで、

服もそこまで必要ない、ということも明らかに・・・。

 

お客様の快適さよりも、自店の都合で

狭い空間にお客様をギュウギュウに詰め込んでいたお店も、

これまでの常識を変えなくてはならないでしょうし、

インバウンド需要を狙って、大した接客力も商品力も無いのに

観光地に大量出店していたお土産物屋さんやドラッグストアも、

自分たちが提供してきた価値の低さを痛感しているでしょう。

 

人の移動が減るだけで、自然環境が回復することも分かりましたし、

地球環境を維持するためには人間が増え過ぎたのかもしれません。

 

医療機関で働かれている方々のリスクや負担は

本当に大変かと思います。

だから我々は最大限、予防しながら、

無駄を無くし、変化に適応しながら

生産性を高めていかなくてはならない。

 

本当に自分たちに必要なものが見え、

価値があることと価値がないこと、

生産性を高めるために重要なポイントなどを

コロナが教えてくれたような気がしています。

 

私自身も、ビジネスパートナー様との打合せは

基本、リモートで対応させていただくようにしていきますし、

緊急事態には、リモートでクライアント様に

対応させていただきたいと思います。

 

また、オンラインを使ったさまざまな企画も、

実験的に夏過ぎからやっていきたいと思います。

 

皆さんの会社は、コロナによって、何に気づき、

自社をどう変えていく予定ですか?

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