鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2544回】 チャレンジ精神を持った組織をつくるには・・・

2017年12月17日 | 住宅コンサルタントとして
失敗を許さない空気がある組織、
失敗した人をトコトンまで追い詰めるようなことをする組織では、
最終的に指示待ち人間しか居れません。

チャレンジすることを歓迎する空気、
失敗した時も「次、気をつけろよ!」程度で済む組織だと、
積極的に自分で考えて動く人が生まれてくる組織になります。

もちろん、失敗の金額が会社の総粗利益額の1%以上であれば大問題ですが、
それ以下であれば、チャレンジすれば良いのではないか、と個人的に思っています。
(もちろん、失敗しない方が良いに決まっていますが・・・)

でも、失敗は高い授業料がつきますが、
その経験はずっと記憶として残りますから、
失敗すればするほど、失敗しにくい組織になっていきます。

そして失敗をしても前向きにとらえてくれる空気感がある組織だと、
スタッフさんも伸び伸び働くことができますし、積極的な意見も出てくるようになるのです。

「ウチの社員からは、何もアイデアが出てこないんだよ」
「本当に待ちの姿勢の社員しかいない」

と言っている経営者の方がおられますが、
失敗を許さないような空気感があったり、
何か意見を言っても全て潰される組織だと、
社員さんは前向きに、建設的に仕事をしなくなってしまうのですね。


私が今、ご縁を頂戴しているクライアント様の中で、
最も前向きな意見がスタッフさんから出てくる住宅会社さんの場合、
とにかく失敗するかどうかという結果は、あまり詰められずに
チャレンジしないことをすごく詰められています。

「失敗してもいいから、とにかく思い切ってやれ!」

と社長がいつもおっしゃっています。


「失敗しても良いから、思い切ってやってごらん!」

という言葉は、社員さんや自分の子どもを前向きに、
そしてチャレンジ精神を芽生えさせる言葉だと思います。

皆さんの会社は、チャレンジ精神がありますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする