鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2540回】 ありとあらゆるものがファッション化していく

2017年12月13日 | 住宅コンサルタントとして
先日、家内が主婦のネットワークで教えてもらってきた、
京都の八百屋さんに行ってきました。

京都の地物の野菜、しかも無農薬のものが中心の品揃え。

店内も、看板も、お店のロゴもお洒落。

当然ながら、お客様がたくさんおられました。

しかも皆さん、品が良さそうな方ばかり・・・。

ジャージにサンダルといった、ビジュアル的にイマイチな方、
ヤンキーファッションの方、不潔そうな方は誰もいませんでした。


八百屋という業種は、かなり減少しましたが、
今、お洒落な八百屋さんという新しい業態は
どこも集客が好調で床面積当たりの売上も非常に高いのです。

住宅会社のショールームやスタジオもそう。
カフェやレストランもそう。
八百屋さんや肉屋さん、お米屋さんなどの小売店もそう。
全ての業種はファッション化していくのです。

敷地の外からどう見せるか?
ロゴも店舗デザインも店内の装飾も、
自分たちの世界観をどう表現し、
お客様に共感していただけるかが勝負です。

無農薬野菜も米も肉も、
お客様はどこででも買うことができますが、

「このお店で買い物をするとワクワクしちゃうのよね・・・」

という風に感じてもらえるお店、接客、商品が必要なんですね。

このファッション化の流れが分からない方、
お洒落や世界観といったことの必要性が理解できない方、
センスの重要性が理解できない方は、
商品選定や店舗・ショールームのデザインなどに口を挟んではいけません。

そういうことが分かっている方が、仕切った方がうまくいくことでしょう。

ちなみに、印刷会社、制作会社、webデザイン会社、住宅会社や設計事務所など、
デザインをしなくてはならない仕事なのにもかかわらず、
この流れを分かっていない人ってたくさんいますので、要注意です。

ファッション化に皆さんの会社は適応できていますか?
コメント
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