鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3442回】 家事の大変さを改めて理解する

2020年06月02日 | 住宅コンサルタントとして

長年お付き合いをさせていただいている、

あるエリアのクライアント様の社長の娘さんがご入籍され、

ご夫婦で暮らしはじめました。

 

ただ、毎日大変な様子でしたので、

その詳細をお聞きすると、確かに大変なのです。

 

・朝5時に起きて朝ごはん、お弁当をつくる

・ついでに午前中にご主人がお腹がすくので、おにぎりもつくる

・お仕事を朝から夜までフルタイムでする

・帰宅後、またご飯をつくる

・洗い物をして、洗濯と掃除をする

 

フルタイムで仕事をしながら、これをこなすのは、

想像しただけで大変なのですが、

ご主人のこだわりも強いため、

お料理を出す際にも大皿でドン、と出すのではなく、

一品一品、小分けのお皿に盛って出す、などもされていて、

そういうのを聞くだけで、本当に家事って大変だな、と

改めて思いました。

 

と同時に、家内と一緒に住んだ時のことが、

頭の中に浮かんできました。

 

私は、大学を卒業してすぐに北海道に赴任となりましたが、

家内はその年の7月に関西の仕事を辞めて、

北海道に来てくれました。

 

友人も一人もいない土地で、

しかも土日は完全にお休みするという条件で仕事を探し、

朝、ご飯とお弁当をつくってくれ、

私を送り出した後、自分も仕事に行き、

夜帰宅後、ご飯をつくって私が帰ってくるまで待っていました。

 

当時、12時~2時の間に帰宅することが多かったのですが、

それまでずっと待ってくれていたのです。

 

家事も全てやってくれましたし、

朝も外まで見送ってくれてました。

 

あの当時、自分が仕事で成果を出すことで精一杯でしたので、

家内のサポートの価値をあまり分かっていなかったのですが、

今から考えると、文句ひとつ言わずによくサポートしてくれたな、

と感謝の気持ちしかありません。

 

そしてコンサルに転職してからは、

家にすらかえって来なくなり、

仕事に没頭した最初の3年間でした。

 

本当に好き勝手に仕事をさせていただいております。

 

今、ありがたいことに、たくさんの方にご縁を頂戴し、

仕事もここ14年、ずっと順調なのですが、

本当に家内に支えてもらったおかげだな、と

クライアント様の娘さんのお話を聞いて、実感しました。

 

奥様の大変さ、家事の大変さを改めて理解し、

その解決のための住宅をこれからも研究し続けたいと思います。


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