長年お付き合いをさせていただいている、
あるエリアのクライアント様の社長の娘さんがご入籍され、
ご夫婦で暮らしはじめました。
ただ、毎日大変な様子でしたので、
その詳細をお聞きすると、確かに大変なのです。
・朝5時に起きて朝ごはん、お弁当をつくる
・ついでに午前中にご主人がお腹がすくので、おにぎりもつくる
・お仕事を朝から夜までフルタイムでする
・帰宅後、またご飯をつくる
・洗い物をして、洗濯と掃除をする
フルタイムで仕事をしながら、これをこなすのは、
想像しただけで大変なのですが、
ご主人のこだわりも強いため、
お料理を出す際にも大皿でドン、と出すのではなく、
一品一品、小分けのお皿に盛って出す、などもされていて、
そういうのを聞くだけで、本当に家事って大変だな、と
改めて思いました。
と同時に、家内と一緒に住んだ時のことが、
頭の中に浮かんできました。
私は、大学を卒業してすぐに北海道に赴任となりましたが、
家内はその年の7月に関西の仕事を辞めて、
北海道に来てくれました。
友人も一人もいない土地で、
しかも土日は完全にお休みするという条件で仕事を探し、
朝、ご飯とお弁当をつくってくれ、
私を送り出した後、自分も仕事に行き、
夜帰宅後、ご飯をつくって私が帰ってくるまで待っていました。
当時、12時~2時の間に帰宅することが多かったのですが、
それまでずっと待ってくれていたのです。
家事も全てやってくれましたし、
朝も外まで見送ってくれてました。
あの当時、自分が仕事で成果を出すことで精一杯でしたので、
家内のサポートの価値をあまり分かっていなかったのですが、
今から考えると、文句ひとつ言わずによくサポートしてくれたな、
と感謝の気持ちしかありません。
そしてコンサルに転職してからは、
家にすらかえって来なくなり、
仕事に没頭した最初の3年間でした。
本当に好き勝手に仕事をさせていただいております。
今、ありがたいことに、たくさんの方にご縁を頂戴し、
仕事もここ14年、ずっと順調なのですが、
本当に家内に支えてもらったおかげだな、と
クライアント様の娘さんのお話を聞いて、実感しました。
奥様の大変さ、家事の大変さを改めて理解し、
その解決のための住宅をこれからも研究し続けたいと思います。